アトリ 大群で
冬型の気圧配置が強まって寒い北風が吹く公園、早朝は空には低く暗い雪雲があったが、少し陽射しが見えて冷え込みが和らいだ。
青空の見えない白い雲の空にアトリの大群が飛びまわる。百羽以上はいるだろうと思われるが、公園のどの樹木に止まるかその動きを追い続ける。
アトリはユーラシア大陸などで繁殖して冬鳥として日本に渡ってくるので、名前は外来語から来ているのかと思うと違うらしい。
我が鳥友さんの博識によれば、漢字で書くと 「花鶏」 と書くらしい。語源は古の万葉集にもでてくるらしい。
では、なぜ花と鶏になるのかは定かではないが、大群で飛びまわるアトリが枯れ枝に止まると、花のようになるからだという。
確かに群れで来ては一斉に葉の落ちた樹木に止まり、そこから木の実がある樹木に移動している。
ではなぜ鶏なのかについてはよくわからないというのが実態のようである。いずれにしてもこの公園では数年ぶりの大群である。
白い空抜けになってしまったが、今シーズン話題のアトリの大群に出会えたことはうれしいことである。この次は青空の下での出遭いに期待したいところである。
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