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2016年7月

ササゴイⅢ   大漁に沸く

 梅雨明けとあって、陽が昇ってくるとその陽射しは厳しい。暑い日差しの中にいると、最近は熱中症になるといわれるので要注意である。

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 前回の水かさが増した濁流の時は、ササゴイも魚が見えないのか、魚がいなかったのか不漁であったが、今回は大量の兆しあり。

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 遠くのササゴイが魚を捕ったようで、草かぶりであるが嘴に赤いものが見える。幸先良しと目の前の個体に期待しながらレンズを向ける。

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 すると何か獲物を見つけたらしく、忍び脚で水中を歩くその眼の先には大きな石がある。

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 何とその石の上にトンボが止まっている。オニヤンマかウチワヤンマか、簡単に餌食になってしまった。

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 トンボを食べるササゴイ、そんなものを期待しているのではない。でも珍しい光景ではあった。

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 眼の前のササゴイが、戦闘態勢に入って体を低くして狙いを定めた。一気に水に飛び込んで顔を出したと思ったら、見事に嘴に獲物を咥えている。

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 これもきれいなオイカワのオスである。オイカワは春から夏にかけて婚姻色で、青緑色と朱紅色になりひれなども大きくなって目立つようになる。

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        トンボを捕ったササゴイ

 そんなオイカワのオスが狙われてしまうのである。トンボを捕るササゴイよりも、やはり梅雨明けの陽の光と水しぶきの飛ぶササゴイのオイカワ漁が絵になるのである。

 

ササゴイⅡ   見事に捕獲

 ササゴイもさすがに狙いは定めているようで、ほとんどオイカワのオスを狙っている。

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 じっと水面を見ているが、そばで光る小魚が飛び跳ねても見向きもしない、鯉が背びれを見せて泳いでいても知らんぷりである。

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 ひたすら動かずに水中の目指す魚を狙っている。それを撮ろうと多くのカメラマンも無言で狙っている。

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 無駄話をしているとそのチャンスを逃してしまうから必死である。こちとらは、前回雨で増水のためにあきらめたリベンジなので尚更である。

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 そのせいか、ササゴイのほうも数羽が目の前に来てくれる。それぞれ、自分の漁場を持っているらしく、縄張り争いも繰り広げる。

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 見ていると、何回も空振りをする奴と一発必中で仕留める腕のいい奴がいる。やはり鳥の世界も人の世と同じなのかと思う。

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 頭を低くして狙いを定め一気に飛び込む。水しぶきから頭をあげると嘴には見事に大きな赤いオイカワのオスを咥えている。

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 オイカワのほうは何とか逃れたくて、尾と頭を激しく動かして抵抗しているが、ササゴイの嘴は外さない。

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           抵抗するオイカワ

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 そのうちに、動きまわるオイカワを一気に飲み込んでしまった。のど元が大きく膨らんだササゴイは勝ち誇ったように周りを見回していた。

 

ササゴイ   失敗も中には

 梅雨明けの初日、以前川の増水であきらめたササゴイのオイカワの捕獲場面をリベンジしてきた。

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 天気も良く、流れる水も川底が見えるように澄んでいたので、コンディションとしては絶好である。

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 暑くなるだろうから早めにと思って、早朝から出向く。それでも考えることは皆同じで、すでにかなりの数の同好の士がスタンバイしている。

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 川面ではササゴイが数羽、それぞれのポジションで姿勢を低くして獲物を狙っている。

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                   うまく逃げたオイカワ

 簡単に魚を捕るのかと思っていたら、そうでもなくじっと水面を見つめてその時を待っている。

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        水の中へ

 それも小一時間じっとしているのである。それを狙うこちらも、チャンスを逃してはいけないとじっと構える。

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 ササゴイが動くと同時に連写するが、失敗もあるようで百発百中とは行かないみたいである。

 難を逃れたのは、オイカワのオスである。何とか炎天下になる前に一仕事を終えたいものである。

 

オオタカ  独り立ちまで

 巣立った雛たちが幼鳥と呼ばれるようになって、独り立ちするまでが親としては責任があるし、養育も大変なのである。

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        幼鳥

 これは人の世界でも同じである。我が家でも初孫ができて、先週は100日目ということで 「お食い初め」 の儀式を行った。

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 オオタカの森では巣立った3羽の雛が元気に飛び回っている。1~2時間おきぐらいに餌を運んでくる親鳥のオス、それを受けて子供たちに食べやすいようにちぎって食べさせるメス。

