野鳥たち

  • アカゲラ
    野鳥たちの表情を表現できればと思っていますがショットが精一杯。

花たち

  • セイヨウカラシナ
    気の向くままの足跡を紹介します

風景

  • アイスパビリオン
    一期一会の心に残る風景

淡島の一日

  • 淡島から見るサンセット
    奈良の帰りに淡島に一泊。夕日と富士山がきれい。露天風呂から正面に富士山が見える。

四国・四万十川の旅

  • 金比羅宮
    2008年5月の連休の四国四万十川の旅

« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »

2016年6月

ホオアカ   高原のさえずり

 湿原の木道を歩いていると、静寂な澄み渡る空気に響き渡るのはホオアカのさえずりである。

Hoa1

 広い湿原では声は聞こえど姿は見えず、それでもその声をたどっていくと、草原のレンゲツツジの小枝で大きく口を開けている姿が見える。

Hoa2

 その鳴き声はあまりうまく聞こえないので、幼鳥かなとも思う。それでも木道から眺める人に存在感を示しているように、くちばしを上に向けて大きな声を出している。

Hoa3

 ここに来ると、定番のホオアカとノビタキが姿を見せてくれると一安心する。天気がもう少し良ければ、数多くの鳥たちが見られるところところであるが、この空模様ではやむを得ないところか。

Hoa4

 湿地帯の草原では遠いので、せっかく来てくれたのに距離があると思ったのか、そのホオアカは目の前の木道に飛んできてくれた。

Hoa5

 心なしか、 「私の美貌をゆっくり見て行って」 と言っているようにも見えるしぐさを見せる。

Hoa6

 正面顔だけでなく、横からのスタイルも見せてくれる、なかなかサービス旺盛なホオアカである。

Hoa7

 ついでに近くの白い花をつけたシシウドにでも止まってくれないかと思うが、その意は通じず湿原の草地へと姿を消してしまった。

Hoa8

 満開のたくさん花をつけたレンゲツツジの花には止まってくれなかったが、さえずりや姿を見せ満足させてくれたホオアカであった。

ノビタキ   雛たち

 レンゲツツジを背景に飛び交うノビタキに遭いに少し足を延ばしてみた。梅雨の晴れ間早朝の高速道路を降りると、見上げる目的地は雲に覆われている。

Nbt1

 雨が降っていないだけよしとして、七曲りをあえいで登っていくと乳白色の霧が視界を遮る。

Nbt2

 とにかくセンターラインを見ながら霧が晴れることを祈り車を進める。それでも広い駐車場にはすでに一台の車がある。

Nbt3

 強い風が霧を吹き飛ばしてくれるかと待ってみる。霧が晴れ、時々明るくなった草原にはオレンジ色のレンゲツツジが満開である。

Nbt4

 舞台は整っているがそこに足りないのは鳥影である。霧と風最悪のコンディションではあるが、雨が降ってないのはせめてもの慰めか。

Nbt5

 風が強いので少し低地の湿原へと移動をすると、そこは視界良好のお花畑である。鳥の姿が少ないので高原の花をファインダーに。

Nbt6

 湿原地帯の木道をゆっくり歩くと、ノビタキの親子が賑やかに姿を見せてくれた。すでに一人前に飛び交う巣立ち雛たち、それを見守る親鳥のほほえましい光景が目の前に広がる。

Nbt7

Nbt8

 思ったようにレンゲツツジには止まってくれないが、高原でのノビタキとの出遭いがかなった瞬間である。

 

セッカ   子育て中

 冬場は一面石ころだらけで小さな草だけが頭を出していた河原も、今では伸び出した葦の葉と小さな花をつけた草で、さわやかな緑の原になっている。

Ska1

                 アレチハナガサ(荒地花笠)とセッカ

 そんな中に小さな紫の花をつけたアレチハナガサが群生しているところがある。その近くではいつもセッカが鳴きながら飛び回っている。

Ska2

 よく見ていると葦原の中に飛び込むことが多いので、どうも近くで営巣しているような雰囲気である。

Ska3

 時々、アレチハナガサや、今は実となったセイヨウカラシナなどの天辺に止まっている姿は、雛を警戒しているようにも見える。

Ska4

 今シーズンはこの黄色の花とセッカの画像を残せなかったので、何とかアレチハナガサの紫の花の頭に止まってくれないかと待つ。

Ska5

 欲を言えば親子の花どまりを期待したいところ、とはいっても思い通りにいかないのは世の常で、気長に待ってみることにする。

 

