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2016年3月

カワガラス   二番子への餌運び?

 春の陽射しを浴びたキラキラと光る渓流の流れの堰の下には、二番子を抱えているのか静かな雰囲気のカワガラスが一羽。

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 一番子の巣立ちは二羽の雛がにぎやかにこの渓流の周りを飛びまわっていたが、すでに独り立ちできたのかその姿はない。

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 上流からやってきたカワガラスは、堰の滝の上部に止まってあたりを見回したかと思うと、素早く流れ落ちる滝の水の奥に消えた。

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 しばらくするとまた姿を見せて、川の流れに頭を突っ込んで採餌をしているように見える。

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 尾羽をたててポーズをとってくれたかと思うと、体勢を低くして上流へと向かって飛び出しである。

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 水に潜るカワガラスだけあって、その体を覆う羽は水滴をはじいて水玉がきれいに光っている。

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 名前は黒っぽい羽色からカワガラスといわれるが、カラスという感じではない。むしろミソサザイの親分といった方がわかりやすい。

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 全身褐色の川面すれすれに一直線に飛ぶカワガラスを眺める早朝である。

ニューナイスズメ   たかがスズメされどニューナイ

 ニューナイの語源はほくろがないの意味だとか、普通のスズメは頬に黒い斑があってニューナイスズメにはそれがない。いわゆるほくろのないスズメということらしい。

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       オス

 横顔を見るとすっきりしていてどこかあか抜けているように見える。同じスズメでも雌雄がはっきりしていて、やはりオスのほうが頭部と背中の栗色が濃くてきれいである。

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       メス

 いわゆる男前という感じである。早咲きの大寒桜ももう終わりに近く、花びらを口に咥えて蜜を吸う口花車をなかなか見せてくれない。

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 それどころか田んぼに下りての採餌スタイルである。花の蜜もいいけどタンパク質も取らなければといわんばかりである。

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      畑に降りるニューナイスズメ

 近くには満開の枝垂桜があるが、こちらは垂れ下がった花には止まりにくく人気がない。ヒヨドリが一人(鳥)締めである。

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       オスの見返り

 近くのこんもりと茂った常緑樹の樹木は塒になっているようで、数十羽のニューナイスズメが屯している。

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 夏場に高原の繁殖地で出遭うことはあるが、桜の季節に里での遭遇は初めてである。

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             メスの見返り

 散りかけた花びらで口花車をやってくれたが、タイミング悪くファインダーには残っていない。

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             満開の枝垂れ桜

 残念ながら時間切れなので、再度ソメイヨシノで挑戦しようと、心に誓って潔く引き上げることにした。

シロハラ   まだいたの?

 本格的に春らしくなってきた。なぜかというと桜の花の咲き方が早いのに驚く。

 開花宣言の後冷え込みがあって、桜のつぼみは固いなと思って見ていたらそうでもない。

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 自然界は気候の変化に敏感に反応しているようである。このまま行くと今週末は最高の花見日和になりそうである。

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 心配なのは天気だけであるが、週間予報によると心配なさそうである。

 そんな気候の変化があるのに、公園を歩いているとシロハラの姿が目立つ。「まだいたの?」 という感じである。

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 桜のつぼみがどんどん膨らむというのに、姿を見せないのがウソである。いつもであれば、固い桜の芽を食べにウソの群れが姿を見せるはずが、今シーズンはそれがない。

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       でも、もう行くよ!

 行くべき鳥がまだいたり、来るはずの鳥が来なかったり、やはり気候の変化が影響しているのだろうかと、思いながら歩く公園風景である。

ジョウビタキ   山麓で

 寒の戻りも緩んで陽射しは春らしくなってきた。彼岸桜は満開と聞いたので山麓に足を向けてみた。

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 花を見ながらもしやの本命に会えればとの期待もある。早速姿をみせてくれたのはジョウビタキのオスである。

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 もうそろそろ姿も見えなくなる時期になるが、暖かい陽射しの斜面に降りては近くの枝に止まって尾を振りながらあたりを見回している。

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 この付近は、いつもオスとメスが一緒にいるところであるがメスの姿は見えない。

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 桜の木もあるが少し膨らみつつあるつぼみもまだ固い。梅にジョウビタキは演出してくれたが、桜にジョウビタキまでいてくれるかが問題である。

