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2016年5月

ブッポウソウ   こんなところにも

 ブッポウソウといえば長野県の南信か北信の県境に行くことが多い。日本に来るブッポウソウのほとんどは岡山県や広島県あたりで営巣するらしい。

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 二割程度がその他の地域に分散するといわれている。南信の天竜村は村を挙げての保護活動で有名である。

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                  突然やってきたブッポウソウ

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 今シーズンはホトトギスが賑やかな地元の公園なので、早朝から大きな声で鳴くホトトギスを待っている。

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         採餌に飛び出し

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 ホトトギスの止まるポイントは何か所か決まっているので、しばらく待っていると鳴き声とともに巡回してきて姿を見みせてくれる。

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          見事な飛翔スタイル

 その定位置のヒマラヤスギのてっぺんに何やら違う鳥がやってきた。カラスかと思ったが、よく見るとくちばしが赤いので、ブッポウソウだとすぐにわかる。

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 こんなところでブッポウソウに出遭うとはと思いつつ連写する。樹上であたりを見回したかと思うとすぐに飛び立ってしまったので、証拠写真程度かとがっかりしているところへ再度の飛翔。

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 同じところに止まって採餌をしているように見える。飛び出しては戻ってくることを何度も繰り返してくれた。

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            両翼を開いてきれいな飛翔姿             

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 旅の途中にしては時期的に遅い気もするが、まさかこの近くで営巣かとも期待してしまう。

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         突撃!

 それにしても思いもかけないブッポウソウとの出遭いに、ホトトギスはそこそこに、満足感がいっぱいである。

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        赤い嘴と白い斑

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 鳴き声も聞かせてくれたので、願わくば長居をしてほしいなと思いながら、朝陽がすっかり上った公園を後にしたところである。

 

 

カッコウ   人工物が好き?

 今シーズン初めてのカッコウとの出遭いは人工物どまりである。やはり野鳥は自然の中にあってほしいものである。

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 大きな声で鳴くカッコウを探して居ると、高い樹木の天辺にいる。よく見えるところは真下から見る位置で、お腹だけしか見えない。

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 やはりカッコウの鳴き声を聞くと、夏が来たんだなという実感がわく。特に山で聞くカッコウの鳴き声は清々しさを満喫させてくれる。

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 しばらくの間、高い樹木でその鳴き声を聞かせてくれたが、飛びたったと思ったらさらに近くで聞こえてくる。

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 その声のする方に行ってみると、なんと民家のテレビのアンテナで囀っているではないか。

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 アンテナどまりではあまり絵にならないが、しばらく鳴いていると今度は、近くの電線に止まって尾羽をあげて鳴き始めた。

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 なんと人工物の好きなカッコウなのだろうと思う。近くの公園では、声だけでなかなか姿を見せてくれないが、 「よく見てよ」 といわんばかりに電線やアンテナではこれもまた興ざめか。

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 いずれにしても夏どりたちが続々とやってきている。この夏もまた大いに楽しませてくれることだろうと期待するところである。

オオタカ  餌運びに忙しそう

 オオタカも抱卵から孵化して雛たちが顔を出しているところもある。オオタカの一番可愛いのは、白いふわっーとした産毛の雛たちの姿である。

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 そんな姿を見たくて早朝からオオタカの営巣地へと脚を向けてみた。

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      目線の先には雛たちが

 まだ陽が射しこまない静かな森の中に 「キィーッ キィーッ キィーッ ・・・・・・・・」 というオオタカの鳴き声が響き渡る。

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      獲物はハトかムクドリか?

