イソヒヨドリ 海岸がよく似合う
イソヒヨドリというと海岸の近くにいるものだとばっかり思っていたら、最近は内陸部でも繁殖しているようである。
現にこの多摩地区でも、駅前の商店街を飛び回っていることがある。ものの本で調べてみると、海岸や岩山に多いと記されている。
そういうことは多摩地区は海岸ではないので、岩山が多いということになる。今でこそ人家が多くなってきたが、その昔はいわゆる山の中だったのだろう。
名前もイソヒヨドリというからヒヨドリの仲間かと思うと、なんとツグミ科なのである。ヒヨドリはヒヨドリ科として私が元祖と仲間には入れない感じである。
イソヒヨドリのオスは頭から背中の暗青色とお腹の赤褐色もきれいで磯の岩の上などに止まって、波しぶきが飛んだりするとよい絵になる。
一方メスも捨て置けない、地味ではあるが、うろこ状の模様がなかなかどうして魅力的である。
鳴き声も海岸に響き渡るよく通った声で、海岸の岩の高いところで鳴いていることが多い。孤高のブルーの鳥は、やはり海岸が一番よく似合うと思うこのごろである。
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私も最初は海岸にしかいないと思っていましたが、近年は多摩市内でもよく見かけるようになりましたね。
また、イソヒヨドリは虫などを食べていると思っていましたが、以前に駅付近で見かけたときはピラカンサの実を食べていました。
やはり栄養のバランスを考えているのでしょうか。
それにしても綺麗なブルーですね。
投稿: M.Sato | 2016年5月19日 (木) 21時00分
M .Satoさんありがとうございます。
やはりイソヒヨドリは海岸で見るのが一番きれいだと思いました。海の鳥が山に入り、山の鳥が海に行くのは、生きてゆく術でしょうか。
アオバトは海に行きますね。そろそろそのアオバトの季節になりました。
投稿: メイプルリーフ | 2016年5月20日 (金) 11時18分