ブッポウソウ こんなところにも
ブッポウソウといえば長野県の南信か北信の県境に行くことが多い。日本に来るブッポウソウのほとんどは岡山県や広島県あたりで営巣するらしい。
二割程度がその他の地域に分散するといわれている。南信の天竜村は村を挙げての保護活動で有名である。
今シーズンはホトトギスが賑やかな地元の公園なので、早朝から大きな声で鳴くホトトギスを待っている。
ホトトギスの止まるポイントは何か所か決まっているので、しばらく待っていると鳴き声とともに巡回してきて姿を見みせてくれる。
その定位置のヒマラヤスギのてっぺんに何やら違う鳥がやってきた。カラスかと思ったが、よく見るとくちばしが赤いので、ブッポウソウだとすぐにわかる。
こんなところでブッポウソウに出遭うとはと思いつつ連写する。樹上であたりを見回したかと思うとすぐに飛び立ってしまったので、証拠写真程度かとがっかりしているところへ再度の飛翔。
同じところに止まって採餌をしているように見える。飛び出しては戻ってくることを何度も繰り返してくれた。
両翼を開いてきれいな飛翔姿
旅の途中にしては時期的に遅い気もするが、まさかこの近くで営巣かとも期待してしまう。
それにしても思いもかけないブッポウソウとの出遭いに、ホトトギスはそこそこに、満足感がいっぱいである。
鳴き声も聞かせてくれたので、願わくば長居をしてほしいなと思いながら、朝陽がすっかり上った公園を後にしたところである。
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