 獲物をもって帰ったオスがメスを呼ぶ声である。近くの餌渡し場にオスが待っていると、巣にいたメスが餌を捕りに飛んでくる。

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 すっかり羽をむしった獲物を片足につかんで、メスに渡すところであるが、餌を渡さないでメスは一旦巣に戻ると、オスは獲物をもって巣のある樹木の中に入る。

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      メスを振り返るオス

 小さな雛の鳴き声が聞こえるので、少なくとも二羽はいるようである。結構高いところに巣はあるので、その姿は見えない。

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 雛に餌を分け与えたのか、30分ぐらいすると近くの横枝にメスが姿を見せてくれた。そのお腹には、まだ抱卵斑が少し残っているように見える。

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       獲物をもって雛のところへ

 もう1、2か月すると、この森もオオタカの巣立ち雛でにぎやかになることだろうと思いつつ、子育てを邪魔しないように早々に家路についた。

 

ツバメ   飛翔姿

 久ぶりの河原散策、やはり定期的に歩いてみないといけないなと思う。相手は空を自由に飛べる羽を持っている。

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 いろいろな鳥が自由に飛びまわっている姿は、羨ましい限りである。ほんとうに自由に空を飛べたら素晴らしいなと思う。

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 多摩川を上流へと歩くと、ツバメたちが自由に飛びまわっている。地上しか歩けない人間に対して、これ見よがしである。

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 警戒心が強かった時期は終わったのか、まじかに降りて至近距離でも動かない。

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 実際は、民家や駅舎などに営巣するぐらいだから、人を警戒することはないのではと思う。

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 この河原では、巣材の調達や水分の補給、捕食で飛びまわっている。河原の泥を口にしたツバメは、近くの駅舎の方向に姿を消した。

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 それにしてもツバメの飛翔姿は見ていても気持ちがいい。そのスピード感と飛翔スタイルである。人間もあんな風に空を飛べたらいいのになあと思いながらの多摩川河畔である。

キアシシギ   河原で

 早朝の河原では、キジの鳴き声が響き渡る。青く茂った草の陰にいるのでその姿は見えないが、鳴き声で存在感を示している。

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 そんな中洲のはるか向こうの川岸に、数羽のキアシシギが羽を休めている。河原に来ることが少なかったので、今シーズン初めての出遭いになる。

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 もう少し近くでと大小の石がごろごろした中州を歩いてみる。大きく伸びた草を隠れ蓑にして近づく。

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 それでも広い中州に入ると人の影は目立ってしまう。ある程度の距離で見て居るが、そのうち一羽が飛び出すと、それにつられて一斉に川下へと飛ぶ。

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 そんなに遠くに飛び去ってしまうわけでもなく、すぐ近くに降りて様子見の雰囲気である。

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 これからしばらくの間は、このシギチ類の季節になる。この河原にもどんなシギチたちが来てくれるのだろうかと期待するところである。

チョウゲンボウ  子育て中

 猛禽類も各所で子育て中の場面が多くなっており、鳥たちも神経をとがらせて警戒心が強くなっている。

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 ここチョウゲンボウの谷でも、早朝からオスのメスへの餌渡しの光景が展開されている。

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 オスが獲物をもって帰ってくると、メスを呼び出して獲物を渡す。獲物を受けたメスは、樹木の横枝でそれの羽をむしりとってから雛のところに運ぶ。

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 そんな光景を一時間間隔で頻繁に行っている。ここでは3組のペアーが営巣しているので結構にぎやかである。

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 毎年同じような光景であるが、アジサイの赤や紫の花の中から雛が可愛い顔を出すのが魅力の一つである。

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 よいショットを撮ろうと頑張ってみるが、鳥の撮影は一期一会でなかなか満足のいく場面を捉えることができない。

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 このチョウゲンボウの谷も有名になって、遠近から多くのカメラマンがやって来るよになり、そのマナーの問題を指摘されている。

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 「旅の恥はかき捨て」 という言葉もあるが、お互いに迷惑をかけないようにして趣味を楽しみたいものである。

コジュケイ    けたたましい鳴き声

 ウグイスやキビタキ、ガビチョウなどがにぎやかな早朝の公園を歩く。

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 それらの声を抑えて響き渡るのはコジュケイの鳴き声である。「チョットコイ、チョットコイ」 と鳴いているときは、草地の中で鳴いていることが多い。

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 そうではなく大きく伸ばして鳴く時は、樹木の横枝に止まって鳴いているときである。

