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2017年3月

イソヒヨドリ   飛翔姿

 メスが姿を見せない磯では、イソヒヨドリのオスがさえずりとともに岩場を飛んだり、波打ち際のフナ虫などを捕ったりしている。

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 カメラを向けるとすぐに逃げてしまう割には、他の鳥を狙っているとこれ見よがしに足元の近くまで来ることがある。

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 崖の中腹に止まっているオスが上を見上げて飛び出しの姿勢を見せている。おいしい獲物を見つけたのかもしれない。

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 ギャラリーを意識してか結構動きが多い。上に飛んだかと思うと、今度は水際のフジツボが付いた岩場に降りてくる。

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 時折水面すれすれに飛んだりして、何かを訴えているように飛び回る。流し撮りをしてくれと言ってるのかなと思ったりして挑戦するが、タイミングが合わない。

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      右に左に目の前を!

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 今日の目的は違うんだよと思いながら、目の前のパフォーマンスに眼をを引きつけられている海岸風景である。

 

 

イソヒヨドリ   海岸が似合う

 最近イソヒヨドリが駅前のビル街を飛んでいたとか、河川のフェンスに止まっていたとかいう声を多く聞くようになってきた。

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 世界的には2000m~4000m級の山岳地帯に生息しているようだが、日本では名前の通り海岸沿いに多くみられる。

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 目つきは鋭さを感じるオスは青と赤のコントラストがきれいな鳥であるが、メスは全体に灰褐色の地味な色でおなかにうろこ状の模様がある。地味なメスも結構魅力的である。

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 繁殖期の海岸を歩いていると、「ツツ、ピーコ、ピー」 「ヒーチョイチョ、ピーチョ」 と澄んだ聞きやすい声で囀っている。

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 波しぶきが打ち寄せる岩場の上やそそり立つ岩肌を飛び交っては、岩の上で大きな声でさえずり、恋のお相手を探している。

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 この波打ち際で見かけるのは若者からご老体までオスの姿ばかりである。なぜか5羽ほどのオスが縄張りを作って飛び交っているが、メスの姿が見当たらない。

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      ピンがついていかない

 地味で控えめなメスは岩陰に潜んでいるのかなと思いながら、やはりイソヒヨドリは海岸が似合うなと、改めて眺めている磯の香り満喫の波打ち際である。

 

ハヤブサⅡ  飛翔

   確かに、猛禽類の中でもハヤブサの狙いを定めての突撃のスピードはすさまじい。カメラでは追いきれないことがある。

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       オスを待つメスの飛翔

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 空を飛ぶ水平飛行では普通は時速100Km前後とか、しかし獲物を狙っての急降下突撃体制では時速390Kmの猛スピードともいわれている。

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 その飛翔スタイルは精悍で見事なものである。大きさは違うがレース鳩によく似てるなと思うことがある。羽の先端がとがって見えるせいかもしれないが、スピード感が同じような気がする。

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 風貌は頭が黒く顎髭状に黒い斑紋がある。猛禽類の中では目つきは比較的優しい方に入るのではないかと思う黄色と黒っぽい虹彩の大きな眼をしている。

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 近くに営巣しているトビがのんびりと飛んでいるのに対して、ハヤブサのその飛翔はキビキビした感じを受ける。

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 背景が近すぎて雑然としてしまって、ハヤブサの直線的な美しい飛翔姿が際立たないのが残念である。

 

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       樹木の前をまわりこんで反対側から姿を見せた。      

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 今日の狙いはハヤブサの空中餌渡しと交尾シーンだったが、オスの働きが悪いのかその場面は持ち越しになってしまった。次回の楽しみにしておこう。

 

 

 

ハヤブサ   恋のお相手は

 野山の鳥たちは恋の季節に入って一斉にさえずりが始まっている。すでに営巣に入った早熟型とこれからお相手を探してという奥手タイプなどで、野鳥の森はにぎやかになってきた。

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 猛禽類は毎年比較的同じ巣穴に営巣するので、その場所は見当がつけやすい。シーズンになると出向くことになる。

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 現地に着くと濃い緑の葉が繁る高い樹木の枝でメスの鳴き声が聞こえる。近くにオスが来ているのかと期待して歩を進める。

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 まわりを見渡してみるとそれらしき姿はなく、高い樹木の横枝にメスの姿が見えるだけである。

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 しばらく待っているとメスが飛び出して、崖の上の葉の落ちた見やすい樹木の枝に止まってくれた。