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         幼鳥の飛び出し

 役割分担は明確になっているようである。子供たちも順番に餌をもらっているらしく、一羽が食べている時はほかの二羽はじっとそれを見ている。

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 あわよくばおこぼれにあずかろうと、待っている風である。もうこのあたりから自然界の厳しい摂理を習い始めているのだろう。

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        森を飛びまわる幼鳥

 餌を渡した親鳥が森から上空に飛び出してくるが、子育ての大変さが出ているのだろう、羽が抜けたりしてボロボロに見える。

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        ボロボロの母親

 それでもオスのほうは、獲物を捕ってきて渡すだけであるが、メスはそれを子供たちにきちんと食べさせる作業がある。

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         精悍なオス

 やはり子育ての大変さは人と同じで母親にしわ寄せが来るのかもしれない。鳥も人も子供を独り立ちさせるのは、大きなエネルギーを必要とするものなのだと実感した鳥見である。

ササゴイ  漁の名人?

 ササゴイの魚の捕獲の場面が話題になっている。好奇心の強い性格から出向いてみた。

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 ササゴイが珍しいのか、その魚が話題なのかというと、ササゴイがオイカワのオスを捕る場面が絵になるのである。

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 ササゴイだけでもオイカワだけでもだめで、ササゴイと大きな赤みを帯びたオイカワのオスが主役なのである。

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 連日の雨の後、時間がとれたので出かけてみたが、なんと川は増水した濁流で、中州の草の中まで水没している。

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 ササゴイは餌を求めて近くまで来てくれるのだが、魚がいないのか水が濁って見えないのか、なかなか捕獲のチャンスがない。

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 そのうちに、上流の小さな河川が流れ込む対岸の支流で採餌を始めた。

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 そうなると営巣場所は少し下流にあるので、目の前を上流へ下流へと通過する飛翔姿が多くなった。

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 時々目の前にも降りてくれるが、水かさが増しているので、中洲の草の中に入って見えなくなる。

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 それではと、漁の名人芸が見られないなら飛翔姿でもと追いかけてみる。優雅な飛翔姿ではないが我慢しよう。

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 来週でも再度の挑戦をと思いつつ、増水の河原を背に帰途についた。

 

 

 

 

 

 

アオバズク  巣立ち雛

 アオバズクの営巣地ではどこも連日の雛の巣立ちが報告されている。多少の遅れはあるが一斉に巣立っている雰囲気である。

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         全員睡眠中

 その瞬間に出会いたくて様子を見ているが、仕事の関係で時間が自由にならないので、なかなかかわいい雛の姿がファインダーに収まらない。

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 三日前に巣立ったアオバズクの森に足を向けてみた。今シーズンは3羽の雛が巣立ったようである。

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     お茶目な雛

 出たばっかりは巣の近くにいるが、日が経つにつれて高い樹木へと移動してしまう。早朝の暗いうちには近くを飛び回っているが、夜が明けるころには眠りに入っている。

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 巣の近くの杉林を探してみると、5羽の家族が熟睡中である。3羽の子供が真ん中で両側の横枝に親の姿が見える。

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    エンゼルポーズを

 せめて黄色の大きな目を開けてくれないかと待っていると、上空をカラスが鳴きながら飛んで警戒して目を開けてくれた。

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     負けじとエンゼル

 しばらく待っていると、今度は雛たちが動き始めておどけたしぐさをする。ストレッチを始めたと思ったら、そのうちにエンゼルポーズまで見せてくれた。

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 仲良しの2兄弟が下を覗いたり、大きく目を見開いている。母親はそんな様子をよく見ているが、オスは首をすくめて無関心を装っている。

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     見守る母親

 少し遅れて枝被りではあるが、ひなの巣立ちの様子を観察することができたので、満足したというところである。

 

ツミ   飛び出し

 ツミの四兄弟はそれぞれ独立か?と思うほど今朝は出て呉れない。二羽は樹木の中に入ったが静かにしている。

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 親の餌運びは終わったような感じである。それぞれが自分で餌を捕れるようになると旅立ちの時である。

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 早朝の背景は曇り空で、被写体のツミは映えないが幼鳥の飛び出しを狙ってみた。

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 一脚や三脚を持たない私は、手持ちで待つので、長い時間になるとカメラを持っている手がつかれる。

