カワラヒワ 西洋からし菜と
春の陽射しの河原には、真っ黄色の花をつけたセイヨウカラシナが一面に咲き誇っている。
上空ではセッカが鳴きながら飛んでいるので、うまく花に止まってくれたらなと思いつつセイヨウカラシナをかき分けて歩く。
最後には何でもいいから鳥が絡んでほしいと思うようになるほど、河原には鳥の姿が少ない。
河原の高い樹木にはホオジロの姿、天を仰いで囀っている。対岸では青ゲラのドラミングが響き渡る。
一面の花がなくなって大小の石ころが目立つ河原では、コチドリのペアーが子育て中らしく警戒の声を出す。
花がらみの鳥を狙って歩いていると、後姿を見せているカワラヒワが見える。嘴を精一杯伸ばして花を食べている。
歩くと少し汗ばんでくるような黄色一面の河原での、カワラヒワとの出会いであった。
« コムクドリ 葉桜に群れで | トップページ | ウグイス 響き渡る囀り2 »
コメント