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 コジュケイの枝止まりは、早朝でないとなかなかお目にかかれないので、青葉の陰にいるコジュケイをまわりこんで狙う。

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 ちょうど葉がしげる間からその姿が見えるところで、盛んに鳴き叫ぶコジュケイの姿を認める。

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 大きな口を開けて思いきり叫んでいるように見える。見て居ても、早朝からこれだけの声を出せたら気持ちがいいだろうと思う。

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 最近は大きな声を出すことも少なくなったが、思いきり叫ぶのもストレスの解消にはよい手段だと思う。コジュケイのけたたましい鳴き声を聞いて羨ましいと思う鳥見人(トリミニスト)である。

セッカ   期を逃して

 広い河原の上空を 「ヒッ ヒッ ヒッ・・・・・・」 と鳴きながらスイング状の飛び方をするのはセッカである。

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 そして 「カシャ カシャ カシャ・・・・・・・」 という鳴き方に変わると、地上の草地に下りてくる。

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 小さな鳥なので鳴いてくれるか、飛んでくれないと、その姿はわかりにくい鳥である。

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 時期がもう少し前の、河原に一面黄色の西洋からし菜が咲いているときに、それを背景にセッカをファインダーにと思っていたが、今シーズンはその期を逃してしまった。

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 花背景の鳥は一つのテーマであるので、チャンスは狙っていたのだが、河原への足が遠のいていたようである。

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 次のチャンスは、子育て中のセッカと巣立ちセッカである。これもよく見ていないとその時を逃してしまいそうである。

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      獲物を雛のもとへ

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            得意のポーズ

 そんなことを考えながら、久しぶりの早朝の河原散歩。河川敷の緑の中に群生する黄色のオオキンケイキクやピンクのヒナゲシの花を見ながら構図を練っているところである。

 

オオヨシキリ   ギョギョシの季節

 公園をにぎわした夏鳥がお山へ向かうと、公園も静かになってしまう。この時期、鳥たちは水辺に多くなる。

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 早朝の河畔を歩いていると、聞きなれたにぎやかな鳴き声が聞こえてくる。「ギョギョシ ギョギョシ ギシギシ・・・・」 と鳴くオオヨシキリである。

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 いつもは、川の向こう岸の新芽が伸びた葦の陰で鳴いていることが多かったが、今年は手前のすっきりとした、西洋からし菜の実がついた枝で鳴いている。

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 大きな口を開けて大きな声で鳴くのが特徴であるが、大きな口を開けた時の口の中の赤さが魅力的である。

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 この赤いのがオオヨシキリの判別の一つにもなっている。因みにコヨシキリはこの口の中が黄色く見えるので、口を開けてくれるとわかりやすいが、遠目には判断が難しい大小のヨシキリである。

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 鳥が少なくなる夏には結構楽しませてくれるオオヨシキリであるが、それでも8月を過ぎると鳴き声が急に聞こえなくなってしまう。

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       口を閉じることもあるよ!

 オオヨシキリは今が旬で、この時期に楽しまないと見つけるのが難しくなる鳥である。

ツバメ   ここでも巣材採り

 春先にやって来て民家の軒先に巣を作るツバメ。縁起が良いといわれて雛が巣立った後も巣を残しておくことが多い。

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       イワツバメとツバメ

 今シーズンもそのツバメたちが、河原の上を自由に右に左へと飛び回っている。ツバメ返しという言葉があるが、その飛翔姿はその通り見事である。

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 その飛翔姿をファインダーに収めたいと思うが、スピードが速くなかなかうまく撮れないのが現状である。

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       ツバメ

 河原を歩いていると、水気を含んだ土のあるところに、そのツバメが入れ替わり立ち代わり下りて、川の泥を口に含んでは飛び去っていく。

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 あの小さな口で何度も何度も運んでは、泥を積み重ねて巣を作っていくのである。よく濡れた土が乾くと固まることを知っているものだと思う。

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 そう考えると、人間の歴史よりも鳥の歴史のほうが古いのかもしれない。鳥の起源は始祖鳥だといわれているが、定かではないがどうだろうか。