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       まだつぼみの桜

 そんなことを考えながらジョウビタキを見て居ると、そのまだつぼみの桜の枝に止まってくれたが、何か物足りなさがある。一週間後にまた来てみようと早々に帰路についた。

 

チョウゲンボウ   繁殖の季節

 冬鳥たちの姿が公園から見えなくなってくると、留鳥や漂鳥たちが繁殖の準備を始める。

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 ここチョウゲンボウの谷戸も繁殖のシーズンである。そろそろペアーが決まって、鳴き声や飛翔姿でにぎやかになってきた。

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      オスにもらった獲物を食べるメス。犠牲はツグミか?

 常緑樹の樹木の天辺や、まだ新芽の固い欅の横枝、谷を渡るコンクリートの橋脚などで交尾の姿が見られる。

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 オスは、獲物を捕ってきては枝で待つメスに餌渡しをして、その食事が終わるのを待っている。

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 メスは食事が終わるとオスに合図を送り、オスはすかさずメスのところに飛んできて交尾の体勢に入る。

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 よく見ていると中には疑似交尾もあるようであるが、少なくとも3ペアーは出来上がっているように見える。

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 これから桜がきれいに花をつける公園であるが、青や赤のアジサイの花が開くころに雛たちが巣立ち始める。

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 花とチョウゲンボウがうまくファインダーに収まってくれることを楽しみに、このチョウゲンボウの谷に通う日が続きそうである。

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コゲラ   後頭部の赤い斑

 身持ちのよいといわれているコゲラも繁殖期を迎えているようである。ひろい縄張りを持って、夫婦のきずなは深いといわれているコゲラの姿が見える。

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 オシドリと違って外見よりも絆は固いようである。伴侶がなくなるまでそれは続くといわれている。

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 一見そんな風には見えないが、そこがオシドリと真逆で違うところで、では我が家はどうかと考えこんでしまう場面である。

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 忙しそうに樹木の幹の周りを動きながら捕食をしている。よく見ると後頭部に小さな赤い斑が見えるので、オスのようである。

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 そろそろ新居を探しているのかもしれない。若葉の出始めた公園の森に、小さなドラミングの響きが聞こえるのを楽しみに待つことにしよう。

シメ   そろそろお山へ

 「桜の開花宣言」 が関東をはじめとして全国で報じられているが、ニュースでは今日から数日は寒の戻りで寒い日が続くとの予報である。

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 公園を歩いていると、「ツェッ、ピチッ、ツィー・・・・・・・・・」 というシメの鳴き声が頭上から聞こえる。

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 そろそろ山へ帰る準備をしているのか、この公園に集まり始めているように数羽の群れが多い気がする。

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 アカハラも同じ動きか鳴き声が方々から聞こえる。「冬鳥よさようなら、夏どりよこんにちわ」 の季節になってきた。

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 秋口に来たばかりの時は警戒心が強く、すぐに姿を隠してしまったが、最近のように帰るころにはすっかり人慣れした感じで近くにいて逃げるようなことはしない。

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 「会うは別れの始まり」 と言われるが、鳥だけでなく世間一般がそんな季節である。

 人が少なくなって静かな公園であるが、この公演は桜が満開になるとにぎやかになる。桜の開花の前の静けさの中で、旅立ちの準備の鳥たちを見て楽しんでいる鳥見人である。

ビンズイ    空抜けの姿

 この季節のビンズイはいつも草地に降りて採餌をしていることが多いが、今朝は枝どまりで何かを訴えているような姿。

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 あいにく曇り空に空抜けであまりきれいな色が出ない。それにしても同じところにじっとしている。

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 今シーズンはビンズイとの出会いは少なかったが、見上げる横枝で尾羽を振ってくれたのでビンズイと判断できた。

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 樹木の新芽が膨らんではきているがまだ固いので、なかなかよい絵にはならない。

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 少しでも若葉があればと思いつつモノクロのようなビンズイである。それでもシーズンの終わりに、よく出てくれたと感謝の公園散歩である。

オオタカ  若の狩り

 カラスの鳴き声がやけにうるさい公園。もしや猛禽が近くにいるのではと周りをうかがうが、カラスが数羽。

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 するとアカゲラが飛んできたので、それを追いかけて坂道を下ると、ささやぶの中からオオタカの若が飛び出してきた。

