カワセミ 春らしく
「春」 という言葉の響きは素晴らしいものがある。長い間待ち焦がれていたものがやってきたという感じである。
特に北国の人々にとっては待ち遠しい季節になる。若かりし頃仙台に単身赴任していたときにそれを実感した。
一斉に花開く季節は周りが一段と明るくなったような雰囲気になる。雪の深い地域では待ち遠しい季節の到来である。
そんな雰囲気の河原を歩いてみた。土手の遊歩道には満開の桜並木、河川敷には目にも鮮やかな黄色の菜の花が咲き乱れる。
そんな菜の花にカワセミでも止まってくれないかなと思いつつ川沿いをゆっくりと歩く。鳴き声は聞こえるので期待感はさらに膨らむ。
すると、「カワセミだ」 という声が聞こえる方向を振り返ると、河畔の枯れ枝にコバルトブルーのカワセミが止まっている。
菜の花どまりではないが、背景に黄色の花があるので、雰囲気としては春らしい感じになる。春を演出してくれたカワセミ君である。
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