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2016年8月

イカルチドリ   幼鳥の独り歩き

 かつては自然の川の流れで水溜りがあったり、草が程よく伸びて鳥たちの隠れ家になっていた河川敷が、重機が入ってきれいにならしてしまった。

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 砂や石ころだらけの河原になって、毎年春と秋の渡りの時に姿を見せて呉れる鳥たちもその数が減ってきた。

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 それでも数羽の姿があるというので、早朝から待ってみることにした。土手の上はジョギングやウオーキング、犬の散歩の人たちが挨拶をしていく。

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 しばらく待っていると飛んできたのは、イカルチドリの幼鳥である。この鳥たちはどちらかというと、砂地で石がごろごろしたところを好む。

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 子育ての時期は、こういう環境のほうが擬態しやすく、天敵の目を逃れられるからである。

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 その上営巣も河原の石ころの間ですることが多い。そんなわけでその姿を探すのも容易ではない。

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 動いてくれるとすぐわかるが、じっと動かないでいるとどこにいるのかわからない。本命現れず、イカルチドリとの朝の遭遇場面である。

エナガ   久しぶりの出遭い

 最近は近くの公園とか多摩川河畔を歩くことがなかったので、久しぶりに台風のもたらした大雨の後の河原を歩いてみた。

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 多摩川もさることながらそろそろ公園にも足を運ばないと、秋の渡りが始まったようである。

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 小雨の当たる多摩川土手を歩きながら本流を眺めると、流れがすっかり変わってしまい増水で流されたごみが浅瀬の草木に引っかかっている。

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 背丈まであった河原の草木がすっかり流されて横倒しになり、カワセミたちの餌場も大きな流れになって小魚の姿は見えない。

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 土手下の桜の木にツツドリやコムクドリなどがいないかなと思いながら歩いていると、エナガの群れが 「ジュリリリー、ジュリリリー・・・・・」 と鳴きながらやってきた。

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 相変わらず忙しそうにちょこまかと動くので追いかけるのが大変であるが、久しぶりの出遭いなので、なぜか新鮮な感じでレンズを向けた早朝散歩である。

タマシギ Ⅱ  健気なオス

 水草が伸びている休耕田のタマシギのお父さん、健気に雛四羽を引き連れてイクメンパパを演じている。

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 最近は男性も育児休暇をとる時代になったので、タマシギの世界のほうが進んでいたというわけになる。

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        羽繕いのリラックススタイル

 少し違うのは人は男性、女性二人で子育てをするが、タマシギのメスは子供を作ると抱卵、子育てをすべてオスに任せてしまうことである。

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        雛を守る警戒の目

 身軽なメスは種族保存本能のままに、ほかのオスを求めて新天地にむかうのである。

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         先導して歩くオス

 残されたオスは卵を温めて孵化させ、雛を育てて一緒に越冬地へと向かうのである。

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         餌捕りの学習

 そんなメスは自分の子にどうやって愛情表現するのだろうと疑問に思うとともに、子供たちの母親はオスなのだろう。

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         尾羽に隠れて

 眼の前の休耕田の草むらにいるオスは、まさに子育て真っ最中である。深い草の中を歩いては餌を採っている。

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          子を従えたお父さん

 嘴を見ていると水中にいるタニシなどの昆虫類を捕っているようである。後ろからついてくる雛たちもそれを見て学習している。

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        お父さんの後を追う雛

 親の後を追う可愛い産毛の四羽の雛を見ながら、オスの育雛姿の健気さに感じいっている鳥見風景である。

 

タマシギ  子育て中

 休耕田で営巣中だったタマシギが四羽の雛を連れて子育て中である。前回のぞいた時はまだ抱卵中で、草の陰で目だけが光っていた。

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 あれから2週間で、四羽の雛が元気に親鳥の後をついて歩いている。周りの草も成長してタマシギの姿を探すのがたいへんである。

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 時々ストレッチをする時に大きく羽ばたくのでその時が場所確認できる瞬間である。