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 見ると左脚に何か獲物をつかんでいるようである。やはり先ほどのカラスの鳴き声はこのオオタカに向かっての嫌がらせであったのだろう。

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 突然の出現にこちらも慌ててレンズを向けるが、オオタカも警戒して目が合うとすぐに飛び出してしまった。

 それもそのはず目の前10メートルもない横枝に止まっているのだから無理もない。

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 獲物を捕まえているので近くで食べて居るだろうと、探してみたがその姿は見えず、何もなかったようにウグイスのさえずりだけが聞こえる公園であった。

トラツグミ   旅の準備?

 ダンシングトラが有名になった公園もすっかり静まりかえって、人もいなければ鳥も少ない。

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 今シーズンは5羽のトラツグミがこの公園に入ったが、後から来て人気を独占したのは踊るトラツグミであった。

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 最初に姿を見せたトラツグミは、最後までヒサカキの木に取り付いて、その実を食べて居た。

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 しばらく姿を見せて居なかったので、もう北へ向かったのかと思っていたら、まだ相変わらず木の実を口にしていた。

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 旅の準備でたくさん食べて居るようにも見えるが、今シーズンはこの木の実も豊富で、まだ十分に残っている。

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 そのせいかヒヨドリとも喧嘩をせずに、同じ木の実を仲良く食べて居る。来週にはもう旅だっているだろうから今日が最後になるかもしれない。See you again!というところか。

エナガ  巣材集め

 「暑さ寒さも彼岸まで」 といわれるが、一気に暖かくなって公園の桜のつぼみが気になるこのごろ。

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 都心では明日にでも開花宣言かといわれているが、この公園はまだつぼみは固い。やはり都心とは気温差があるらしい。

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 昨シーズンはこの桜の芽を狙ってウソの群れが集まってきたが、今シーズンはその気配がない。

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 山も雪が少なく餌が豊富にあるので、里山までは降りてこないのかもしれない。

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 そんな静かな公園でにぎやかなのはエナガである。それぞれペアーが決まったのか、巣作りの巣材集めに忙しそうである。

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 蜘蛛の糸なのか、木の実の繊維なのか嘴で引っ張りだして運んでいる。大きく体を反らして白い細い糸を引っ張り出す。

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 体全体でぶら下がったり、嘴で咥えて羽ばたいたりと、アクロバットの妙技を見ているようである。

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 どの辺に巣を作っているのか定かではないが、今シーズンも雛たちの巣立ちが楽しみになるところである。

シジュウカラ   新居探し

 公園から足が遠ざかっていたので、春の陽気の暖かさに誘われて久しぶりに歩いてみた。

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 シジュウカラが新居探しで、昨シーズンアオゲラが試掘をした桜の木の幹の巣穴をのぞいていた。

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 用心深く中をのぞいて様子を見てから巣穴の中に入る。しばらくして顔をのぞかせては周りを見回す。

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 近くにコゲラが来ると、逃げ出してこれまた様子見である。コゲラに横取りされないように近くで見て居て、再び巣穴へと近づいて中をのぞく。

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 入口で中を見たり後ろを見たりと、この新居が気に入った様子である。後はお相手を探さなければ。

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 木の芽が膨らんで少し若葉になり始めた横枝で、縄張り宣言とお相手をさそうさえずりを始めた。

 春本番の公園の野鳥たちである。

ヒバリ   菜の花に囲まれて

 「美空ひばり」 懐かしい大歌手だが、穏やかな春の陽気に見上げる空にはヒバリである。

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     満開の菜の花

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 あの春を告げるにぎやかな鳴き声、囀りながら滞空飛翔、どんどん空高く上がっていったかと思うと、急降下して土手に咲く満開の菜の花の中へ。

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 すっかり花に埋まってしまうので、なかなかその姿を見せてくれない。

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 河川の土手の斜面に咲く黄色の菜の花は満開でみごとである。その上を飛んでくれるはずの本命を 「ズー・・・・・・・ッ」 と待っている。

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 「待ち鳥来たらず」 その間、目の前に来てくれるのは、ヒバリ。遠くに見えるのはチョウゲンボウとノスリである。

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 そんな待ちぼうけを慰めてくれるのは、 「美空ひばり」 にも勝るとも劣らない空で囀るヒバリの春を告げる鳴き声である。

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     花の狩りのノスリ、狩りは失敗!

