タマシギ Ⅱ 健気なオス
水草が伸びている休耕田のタマシギのお父さん、健気に雛四羽を引き連れてイクメンパパを演じている。
最近は男性も育児休暇をとる時代になったので、タマシギの世界のほうが進んでいたというわけになる。
少し違うのは人は男性、女性二人で子育てをするが、タマシギのメスは子供を作ると抱卵、子育てをすべてオスに任せてしまうことである。
身軽なメスは種族保存本能のままに、ほかのオスを求めて新天地にむかうのである。
残されたオスは卵を温めて孵化させ、雛を育てて一緒に越冬地へと向かうのである。
そんなメスは自分の子にどうやって愛情表現するのだろうと疑問に思うとともに、子供たちの母親はオスなのだろう。
眼の前の休耕田の草むらにいるオスは、まさに子育て真っ最中である。深い草の中を歩いては餌を採っている。
嘴を見ていると水中にいるタニシなどの昆虫類を捕っているようである。後ろからついてくる雛たちもそれを見て学習している。
親の後を追う可愛い産毛の四羽の雛を見ながら、オスの育雛姿の健気さに感じいっている鳥見風景である。
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イクメンパパぶりに感心!パパがお母さんになるんですね‼雛達のお喋りを聞いてみたくなりました🎵
投稿: イトサト | 2016年8月29日 (月) 00時22分
イトサトさんありがとうございます。
野鳥の中でもこういう光景は2%程とか、レンカクなどもそうですが、一妻多夫は更に1%らしいです。
本当に雛の声を聴いて見たいですね!
投稿: メイプルリ-フ | 2016年8月29日 (月) 04時17分