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 その手を休めると、ちょうどその時に飛び出したりするので、なかなかそのチャンスはつかみにくい。

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 いつもは絞り優先にしているので、曇りの時など飛び出しの瞬間はブレることが多い。

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 そこで今回はシャッタースピード優先にしてその機会を狙うことにした。ISO感度をあげて待つ。

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 ここのところ横着を決めつけて、近くの公園ぐらいしか動かないので、ツミばかりになってしまった。

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 しかも公園ではツミぐらいしか被写体になる鳥がいないのが現状である。今週末は少し新しい出会いを求めて行動半径を広げてみようと思っているところである。

 

ツミ   気取ったところも

 元気に公園の広場を飛びまわるツミの幼鳥たちは気取ったポーズも見せてくれる。

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 その姿はもう一人前の凛々しい表情を見せる。親からもらった餌なのか、自分が捕ったものかいつの間にか採食中である。

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 親の餌渡しの場面は見てないので、たぶん自分で捕ってきたのだろう。小鳥には見えないので昆虫類かもしれない。

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 独り立ちの第一歩は、まず一人で食べ物を確保できることが条件のようである。食べ終わると嘴を木にこすりつけてきれいに拭っている。

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    見返りのポーズも

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 お腹もいっぱいになり満足ししたのか太い横枝で、カメラを意識した目線を向けてくる。

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 それではと、その気取ったポーズを連写してみる。こうして幼鳥たちも大人になっていくんだなと眺めている公園である。

 

ツミ   やんちゃな幼鳥

 ツミの子が四羽巣立った公園の広場は、幼鳥たちの運動会場になっている。朝から元気に飛び交っている。

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 広場の少し雨に濡れた木製のベンチに座っていると、目の前を行ったり来たりして、格好の葉のない枯れた樹木の枝に止まったりする。

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 一人前に飛翔するところをこれ見よがしのやんちゃぶりである。仕草や目つきを見るとまだ子供だなと思う。

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 兄弟仲良く飛びまわる姿はほほえましい。遠くに行ったかと思っていると、いつの間にかまた目の前にいたりする。

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    いたずら小僧という感じ

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 そろそろ自分でセミを捕ったりするようになると一人前である。そうするとそれぞれの道を選んで飛び去ってしまう。

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 楽しめるのはここ1,2週間かなとも思いながらの、誰も居ない公園でのツミとの戯れである。

オオタカ幼鳥   リベンジに応えて

 オオタカの餌渡しを狙って梅雨空の下、早朝のオオタカの森に足を運んだが、警戒心の強い幼鳥たちはなかなか良いところに出てくれない。

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 それではと、リベンジを狙って再度早朝から小雨煙る森を歩く。晴れ男の強みか天気予報に反して、傘は必要ない状況である。

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 それにしてもこんもりとした森は、光が足りないのでISO感度を目一杯あげる。聞こえてくるのは幼鳥たちの鳴き声。

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 親鳥の呼ぶ声が聞こえると、にぎやかに飛び交い集まってくるが、その姿は濃い緑の葉にさえぎられてしまう。

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 今日は幼鳥に的を絞ってきているので、光少ない林の中を飛び交う幼鳥の姿を追う。

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 なかなか良いところに止まってくれないが、一羽すっきりとした視界の先で鳴きながら親を待っているようである。

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 高い樹木の横枝にいるので、見上げる体勢になるが正面からその姿が見える。今シーズンはこの場面が少ない。

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 いつもであればすぐに飛んでしまったりするが、私のリベンジの意思が伝わったのか、羽ばたいたり一回りしたり、大きな声を出したりとパフォーマンスを見せてくれる。

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 幼鳥でも翼を左右に大きく広げると、なかなか迫力があって見ごたえがあるものである。

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 鋭い目つきは一人前の面構えであるが、その動作は何かやんちゃ坊主のそれである。それでも、しばらくの間出ずっぱりの幼鳥で、十分楽しませてもらったところである。

 

 

オオタカ   巣立った森はにぎやか

 立派に巣立つまでは少し待とうと待っていたオオタカの森を訪ねた見た。あいにくの梅雨空、時折雨粒も額に落ちてくる。

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 雛が巣立った森はにぎやかである。幼鳥が3羽鳴きながら樹木の間を飛び交う。まだ警戒心が強いせいか、見えるところには出てこない。

