シマアカモズ 癒しの幼鳥
桃の節句の日和らしく暖かな陽射しが降り注ぐ、シマアカモズの幼鳥がいるという河畔に足を向けた。
晴天の河畔には盛りを過ぎたピンクの河津桜の花と、その下の土手には今が盛りの黄色の菜の花が輝く。
その陽だまりを花に集まる虫たちを、見事にフライングキャッチしている今話題のシマアカモズの幼鳥が一羽、元気に飛び回っている。
背景としてはピンクの花と黄色の花のコントラストが見事に設定されているが、肝心の主人公がどこに止まってくれるかがポイントになる。
黄色の菜の花に止まる虫を捕りに行くが、花の茎はやわらかく鳥はうまく止まれないようである。
それでも花の中に飛び込んで、見事に虫をくわえて葉が落ちている枝に止まってくれる。
やや逆光気味の光の中のその姿は、小さな猛禽と言われるそのモズの姿ではなく、春の花を背景にして人の気持ちを癒してくれそうな優しい姿を見せてくれる。
河津桜と菜の花に囲まれて春を楽しんでいるシマアカモズのメスの幼鳥
シマアカモズと言えば関東では旅鳥というよりも迷鳥に近いと思う。幼子がすっかり人なれして飛び回っているが、無事に帰還できることを祈るばかりである。
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