 日没は迫るが、本命の姿はどこ? と、北の方を双眼鏡で探す鳥見人である。

イカル  黄色の嘴

 黄色の大きな嘴が特徴のイカルであるが、その鳴き声もまた独特である。

 公園を歩いていると、 「キィーコ、キィーコ・・・・・・・」 と樹木の高いところから鳴き声が聞こえる。

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 見上げると数羽のイカルである。下の小さな沢には水が流れているので、水飲みに下りてきているようである。

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 結構大きな群れで行動しているが、今シーズンは数羽の群れとの出会いが多い。

 正面顔は大きな黄色の嘴とグレーのお腹しか見えないので何の変哲もないが、背中を向けてくれると陽の光にブルーの尾羽がきれいに映る。

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 モデルとしては斜め後ろからのスタイルか、見返り風に振り返ってくれるとうれしいのだが、思うようにいかないで飛び去ってしまうことが多い。

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 これからは陽気もよくなるので、やって来る鳥たちのその辺をじっくりと観察したいものである。

ルリビタキ  これでお別れ


 公園を歩いていてもすでにルリビタキの姿を見ることができなくなってきた。

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 あれだけ人懐っこくいろいろなポーズをとってくれた鳥たちも、そろそろ山へ帰っていく季節になった。

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 公園では見かけないので、少し山のほうへと脚を延ばしてみたら、最後のお別れのように目の前に青い色のきれいな姿を見せてくれた。

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 声は遠くで聞こえて居たが、帰り道の散策路を歩いていると、近くの小枝に止まって尾羽を上下に振りながらあたりを見回している。

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 時期的にはこれが最後かなと思うので、お互いにしばらくじっと動かないでその姿を見つめる。

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 今シーズンは結構きれいな色のオスが多かったような気がするが、やはり3、4年しないとあのルリビタキのきれいな色にはならない。

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 無事に繁殖期を過ごして、来シーズンも元気な姿を見せてほしいものである。

チョウゲンボウ    頻繁に飛び出し

 「キィーキィーキィー・・・・・・・・」 という鳴き声が聞こえてくると、オスが獲物を運んできた合図でメスが飛び出してくる。

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 メスに餌を渡すとオスは近くの樹木の高い枝や、営巣場所のすぐそばの小枝に止まって小休止をしている。

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 少し休んだらまた狩りに出かけねばならないので、オスは大変である。

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 そんなわけで目の前でその飛び出しスタイルをよく見せてくれる。

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 猛禽類の中でも小型のチョウゲンボウは、目つきやスタイル、仕草は可愛さがある。

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 ハヤブサ科なので目つきもタカ類のように鋭さは少なく、どちらかというと優しい眼をしている。

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 それでも獲物を見つけた時の急降下や狩りの瞬間は猛禽のそれである。これから子育てに入るので、そのシーンも大いに期待できるところである。

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カンムリカイツブリ    まだ冬羽で

 そろそろ夏羽に変りつつある水鳥も出てきているが、このカンムリカイツブリはまだ冬の装いである。

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 そういう私も3月の中旬というのに、重く長いコートにマフラーを首に巻いての早朝の出勤であった。

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 奥多摩でも雪が降るかもという冷たい小雨が肩にかかる、気温の上がらない寒い一日である。

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 これでも全体的には暖冬であったといわれるが、最近の寒さは季節外れのせいか身に沁みる。

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 これも年のせいかなと思ったり、気分は30代でも寄る年波には勝てないというところである。

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 カイツブリは一般に採餌と危険回避のために水に潜る。その潜水力は大したもので、長い間水に潜って思わぬところに顔を出す。

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 近くにいたなと思ってレンズを向けると、意地悪をするようにすぐに水に潜ってしまう。なかなかよい場面を撮らせてくれない湾岸のカンムリカイツブリである。

チョウゲンボウ  今シーズンもにぎやか

 ウグイスの囀りも上手になってきたかと思うと、シジュウカラの囀りがかなり目立つようになってきた。

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 野鳥たちの繁殖の季節到来というところか、今シーズン初めてチョウゲンボウの谷に行ってみた。