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   獲物を持ってきた親鳥

 樹木の間を飛び交う姿はよく見えるが、早朝の雨模様のコンディションではSSが上がらないし、飛翔姿も捉えにくい。

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   子を呼ぶ親

 親が獲物を持ってくると一段とにぎやかになる。鳴き声と共に雛たちがその近くの枝を飛び交う。

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    獲物をもらった幼鳥

 こちとらは湿度の高い森の中で、やぶ蚊の攻撃にも構わずオオタカを狙う。シャッターを連写しているときは感じないが、ドラマが終わると腕から額から赤く凸凹になる。

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 そして一気にかゆみが襲ってくる。いつものことであるが、虫除けスプレーを忘れてしまうのである。

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    親を待つ幼鳥たち

 それでも満足のいくショットが撮れればそのかゆみも忘れてしまうのであるが、なかなかうまくいかないで、やぶ蚊と闘いながらのオオタカ観察の早朝である。

ミソサザイ   こんなところで?

 多摩地区でも森閑としたせせらぎが聞こえるようなところで営巣するミソサザイ。体は小さいがそのさえずりの声は何倍も大きい。

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 そんなミソサザイが、人の多い高原の森林公園に設置された散策路の東屋で、営巣の準備中である。

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 東屋のベンチに座ってその作業の一部始終が観察できる。人が座っていても、まるで無視したように作業に夢中である。

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 近くの湿った枯れ木にある苔類を採っては運び込んで巣作りである。忙しそうにその作業を繰り返している。

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 みていると、こんなところに巣を作ってもメスが気に入らないといったら無駄になるだろうにと心配してしまう。

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 この高原ではいつもミソサザイが特別のサービスをしてくれるが、まさか目の前で巣作りを見せてくれるとは思わなかった一場面である。

 

 

アオバトⅡ   波間の飛翔

 早朝から海岸の岩礁を狙っていると、山のほうからやってくるアオバトは頭越しに飛んでくる。

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 早く見つけて狙いを定めるには、背後に注意しながらその飛翔を待っていなければならない。大小の群れが数十分間隔で旋回してくる。

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 岩肌目指して一気に降りてくる群れと、海上を旋回してゆっくりと目指す岩礁に降り立つ群れがある。

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 そうかと思うと、もったいぶって旋回だけして降りないで再び山の方に戻って行ってしまうグループもある。

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 それぞれの群れにはリーダーがいるのだろうか、団体行動の規律はしっかり守っているようである。

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 群れで飛ぶことで天敵からの攻撃のリスクを回避しているように見えるし、波が荒いのでもう少し凪いでからという判断にもとれる。

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 日の出から数時間すると濃い霧が晴れ上がって、西の方角にほとんど雪のなくなった富士山の頂が見えてきた。

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 富士山を背景にアオバトをと思って狙ってみたが、単焦点の望遠ではその姿はうまく収まらない。

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   富士山を背景に

 こんな時はズームがいいなと思った瞬間である。それでも何とか山に向かうアオバトのシルエットを、富士山の肩越しに残すことができた波荒い海岸風景である。

 

アオバト  波間のエネルギー補給

青い海に白く砕け散る波しぶき、そんな海岸に海水を飲みにやってくるアオバトの群れがある。

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 昨日は雨だったので朝からまぶしい陽ざしが照り付ける。低気圧の通り過ぎた後は、天気は良いが波は荒い。

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 サーフィンなどは絶好のコンディションになる。サーフィンだけでなく、海岸にエネルギー補給に来るアオバトのショットを狙うのにもよい条件になる。

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 海岸の岩肌に打ち付ける波が大きく砕け、白い波が青い海に飛び散るところに、アオバトの姿をとらえられるからである。

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波をかぶる岩肌では、上空から飛んできたアオバトが、岩のくぼみにたまる海水を飲むシーンが見られる。

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 夢中で海水を飲んでいる時に、大きな波が来ると一気にその岩ごと飲み込んでしまうように見える。

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 そんな時に素早く飛び出して逃げるアオバト、それでも逃げずに頑張る個体。一歩間違えば溺死である。

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 そのうえ猛禽類のハヤブサは、そのアオバトを狙って上空から突撃体制で突っ込んでくる。

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 あわよくばその場面をもと期待しているところでもあるが、アオバトにとってはまさに 「決死の潮汲み」 といったところだろうか。

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    岩礁からの飛び出し

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 霧の深い早朝から陽が昇って青空が見えるまでの間、打ち寄せる波のリズムとともに何度かそんな場面を楽しませてくれた海岸のアオバトである。

