ビロードキンクロ ナイス・ナイキ・アイ
ナイキマークの眼を見たくて、沖合を見ながら湾上に波に揺られて浮かぶ水鳥たちの姿を覗いて歩く。
東南の低い位置からの春の陽射しが洋上を照らすので、沖合に向かうと逆光気味になる。
遠くの鳥たちは単に黒い塊に見えるが、歩いていくと後方で順光になった時に初めてその色がはっきりして識別がわかる。
それでも朝陽のコントラストが強いので、きれいな映像にするにはテクニックを要する。
朝陽に向かって沖合に進むにしたがって、かなりの種類の鳥たちを認識した。目指すはナイキマークの眼である。
キラキラ光る水面を見ながら松の防風林があるところまで来ると、それらしき水鳥が潜っては採餌をしている姿が見える。
水面から顔を出したとき、まず見えたのは半月型のナイキマークである。「近くにいる・・・・・・」 本命に出会った感激でまず連写。
次には光の位置と構図を考えながらそのチャンスを待つ。近くにメスがいないかと探してみるが、いるのはホシハジロのメスである。
まさか異種交流をしているのではないだろうかと考えながら、次は羽ばたきのチャンスを待つ。
何度か水中に潜って採餌をした後、首を後ろに向けて羽繕いを始めたので、そろそろ羽ばたきをするなと構える。
期待に応えて伸びをしたかと思うと、大きく羽を広げて背中の白い斑紋を見せながらの羽ばたきである。
一通りのシャッターチャンスを捉えたので引き上げることにしたが、それにしても面白い顔の鳥がいるものだと改めて見直してしまった湾岸である。
んk
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