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 メスが出てきたということはオスの餌渡しが期待できるので、どこから来るか上空を見上げてそのチャンスを待つ。

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 ところが期待に反してオスも獲物を捕れないのかなかなか姿を見せない。そのうちにメスが飛び出して一回りして戻ってきた。

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 またしばらく休んでいると暇を持て余して、周りを飛び交うトビに向かった。そのスピードは姿を見せないオスに対する腹いせのように飛び出して、のんびり風に乗っているトビにモビングをしかける。

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               飛翔するハヤブサ

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 ハヤブサの語源は 「速い翼」 から来ているので、まさにその通りの飛び出しである。その後オスが上空に姿を見せると、メスは喜びの鳴き声を上げて飛び出し、オスと一緒に森のかなたへと姿を消してしまった。熱愛の舞台シーンはお預けのハヤブサであった。

 

 

ニューナイスズメ   花ラッパを期待して

 春は名のみの冷たい北風が吹く公園、安行寒桜は満開、ニューナイスズメも頻繁にその花の蜜を吸いにやってくる。

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       ニューナイスズメ ♂

 舞台は整ったがそれを撮りに来たカメラマンの腕が今一つ足りない。そのうえそれほど寒くはないだろうという判断が甘かった。

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      スズメにある頬の黒斑がない

 いつもはおばあさんの知恵袋といわれる背中に貼る懐炉を張って、手袋をもって準備万端のはずが、すっかりそれを忘れてしまった。

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 とにかく北風が強く吹きさらしで寒い。満開の桜の花もその風に揺られて枝が大きく揺れる。MFで追いかけないとピントが定まらない。

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 花ラッパのうまいニューナイスズメが一羽いる。すべてがうまいかというとそうでもなく、やはりスズメにも得手不得手があるらしい。

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 メジロやヒヨドリも同じ花に来てその蜜を吸っていくが、花びらから嘴を差し込んで吸っては移動しながら飛びまわっている。

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       ニューナイスズメ ♀ 白い眉斑がある

 ところがニューナイスズメは嘴で花そのものを咥えてその蜜を吸うのである。俗に花ラッパといわれる光景で合理的で無駄がないと思うが、花はすべて落ちてしまう。

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 見方によっては乱暴な蜜の吸い方だともいえるが、見ている方とすれば見事な一種の芸だとも思う。

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       ♀

 目の前ではその素晴らしい花ラッパシーンをたびたび見せてくれたが、なぜかメモリーに残っていなかった。風のせいか力量がないのかリベンジを狙う今シーズンのニューナイスズメである。

 

ヤマガラ  ヒヨドリと仲良し

 公園の落ち葉を踏みしめながら雑木林の散策路を歩くと、左手の傾斜地の小枝に大きなヒヨドリの姿と小さなヤマガラの影が見える。

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 ヒヨドリはヤマウグイスカズラの小枝で、春の訪れを感じさせる小さなピンクの花を楽しんでいるように見える。

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 その下の散策路ではヤマガラの小さな群れが、落ち葉をかき分けて餌探しをしている。

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 ヤマガラを見ると今でも ”おみくじ鳥” という人がいる。ヤマガラがおみくじを引く場面を見たことはないが、文献を見ると学習能力が高いのでいろいろな芸を仕込むことができたらしい。

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 江戸時代には寺や神社でおみくじを引かせて見せたようである。その後鳥獣保護法が制定され、現実には見たことがないので知識として知るだけであるが、1980年代頃まで行われていたとも聞く。

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 鳥たちは視力や張力などが鋭敏で、人以上のかなりの能力を持っているようである。

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 最近の神社仏閣でも、おみくじの自動販売機が置いてあったりして、情緒のない殺風景な雰囲気を感じさせる。今でこそヤマガラにおみくじを引いてもらった方がご利益があるような気がするけどどうだろうか。

ヒヨドリ    こぶしの花と

 白い小さなこぶしの花が開き始めて北国には春が訪れる。わが公園でも梅の花が散り始めると、その白いこぶしのつぼみが膨らみ始める。

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 抜けるような青い空の下、そのふくらみ始めたこぶしの花びらを食べているのは、ヒヨドリである。

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 大きな樹木にたくさんの花がついているので、その中に静かにもぐりこんでいるヒヨドリの姿はよく見ないとわからない。

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 しかもあまり動かずに、頭だけを動かして白い花びらを嘴に銜えると、大きく体を反らせて喉に入れている。