 

ゴイサギ   花に止まれず着水

 ハスがある池は今が盛りとその花が満開である。白い花、これも清楚な感じでいいが、不幸を思いだしてしまう。

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 緑の大きな葉に似あうハスの花は、薄いピンクである。そんな中でも濃いピンクの花が開いているときはハスの葉の葉脈をさらに引き立てる。

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 逆光気味に緑の葉が透けると、その葉脈がはっきりと見える。そんな花も撮ってみたいと思いながら、実はハスカワ狙いで待っている。

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 カワセミは 「チイッチイッチイッ・・・・・・」 と、鳴きながら飛んできてくれるのですぐにわかる。だから見つけるのには助かる。

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 それでもたまに、人の裏をかくように静かにやって来て、ちゃっかりとハスの花のよいポジションにいることがある。

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 そんなこんなで待っていると、ハスの花の上を大きな鳥が羽を広げて降りてくる。ゴイサギである。

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 この池にはゴイサギはホシゴイも含めて十羽程度の姿は確認できる。ほとんどが幼鳥なのでゴイサギは数羽である。

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 まさかハスの花に止まるわけではないが、きれいに咲くハスの花の中に着水して姿を隠してしまった。 「ハスカワ」 を待ってゴイサギ登場、 「ハスゴイ」 の一コマである。

 

カワセミ  ハスの花とともに

 俗にいうハスカワ(ハスの花に止まるカワセミ)を狙って、早朝からハスが咲いているその池に向かう。

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 昨年は少し遅く、ほとんど花が終わってしまったシャワーヘッドに止まるポーズが多かった。

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 今シーズンはよいところをとその機を狙って待っていた。そのためにハスのある池を数多く歩いてみた。

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 それによると、蓮の花はその地域の気候によって咲く時期がかなり違う。昨年の実績で行ってみると早かったり、そうかと思うともう花びらが落ちていたりする。

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 今回の狙いの場所は、花の開花がちょうどよいというので行ってみると、その通りで見ごろである。

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 地元の人の話では、カワセミの出方も日によって違うらしく、出のよい日の結構羨ましいショットを見せてもらった。

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 それには負けず頑張ろうと腰を据えることにした。早速姿を見せてくれたカワセミは、今年の幼鳥だろうか全体的に黒っぽい。

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 お腹の鮮やかなオレンジと背中の光るコバルトブルーを待つ。そんな中、たびたび鳴きながら飛んできてくれるが、あいにく幼鳥ばかりである。

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 贅沢は言ってられないので、よいところに止まってくれることを祈りながら、ファインダーをのぞく。

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 開いた花には止まりにくいのか蕾の上に止まることが多い。花びらが落ちたシャワーヘッドは居心地がよさそうである。

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 それでも何回か蕾に止まってくれて、飛び込んでは小さな魚をくわえて見せて呉れる。

 最後まで成鳥の姿は見えなかったが、その分幼鳥のダイブで捕食の場面が見られたので満足したことにしよう。機会があれば再度挑戦したいものである。

ツミ   巣立った幼鳥たち

 何も悪いことをしていないが、生まれつきツミという名前をもらった地元の雛たちが、無事に巣立って森の中を飛び回っている。

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 まだ自分で狩りができないので、親が運んできてくれる獲物を待っている。その間四羽の幼鳥たちはふざけあって飛び回ったり、幼い鳴き声をたてたりしている。

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        兄が食べるところを見て居る弟

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        餌を運んできた親鳥

 一時間に一回ほど親が獲物を持ってくると、一斉に大きな声で鳴きだして親の元へ集まる。

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         兄弟仲良く

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         やんちゃぶりの末っ子

 それでも順番が決まっているのか獲物の取り合いはなく、一羽が食べている時、他の兄弟はそれを物欲しげにみているだけである。

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 近くにいると少しは分けてもらえるのかとじっと見ているが、食べてるほうはそれにお構いなく、ひたすら鋭いくちばしで小さくちぎって獲物を食べている。

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 鳥も人間と同じで食事中は無防備である。かなり近づいてカメラを向けてもひたすら食べ方に無中である。

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 最近のツミは都会派になったのか、営巣地もかなり人の多いところであったり、電線など人工物に止まったりするようになっている。