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         雛とともに

 時々草葉の開けたところを歩いてくれると、親の後に四羽の雛が並んで歩いているのがわかる。

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 親も餌を捕りながらその捕り方を教えているのか、雛たちはまねをして水中に短い嘴を差し込んでいる。

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 もう少し大きくなったら近くを歩く姿をはっきりと観察することができるのだろう、うまくタイミングがあったらそんな場面も期待したいものである。

カワセミ   久しぶりの飛翔姿

 本命を探して多摩川河畔を歩いていたら、久しぶりにカワセミの姿を見つける。

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 雛たちの成鳥過程で羽の色はもう一つであるが、川に横たわった倒木にとまって狙いをつけては飛び込んでいる。

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 まだまだ幼鳥のせいか、魚をうまくとらえられないようである。何回かダイブしているが手ぶら(嘴ぶら)で戻ってくる。

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 独り舞台でのんびりと捕食練習をしているところに、ダイサギが割り込んできた。カワセミは慌てて竹藪のほうに非難。

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 ダイサギもその倒木から水面をのぞいて魚を物色しているようである。しびれを切らしたカワセミは上流へと飛翔。

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 ダイサギが飛んだ後、しばらくしてまた戻ってくると、同じところに止まってダイブの練習である。

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 それにしても魚を捕れないカワセミである。ついには、こちらの方がしびれを切らして引き上げることになってしまった。

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 もう一年もするとこのカワセミも、コバルトブルーのきれいな装いになるだろうことを期待しながらの撤収である。

 

カイツブリ   微笑ましい親子

 真夏日の蓮沼、すでに花の時期は終わってほとんどがシャワーヘッドになっている。

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 そんな沼の水面をカイツブリの親子がのんびりと遊んでいる。雛を背中に乗せた親は雛を気にしながらゆっくりと進む。

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 巣立った雛は親の羽の下に隠れて顔だけ出したり、背中に乗ってあたりを見回したりしている。

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 時々水面に降りて独り立ちの練習をしているが、親はそれを心配そうな目つきで見守っている。

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 親の鋭い目つきのスタイルとは違って、縞柄の雛は可愛く見える。見えるのは一羽であるが、本来は数羽の雛を背中に乗せていることが多い。

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 これから孵化するのか、すでに生存競争に勝って残った雛なのか定かではないが、陽射しの強い蓮沼の微笑ましいカイツブリの親子の光景である。

クロハラアジサシ  腹は黒くないけど

 本命を待つ間沼の上空を悠々と飛んでいるのはアジサシである。よく見てみるとアジサシではなくクロハラアジサシのようである。

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 コアジサシなどは群れで飛び交いダイナミックに垂直に飛び込んでは魚を捕る。これはその辺が少し違う。

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 クロハラアジサシは嘴で水面を水をすくうようにして子魚や昆虫を捕獲しているようである。

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 ダイビングもするが、コアジサシのように鋭く飛びこまないで、水面を浅くダイブしている。

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 この沼には一羽だけであるが、このクロハラアジサシが我が物顔に飛びまわっている。

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 クロハラというので腹が黒いのかと思っていたら、成鳥の夏羽は黒いが幼鳥は白いらしい。

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        水面を浅くダイビング

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 名前もクロハラだからまだよかった、これがハラグロだったりしたらどんな鳥だろうと思う。

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 それでも見て居ると、静かに休んでいるセイタカシギのいるところに飛び込んで、ここは俺の場所だといわんばかりの飛翔もしている。

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 本命は大人気で注目されているが、その本命を待つ間、誰もレンズを向けないクロハラアジサシをじっくりと観察した炎天下の沼のほとりである。

 

 

 

セイタカシギ   見事な着地

 世界中を楽しませてくれたスポーツの祭典リオオリンピックが終わった。

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 体操の金メダル、400mリレーの銀メダル、バトミントンダブルスの優勝など数多くの感動をありがとうと言いたい。

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 メダルをとるまでの練習とその努力、不屈の精神力があればこそ世界の舞台での勝利につながる。

