ノスリ 見事な飛翔
猛禽類の中でもノスリはトビに次いであまり人気はないが、見方によってはその魅力的な部分も見つけることができる。
河原で白の強いノスリに遭ったが、だるまさんのような丸い頭とやさしそうな眼はほかの猛禽類には少ない容貌である。
飛翔姿の羽を広げたところを見上げると、逆光気味の光に透ける羽はきれいにそろっていて若い成鳥かなと思う。
時々ホバリングをして獲物を探しているが、うまく見つからないらしく草地の上を一回りしながら上空へと上がっていく。
やがて姿が見えなくなってどこかへ飛んで行ってしまったのかと思っていると、いつの間に戻ったのか、枯れた葦原にある止まり木にその姿はある。
狙いはハタネズミでネズミしか食べないといわれるように大好物であるらしい。そんなところからあまり人気がないのかもしれない。
そうは言ってもネズミを大好物にしているのはフクロウ類もその通りであるが、フクロウの仲間はその愛くるしい目と愛嬌のある顔が人気である。
一般的には不人気なノスリではあるが、個人的には好きな猛禽類の一種である。そのノスリの見事な飛翔を見上げながら、これもまた獲物を獲るところを期待している昼下がりの河川敷である。
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