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 やはり猛禽類だけでなく、小さな鳥たちも人工物は避けてほしいところである。ツバメやスズメ、カラスなどは見慣れたせいか違和感はないが、ツミの人工物止まりはいただけない。

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 元気な長男から最後まで白い産毛を見せていた末っ子も、すっかり大きくなって、自由に森の中を飛び回れるようになっている。

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 早く自分で獲物を捕れるように狩りの練習をして、一人前になってほしいものである。そして来シーズンもまた、この公園で繁殖の姿を見せてほしいと願うところである。

 

オオタカ  幼鳥が元気

 オオタカの営巣地ではどこも雛たちが巣立って、近くの森の樹木の間を飛び回っている。

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 幼鳥は背後から見るとかなり黒っぽいが、正面は茶褐色が強くそれなりにきれいに見える。

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 幼鳥の良いところは、まだ警戒心が薄く結構近くに来てくれることである。それと幼鳥どうしがふざけあって飛び回るので賑やかである。

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 幼鳥といってもさすがに猛禽類のトップのほうに位置する鳥である。その目の鋭さは幼鳥といえども鋭いものがある。

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 蒸し暑い森の中で、汗とやぶ蚊の攻撃に我慢しながら、数時間の観察であった。

アオバズク   青葉の頃に

 毎年樹木の青葉が濃くなると姿を見せるのはアオバズクである。フクロウの仲間で名前の由来もその辺にあるらしい。

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 こんもりとした樹木があり、樹洞のできるような大木があるところで営巣をする。五月の連休を過ぎたころから各地で目撃情報があがり始める。

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 今シーズンも例年の通りその時期に確認したが、その姿は見えなかった。その森の環境も少し変わっていたので、今シーズンはあきらめていた。

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 ところが大きな樹木を見上げてみると、少し遅れてはいたようであるが、緑濃い樹木の葉が茂る横枝に金色に光るきれいな目が見える。

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 早朝なので一仕事終わって眠りについたばかりのようで、その表情は不機嫌に見える。

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 それでも光る目で見つめるその先には、抱卵しているメスがいるものと思われる。メスを見守る遅れてきたアオバズクのオスの姿である。

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 実際は遅れてきたのは私のほうで、アオバズクはすでに営巣の準備を始めていたのかもしれない。

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 それはそうとして、今年も来てくれたアオバズクに感謝し、もうすぐ見られるだろう雛のエンゼルポーズを楽しみに、しばらくの間見守ることにしよう。

 

 

 

ホオアカ   レンゲツツジと共に

 露の晴れ間に高原の花と鳥を目当てに決行した霧ヶ峰探鳥会。天気予報とにらめっこすると、初日は晴れないが雨は降らない、日曜、月曜日は晴れという予報。

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 普段の行いが良いせいか予報どおりであった。ただし、さすがに1800mの高原、霧ヶ峰という名の通り、深い霧が待ち受けていた。

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 時々風が吹くと深い霧は飛ばしてくれるが、もやったままである。午後からは晴れるだろうと期待しながら鳥を探してみると、レンゲツツジの花にホオアカの姿が見える。

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 大きな声で囀ってはポーズをとってくれる。欲を言うともう少し花がたくさんあるところに止まってほしいという贅沢を考える。

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ホオアカも自己アピールをしようとしているのか、カメラに向かって大きな口をあけて囀り続ける。

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 地元で冬場に見る地味な姿とは別に、夏羽の胸周りの模様がきれいに見える。やはりホオアカの繁殖地が一番の棲み処なのかもしれない。

 レンゲツツジにホオアカがファインダーに収まったので、まずは目的達成ということにしよう。

 

コサメビタキ   親子で

 昨シーズンはちょうど孵化したところで、頻繁に給餌をするところを観察できたが、今年はすでに巣だってしまった。

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 高原の花の見ごろに焦点を合わせての今回のスケジュールなので、巣立ちには若干遅れた感じがする。

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 すでに独り立ちで飛びまわってはいるが、親の隣にいるということはまだまだ給餌を期待しているのかもしれない。

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 春秋の渡りのシーズンには、地元の公園にも立ち寄って姿を見せてくれるが、営巣はもう少し山深いところになる。

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 それでも親子での繁殖の姿を見ることができたので、一安心というところである。

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 この親子のほかにもまだ餌を運ぶコサメビタキがあるので、今シーズンの繁殖は順調に経過したと判断しても良いのだろう。