 

 

コサギ   ダンスで採餌

 本命を待っている河原で、コサギが一羽見事なダンスを披露してくれる。レンズを意識しているのか、私を無視しているのか?

Ksg1

 きれいな冠羽をなびかせて、まだ残る婚姻色のレースのような羽を広げての舞である。

Ksg2

 あちらに飛んだりこちらに向かったり、大きく羽を広げたりして、ステップを踏んでいるようなリズムを感じる。

Ksg3

 しばらく踊った後、青空が映る静かな流れの中を覗き込むようにして、忍び足で近づいて獲物を狙う。

Ksg4

 静止後、素早く鏡のような水面にくちばしを突っ込んだと思うと、その先には体をくねらせて跳ね返る大きな魚をくわえている。

Ksg5

犠牲になった魚は詳しくはないのでよくわからないが、ニゴイかアユかオイカワか激しく抵抗している。

Ksg6

 見ていると、何度かくわえなおしたかと思うと一気に飲み込んでしまった。喉元を動くのが見えるようである。 「溜飲を下げる」 は適切ではないが、そんな感じである。

Ksg7

 静かな水面下には獲物がたくさんいるようで、緑の葉陰に姿を隠してからは、大きなザリガニをくわえて出てきた。

Ksg8
               白鳥の湖ではないがコサギの舞い

Ksg9

 本日のコサギは機嫌がよかったのかダンスは見せてくれるし、大漁の採餌の場面もみせて本命を待つ時間を短く感じさせ、大いに楽しませてくれた早朝である。

 

 

 

 

 

オオヨシキリ   相変らず大口で

 梅雨入りといっても梅雨らしい雨は少なく夏日があったりして、水源地では水不足の声も伝わってくる。

Ooy1

 四季が明確だった日本が変わっていくような雰囲気を感じる。ここ数年も春と秋がはっきりしないような気がするのは私だけか。

Ooy2

 早朝の河原を歩いていると元気に聞こえてくるのは、大きな口を開け大きな声でさえずるオオヨシキリの声である。

Ooy3

 定位置である河原の緑濃い草の天辺のソングポストで元気に迎えてくれる。ついついここで時間を取られるので、本命のところにつく時間が遅くなってしまう。

Ooy4

 オオヨシキリの雛もそろそろ姿を見せる時期になってきているので、そんな期待感もあって足を止めてしまうのである。

Ooy5

ただいつまでも大きな口を開けて鳴いているのは、お相手が見つからないではないかと心配になる。

Ooy6

 風采は地味な鳥なので、あの大きな赤い口が周りの濃い緑を背景によく目立つ。心あるメスがいるならぜひお相手になってほしいものである。

 

 