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 早朝からにぎやかに鳴き声が聞こえ、見下ろす谷間をオスが飛び交う。正面の樹木にはメスが静かにオスの飛来を待っているという感じである。

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 結構近場に止まってくれるので、飛び出しが目の前でファインダーに飛び込んでくる。

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 メスは営巣場所とオスを待つ樹木の間を、間隔を置いて行ったり来たりしている。メスが出てくるとオスが帰ってくるというパターンである。

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 今シーズンも3ペアーが出来上がっているような雰囲気である。

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 この谷戸ではツミも営巣をするので、これから新緑を背景に小型の猛禽たちがバーダーを楽しませてくれることだろう。

ホオジロガモ   振られたオス

 振られた時の空しさを何で穴埋めするのか、水上に浮かぶホオジロガモの行動を追ってみた。

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 今頃はオスの求愛ディスプレイの季節であるが、最初見たときは二羽ペアーでいたホオジロガモは、メスは少し目を離したすきに上流へと飛んでしまった。喧嘩でもしたのか?

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 残されたオスは、頻繁に水中に潜って採餌をしている。ヒドリガモの群れの中で一人(一羽)さみしく動き回っているのはホオジロガモのオスである。

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 陸に上がって一休みしているヒドリガモの中に、うすい緑の頭のアメリカヒドリの姿も見えるのどかな岸辺に、独りぼっちのホオジロガモである。

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 メスに振られたオスはやけくそになって潜っている。心境を察すると、たぶんメスに気に入らないことをしたことを後悔しているのではないかと思う。

 昔は男操縦法に 「誉める、讃える、尊敬する」 というのがあって、男は木に登ったものである。 近年は逆で、女性にこれをしないとならない時代である。しかも木に登らないで金品を重要視する。

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 しばらく待っていたが、メスは戻ってくる気配もない。気まずくなったときはどちらかが謝るのが解決策の一つであるが、気丈なメスは戻ってこない。

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 そのうちに大きく羽を広げて羽ばたきを見せてくれた。グリーンメタリックの大きめの頭、頬の丸い白い斑紋だけがかわいく見えている独りぼっちの振られたホオジロガモである。

 水鳥はどちらかというと草食系が多いが、行動もそうなってきているのだろうか、人の世界だけにしてほしいものである。

ハジロカイツブリ   赤い目が魅力的

 「ルビー色の眼が・・・・・・」 昇り始めた朝陽が顔にあたるとハジロカイツブリの目が赤くルビー色に輝く。

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 潜っては顔を出し、あたりを見回している。そこにレンズを向けると、意地悪をするようにまた潜ってしまう。

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      三羽ならんで

 光の加減で顔を明るく見せようとハジロカイツブリより先に歩いて行って、右手より光が当たるように動く。

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       潜って見せる

 それを察してか意地悪をするように潜って顔を出すのは、さらに先のほうになるので、顔はどうしても逆光気味になってしまう。

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 それでなくても朝陽の海はコントラストが強すぎる。それにも負けないでハジロカイツブリの赤い眼を、何とかうまくファインダーに収めたいと動く。

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 夏羽に変りつつあるものもいるが、まだ冬羽なのでミミカイツブリと間違えやすい。

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 そろそろ繁殖地への帰郷の準備になるのだろうか、今シーズン二度目の出会いになった朝陽に輝く赤い目が印象的なハジロカイツブリである。

ミヤマホオジロ  ミヤマ桜を期待して

 早咲きの寒桜はすでに花は散り、桜餅の葉のような色の若葉が開き始めている。今花をつけているのは河津桜である。

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 その桜にミヤマホオジロを期待して山道を登る。早速動いている小鳥たちを確かめると、案の上ミヤマホオジロである。

 まず後ろ向きで出迎えてくれたのは、尖った冠羽と黄色と黒のコントラストがきれいなオスである。

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      足環をしたメス

 周りを探すと約10羽ほどの群れである。旅立ちの準備か、山の傾斜の地面に降りて夢中で採餌をしている。

 その斜面の谷を挟んで反対側には、舞台として設定された桜の木があり、ピンクの花びらを広げて待っている。そこになんとか止まってほしいと願いつつファインダーを覗く。

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 その桜の木には何か動く鳥の姿があるが、よく見るとヒヨドリ君が花に取り付いている。ヒヨドリでは・・・・・・と、ミヤマホオジロの動きを注視する。