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               イワツバメ

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 いずれにしてもこの時期、子孫繁栄のために生物たちは一生懸命である。我が家でも初孫ができ、娘は慣れない懸命の子育て中であるが、見ていて新しい命の誕生とは素晴らしいものだと思うこのごろである。

クロツグミ   やっと姿が

 本命を探して陽が射しこまない樹木林の上のほうを見ながら歩いていると、足元に何とクロツグミ。

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 驚かせたせいか先のほうに飛んで、少し光が足りないショットになってしまった。今シーズン初めての出遭いである。

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 「声は聞こえど姿は見えず」 のクロちゃんである。画質はよくないが証拠写真程度では見られる。

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 近くにはメスの姿もあったが、レンズを向けると飛びたってしまった。ここで営巣するつもりなのか、興味深いところである。

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 ところで本命は樹木の高いところを素早く動くので、なかなかうまくファインダーに収まらない。時間の制約もあったので別途再チャレンジで引き上げることにした。

 

サギのコロニー   忙しい巣材運び

 さすがにサギのコロニーだけあってたくさんのサギがいる。白いのはもちろん、亜麻色の頭、茶色、ブルーやグレー、褐色系もいる。

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        ゴイサギの巣材運び

 アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、アマサギ、コサギ、ゴイサギ、ホシゴイ、ササゴイなどであろうか。

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 その数は昼下がりでこれだけであるから、朝夕はものすごい数になるのかなと思って双眼鏡を覗いている。

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       アマサギの巣材はこび

 特に夜行性だったりすると、藪の中で休んでいるので見えないこともある。勇に5,60羽ほどかと思う。

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 それぞれが巣作りをしているので、下流や上流から飛んでくる鳥の嘴では、細く長い枯れ枝をくわえている。

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 その長さは50~100センチメーターと結構大きなものである。それを巣作りで待っているメスのところに届ける作業を繰り返している。

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            流れてくる小枝を拾ったダイサギ

 巣作りの材料は同じところにあるのか、どの鳥も同じようなところに下りてくわえて持ってきている。

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       巣材の渡し

 ダイサギなどは、婚姻色になった嘴や目の周り、飾り羽で遠目に見てもなかなかきれいになっている。

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 目の周りの青さや白いフワーッとしたレースのような飾り羽を見せながら、ペアーで巣作りに忙しそうである。

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              ダイサギの婚姻色と飾り羽

 これから雛の巣立ちまで、このにぎやかなコロニーは、バーダーを楽しませてくれるだろうと期待するところである。

 

 

 

アマサギ  見事な飛翔

 アマサギと言えば、田起こし中の農機具の跡をついて歩く姿や、田植えの終わった緑の背景の田んぼに、その亜麻色の頭を出している姿などが多い。

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 いつだったか南の島に行った時などは、牛たちが草を食んでいる牧場の中に、多くのアマサギの姿を見たことがあった。

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 そんなアマサギも私の住む近くでは、なかなか見ることが少ない鳥たちである。

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 たまに多摩川の河原で見かけることもあるが、通過点にしかならないのか、再び見に行ってもその姿は見かけないことが多い。

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 そんな中、今回はサギのコロニーへと出向いてみた。あいにく時間帯は午後になってしまったので、陽射しの方向が十分満足ではない。

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 いつも見てるのは歩いている姿や、採餌の姿が多いので何とか飛翔姿をと待つことにした。

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 ちょうど繁殖期、その上コロニーになっているので、それぞれのサギたちも巣作りに忙しく巣材を運ぶ姿が多い。

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 それでも時々、遠くの田んぼに採餌に行くのか、川の上空を越えて飛び去っていくアマサギの姿を捉えることができる。空を見上げ、そんな飛翔を見ている河畔の風景である。

 

イソヒヨドリ  海岸がよく似合う

 イソヒヨドリというと海岸の近くにいるものだとばっかり思っていたら、最近は内陸部でも繁殖しているようである。

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 現にこの多摩地区でも、駅前の商店街を飛び回っていることがある。ものの本で調べてみると、海岸や岩山に多いと記されている。