キジ   河原で

 そろそろキジの親子の姿が見られるだろうという期待感も込めて、久しぶりに河原を歩いてみることにした。

Kij1
        母衣打ち

 それというのも鳥友さんからキジが雛を連れて歩いていると聞いたからである。最初の日は鳴き声だけの空振り。

Kij2
       素早い移動

 最近の夜明けは早いのでキジの行動も早くから始まる。それではと、日の出前に河原でスタンバイをする。

Kij3
        メスが様子見

 まずは声だけだが近くで聞こえるので期待して待っていると、草葉の陰にその赤い頭が見える。

Kij4
        オスの着地

 縄張り宣言の大きな鳴き声と母衣打ちを草かぶりで見せてくれた。雛はどこ?、と探してみても姿は見えない。

Kij5
        メスの飛翔

 そのうちにメスの頭が見えたので、雛を大いに期待をして眼を凝らしてみる。されど子供の姿は見えない。

Kij6
         走るキジ

 そのうちにオスが飛び出したかと思うと、そのあとをメスが飛び出す。地面を走る姿は素早いが、飛翔姿もなかなかである。

Kij7
       いつの間にか戻っている

 雛たちは見えなかったが、オスとメスの飛翔姿を見ることができたので、満足することにして、河原を引き上げた半袖でも汗ばむ夏日になる早朝である。

ツミ  巣立ち

 今シーズンも地元で営巣してくれたツミが見事に巣立ちを終えた。松の枝が視界を遮っていたので、白い産毛の可愛い姿は見えなかった。

Tsm1
        揃い踏み

 そろそろかなと思って覗きに行くと、なぜかにぎやかな雰囲気。最初は二羽の巣立ち雛が確認されたが、なんと全部で四羽である。

Tsm2
         親から餌をもらう

 並んでくれないかなと待っていると、メスの親鳥が餌を運んできて、それをそれぞれに食べさせると、満足した三羽が横枝に並んでくれた。

Tsm5
        末っ子

 枝かぶりで納得はしないが、よしとする。末っ子はその後ろの枝で次の親が餌を運んでくるのを待っている。

Tsm4
       睨みを効かせる親

 メス親は頻繁にオスから獲物を受けとっては運んでくる。時折にらみを効かせながら雛たちに食べさせては飛びたっていく。

Tsm3
         貫録の長兄

 これからしばらくの間、雛たちの可愛い仕草や、親鳥たちの給餌の姿を見ることができるので楽しみな観察期間でもある。

 

アマサギ  飛翔

 緑一面の田圃に亜麻色の頭と白い翼のアマサギはよく似あう。この季節にアマサギに会わないとなぜか気分が充実しない。

Ams11_2_2

 サギの仲間でも留鳥のコサギやダイサギと違ってアマサギやチュウサギはこの時期でないとお目にかかれない。

Ams22_2

 食性も少し違っているので川や池などにはあまり姿を見せない。そんなアマサギを誰も居ない広い田圃の中で探すのは大変である。

Ams33_2

 まず姿を見つけたら車の中からファインダーに収める。結構警戒心が強いので車を降りると飛んでしまうことが多い。

Ams44_2

 鳥は一般に車に対しては警戒心が薄いので、かなり近づいても逃げることは少ない。

 田圃での採餌風景は十分に撮ったので飛翔姿を期待して待つことにした。そんな時にタイミングよくあぜ道を近づいてくる人の姿がある。

_8599_2

 空高く飛んだアマサギは見事な飛翔姿を見せて、かなたへとその姿を消してしまった。

アマサギ   早苗に映える

 田起こしで農機具の後ろを歩いていたアマサギたちが、水をいっぱいに張って早苗が伸び始めた田んぼで餌取りに忙しそうである。

Ams1

 亜麻色の頭と背中のきれいなオスと、額だけが亜麻色の残った個体がいる。一般に嘴が短いので見分けやすい。

Ams2

 10羽ほどの群れで目の前の田んぼを行き来している。例年はコサギなどの群れの中にいたりするが、今朝はアマサギだけの群れのようである。

Ams3

 田植えが終わったばかりの列に並んだ緑色の苗、その間の水面にその影が映る。緑に亜麻色と白が良く合う。

Ams5

 早朝の田んぼのあぜ道は誰も通らず、自由奔放に動き回る。それでも時間が立つにつれて遠くの幹線道路を走る車が多くなってきた。

Ams6

 アマサギも警戒心が強く、人の姿が近づくと一斉に飛び出して移動してしまう。カメラを持った人が向かいの田んぼのあぜ道を歩いてくる。

Ams8

 傍で見て居ても飛ばしてしまうなという距離に近づく。案の定アマサギは少し先の田んぼへと移動した。

Ams9

 鳥を撮るには追いかけるのも一つの方法だが、待つ方が確率が高い。追いかければ逃げるが、待てば近づいてくる。

Ams10

 早朝からかなりの連写をしているので、そろそろ飛翔姿をと思って期待していたところの接近者、飛びものが撮れるチャンスである。

Ams13

 「災い転じて福と為す」 というところか、引き揚げようと思っていた時間帯にタイミングよく飛ばしてくれた、早朝のアマサギの採餌風景である。

 