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 「ピー、ピー、ピー・・・」 「ヒーヨ、ヒーヨ」 などと大きな声で鳴いて飛び回っているときは、あまり振り向きもしない鳥であるが、こぶしの花に埋もれている姿は興味がある。

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 移動する季節の鳥たちや迷鳥、珍鳥などは、その瞬間を逃してはいけないと思いつつよく観察するが、いつでもいる留鳥などは粗末にしがちである。

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 そんな中こういった季節の花に埋もれている姿をよく見ていると、また違った魅力を発見するものである。冬鳥たちが旅立つこういう時期こそ、留鳥たちを見直す良い機会になるものだと考えるこのごろである。。

 

 

コゲラ♂   花がらみ   

 梅イカルを待っていると、メジロの群れに混じってコゲラが梅の花咲く枝にやってきた。

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 普段はあまり気にも留めないコゲラであるが、よく見ると頭部の横に紅い斑点がある。コゲラのオスである。

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 よく見ないとわかりづらいが紅い点のように見える。オスとの出遭いの機会は少ないのでよく観察してみようと追いかけてみる。

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 樹木の皮の下にいる昆虫などを捕っているので動きが早い。ギャラリーがいるのも無視をして、逆さまになったりお尻を向けたりと本能のままに動いている。

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 うまく獲物が見つかるとそこで採餌に入るので動かなくなるが、探している間はよく動く。

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 うまく梅の花に絡んでほしいと思うのはカメラマンだけで、コゲラはそんなことはおかまいなしである。

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 そんなところを狙っていて、結果良いアングルで気に入った表情などがキャッチできるとうれしいものなのである。

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 なかなか思うように梅の花には絡んでくれないが、背景に少しでもその季節感が出ればいいかと、簡単に妥協してしまうコゲラの動きの観察である。

 

 

アオゲラ   まず腹ごしらえ

 人が無防備なのは、寝ている時、食べている時、入浴中かと思うが、鳥も採餌中はそれに夢中になって背後を気にしていない。

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 公園の樹木の逆光になった陰の部分の朽ちたところに、美味しい餌があるらしい。目線から見上げたかなり低いところに、背中を見せてひたすら餌獲りをしているのはアオゲラのオスである。

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 時々嘴を休めて周りを見回すが、よほどおいしいものが見つかったのか、首を曲げて大きく朽ちた部分の幹に嘴を差し込んでいる。

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 仲間の鳥友さんやほかのカメラを持った人が数人その姿を狙っているが、一向に警戒する様子もなく餌獲りに夢中である。

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 欲を言えば順光であってほしいところであるが、朝の低い位置の陽射しが反対側から差し込んでくる。餌獲りもいいが、そろそろ巣穴堀のドラミングの音も聞きたいものである。

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 この公園ではアオゲラに出会うチャンスは多いが、昨シーズンは子育ての場面を見ることができなかった。今シーズンはぜひたくさんの雛の巣立ちの光景を期待したいところである。

 

ワカケホンセイインコ   にぎやかな森

 にぎやかと言えば聞こえはいいが、見方によってはうるさいと思うほどの数の鳴き声である。その声の主は外来種のワカケホンセイインコの群れである。

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      仲間を見下ろす♂

 それも朝早くから公園近くの神社の森から聞こえてくる。しかも休日の早朝ときては近隣の人たちもさぞかし迷惑のことだろうと思う。

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 色鮮やかな南洋の鳥が日本で驚異の繁殖をしている。最初はペットとして飼われていたものが野生化してその範囲が広がっているのである。

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 インドやセイロンなどにいる南の国の鳥が日本で繁殖するということは、やはり地球温暖化が進んでいるということになるのだろうか。

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 島国日本では外来種が入ってくると、動植物の生態系が変わるといって神経をとがらすが、陸続きの国境を持つ国では、空を飛ぶ鳥に入国制限はできない。自由に国境を越えてしまう。

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 それにしても日本に外来種は増えているが、その繁殖力はすさまじいと思う。渡り鳥以外での外来種はほとんどが篭脱け鳥であるが、その増え方と行動を見ていると確かに固有種の生態系には影響があるだろう。

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 古来より渡りを繰り返している鳥たちには国境はないもどうぜんであるが、現代のようにインターネットの普及した人間の世界も国境はなくなりつつある。鳥と同じようなことが問題となってくるのではないかと心配になる。

 

