アザミ きれいな花には棘が
人のたとえにも 「きれいな花には棘がある」 とよく言われる。 「天は二物を与えず」 なども同じような意味になる。
高原に咲くアザミの花はきれいだが、尖った葉には棘のようなものがあり、近づきがたいことがある。
そんな高原のアザミの花にきれいなチョウが止まっている。おいしい花の蜜を吸いに来ているのだろうか。
アザミの花もノアザミとは少し違った柔らかさを感じる花である。タイアザミなのか定かではないが、アザミも種類が多いので識別が難しい花である。
この時期になるとチョウの翅もいたんでいるのが多く、見ていても痛々しさを感じるが、目の前にいるチョウはそうではない。
カラスアゲハが数頭この高原のアザミの群生地を飛びまわっている。この花に止まってと思って念ずるが、枯れた花の近くに止まったりする。
自分の思った通りに行かないのが世の常、それでも思う花に止まってほしいと、しばらくの間待ってみる。
鳥との出会いは少なかったが、 「花と蝶」 の戯れを楽しんだ涼しい高原の木道の散策路わきのアザミである。
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