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 相変わらず藪の中を動き回ってよいところに出てくれない。それではせめて枝止まりをとその瞬間を待つが、それもままならずである。

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 ミヤマ桜を期待してしばらくの間待っていたが、同好の士が増えてきたのであきらめて引き上げることにした。今シーズン最後になるかもしれないミヤマホオジロとの出会いであった。

コクガン  首の白いネッカチーフ

 4年ぶりのコクガンが干潟に来ているといわれて、ずいぶん時間が立っているので、遅いかと思ったが寄ってみた。

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 西に傾きかけた陽射しを受けて、のどの白斑と下腹の白さが目立つ。ヒドリガモやオオバンの中にいてもひときわ映える姿である。

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 遠くから見てもその独特な容姿と、大きさも一回り違うので一目で認識できる。

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 そのうえカメラを意識しているのか比較的近くにきてくれる。単焦点の超望遠レンズでは画面からはみ出てしまうほどである。

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 のどの白斑が印象的であるが、飛行機のCAのネッカチーフのイメージである。

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 CAのネッカチーフのルーツは、戦闘機のパイロットが首に巻いたネッカチーフを、風になびかせて操縦していたことから来ているらしい。

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 そしていざという時は、そのネッカチーフで救護をすこともできるといわれている。

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 目の前の水面を泳ぐコクガンの、のどの白い斑紋を見ながら、そんなことを考えている潮が満ち始めた干潟である。

カワガラス  二番子の準備?

 朝陽にキラキラと光りながら渓流の堰を流れおちる滝の裏から、カワガラスが飛び出してくる。

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 近くには一番子の二羽の巣立ち雛がいるが給餌は行わず、ひたすら二番子の巣作りをしているように見える。

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 親の姿を見つけると、羽ばたきながら体を震わせて餌をねだるが、親は知らん顔で上流へと姿を消してしまう。

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 しばらくすると口に水苔のようなものをくわえて、堰の上に止まってかと思うと、一気に流れおちる水の奥にある営巣場所に入っていく。

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     枯葉をくわえて

 そんな親鳥が働く姿を見ながら、巣立ち雛は必死に飛び上ろうとしたり、自分で餌を捕ろうと努力している。

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 親が川の中に潜って餌を捕ってくると、雛もまねをして頭を川の流れの水の中に入れて居る。こうして自立心が芽生え、成長していくのだなと思う。

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       親の後ろ姿を見る二羽の雛

 それにしても親鳥は枯葉などを運びこんでいるが、同じ巣穴を使わないのだろうかと疑問に思うところである。

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       飛ぶぞ!

 毎年同じ場所で営巣しているが、雛の巣立ちは今年は少し早いのかなと感じる。やはり暖冬の影響なのだろうか。

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        滝の上流を目指して飛翔

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       エイヤーッと

 二羽の一番子はいつまでも親に甘えていないで早く自立しないと、次の二番子の準備をしている親の邪魔になってしまう。このあたりも人間の世界と同じような状況なんだなと、思えるところである。

コホオアカ  まだ居てくれた

 まだ見ぬ君を探して河原を歩いてから一週間過ぎた。前回は早朝から寒い北風の中を待ったが、時間の制約もあり午前中で引き上げた。

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 もうそろそろ旅立ちの時期になるので、まだいるのかを確認してから向かった。鳥友さんの情報によると14時から16時ごろが出が良いとのこと。

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 午前中にほかの現場を回ってから帰り際に寄ってみようという計画で、河原には13時半ごろの到着となった。

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 平日にもかかわらず3,40人のカメラマンがその出現をまっている。話を聞いてみると午前中から待っているがまだ出てないらしい。

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 コホオアカは冬鳥ではあるが、稀にしか見られない鳥なので、今日は気合を入れて待つことにする。

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 枯草の中に入って餌を採っていると、その姿はまるで見えない。時折飛びたって木の枝や草の枯れた茎に止まるので、その時がチャンスである。

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 待つこと数時間、3時半過ぎに昨日出たといわれる同じところに姿を見せた。枯草が邪魔になってよいアングルがとれない。