トラフヅク  白い個体も

 北のほうでは菜の花の上空をコミミヅクが飛んで大賑わいだというが、時間がとれないので近場でトラフヅクに遭いに行ってきた。

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 飛翔姿までは見れないのでコミミヅクに負けるかもしれないが、顔かたちはそれによく似ている。

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 夜行性の動物は昼間は睡眠中なので居眠りの姿は見えるが、なかなか目を開けてくれない。

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 カラスなどほかの鳥の大きな鳴き声が聞こえると、目を開けて周りを見て警戒するのでその時がチャンスである。

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 飛んでくれるとうれしいが時間的に難しいのでせめて目を開けたところをと待ってみる。

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 この公園には4羽ほどの姿が見えるが、中には一羽白い個体が見える。ずっと眠っているので下から見上げた姿しか見えないが珍しい個体である。

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 近くの河原には菜の花が満開なので、夕暮れ時か早朝であればここでも菜の花がらみのトラフヅクが見られるのかもしれないが、姿を見ただけで満足して引き上げることにした。

 

 

 

 

シマアジ   魚じゃないよ

 シマアジをとりに行くといえば、一般的には釣りに行くのかなと思われるが、水鳥の名前である。

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 ましてや居酒屋のカウンターでは刺身になってしまう。ところがきれいな水鳥なのである。

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 これも名前の由来を調べてみると、オスの太く白い眉斑をシマとして、アジは食用にされていたころ味がよかったらしい。

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 なぜか眉に唾をつけて聞くような話になってしまう。エクリプスの頃から居ついて、すでにきれいな繫殖羽になり、菜の花を背景に旅立ちの準備をしている。

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 夜明けが早くなった陽の光を浴びて、咲き始めた黄色の菜の花が水面に映る小川で餌採りに夢中である。

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 その食欲旺盛な食べっぷりは、そろそろ北へ向けて旅立ちのタイミング待ちをしているのかなと思わせる。

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 水面に嘴を入れて右に左に動きまわって餌を採ると、丘に上がって咲き始めた菜の花を見たりしている。

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 こんな光景も越冬地を懐かしんでいる風に見てるのは自分だけだろうか?魚じゃないきれいな婚姻色に染まってきたシマアジの後ろ姿である。

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 飛翔姿を見たいなと思いながらレンズをのぞいていると、カルガモと共に飛びたち、黄色に光る菜の花の上を旋回して飛び去ってしまった。まだい行かないでと思いつつの飛翔姿である。

シロハラ   人慣れのころお別れ

 飛来して出遭いの当初は赤面はしなかったが、恥ずかしかったのか警戒心からか、すぐに藪の中や樹木のなかに隠れてしまったシロハラ。

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 春になって帰るころになるとずいぶん人慣れしたもんだなと思う。かなりの至近距離でも逃げ隠れしないでじっとしている。

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 そのころになるとこちらも、地面の枯葉を嘴でかき分けている姿を見て、「ああシロハラか!」 という好奇心の失せた場面になる。

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 いつも地面に降りて草地や枯葉の中にいるので、せめて枝どまりの姿を見せてくれないか、と思いつつ眺めながら坂道を歩く。

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 コンクリートの擬木で土止めをした坂を上って、振り返ると逆光気味の中垂れ下がった横枝に止まったシロハラ姿がある。

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 わが意通ずと逸る気持ちを抑えて、最初はとにかくファインダーにとシャッターを押す。

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 遠く背景には紅白の梅の花が見えるので、それを何とか色合いで入れてみたいと移動をして、シロハラとのお別れの画像にした。少し背景が華やかになって見送りができたかなという公園である。

 

 

ジョウビタキ♂    菜の花と

 冬鳥はそろそろ北の方へ移動を始める季節になってきたが、今シーズンはジョウビタキのオスの姿を見かける機会が少なかった。

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 「ヒッ、ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・・・・」 とよく通る声で鳴いているが、その声の聞こえるところを探すとメスの場合が多かった。

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 メスも地味な装いで、控えめな清楚な雰囲気を見せて好きな鳥であるが、冬場は縄張りをしっかりと作りオスでも追い出してしまう気丈さもある。

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 ヒタキ類の名前を見るとオスのイメージから名前を付けられて、それのメスという雰囲気が多い。現代では死語に近いが「男尊女卑」の世界かと思う。

 わかりやすいのはルリビタキである。オスは確かに瑠璃色をしているのでわかるが、メスはそうではなく単にそのメスというイメージである。

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 そんなわけでジョウビタキの名前の由来を調べてみると、これもオスの外観から命名されている。