ヤマガラ   幼鳥たち

 早朝の公園を歩いていると、留鳥の子供たちが賑やかである。入れ替わり立ち代わり水場に来ては水浴をしている。

Ymg1

 ヤマガラの幼鳥は、親鳥のように茶褐色の色が出ていないので別の鳥のように見える。

Ymg2

 行動を見ていてもあまり警戒心はなく、大胆に水浴びをする。成鳥はどちらかというと、大きな石の陰で回りを警戒しながら水浴びをするが、幼鳥はまだそれがない。

Ymg3

 怖いもの知らずといえばそれまでだが、これからいろいろな経験をして成鳥になっていくのだなと思う。

Ymg4

 この水場もたまにツミが上空に来たりするので要注意である。無事に成長することを祈りながら水場の石のベンチに腰を下ろしている鳥見人である。

オオミドリシジミ   乱舞の後に

 ホトトギスはにぎやかな公園であるが、それをのぞくと鳥日照りとまではいかないが、かなり少なくなってきた。

Omds1

 それに変わって多くなってきたのは、チョウとトンボである。チョウやトンボはあまり詳しくないが、子供の頃のあこがれは、カラスアゲハとオニヤンマであった。

Omds2

 公園を周遊するホトトギスを待つ間、オオミドリシジミを探してみる。手っ取り早いのがチョウを狙っているカメラマンや虫網で追いかけている人を見つけることである。

Omds3

 朝陽を受けた緑の葉の上を2頭のチョウが乱舞している。それぞれ縄張りを宣言するように、くるくると回りながら追いかけているように見える。

Omds4

 チョウの数え方は ”頭” で表現する。英語の head を直訳したらしいが、 「頭数を調べる」 などの言葉があるので妥当性はある。

Omds5

 小さな昆虫を頭で数えるのはチョウぐらいなので、会話の中で使えると、「おぬしできるな!」 という感じを受ける。本日は素人のチョウ観察日記である。

 

 

ニホンカモシカ   華厳の滝で

 数十年ぶりにマイナスイオンの水しぶきが当たる華厳の滝観瀑台に立つ。今では97mの落差を滝つぼを目線で見るためにエレベーターがあり、一気にそこまで降りることができる。

Kgn1

 エレベーターの扉が開くとひんやりとした冷気が頬をなでる。階段を下りて観瀑台に立つと、滝つぼからは瀑音とともに水しぶきがはじける豪快な姿が目の前に映る。

Kgn3

 この季節なので水量も豊富で、その落下する姿は壮大である。その谷間を多くのイワツバメが飛び交うので双眼鏡でその姿を追ってみる。

Kgn2

 猛禽類でも飛んでいないかと、じっくり双眼鏡をめぐらし探してみると、岸壁の途中の緑の樹木の中に動くものが見える。

Kms1

 ゆっくりと頭を動かしているのはカモシカである。距離はかなりあるので、はっきりは見えにくいが子供もいるようである。

Kms2

 正面の落下する滝に向けていたカメラのレンズを望遠に変えて、左方向の急斜面のくぼんだ崖のカモシカに照準を合わす。

1606110jpg

 天然記念物のニホンカモシカであるが、それにしてもこんなところにという場所である。カモシカの子連れは珍しいので一応連写しておく。

1606110jpg2

 満開のクリンソウの群生で癒されて、帰り際にニホンカモシカの親子に出遭うとはなんとありがたいことか、美しい自然に囲まれた風景やそこで生活する動物たちに感謝の一日である。

 

