ホオジロ 待鳥来たらず
秋晴れの涼しい風が頬をなでる河原を歩いていると、上り始めた陽の光が今満開のセイタカアワダチソウの黄色の花を引き立てている。
その花に来てほしいと思っているのはノビタキである。わが想い伝わらずで、そのノビタキは川べりの草木に止まっては上流に飛んだり下流に向かったりして、じらされている感じである。
場面設定して待つ身にもなってほしいものである。そんなとき緩やかな風になびくセイタカアワダチソウに来てくれたのはホオジロである。
心の中ではホオジロかと思いつつファインダーをのぞく。ノビタキの代役とはいかないが、とりあえずシャッターを押してみる。
待鳥来たらずではあるが、朝陽に輝くセイタカアワダチソウがホオジロを引き立ててくれる。リベンジはならなかったが、満足の早朝の多摩川河畔である。
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