ミソサザイ   小さな体で大きな声

 高原の朝はさわやかである。人影の少ない木道を歩き始めると、歓迎の意を示すようにミソサザイのきれいな声が聞こえる。

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 いつもは目線の位置で鳴いてくれるので、近くを探してみるがその姿は見えない。それにしてもすぐ近くで鳴いている声である。

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 あたりを見回し探した後に頭上を見上げると、何と高い枯れ枝の先で小さな体を震わせて大きな声で囀っているではないか。

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 顎が外れてしまうのではないかと思わせるように、思いきり大きな口を開けて鳴き続けて居る。

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 口を閉じたミソサザイは様にならないので、その大きな声で囀るポーズばかりになってしまう。

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 静かな森に響き渡るその声は、木道を歩いて散策する人々を魅了する声である。全身は茶褐色で地味な色合いであるが、その声は森に通る美しい鳴き声である。

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 囀りのポーズも丸っこい体に短い尾羽をピンと立てた独特のスタイルでシルエットでもすぐにわかる。

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 ただし体が小さいので探すのは容易ではない。今シーズンも早朝の清々しい森で迎えて呉れたのはミソサザイの囀りであった。

 

ゴジュウカラ   群れで

 耳に心地よい小鳥たちのさえずりを聞きながら木道を進むと、目の前の大きな樹木の枝を小さな鳥の群れが動く。

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 よく見てみるとゴジュウカラである。木の幹を逆さまに歩くゴジュウカラが、小枝を横に忙しく動き回る。

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今シーズンもこの森林公園は数多くの鳥たちが姿を見せる。本命は声は聞こえるがなかなか姿を見せない。

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 一か所でじっと待っていると出遭う確率は高くなるのだろうが、性格的にそれもできずに動き回ってしまう。

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 特に今の季節は樹木にも葉が生い茂り、鳥の姿は見つけにくくなる。飛び出してくれるか鳴き声を聞かせてくれると助かるところである。

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 ここに来るとゴジュウカラもたくさん出遭えるが、地元ではなかなか見つけることができない鳥である。

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 群れで来てくれたので、いろいろな動きを観察することができた森林植物園である。

 

 

キビタキ   高原で

 梅雨の晴れ間の週末、緑濃い樹木林のなか高原の木道の散策路を歩く。

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 遠くからはカッコウの鳴き声が響き渡る中、近くの小枝からキビタキのさえずりが聞こえる。

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 高原に来てカッコウの声を聴くと、初夏のさわやかな雰囲気を感じる。

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 その声を聴きながら鳥たちの姿を探してきれいに整備さた木道を進む。

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 陽が差し込む緑の葉陰に、黒地に黄色が鮮やかな、いつもよりきれいに見えるキビタキの姿がある。

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 採餌中なのかくちばしには小さな虫をくわえて、頭を左右に振ってからそれを飲み込んでいる。

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 ここが縄張りなのか近くの樹木の枝から枝へと飛び回っているが、あまり遠くには行かずにその姿を見せる。

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 この時期キビタキはどこでも見ることができるが、周りの環境のせいかなぜかきれいに見える高原でのキビタキとの出遭いであった。

 

 

 

ノビタキ   湿原で

山を下りて湿原に来ると、満開のレンゲツツジにノビタキが餌をくわえて待っている。

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 オスの姿は見えないが、メスがえさを運んでいるように見える。近くで雛がそれを待っているのかもしれない。

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 高原でも山の上と低いところでは肌に感じる気温差はかなりある。ましてや強風の吹く濃いガスが立ち込める高台ではウインドブレーカーを着ていても寒く感じる。

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 レンゲツツジの花は少ないが、湿原の草地のその小枝に止まって満足感を与えてくれるノビタキである。

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 梅雨入りの天気予報を見ていても、タイミングよく週末から月曜日にかけては晴れマークであった。初日だけ雨に遭わないで鳥見ができればと期待しての現地、まあまあである。

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 毎年梅雨の時期を外していたので、なかなかレンゲツツジの満開の風景は見られなかった。そこで今シーズンは晴れ男のジンクスにかけてみたが、初日は何とかクリアーしそうである。

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  目の前に広がる湿原のはるか向こうに見える山々も雲が去り、時折青い空も見えるようになってきた。もう一度高原のノビタキを探してみようと移動を考え始めたところである。

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 もう少しするとニッコウキスゲもきれいに咲き誇るだろう。その時にまた、キスゲノビをファインダーに収めたいものである。

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