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  オスの頭の銀白色を尉(じょう)という。尉とは自衛隊の位の大尉、中尉、少尉という尉であるが、能楽の翁の能面をいう。さらに炭火の燃え終わって白くなったものという意味もある。

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 どうもその辺からの命名らしい。確かにジョウビタキのオスは黒い顔に旧ドイツ軍のヘルメットのような銀白色の頭をしている。

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 そんなジョウビタキのオスが、春の訪れとともに咲き始めた川のほとりの菜の花を観賞している。北帰行の旅立ち前のリラックスしたジョウビタキの姿である。

 

 

カワガラス   そろそろ子育て

 カワガラスの繁殖期は他の鳥たちより早めに始まる。早いもので2月ごろから始まり6月ごろで終わる。

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 昨シーズンは3月6日に一番子が巣立ったので、そろそろかと思い営巣地を覗いてみた。

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 雨上がりのコンディションが悪い現地に着くと、聞こえるのは流れる水音だけで静寂さが漂い、鳥の姿といえばハクセキレが一羽。

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 抱卵中なのかとしばらく待っていると、鳴き声とともに一羽が姿を見せる。流れ落ちる堰の上に尾羽を立てて周りを見渡している。

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 その後上流方向へと飛び去ったが、しばらくしてもう一羽が下流からやって来て同じところに止まる。

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 これもすぐに上流へ飛んだが間もなく戻ってきて、一旦近くの岩の上に降りて滝のように水が流れ落ちるその裏側へと入る。

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 その後しばらくの間出てこないので、多分抱卵中なのかと思い引きあげることにした。近々雛の姿が見られそうな雰囲気の渓流沿いである。

ビンズイ   花がらみを期待して

 セキレイ科の仲間は尾羽を上下に振るのが特徴である。公園を歩いて、見上げる若芽がまだ固い葉のない樹木の枝に尾を上下に振るビンズイの姿。

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 春ですね! 恋の季節! そのそばにいるのはメスだろうかペアーでのさえずりが聞こえる。その目の前には紅白の梅の花が咲き誇っている。

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 せっかくだからその梅の花の横枝に止まってくれないかと願いつつレンズを向けるが、そんな思いを無視するかのようにあたりを見回している。

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 「思いが強ければ、願いは実現する」 という哲学を持ちながら生きてきた信念を発揮するが、わが意通ぜず、冷たくペアーで森の奥へと飛び去ってしまった。

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 前回は思い通じてうまく紅梅に止まってくれたが、そうたびたびサービスはしてくれないようである。

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 そういう意味では、鳥の世界も「一期一会」 出遭いを大事にし姿を見ただけでも喜びにして、次回のチャンスを作りたいものである。

 

イカル   梅の花びらがおいしい

 最盛期を終えた公園の梅畑を歩いてつづら折れというとおおげさであるが、その坂道を下ると、今が満開の梅の木がある。

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 もちろんメジロやシジュウカラは、群れで花の蜜を吸いにやってくる。そんな中を少し遠慮がちに体の大きいイカルが姿を見せる。

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 梅の木の後ろのヒバの樹木で休んでいては、メジロたちがいなくなったのを見計らって、満開の梅の花びらを食べにくる。

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 もう少しすると、ニューナイ雀の桜ラッパが見られるようになるが、イカルの梅ラッパは難しそうである。

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 花も嘴に銜えられるようになっていないので、いきなり花びらごとあの黄色の大きな嘴に入れてしまう。

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 よほどこの梅の花びらがおいしいのか、今までは地面に降りて黄色の嘴を汚していたが、梅の花びらを食べている姿はお行儀がよく優雅に見える。

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              イカルの梅ラッパ?
 

 やはり嘴を汚して地面にいるイカルよりも、花に囲まれてその匂いと味を楽しんでいる姿がよく似合うイカルである。

 

トラツグミ   お別れの季節

 冬鳥でにぎわった公園を歩くと、ひところのにぎやかさはなく、そろそろ山や北へ帰る準備をしている鳥たちの姿が見える。

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 長い間楽しませてくれたトラツグミもその中の一種である。その動きを見ていると、心なしか別れを惜しんでいるかのようなしぐさを見せる。

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 相変わらず動いては腰振りダンスをして餌を誘い出しているが、その合間に見せる姿は遠くを眺めるような寂しげな目つきである。