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 そういうことは多摩地区は海岸ではないので、岩山が多いということになる。今でこそ人家が多くなってきたが、その昔はいわゆる山の中だったのだろう。

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 名前もイソヒヨドリというからヒヨドリの仲間かと思うと、なんとツグミ科なのである。ヒヨドリはヒヨドリ科として私が元祖と仲間には入れない感じである。

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 イソヒヨドリのオスは頭から背中の暗青色とお腹の赤褐色もきれいで磯の岩の上などに止まって、波しぶきが飛んだりするとよい絵になる。

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 一方メスも捨て置けない、地味ではあるが、うろこ状の模様がなかなかどうして魅力的である。

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 鳴き声も海岸に響き渡るよく通った声で、海岸の岩の高いところで鳴いていることが多い。孤高のブルーの鳥は、やはり海岸が一番よく似合うと思うこのごろである。

 

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ハヤブサ  子育て中

 猛禽類も各地で子育て中の情報が入ってくる。孵化して巣立ちまでは、親鳥も子育てと外敵からの保護に神経をとがらせている。

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 午後からは天気も崩れるという予報であるが、早朝から暖かさに誘われてハヤブサの営巣ポイントにむかう。

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 すでに数人のカメラを構えた人たちがいる。見上げた崖の高いところにハヤブサのメスの姿がある。

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 その視線の先を探すと、向かいの切り立った崖のくぼんだ所が営巣場所である。その証拠には崖の周りには白い排泄物の跡がある。

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 打ち寄せる凪いだ波の音だけが聞こえる静かな海岸の切り立った崖の上が、ハヤブサのマイホームである。

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メスが巣の近くまで飛ぶと、向かいの崖のうえの大きな樹木に向かって、「キィーッ キィーッ・・・・・・」というオスを呼ぶ声。

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        獲物をもって雛とメスのもとへ

 するとすぐに、鋭い脚に獲物を捕まえているオスが飛んでくる。待っているメスと雛たちに獲物を渡すとすぐに飛び立っていくオス。

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 営巣場所の岩陰から、白い産毛のかわいい雛の姿が見える。朝食を渡されたメスは、その獲物をくちばしで小さくちぎって雛たちに与える。

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 小さな雛はお腹がすいているらしく、待ちきれんばかりに大きな口を開けて、親鳥の嘴を待つ。

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        雛に餌を与えるお母さんハヤブサ

 二羽の雛に均等に獲物を分け与え、朝食の時間は終わったのか、メスは獲物の残りを抱えて対岸の崖の上に飛び、そこで遅い朝食をとるようである。

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       メスは自分の食事へ

 その間、上空では縄張り荒らしのよそ者のハヤブサがやってきたらしく、オスは両翼を鋭角に構え戦闘態勢である。

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              イソヒヨドリが狙われている?

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 どこの世界も家族を抱えた男親は大変なんだなと、改めて自分を振り返えり眺めているハヤブサの家族である。

 

 

ウグイス  三鳴鳥もかすむとき

 夜が明けはじめる公園は、時間の経過とともに、あちこちから聞こえる鳥たちの鳴き声でにぎやかになる。

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 日本三鳴鳥で、最後までこの公園でさえずりの聞こえるのはウグイスである。ほかのオオルリやコマドリは、すでにお山のほうへと姿を消してしまった。

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 コマドリの滞在中は、近くでウグイスが鳴いていても素通り状態であったが、朝の静かな森に響き渡るウグイスのさえずりは清々しさを感じさせる。

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 そんななかきれいな囀りを聞かせるのは、キビタキであるが、それでもウグイスの声量にはかなわない。

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 鮮やかな新緑の葉を背景に大きな口を開けて全身で囀るその姿は力強ささえ感じる。ひたすらパートナー探しと、自分のテリトリー宣言に躍起である。

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 ウグイスでも真夏になってもいつまでも囀っているのもいるが、早く相手を見つけて落ち着いてほしいと思う。

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 その時期になってもまだ鳴いていると、日本三鳴鳥という名もかすんで、情けなく聞こえる時がある。そんな場面にならないように、頑張ってほしいと思う早朝の公園散歩である。

 

オナガ   緑に映えるブルーのマント

 下品に聞こえる鳴き声がなければきれいな鳥であるオナガ。スタイルは黒いベレー帽にうすいブルーのマントといったスマートな容貌である。

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              巣材を集めに!

