ミヤマホオジロ ミヤマ桜を期待して
早咲きの寒桜はすでに花は散り、桜餅の葉のような色の若葉が開き始めている。今花をつけているのは河津桜である。
その桜にミヤマホオジロを期待して山道を登る。早速動いている小鳥たちを確かめると、案の上ミヤマホオジロである。
まず後ろ向きで出迎えてくれたのは、尖った冠羽と黄色と黒のコントラストがきれいなオスである。
周りを探すと約10羽ほどの群れである。旅立ちの準備か、山の傾斜の地面に降りて夢中で採餌をしている。
その斜面の谷を挟んで反対側には、舞台として設定された桜の木があり、ピンクの花びらを広げて待っている。そこになんとか止まってほしいと願いつつファインダーを覗く。
その桜の木には何か動く鳥の姿があるが、よく見るとヒヨドリ君が花に取り付いている。ヒヨドリでは・・・・・・と、ミヤマホオジロの動きを注視する。
相変わらず藪の中を動き回ってよいところに出てくれない。それではせめて枝止まりをとその瞬間を待つが、それもままならずである。
ミヤマ桜を期待してしばらくの間待っていたが、同好の士が増えてきたのであきらめて引き上げることにした。今シーズン最後になるかもしれないミヤマホオジロとの出会いであった。
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