クリンソウ   満開の湖畔

 クリンソウが満開だと聞いたので久しぶりにその群生地に向かう。今はシーズン盛りなので、駐車場が早くから満車になるらしく早朝に家を出ることにした。

Krs1
                  男体山

 最近は圏央道が東北道とつながったので、首都高速の渋滞に巻き込まれずスムーズに都心の混雑を抜けることができる。

Krs2
         千手ヶ浜

 現地の始発のバスが7:50分なので、それに間に合うようにと自宅を5:00に出発。現地の駐車場には7:30ごろについたが、すでにバス待ちの列が長く続く。

Krs3
        仙人庵へ

満員の低公害車のバスは、定刻に発車して一般車両通行止めの静かな新緑の森の中をゆっくりと走る。

Kur2

 朝陽に照らされた木々の揺れる新緑の葉裏の隙間に、小田代原の奥にある貴婦人の姿が見える。

Kfj1
             小田代ヶ原の貴婦人

Kur4

 バスが走る樹林帯は、シカや熊の餌となる木肌を保護された、高原のミズナラやブナの樹木林の中である。

Kur6

 終点でバスを降りると、目の前の清流の河岸に、朝陽を浴びた赤いクリンソウの群生が広がる。

Kur12

 散策路をしばらく歩くと、目の前に男体山を背景にした中禅寺湖の湖畔に出る。透き通るようなきれいな湖水が、白い砂浜に小さな波になって打ち寄せている。

Kur13

 中禅寺湖に流れ込む川ではマスの稚魚が群れを成して泳いでいる。丸太でできた橋を渡りながらそれを眼下に見て仙人庵に向かう。

Kur14

 ここ仙人庵一帯はクリンソウが一面に広がる。川岸の水面に映るその花を、手前の横たわる太い枯れ木に腰を下ろして眺める。

Kur16

 今の時期に満開になるクリンソウの名前の由来は、花が花茎を中心に円状につき、それが数段に重なる姿が仏閣の屋根にある 「九輪」 に似ているところからきている。

Kur20

 人も少なく静かにゆっくりと堪能できたクリンソウであるが、今がシーズンとあって、時間がたつにつれて人も増えてきたので、次の目的地に向かうことにした。

 

 

 

ホトトギス   長逗留

 今シーズンのホトトギスはこの公園では長いこと楽しませてくれる。例年だと緑の葉が繁った大きな樹木の高いところで鳴いていて、その姿を見ることは難しかった。

Httg1

 もうほかの地に移動してしまったのではないかと思いながら公園に向かうと、上空からは大きなホトトギスの囀りが聞こえてくる。

Httg2

 早朝にもかかわらず同好の士が数人カメラを構えて居る。今朝は色の違うホトトギスもいるとのことで、鳥の姿を追う目の色も普段と少し違う。

Httg3

 相変わらず公園の樹木を周遊しているので、少し待っていると鳴きながらやって来る。大きな樹木の高いところに止まると、早速大きな声で囀りを始める。

Httg4

 するとその周りでは小さな鳥たちが嫌がらせをしている。たぶんメジロやヒヨドリなどだろう。

Httg5

 この公園に長居をしているのは、きっと托卵がうまくいっていないのだろうと思う。ほとんどがウグイスの巣に托卵をするはずである。

Httg6

 今シーズンはこの公園では鶯の鳴き声が例年より少ないような気がするので、予定どうり托卵作業が進んでいないのではないかと推測する。

Httg7

 そのおかげで我々は、ホトトギスを十分に楽しんでいるのかなと思っているこのごろである。 「人の不幸は蜜の味」 ともいう言葉があるが、その一種だろうか。

 

 