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 早朝の陽が昇り始めた沼畔で、逆光気味に映るセイタカシギの姿を見て居ると、オリンピックの床運動の着地を見ているようである。

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 鉄棒でも着地がピタッと決まると高得点になり、金メダルにつながる。内村選手の金メダルはまさに着地の差ではないかと思う。

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 目の前のセイタカシギもその着地がきれいに決っている。背景の光るさざ波に浮かび上がるそのシルエットが美しい。

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 素晴らしい日本人のオリンピックでの活躍の感動が脳裏に残る鳥見風景である。

 

 

レンカク   炎天下の人気者

 日本では迷鳥と言われるレンカクが見られるというので早朝から現地に向かう。到着すると駐車場は満車、沼の散策路はカメラの放列である。

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 ざっと見ても200名はくだらないだろうと思われる人気ぶりである。さらに、陽が昇るとギラギラと照り付ける太陽は容赦ない。

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 どこにいるのかというと、はるかかなたの浮島、距離は100m以上はあるだろうと思うところである。

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 カメラをセットすると、浮島の緑の水草の間を動く白っぽい鳥の姿。隣にはカルガモがいるがレンカクである。

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 ハスの葉の上を歩いてくれるのを期待しているが、遠い浮島の水草の中にいるのでじっくり待つしかない。

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 なかなかよいところに出てくれないので、全身が見られない。3時間ほど粘ってみたが、暑いのと人が多いので引き上げることにした。それでも珍しい鳥に出あえたので小満足である。

 

 

ゴイサギ   雨上がりに

 最近の雨はゲリラ豪雨といわれるように、いわゆるバケツをひっくり返したようなものすごい降り方をする。

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 昔は夏の暑い日には必ず夕立といって雷を伴って大雨が降った。最近の雷は朝からでもなることが多い。

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         ゴイサギの飛び出し

 近くの公園の調整池はこういう時に一旦水をためるためにある。普段は水位が低いので葦原になっていて、そこはゴイサギの塒になっている。

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 豪雨などで池の水位が上がると、ゴイサギの塒は水浸しになってしまうので、鳥たちは近くにある樹木に出てくる。

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 ゴイサギは夜行性なので、昼間は葦原などで眠っていることが多いので、その姿を見ることは少ない。

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 そこでゴイサギを見たい時は、大雨の後にその池に行くと近くの柳の木に止まっているゴイサギを見ることができるのである。

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 そこには二十羽ほどいるらしいが、その時は八羽ほどの姿が見られた。雨が上がると人もたくさん出てくるので、ゴイサギたちも葦原に隠れてしまう。

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        ゴイサギの幼鳥ホシゴイも

 雨上がりにタイミングよく出あえたゴイサギのコロニー風景である。

アザミ   きれいな花には棘が

 人のたとえにも 「きれいな花には棘がある」 とよく言われる。 「天は二物を与えず」 なども同じような意味になる。

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 高原に咲くアザミの花はきれいだが、尖った葉には棘のようなものがあり、近づきがたいことがある。

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        カラスアゲハ

 そんな高原のアザミの花にきれいなチョウが止まっている。おいしい花の蜜を吸いに来ているのだろうか。

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 アザミの花もノアザミとは少し違った柔らかさを感じる花である。タイアザミなのか定かではないが、アザミも種類が多いので識別が難しい花である。

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        ツマグロヒョウモン?

 この時期になるとチョウの翅もいたんでいるのが多く、見ていても痛々しさを感じるが、目の前にいるチョウはそうではない。

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 カラスアゲハが数頭この高原のアザミの群生地を飛びまわっている。この花に止まってと思って念ずるが、枯れた花の近くに止まったりする。

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 自分の思った通りに行かないのが世の常、それでも思う花に止まってほしいと、しばらくの間待ってみる。

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 鳥との出会いは少なかったが、 「花と蝶」 の戯れを楽しんだ涼しい高原の木道の散策路わきのアザミである。

 

 

 