 群れで飛び回っているときは鳴きながら飛び回るので、幻滅することもあるが、比較的カラスの仲間の鳥たちは、鳴き声は別にして姿はきれいな鳥が多い。

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 このオナガやカケス、ホシガラス、カササギなどはきれいな色をしているが、鳴き声はカラスの仲間そのもので、「天はニ物を与えず」 ということか。

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      よいしょっと!

 人の世界では、新宿二丁目辺りの夕暮に出会う美人がその手の人が多い。声を聴かなければ振り向いてしまいそうである。

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       うまく採れたぞ!

 そうは言うものの、新緑の葉を背景にしたオナガはよいところに止まってくれると、なかなか見ごたえのある構図になる。

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 頭と顔の部分が黒いので目をはっきりと出すには、苦労するところであるが、その特徴の背面と長い尾を見せるように、いろいろ考えながら狙っている早朝の鳥見人である。

アカハラ   キョロンの響き

 初夏の森を歩くと響き渡るのがアカハラの鳴き声である。高原などでは夏の声としてさわやかに聞こえる。

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 ところが今日は本命が違うのでその囀りには勝てない。本命の登場が遅い分アカハラが頻繁に姿を見せる。

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 普段は地面を歩いて昆虫や草の実や木の実などを捕っているが、自分をアピールしているのか枝どまりで注意を引こうとしている。

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 構図としては地べたにいる姿より、若葉の横枝に止まって、おなかの赤いところをよく見せてくれるとありがたい。

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 ツグミ類などお腹に特徴のある鳥たちは、後姿も魅力的だが、やはり胸からおなかの辺りの特徴を写したいものである。

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 そうはいっても、条件が恵まれているときはいろいろ言えるが、とにかく相手には空を自由に飛べる羽があるので、ぜいたくは言ってられない。まずシャッターを押すことである。

 

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ヒガラ    仲良しペアー

 この季節はどこに行っても群れでなくペアーで動きまわっている鳥たちが多い。

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 本命を待っていると、シジュウカラに似た小さな鳥がやってきた。最初はシジュウカラだと思って軽視していたら、ファインダー越しに見てみるとヒガラではないか。

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 ヒガラは里山ではなかなか出遭いの少ない鳥の一種である。よく見ないとちょっと見はシジュウカラに似ている。

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 鳴き方と頭の形、胸元の黒い模様が違っている。仲良しのペアーらしく、同じところで忙しそうに樹木の樹皮の間にいる虫を探している。

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 そのうちに頭上の柔らかい若葉の横枝で交尾を始めた。ヒガラの交尾もまた珍しい場面である。

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 お山でも若葉が出始めた遅い春だが、鳥たちにも春がやってきているにぎやかな森の一場面である。

コルリ   ブルーと白が鮮やか

 里では夏日という暖かさも、さすがにお山の早朝は寒い。ウインドブレーカーを羽織っても冷たい風が吹き抜け、日向が恋しくなる。

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 ポケットに手を入れ首をすくめ、目当ての鳥の出現を待つ。待つこと2時間、やっと陽が昇り始め、木漏れ日が当たるところに移動して暖をとる。

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 朝陽がスポットライトのように当たる苔むした朽ち木の上にコルリの姿。ブルーの背中と真っ白なお腹が、鮮やかにきれいに映る。

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 コルリは同じブルーと白でもオオルリと違って足長でかっこよく見え、オオルリとは違った魅力がある。