チョウゲンボウ  巣立ち雛と遊ぶ

 ここのところ九州に旅行に行ったり、花を見に出かけたりと鳥を見に行く時間が制約されている。

Cgb1

 その間にも鳥たちは確実に成長して、期待通りの場面設定に思うように現れてくれない。

Cgb2

 久しぶりにチョウゲンボウの谷に行ってみると、すでに巣立ち雛たちは近くの樹木の間を飛びまわっている。

Cgb3

 高い樹木の横枝に止まっているチョウゲンボウは、よく見るとまだ少し産毛が残っているような感じであるが、羽ばたきの練習をしたり枝から枝へととび移っている。

Cgb4

 怖いもの知らず、珍しさに興味という感じで、見上げるカメラを持った人たちをのぞいたり、周りを警戒したりとなかなか積極的である。

Cgb5

 自分はスターになったような気分なのか、いろいろなことをやってくれる。飛び出しかと思うようなポーズをとったかと思うと、肩透かしであったりする。

Cgb6

 そうかと思うと、エンゼルポーズをとったり、ストレッチをしたりと気を持たせる幼鳥である。

Cgb7

 本格的な飛び出しを狙おうと構えるが、なかなかそれを見せないで、人をおちょくっているように見える。

Cgb9

 少し我慢して待ってみるが飛び出す気配はない。しかし、見上げている重いレンズを下ろすとその瞬間に飛び出してしまったりする。

Cgb8

 カメラマンを翻弄して、やんちゃ坊主ぶりを発揮しているチョウゲンボウ巣立ち雛たちの、独り立ちへの飛翔や採餌の練習風景である。

 

コゲラ    巣立ちも終わって

 早朝の公園を歩いていると、シジュウカラの混群の中にコゲラがいる。シジュウカラも雛たちが巣だって一人前に飛びまわっている。

Kgr1

 にぎやかな集団が青葉の茂った桜の木の周りを飛びまわる。動きが速いのでカメラが追いつかない。

Kgr2

 コゲラも巣立ち雛なのか、警戒心が薄く無邪気な行動を見せている。よく見て居ると親鳥の行動とは少し違う。

Kgr3

 無事に巣立ちまでは到達したが、これからも成長過程には幾多の困難に立ち向かう。

Kgr4

 その障害を乗り越えて早く一人前になってほしいと思う公園散歩である。

 

メジロ   ついでに

 最近の早朝の公園は5時だと明るいので、小鳥たちのさえずりがにぎやかである。

Mjr1

 メジロのさえずりは高い樹木の上で訳のわからない鳴き方をする。あれだとガビチョウもまねができない。

Mjr2

 目の前にいるメジロは餌を嘴に咥えて、これから雛のいるところに行こうとしているのだろうか。

Mjr3

 ついでにといっては失礼だが、ホトトギスを待っている間に垣間見たメジロの餌取り風景である。

 

ホトトギス   にぎやかな公園

 昨日は関東も梅雨入り宣言とか、せっかくの休日、朝からかなりの雨である。梅雨入りといってもその降り方ではなかった。

Httg1

 その上、午後からは日差しもたっぷりの好天気である。そうかと思うと今朝は鬱陶しい曇り空、夜明けも遅い。

Httg2
        大きなさえずり

 早朝からホトトギスでにぎやかな公園へと脚を向ける。公園ではキビタキやコジュケイの鳴き声が聞こえてくる。

Httg3
         本来なら子育てに運ぶ虫

 コンクリートでできた疑似木の土止めのある階段の散策路を上ると、上空からホトトギスの大きな鳴き声が聞こえる。

Httg4

 公園内の決ったコースを飛びまわっているホトトギスは、待っていると必ずポイントにやって来る。

Httg6

 しばらく待っていると、鳴きながら近づいてくるホトトギスの姿。案の定、目の前の背の高いスダジイの樹木の高い枝に止まって、「トッキョキョカキョク・・・・・」 と、大きな声で鳴く。

Httg8
        見事な飛び出し

 メスらしきホトトギスは隣の枝にいるが、そこにもう一羽のホトトギスが飛び込んでくる。縄張り争いか、伴侶獲得行動か。

Httg9

 先週は四羽の姿があったが、今朝は三羽らしい。もう一羽はどこかウグイスの巣でも見つけて托卵中なのかもしれない。

Httg10

 それにしても、托卵で種族を繁栄させているホトトギスはすごいと思う。托卵する方もする方であるが、される方もそれを育てあげるのだからほめてあげたい。

Httg13

 人間の世界でも子育ては、人生の中で重要で大変な仕事であるが、それを他人(鳥)まかせにしてその間ホトトギスは、何をしているのだろうと疑問に思う。そんな自然界の摂理を考えている早朝の公園風景である。