セッカ    本命の合間に

 田圃のタシギは抱卵中で、抱卵しているオスは、約30分おきに巣を離れてストレッチをしたり羽繕いをする。

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 それまではほとんど見えないところで抱卵をしているので、探すのはたいへんである。

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 動かない間には、近くの休耕田の草むらの背の高い草の上に、セッカが鳴きながらやって来る。

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 少し風が出てきて草の幹は揺れるが、そこにうまくつかまってあたりを見渡している。

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 しばらくすると飛びたって、上空を鳴きながらスイングするように飛びまわり、同じ草の幹に降りてきて止まる。

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 これの繰り返しをしばらく眺めて居ると、そのうちに本命が動きだす。それまでの間合いをつないでくれるセッカである。

 

 

コガラ   森の幼鳥

 暑い、暑いといっているが、暑いから夏であり夏だから暑いのである。人間というのは身勝手なもので暑ければ暑い、寒ければ寒い、といいながら日々を送っているのである。

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 その点鳥たちは、留鳥は別にして、同じような気候のところに移動して繁殖したり、餌をもとめて移動しているのである。

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 久しぶりに高原の森を歩いてみると、懐かしい鳥たちが姿を見せてくれる。家族サービスの高原なので、鳥に集中できないのが残念である。

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 それでも木道を歩いていると、コガラの幼鳥が水を飲みにやってきた。近くをミソサザイが通り抜けていったが、追いかけるのをやめた。

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 コガラの幼鳥の水場での姿を観察することにした。水浴びをするのかと見ていたが、そうでもなく水場の近くを飛びまわっているだけである。

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 上空の樹木にはアカゲラの姿、これも動きが速いので行方を追っているだけである。主旨は家族サービスという高原の森散策風景である。

 

 

ケリ  元気な幼鳥たち

 羽を大きく広げるときれいな姿を見せるケリが、数多くの雛を育てている。田んぼの畔にいる雛たちは、ふざけあったり大きく羽を広げて羽ばたいたりと忙しい。

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 体の上面は茶褐色で地味な鳥であるが、嘴と脚が黄色で嘴の先端は黒くなっている。虹彩は赤なので成鳥と雛の区別はつけやすい。

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 脚は長くスタイルはいいが、あまり目立つ鳥ではない。ただし翼の先が黒く、羽を広げて飛ぶと白と黒のコントラストが明瞭で美しく見える。

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         子供たちを見守る親鳥

 いつもは群れで行動しているので、飛びたった時のその白黒がきれいで飛翔姿が好きな鳥である。

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 早朝の稲の穂が出始めた一面緑の田圃と、耕したばかりの柔らかい土の畑の堺目のところにその家族は遊んでいた。

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 子供たちを見守る親鳥が数羽、その子どもたちが目の前で餌を捕ったり、子供同士で追いかけたりと遊んでいる。

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 羽を広げた飛翔姿が見たいなと思いつつ見て居ると、親鳥のそれは難しそうであるが、子供たちが飛びまわってくれるのでその姿を見ることができた。

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 結構警戒心が強い鳥なので、かなりの距離を置いての観察であったが、ケリの雛たちとその大きく羽を開いたきれいな姿を見ることができたので満足感を満たして帰路についた。

 

 

タマシギ  オスが抱卵中

 きれいなタマシギのメスを見たいと思っているが、なかなかそのチャンスがない。野鳥は一般的にオスがきれいでメスが子育てをする。

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         抱卵中のオス

 ところがタマシギは珍しくオスが地味でメスのほうがきれいである。そのうえ一妻多夫で繁殖するというアマゾネスみたいな世界である。

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 田圃の休耕田の湿地で営巣しているが、すでにオスが抱卵の体勢である。メスはほかのオスを探してすでに出かけてしまったのかもしれない。

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 そんなわけでメスの姿はなかなかお目にかかれない。抱卵や育雛はオスの仕事なので、枯草でカムフラージュしたところでオスが抱卵している。

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 30分おきぐらいに巣を離れて、ストレッチをしたり羽繕いをするがその時以外は姿は見えにくい。