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 いつもはたくさんの夏鳥が頻繁に顔を見せる場所ではあるが、今日はその出が悪い。やっと登場という感じで、にぎやかなシャッター音に囲まれている。

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 苔むした朽ち木の上を歩きながら、嘴で苔をどかして採食をしている。最初のステージはすぐに引っ込んでしまったが、今回は十分な時間をとってくれている。

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 長い間待っていた分、出演時間も演技もいろいろ見せてくれる。欲を言えば囀りの場面をと期待したが、そこまでは次のお楽しみというお山での鳥見風景である。

コマドリ   やっと会えた

 夏鳥移動の通過中の我が公園でもコマドリの声はいたるところで聞こえた。しかし姿は全身すっきりと見せてくれない。

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 こんなストレスが溜まって全身を見に行ってきた。交通渋滞を避けようと早朝出発のひる前撤退のスケジュールで臨む。

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 早朝に現地につくと、野鳥たちの鳴き声が森一帯に響き渡る。すでに同好の士が十数人カメラを構えている。

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 囀りはきれいに聞こえるが、その姿は全く見えない。笹薮を好む鳥なので周りの緑の笹薮がないのが原因なのか。

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 ここまで来たのだから何とか姿だけでもファインダーに収めたいというのは、私だけではないのではと思う。

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 なかなか出てくれないので、すこし場所を移動することにした。しばらくするとあの馬の鳴き声が響き渡る。

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 そのうちに目の前に姿を見せて、結構いろいろなポーズをとってくれる。狙いは尾羽を立てての囀り風景。

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 我が意相手に通じず平凡な姿ばかりである。それでもコマドリの全身が見える光景はありがたく、ひたすら連写のお山遠征である。

ツミ   今シーズンも

 昨シーズンずいぶんと楽しませてくれたツミが、今年はなかなか姿を見せなかった。どこかにいるはずだと公園を歩きまわった末についに遭遇した。

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 近くを歩いていると、鳴きながらメスが飛び出してくれたので、近くにいることは確認できた。

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 メスの帰りを待っていると、電線に止まって振り向いている。その視線の先はもしやと思って見ると、営巣場所がある。

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 今シーズンもまた近くで子育てをしてくれそうである。まだ抱卵中なのでそっとしておいてやろうと静かに家路についた。

タシギ  見事な飛翔

 「目に青葉・・・・・・・・・」 とはよく言われるが、この季節の柔らかな新緑のまぶしいほどの樹木林は我々の心を癒してくれる。

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 特に早朝のさわやかな風と、目の前に広がる湖畔の光景は散歩の足並みも軽くなる。

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 この湖畔に家を持つオーナーは、 「庭先には日本一の池があるんだよ」 といって、招待してくれた。

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 湖畔の周りは堤防になっていて、その上は周遊道路で車でグルッと一周できるという。

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 一面緑の絨毯を敷き詰めたような湖畔の散策路を歩くと、いたるところから野鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。

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 芽が出始めた葦原の若い葦の間から、一羽の茶色っぽい嘴の長い鳥が飛び出した。

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 素早くカメラを構えて、追いかけると何とタシギのようである。低空で旋回した後、深い葦原の中に姿を消してしまった。

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 どうも近くに飛び降りたカラスを警戒して飛び出したようである。いつもは湿地帯で長い嘴をうまく使って採餌していることが多いが、飛翔姿は久しぶりである。

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 こうした予期せぬ鳥たちとの出会いも早朝散歩の楽しみの一つである。

トビ    獲物はでかい

 早朝の湖畔を散歩していると、湖面から吹き上げる風に乗って数羽のトビが上になったり下になったりと優雅に飛んでいる。

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 湖畔の湿地帯には、新緑の芽吹きで、鮮やかなグリーンのじゅうたんを敷いたようである。

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 黄色の小さな花を咲かせるノウルシの群生地が広がる湖畔。芽が伸び始めた葦がタケノコのように出ている。この葦も 「雨後のタケノコ」 という言葉と同じで伸びる速さはかなり早い。