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 そのうちにほかの場所に飛び去ってしまった。現地の人の話だと、行動範囲が決まっていて、次の場所が想定できるらしい。

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 案の定土手下の草地に姿を見せた。枝止まりが理想であるが、贅沢は言ってられない。草地での平凡な構図になるが、何とかファインダーに収める。

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 もう移動の時期なので、まだ居てくれたことはありがたいことである。こういう出会いがあるから鳥見はやめられないのであると、自ら納得している昼下がりである。

ウミアイサ  ボサボサ頭で

 「♪会いたさ見たさに怖さを忘れ・・・・・・♪」 この歌の文句はあまり関係ないけれど、いつもアイサ類を見に行くときには頭に浮かぶメロディーである。

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 今シーズンは三アイサにすべて出会うことができた。残念ながらミコアイサだけは独身だったが、ほかはすべて良き(?)伴侶を連れていた。

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 実際はこのほかにコウライアイサとオウギアイサがいるが、稀な冬鳥なのでほとんど見つけることは少ない。

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 湾岸を歩いていると、数羽のウミアイサの姿が見える。水に潜ったりしているが、水上を動く時は頭を見るとボサボサなのでわかりやすい。

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メスが4羽とオスが3羽ほど確認できる。そのうえ意外と近くなので魚を捕る姿がよくわかる。

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 ペアーができているのかオスとメス二羽がお互いにつかず離れず、潜っては採餌をしている。

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 オスは水に潜って出て来ると必ず口に魚をくわえている。水中では飲み込まないのか、水面にたたきつけるようなしぐさも見せる。

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 まさかウミアイサに出あえるとは思っても居なかったので、うれしいかぎりである。

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ビロードキンクロ   ナイス・ナイキ・アイ

 ナイキマークの眼を見たくて、沖合を見ながら湾上に波に揺られて浮かぶ水鳥たちの姿を覗いて歩く。

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        ビロードの洋服で!

 東南の低い位置からの春の陽射しが洋上を照らすので、沖合に向かうと逆光気味になる。

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 遠くの鳥たちは単に黒い塊に見えるが、歩いていくと後方で順光になった時に初めてその色がはっきりして識別がわかる。

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 それでも朝陽のコントラストが強いので、きれいな映像にするにはテクニックを要する。

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 朝陽に向かって沖合に進むにしたがって、かなりの種類の鳥たちを認識した。目指すはナイキマークの眼である。

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 キラキラ光る水面を見ながら松の防風林があるところまで来ると、それらしき水鳥が潜っては採餌をしている姿が見える。

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 水面から顔を出したとき、まず見えたのは半月型のナイキマークである。「近くにいる・・・・・・」 本命に出会った感激でまず連写。

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 次には光の位置と構図を考えながらそのチャンスを待つ。近くにメスがいないかと探してみるが、いるのはホシハジロのメスである。

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 まさか異種交流をしているのではないだろうかと考えながら、次は羽ばたきのチャンスを待つ。

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 何度か水中に潜って採餌をした後、首を後ろに向けて羽繕いを始めたので、そろそろ羽ばたきをするなと構える。

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 期待に応えて伸びをしたかと思うと、大きく羽を広げて背中の白い斑紋を見せながらの羽ばたきである。

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 一通りのシャッターチャンスを捉えたので引き上げることにしたが、それにしても面白い顔の鳥がいるものだと改めて見直してしまった湾岸である。

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シマアカモズ   癒しの幼鳥

 桃の節句の日和らしく暖かな陽射しが降り注ぐ、シマアカモズの幼鳥がいるという河畔に足を向けた。

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 晴天の河畔には盛りを過ぎたピンクの河津桜の花と、その下の土手には今が盛りの黄色の菜の花が輝く。

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 その陽だまりを花に集まる虫たちを、見事にフライングキャッチしている今話題のシマアカモズの幼鳥が一羽、元気に飛び回っている。

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                      獲物めがけて!