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 それでも大きな目と後ろに伸びる白いアイリングが草葉の陰から見えるので、居場所はわかる。

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 もう少しで雛も孵るだろうからその時にまた来てみようと、早々に田圃を後にした。

 

 

 

カケス    幼鳥たちの森

 森の散策路を歩いていると、目の前に立ちはだかるのは蜘蛛の巣。ちょうど目線に張りめぐらしているので、気が付かないで通ってしまうとやっかいである。

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 細かい蜘蛛の糸が顔や手に張り付く。蜘蛛の巣は一晩でできてしまうのか、一度壊してもすぐに同じところに作ってしまう。

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 そんな藪の中を蜘蛛の巣を振り払いながら歩くと、「シャーシャー・・・・・・」 というカケスのぎこちない鳴き声が聞こえる。

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 結構警戒心が強くなかなか姿を見せないが、森の樹木の上のほうを飛びまわっている。

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 顔や手をやぶ蚊に刺されながらしばらくの間待っていると、青葉のない良く見通せるところに姿を見せた。

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 双眼鏡でよく見るとカケスの幼鳥である。どうも鳴き方がぎこちないはずで、その上幼鳥なので警戒心も薄くよく見えるところに出てくれたのである。

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 ただ早朝なので光線が足りなく画像はノイズが多い。でもカケスの幼鳥にはなかなか遭えないので、満足して森を出ることにした。

 

ムナグロ  今年は一目でも  

 渡りの移動の季節、いつも河原に降りてその黒い胸を見せてくれるムナグロ、すでに今シーズンは数羽姿を見せてくれたようである。

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 数年前はまだ河川敷の工事が行われていなく、餌をとる水辺や休む場所があったので、十数羽の群れが羽を休めていた。

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 昨年は立ち寄ったようであるが、私は出会うことなく年を越してしまったので、今シーズンは一目でもと思っていたら二羽がその期待に応えてくれている。

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 姿を確認すると欲が出て、群れで飛ぶ飛翔姿を撮りたいなと思いながら、河原を見下ろす土手の上で待つ。

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 この土手は早朝からジョギングの人や犬の散歩、陸上の学生の合宿などで走りぬく人たちが多い。

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 カメラを構えて待っていると、通り過ぎる人たちが 「何がいるんですか?」 と聞いてくる。

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 「ムナグロです」 と答えると、 「ここにノドグロがいるんですか?」 と会話が始まる。

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 「ノドグロは日本海の魚で、おいしいですよ」 というと、 「魚じゃないんですか?」 と会話が弾む。早朝散歩のご婦人方はそんなことで盛り上がってしまう。

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 久しぶりのムナグロとの出会いの河原の早朝風景である。

 

マルタンヤンマ   大人になってからのあこがれ

 子供のころのあこがれはオニヤンマだったけれど、大人になって知ったヤンマは、「マルタンヤンマ」 である。

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 きれいなコバルトブルーの複眼を一目見たいと思っていた。なかなか出遭いの少ないトンボである。

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 鳥の夏枯れのこの時期、鳥友さんたちはトンボや蝶、花などの目を向ける。本当はお山へ行っている鳥を追いかければ一番良いのだろうが、ままならない。

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 その鳥友さんからあこがれのマルタントンボの居場所を聞いたので出かけてみた。

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 このトンボは、外気温が33度以上の暑い日の朝か、夕方しか姿を見せないという。しかも昼間は樹木の陰の暗い所でじっとしているのでその姿は見つけにくい。

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 そのせいか、地元の人は昼間でもフラッシュをたいてそのトンボを撮っている。そんなわけで、一人で捜し歩いてもなかなか見つからない。

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 あきらめて帰りかけようとしたときに、涼しそうなベンチにフラッシュをセットしたカメラを持った人がいたので訊いてみることにした。

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 なんのことはない、「すぐそこにいますよ」 という親切なうれしい言葉。案内をしてもらってぶら下がっている小枝を見ると、あこがれのマルタンヤンマのオスである。

