ツツドリ ケムンパスを咥えて
秋の渡りのシーズン、公園でいつも最初に楽しませてくれるのはツツドリである。
最初の頃は桜の木の毛虫が多い高いところにいるが、人に慣れてくると目線の枝に止まってそのきれいな尾羽なども広げてみせてくれることもある。
飲み込んだ後
雨が降った後などは、地面の草むらに落ちた毛虫などを食べるために、地上にも降りる。
托卵をして子孫を残し南の方面に帰っていくこのトケン類は、なかなかしたたかな鳥だと思う。
それでも毎年繁殖して、秋の初めの公園をにぎわせてくれる。普通型と赤色型があり赤い方はメスだといわれているが、夏どりとしてやってくる時はその赤色型はあまり目立たない。
しかし帰るころになると、赤色型の姿が多くなり公園の人気者である。
見ていると桜の小枝にいる毛虫を捕って、うまそうにのどを膨らませてゴクンと飲み込む。
好き嫌いは少ない方だが、毛虫はあまり好きではない。毛虫のどこがおいしいのかなと思いながら、楽しく観察している公園の桜並木下である。
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