 背景としてはピンクの花と黄色の花のコントラストが見事に設定されているが、肝心の主人公がどこに止まってくれるかがポイントになる。

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 黄色の菜の花に止まる虫を捕りに行くが、花の茎はやわらかく鳥はうまく止まれないようである。

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 それでも花の中に飛び込んで、見事に虫をくわえて葉が落ちている枝に止まってくれる。

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 やや逆光気味の光の中のその姿は、小さな猛禽と言われるそのモズの姿ではなく、春の花を背景にして人の気持ちを癒してくれそうな優しい姿を見せてくれる。

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  河津桜と菜の花に囲まれて春を楽しんでいるシマアカモズのメスの幼鳥

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 シマアカモズと言えば関東では旅鳥というよりも迷鳥に近いと思う。幼子がすっかり人なれして飛び回っているが、無事に帰還できることを祈るばかりである。

アカハラ   オレンジだけど?

 名前はアカハラだが、実際は赤ではなくオレンジ色といった方がわかりやすい。

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 でも名前としてはオレンジバラとは言えないし、橙ハラもおかしいのでアカハラが妥当なところだろうか。

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 秋口に冬鳥としてやってきた時は、警戒心が強くあまり姿を見せてくれなかったが、やっと帰るころになって親しいそぶりを見せるようになった。

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 最近、鳥見で歩いているとそのアカハラに出あうことが多くなった。会うは別れの始まりというが、まさにその通りである。

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 最初は人見知りをしてなかなか話ができなかった人が、慣れてきていろいろな話ができるようになるころに、お別れがあるという人の世界と同じである。

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 朝陽にあたる公園の広場の草地で採餌をしているが、それでもあまり近づきすぎると飛びたってしまう。

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 そしてどこかに行ってしまうかと思うとそうでもなく、近くの樹木の枝に止まって振り返りながら様子を見て居る。

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 北帰行の集合場所がこの公園になっているのか、ツグミたちもたくさん集まってきている。冬鳥と夏鳥の交替の時期ももうすぐそこまで来ている公園風景である。

チョウゲンボウ   若の飛翔

 典型的な冬型の気圧配置が日本列島を覆うと、関東地方は風は冷たいがよく晴れた青空が広がる。

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そんな青い空をバックに気持ちよさそうに飛び回っているのは、チョウゲンボウの若である。

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眼下に広がる枯れた草地にいる獲物を探しながらの飛翔姿である。水平飛行の時は尾羽が長く精悍な飛翔スタイルを見せる。

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  獲物を物色中は一所にとどまって、頭を下に向け滞空飛翔をする。いわゆるホバリングである。

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  この時は尾羽を扇状にきれいに広げて両翼で激しく羽ばたくが、今日は向かい風に乗ってゆっくりと優雅に羽ばたいているように見える。

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  その上幼鳥なので羽の欠落もなく、きれいな飛翔姿を青い空を背景に見せてくれている。

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  開けた草地の上の青空を独り占めして我が物顔で飛び交う姿は、もう一人前(?)のチョウゲンボウに見える。

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  と思いきや、どこからともなく現れたケアシノスリが飛び始めると、いつの間にかその姿を消してしまった。

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  近くの裸になった雑木林の中を見上げると、チョウゲン君はその横枝に止まってケアシノスリの飛翔見学である。

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  「やっぱり飛翔スタイルは君のほうが精悍さでは負けていないよ」 と声をかけてあげたい北風のある陽だまりの鳥見風景である。

シメ   人相は悪いが

 人で言うなら泥棒顔とでもいうのだろうか、いつ見ても人相(鳥相?)が悪いと思う風貌である。

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 鳴き声は 「チチッチチッ・・・・・・」 と、結構大きめの声で鳴くのでその方向を見ると、姿を見つけることは容易である。

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鳥の顔で泥棒顔に見られるのはほかにもたくさんいるが、代表格はハヤブサがそれに近いと思う。

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 猛禽類の中でハヤブサは、目が丸く大きな顔はかわいく見えるが、頭から頬にかけての黒い斑は、手ぬぐいで頬かむりをしているように見える。

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 その点シメは目の周りだけであるが、黒い縁取りと鋭い眼がそれを思わせるのである。

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 その上鳥たちは、地上に落ちている餌をとるときに一口啄んでは辺りを警戒して見回し、さらにまた一口と、そのしぐさもなぜかそんな雰囲気を感じさせるのである。

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 勝手なことを考えながらファインダーを覗いている早朝の湧水池畔である。

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