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 独り占めで撮っていると、いつの間にか数人のカメラマン。そのうえ公園を歩く人も何事かと立ち止まるので、人垣ができてしまった。

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 あこがれのマルタンヤンマの青い複眼が、木漏れ日にヒスイのように光る姿をファインダーに収めて、足取りも軽く帰路に就いた真夏日の昼下がりである。

カイツブリ   背中の子たち

 カイツブリの雛が二羽孵って親の背中に乗って遊んでいる。まだメスは二個抱卵中とのこと。

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 炎天下池で泳いでいる雛たちは、それでも少し涼しそうに見える。時々親の背中から降りて近くを泳ぎまわる。

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 親が両翼を持ち上げるようにすると、雛たちは我先にとその背中に潜りこんでいく。そして顔だけを出して楽ちんスタイルである。

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 しばらくの間、親の背中にいたかと思うと単独で泳ぎ回ったりする。親は常に周りを警戒しながら、移動する時は背中にかくして移動している。

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 どこの池でも水鳥の雛たちが孵っているが、カイツブリの雛の親の背中に乗っている格好はほほえましくて好きである。

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 営巣は増水するとすぐに流されてしまいそうな葦原などにするが、雛たちの姿が見えるとホッとするのである。外敵から逃れて無事に成鳥になることを祈るばかりである。

 

ギンヤンマ  連結産卵中

 スイレンの池にはたくさんのトンボが飛び交うが、花とまりではギンヤンマのペアーが連結して産卵中である。

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          オスがサポート

 このペアーは、スイレンの花の上を飛んではスイレンの葉に降りたり、スイレンの花に止まったりする。

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        オスの尾はみごとな銀色

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 花に止まった時は、オスがしっかりと花につかまって連結したメスが尾の先を水中につけて産卵をしている。

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 ギンヤンマもなかなかお目にかかれないトンボの一種であるが、この公園の池ではたくさんのペアーが見られる。

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         つながって産卵

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 トンボの中でもギンヤンマは一番遠くまで飛ぶといわれている。薄い緑色のきれいなトンボで人気のあるトンボでもある。

 

 

チョウトンボ   チョウのようにひらひらと

 蝶のようにひらひらと飛ぶことからチョウトンボと名付けられたトンボが、炎天下の公園のスイレンの池に金属光沢の翅で飛び交う。

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 水面にはきれいに花開いたスイレンが並ぶので、その花に止まってくれないかと額から流れ落ちる汗を拭きながらじっと待つ。

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 池の脇にある背の高い草には止まるが、スイレンの花は素通りしてしまう。ほかのトンボは止まってくれるが、チョウトンボにじらされている。

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 最近の天気予報では熱中症注意のコメントが多いが、まさにそんな暑さの公園である。

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 トンボが翅を休めるまでは日蔭にて待っているが、チョウトンボが花に止まりそうになると炎天下に出ざるを得ない。

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 かなりの数のチョウトンボが飛びまわっているので、一頭ぐらいはサービスしてくれるだろうと期待するが、かたすかしが多い。

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 あまりの暑さにスイレンチョウトンボはあきらめて、日陰で一休みして水分補給をすることにした。チョウトンボに夢中になって熱中症で倒れたでは話にならないので、用心しての公園である。

アメンボ  表面張力?

 清流のせせらぎの上をカワセミが通り過ぎると、次に同じところに姿を見せるまで少し時間がある。その川傍を歩いていると池があり、鏡面のような水面をアメンボが動き回っている。

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 体の割に細く長い脚を大きく広げて滑るように動く。足元には細かい毛があって表面張力で浮いているようである。

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 だから水面に洗剤などをまくとアメンボは沈没してしまうという。その上、水がないと生きていけないので、翅があって水のあるところに飛ぶことができる。

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 アメンボはカメムシの仲間で名前の由来は、飴のようなにおいがするところから、「飴んぼう」といわれるようになったといわれている。

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 水の上を素早く動く姿しか見ていないので、飴のにおいは確認していないがいつの日か確かめてみようと思う。

