メジロ 雪の河津桜の戯れ Ⅱ
雪が降ると喜ぶのは犬と子供だけだとうそぶいているが、本音は大人も楽しいのであるが、それを素直に出せない年齢になっている。
確かに子供のころは夕方から雪が降り始めると、明日の朝はどのくらいになるのかなと期待しながら眠ったものである。
しんしんと降る雪は音を吸収するのか静かな夜を演出する。時々目を覚まし結露した窓越しに外を眺めて、雪が降り続いていると安心して眠りにつく。
次の朝は誰よりも早く起きて、真っ白な踏み跡のない雪に長靴を履いて第一歩を踏みしめる。
冷え込んだ朝のパウダースノウに飛び込んでごろごろと転がって雪の感触を楽しんだものである。
そんな雪ではないが、桜と雪とメジロの光景を見ながら遠き故郷の古の雪景色を思い出した早朝の鳥見人である。
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