 

 

 

 

エナガ   無事巣立った子供たち

 今シーズンはエナガの営巣場所に出あわず、雛たちが巣だって集団で行動している場面である。

Eng1

 成鳥になっても可愛い鳥であるが、子供はさらにその仕草と風貌が可愛さを引き立てる。

Eng2

 本来であれば、横枝に一線に並んでくれるところであるがもうばらばらである。それでもその雰囲気だけは伝わってくる。

Eng3

 見て居ると近くの枝に飛んでは何かをくわえてくる。それぞれがまねをするように動きまわる。

Eng4

 止まる枝は決っているらしくそこに戻ってきて並んでいる。もう少し早ければ、横一線の押し競まんじゅうが見られたかもしれない。

Eng5

 食物連鎖の下のほうにいるエナガの雛たちはは天敵を注意しながら、新しい人生を生き抜いていこうとしている。早く一人前になって、ぜひ来年は営巣からその姿を観察したいものである。

アオゲラ   営巣はどこで

 数年前に比べると、アオゲラの営巣と巣立ちを見る機会が少なくなった公園である。

Aog7

 その当時はアオゲラの天国で、どこに行ってもその姿が見られた。見られる比率はヒヨドリレベルのアオゲラであった。

Aog1

 最近はアカゲラの姿が見られるようになり、それと同時にアオゲラが少なくなったような気がする。

Aog2

 それと同時にアオゲラの試掘はいたるところで見られるが、営巣場所にはなかなかならない。

Aog3

 アオゲラのオスは一生懸命に穴掘りをするが、それを見に来たメスが気に入らないらしい。

Aog4

 なぜか今の人間社会の若者の世相に似ているような気がする。

Aog6

 公園の散策路の階段を上る正面の樹木の目線の位置で穴掘りをしている。静かな早朝の森にそのドラミングは響き渡る。

Aog5

 人の目から見ても、この位置では営巣には不向きだろうと思う。オスのマイホーム設定の選択眼が間違っているとしか言いようがない。

Aog8

 女性が強くなったのか、男性が弱くなったのかはわからないが、女性の自己主張は多くなってきたこのごろである。鳥の世界も例外ではなさそうである。

ホトトギス   高い樹上で

 ホトトギスは大きな声で鳴いたり、鳴きながら飛んだりするのでその存在はよくわかるのだが、姿を見つけるのはなかなか難しい。

Htt1
         頭上を通過

 今シーズンの公園のホトトギスは、数が多いのか例年より賑やかである。そのうえ大きなシダジイの木も青葉が少なく見通しがよくきく。

Htt3
          見晴らしの良い天辺に

 晴れ上がった上空を小さな鳥に追いかけられているホトトギスが横切る。たぶん托卵を試みて失敗したのだろうと思われる。

Htt2
         大きな声で 「トッキョキョカキョク・・・・・・」

 それにしても、托卵という習性をもちながら種族保存されている鳥というのは、褒めていいのかどうか悩むところである。

Htt6

 この公園を飛び回っているホトトギスは、姿を見るだけで四羽は確認できる。それぞれ定位置に止まっているが、縄張り争いなのかほかのホトトギスが横取りに来る。

Htt7
         托卵場所を探す

 そうかと思うとメスを呼ぶような違った鳴き声をする時がある。鳴き声を聞いたらまず高いところにいるので、樹上のてっぺんを探すとそこにいることが多い。

Htt9
                    鳴きながら飛ぶ

 秋口は赤色系が多かったが、今回はまだ見当たらない。聞くところによると、この一周間ぐらい前にケトン類が一斉に入ってきたようである。

Htt10

 この公園ではもうしばらくの間、ケトン類で楽しめそうである。その中にまた異種珍種との出遭いがあればうれしいかぎりである。

« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »