ハクガン 仲良し三羽
今週末は雨模様の天気予報。それでは雨の前に58年ぶりの珍客が来ているという河川敷公園に行くことにした。
この時期は冬鳥たちが次から次へとやってくるので、行くところがたくさんあって迷ってしまう。
優先順位を決めるとまず第一に、東京では58年ぶりというハクガンが飛び立ってしまう前にと最優先になった。
10月の中頃から来ているという、かなり時間がたっているのでまだいるかどうか心配ではあったが、早朝の整備された緑の河川敷公園の草地にその姿はあった。
すでに数人のカメラマンが休みなく草を食む三羽のハクガンにカメラを向けている。見ているととにかくよく食べる。
警戒心も少なく人見知りもせずに、どんどん近づいてくる。普通はカメラを持って鳥を追いかけるほうが多いが、今回はあまり近づいてくるのでカメラを後ろに下げないとファインダーのおさまりが悪い。
青い柔らかそうなシロツメクサの葉などを食べているようであるが、もくもくと食べた後は座り込んで羽繕いを始める。
何とか飛翔の姿をファインダーにと待っているが、その気配がない。もう数時間も食べているので、そろそろ水を飲みに川に向かうだろうと飛び出しを期待する。
やがて下を向いて草を食べていた三羽が、川のほうを向いて頭を持ち上げている。そろそろかと待っていると突然一斉に飛び出して、満水の荒川の流れの水上に舞い降りた。
三羽がそろって仲良く水を飲んだりしながらゆっくりと泳ぎまわり、再び草地へと戻ってきて同じように草を食べ始めたので引き上げることにした。天気も良く満足の珍客とのであいであった。
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