カワガラス 二番子の準備?
朝陽にキラキラと光りながら渓流の堰を流れおちる滝の裏から、カワガラスが飛び出してくる。
近くには一番子の二羽の巣立ち雛がいるが給餌は行わず、ひたすら二番子の巣作りをしているように見える。
親の姿を見つけると、羽ばたきながら体を震わせて餌をねだるが、親は知らん顔で上流へと姿を消してしまう。
しばらくすると口に水苔のようなものをくわえて、堰の上に止まってかと思うと、一気に流れおちる水の奥にある営巣場所に入っていく。
そんな親鳥が働く姿を見ながら、巣立ち雛は必死に飛び上ろうとしたり、自分で餌を捕ろうと努力している。
親が川の中に潜って餌を捕ってくると、雛もまねをして頭を川の流れの水の中に入れて居る。こうして自立心が芽生え、成長していくのだなと思う。
それにしても親鳥は枯葉などを運びこんでいるが、同じ巣穴を使わないのだろうかと疑問に思うところである。
毎年同じ場所で営巣しているが、雛の巣立ちは今年は少し早いのかなと感じる。やはり暖冬の影響なのだろうか。
二羽の一番子はいつまでも親に甘えていないで早く自立しないと、次の二番子の準備をしている親の邪魔になってしまう。このあたりも人間の世界と同じような状況なんだなと、思えるところである。
« コホオアカ まだ居てくれた | トップページ | コクガン 首の白いネッカチーフ »
コメント