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 そんな葦原ではオオヨシキリの大合唱がにぎやかに聞こえるが、空を見上げると、風に乗っていたトビが低空で湖面に降りていくのが見える。

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 しばらくたって飛びたってきたトビの足には、大きな魚を捉を捉えている。ブラックバスだろうかでかい獲物である。

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 葦原の上を低空で飛んだかと思うと、近くの太い樹木の横枝に止まって食事を始めた。

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 それをかぎつけたカラスが近寄ってきたので、トビはそれを嫌って獲物をもって飛び出してしまった。カラスに邪魔をされてしまったトビの朝食風景である。

コアジサシ   恋の季節

 河原の堰の上でホバリングをしたかと思うと、まっすぐに垂直に飛び込むコアジサシ。

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        ホバリングで物色

 中には失敗もあるがほとんど飛び込むと必ず嘴に小さな魚を咥えて飛び上ってくる。

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       いざ突撃!

 あの高さからよく魚が見えるものだと思う。

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 それを今度はメスのところに運んで、口移しでプロポーズであるが、口にみやげは咥えてはいるが相手がいないものもいる。

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 よく見て見ると、堰の真ん中の堰堤で一組のカップルが出来上がったようである。

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 メスに向かって食べやすいように、オスが嘴に咥えた小魚を差し出すと、少しの間をおいてメスはそれを受け入れた。

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 メスが一息で飲み込むと、オスはうれしさに勇んで飛びたって、次の獲物を捕りに行く。オスの飛翔姿は、喜びいっぱいの羽ばたきに見える。

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       右がメス、OKの返事

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       うれしいオスは飲み込むのを確認

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       喜び勇んで飛びたつ

 ここの堰ではそんなコアジサシの群れが、縦横無尽に飛びまわっては、川の中に飛び込んで魚を捕っている。

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       なぜか飛翔姿も美しい!

 近いうちに河原の石ころの間に雛たちの姿が見られることを期待して家路についた。

 

センダイムシクイ  新緑を背景に

 「焼酎一杯グイー」 日増しに緑が濃くなる公園を歩いていると、早朝から新緑の鮮やかな樹木の上からセンダイムシクイの囀りが聞こえてくる。

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 センダイムシクイの聞きなしは、なぜか 「焼酎一杯グイー」 で通っている。よほどお酒の好きな人が考えたのだろうかと思ってしまう。

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 そういわれるからそのように聞こえるが、その先入観がなければお酒の発想には届かない。

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 早朝の森の囀りとしては、もう少し違うさわやかな聞きなしを考えたいものである。

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 それにしても、かなりの数のセンダイムシクイが入っているように鳴き声が響き渡ってくる。

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 今まではなかなか見つからないので、水場で待つことが多かったが、今朝は行く先行く先でその声が聞こえる。

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 夏鳥たちが次から次へと入ってくるにぎやかな公園の早朝散歩である。

オオヨシキリ  にぎやかな合唱

 葦の若芽が伸び始めた河原を歩いていると、 「ギョギョシ、ギョギョシ・・・・・」 というにぎやかな鳴き声が聞こえる。

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 オオヨシキリがかなりの数で入ってきて大合唱をしている。ひときり大きな声で鳴いていたかと思うと、葦原の中に飛び込んで静かに採餌をする。

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 しばらくすると、また樹木や灌木の横枝に止まって大きな声で鳴き始める。

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 よく見て居ると、縄張りがあるらしく同じ個体が同じところに姿を見せる。そしてほかのオオヨシキリが来ると追い回して追い出してしまう。

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 狭い縄張りではあるが、各所にあるようでこの場所はあちこちでその鳴き声が聞こえる。

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 「狭いながらも楽しい我が家」 という感じである。それともペアーの相手を探して居るのか、あの声でソングポストはいつも同じところである。

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 特別きれいな鳥ではないが、魅力は何といってもあの大きな赤い口を精一杯開けて囀る姿である。

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 葦原に咲くノウルシの黄色の花を見ながらの初夏の風物詩、オオヨシキリの大合唱の風景である。

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