ジョウビタキ♀ 朝陽を受けて
青い空の広がった土手を歩くと、どこからともなく聞こえてくるのは 「ヒーッヒーッヒーッヒーッ・・・・・」 という良く通る澄んだ声が聞こえてくる。
ジョウビタキだと心弾んでその姿を探す。その姿は青空をバックに、葉が落ちた桜の木の高い枝にあった。
ジョウビタキのオスを期待していたが、メスの孤高の姿である。朝陽を浴びているので全体がその色に染まってしまう。
ドイツ軍のヘルメットを被ったような頭のオスの姿もきれいだが、紋付の着物を着たような清楚なメスの控えめな様子もうれしい。
盛んに縄張り宣言をしているのか近くの枝から枝を飛び回っては、また元の桜の枝に戻って鳴きはじめる。
時々地面に降りて餌を探しているが、ここは留鳥のハキセキレイのなわばりなので、すぐに追い出されてしまう。
早く縄張りを固めてきれいな声と姿をゆっくりと鑑賞させてほしいものである。
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