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         動いた時の波紋は芸術的

 そのうえ、交尾の時はオスを背中に乗せることができるので、表面張力の強さはかなりのものだろう、いろいろじっくりと観察もしたいものである。

 

 

ハグロトンボ   メタリックな胴体

  鳥たちの姿が少ないこの時期、どうしても目が行ってしまうのは同じ飛びものでも蝶かトンボである。

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 専門外で、あまり名前も識別もよくわからないが、この世界も結構楽しめるものである。

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 河原を歩いていると、水辺には必ずいるのが、カワトンボの仲間でハグロトンボである。

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 翅が黒く細長いスリムな胴体が、青緑や茶色のメタリック系の色をしている。翅を休めているときに時々大きくその黒い翅を開く。

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 すぐ閉じてしまうのでそのタイミングを逃さずファインダーに収める。なんの変哲もないトンボであるが、青緑のメタリックカラーが好きである。

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 メタリックカラーというと好きな色は、ある車メーカーの赤色である。現在首位のプロ野球球団のヘルメットの色と同じといわれている。

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 いつになるかわからないが、この次車を買い替えるときはそのカラーのSUVにしたいなといつも思っている。

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 トンボも車もメタリックな胴体というのは興味を引くものものである。来シーズンまでには、トンボや蝶などの見識をもっと深めておきたいと思う早朝散歩である。

ジャノメチョウ  地味なスタイル

  久しぶりに河原を歩いてみた。人があまり入らないせいか草が伸び放題で、散策路も見当たらない。

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 くずの葉をかき分けて歩くと、人の踏み跡が獣道のようになったところが見つかった。

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 それをたどると少し広いところにでて視界が開け、チョウや鳥たちの姿が見える。セッカやツバメが多い。

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 陽が昇るにつれて汗が額から流れ落ちる。汗止めのバンダナで鉢巻をして、マツヨイグサの花の咲く草地を歩く。

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 地味なチョウが一頭水先案内をしてくれるが、どうやらジャノメチョウである。その姿は名前とは裏腹に結構地味である。鳥の少ない季節の河原のチョウとの戯れである。

コオニヤンマとオニヤンマ 子供の頃の憧れ

 子供の頃の昆虫のあこがれは、カブトムシとオニヤンマであった。これがなかなか簡単に捕れないのである。

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コオニヤンマ

 カブトムシなどはいても角のないメスばかりで、捕っても自慢にならない。虫かごにオニヤンマとか、カブトムシのオスを持っている子が羨ましかったものである。

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コオニヤンマ

 オニヤンマでもオスはなかなか捕まえられない。オスは水のある上を行ったり来たりして縄張りを見張っている。

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コオニヤンマ

 その動きも機敏で葉とか石に止まることが少ない。見て居てもいつ休むのだろうかと思うほど動きまわっている。

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        オニヤンマ飛翔スタイル

 比較的メスは草の葉にぶらさがったり、石の上に止まったりと横着ぶりを見せるが、オニヤンマ自体を見ることが少ない。

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コオニヤンマ

 今朝はその子供の頃の憧れのオニヤンマが目の前にいる。コオニヤンマかなと思って見たが、オニヤンマと断定したがどうだろうか。どうもコオニヤンマという訂正がはいったので、コオニヤンマに訂正する。

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コオニヤンマ

 飛翔スタイルもと思って挑戦したが、なかなか思うようにいかない。やぶ蚊に刺されながら古のスターオニヤンマとコオニヤンマの戯れの早朝散歩である。因みに、同じオニヤンマと名前がついてもコオニヤンマはオニヤンマ科ではないのである。サナエトンボ科に分類される。

カルガモ  子供たち

 池にいるカルガモの雛たちもずいぶんと大きくなっている。これも多分二番子か三番子である。

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 親と一緒に行動しているのは二羽しか見当たらないが、他のはもう別行動をしているのかそれとも二羽だけが残ったのか定かではない。

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 二羽の雛は自由奔放に泳ぎまわっている。親は着かず離れず近くを泳いで雛たちを見守っている雰囲気である。

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 たぶん生まれた時はもっとたくさんの兄弟がいたに違いない。親鳥は、残った雛たちの自立を促そうとしているのか時々雛のところを離れたりする。

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 カルガモの雛たちは、バンの雛の近くに行って仲良くしているのかなと思うと、バンの雛に追いかけられたりもしているので縄張りがあるのかもしれない。

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 その姿も見ている方にとっては可愛いのだが、自分の縄張り意識が芽生え始めているのかなと思わせる。今シーズンもそれぞれ雛たちの自立の季節になるのだなという公園の池傍である。

 

バン    何番目の子?

 池に近づくとバンの親子が水をかき分けて我先にと近づいて来る。その行動で近所の人が餌付けをしているんだなとわかる。

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 それにしても以前来た時は二番子を連れて歩いていたので、これは三番子かなと思ってしまう。それだけ久しぶりの池である。

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 雛はかなり大きくなっているが、親の大きな鳴き声に比べるとひ弱なかわいい鳴き声である。

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 もうそろそろ独り立ちの時期かなと思うが、相変わらず親の後を追ったり、一緒に行動をともにしている。

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 バンの親は嘴が黄色と赤なのでなんとなく絵になるが、子供はまだ幼羽と嘴は白っぽいので、あまり目立たない。

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 例年だとアルビノがいたりと結構楽しませてくれる池であるが、生存競争が厳しい自然界、全数が無事に立派な成鳥になることを祈るだけである。

 

カワセミ   鳥日照りの救世主

 カワセミのあのコバルトブルーの飛翔姿に魅せられてこの世界に入ってしまった。当時はカワセミだけを狙って土手下に鎮座。

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 ベテランの人たちは土手の上でオオタカなど猛禽類を狙って居る。それが昨今のカワセミを見る目はどうか、反省している。

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 久々にカワセミ狙いで、肌の露出部分に虫除けスプレーを吹きかけて出陣である。梅雨明けの清流沿いもやぶ蚊が多い。

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 カワセミの好きなところは、必ず鳴きながらやって来てくれることである。それでも迂闊に足を進めると逃げられてしまうことがある。

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 この清流にもポイントがある。朝露のある深い草を分けて歩くと、川に突き出た横枝の逆光にカワセミのシルエットが見える。

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 とりあえずファインダーに収めること、これは鉄則である。それから背景を考えたり、位置取りをする。

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 最初から構図を考えたりして移動すると、相手には空を自由に飛べる羽があるので、警戒心から飛び去ってしまうことが多い。

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 それでも長い間この趣味を続けていると、同じカワセミでもいろいろな場面を期待してしまう。原点に戻ってカワセミとの遭遇の早朝である。

 

 

 

 

コサギ    遅れて来た婚姻色

 鳥たちはそれぞれの営巣地で子育てが終わったころである。中には二番子三番子まで育てあげている鳥もある。

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 そんな中、公園の池の柳の木を見ると、婚姻色のコサギが嘴で枝を折ったり、蔓を引っ張ったりしている。

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 レースの飾り羽も見えるので、これから子育てでもと考えているのだろうか。近くにはメスらしきもう一羽がいる。

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 巣を作る時はオスとメスが協力して作ることが多いが、どうも雰囲気が違うので、しばらくの間その様子を見ることにした。

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 見ているとその行動は春先のコロニーでの巣作りと同じ行動である。ただ普通はほかのところから小枝を運んでくることが多い。

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 オスが巣材を運んできてそれをメスに渡して、巣を作り上げるのはメスである。

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 それともここは彼らの塒なので、朝のストレッチ代わりの体ほぐしの行動かもしれない。

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 そんなことを考えながら見て居ると、そのうちに飛びたって本流のほうに向かってしまった。

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 遅れて来た婚姻色のコサギは、すでに子育てが終わり本来の羽色に戻る過渡期だったのだろうという結論にした今朝の鳥見である。

 

 

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