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 秋口に来たばかりのころは警戒心が強く、なかなかその姿を見せてくれなかったが、今ではかなりの近くでその姿を見ることができる。

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 人の世界で出会いと別れが人生ならば、鳥たちとの出遭いとその別れもまた同じように感じる。

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 この公園でも毎年同じ場所に来るのはたぶん同じ個体なのであろう。おいしい餌のあるところを知っている雰囲気である。

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 無事に何年も来てくれるのはうれしいことである。昨年ダンシングスタイルを見せてくれた個体の姿は今シーズンは見えなかったが、なぜか生存を心配してしまう。

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 こ公園で冬を過ごし、繁殖地に戻って子孫を残して、また来シーズン会えることを楽しみに待つことにしよう。

 

 

アメリカヒドリ   ハイブリッドか

 ハイブリッドというと最近では車の種別かと思うが、鳥にもハイブリッドという言葉が使われることが多い。

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 車のハイブリッドは二つ以上の動力源を持つ自動車のことを言うが、これは最近になってこういう車が開発されたからである。

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 基本的にはハイブリッドという言葉はあったが、あまり使われなかった。そもそもは、種や品種が異なる植物や動物から生まれた子孫。異種のものを組み合わせたものをいう。

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 日本語としてハイブリッドという言葉が使われ始めたのは、1960年代から1970年代のハイブリッド計算機が商品化されたころらしい。

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 それ以来言葉としてはあまり浸透はしなかったが、最近のエコカーの代名詞がハイブリッドなので広く認識されるようになった。

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 目の前を泳いでいるアメリカヒドリガモも純粋種だハイブリッドだと論議がある。脚を運んでみたのは純粋種を期待しての行動であるが、持ってる知識の範囲ではハイブリッドに一票という出遭いである。

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 でも交雑種とか雑種とか言うよりも、ハイブリッドといった方が耳障りがよい感じがする。横文字とかカタカナ言葉に弱い世代の郷愁なんだろうか。

 

 

オガワコマドリ   もうすぐ旅立ちか

 オガワコマドリというから小川のあるところに生息するコマドリかと思っていたら、全然違っていた。

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 野鳥たちの名前の付け方にはある基準があるわけではなく、その時々の印象や発見の経緯などそれぞれである。

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 眼の周りが白いからメジロ、白いセキレイだからハクセキレ、大きな鷹はオオタカなどである。

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 このオガワコマドリは、何と発見して最初に採集した鳥類研究者小川三紀さんの名前から引用して1916年に命名されたらしい。

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 ユーラシアの中・高緯度地方で繁殖して、日本へは冬鳥として稀にやってくるという。川や池の葦原で越冬することが多い。

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 多摩川にも来たことがあったが、遭遇できず一度は遭いたいと思っていた鳥の一種である。

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 もうそろそろ旅立ちの季節になるのでその前にと出かけてみた。のど元のブルーとオレンジが印象的で、コマドリのように尾羽を立てた姿は凛としている。

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 ちなみに英名ではBluethroat(青い喉)という。逗留地の背景はあまりきれいではないが、葦原の枯れた葦の中を元気に動きまわっていた。胸の模様がきれいな色のオガワコマドリとの遭遇であった。

 

カワセミ   飛び込みを期待して

 天気が良いので梅の花の咲く池がある公園に向かい、花がらみの鳥を狙って歩いていると、池の上に突き出した樹木の陰に隠れてカワセミの姿。

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 梅の花にカワセミをと思ってもなかなか実現しそうにないので、せめて池に飛び込んでほしいと待つ。

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 そんな気持ちを見透かしたように知らん顔、時々水面をじっと見つめて首を伸ばすので、期待が膨らむ。

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 あたりを見回して期待を持たせるが、それには応えてくれない。すでに朝の餌獲りはすんでおなかがいっぱいなのか。

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 そうであればもう少し花が背景になる枝に止まってほしいなと、次の期待をする身勝手なバーダー心丸出しである。

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 今回は、わが意カワセミに伝わらづ、ただの枝どまり風景であきらめることにした。その後、草餅と甘酒を片手に様子を見ていたが、一向に動く気配がなかった。

 

 

 

コジュケイ   傍若無人

 鳥に当てはまるのかどうかわからないが、人の世界でいう 「傍若無人」 の振る舞いをする鳥がいる。

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 ふつう鳥は警戒心が強く、常に周りに注意を払いながら行動するはずであるが、 目の前にいるコジュケイはそれをまったく無視しているように見える。

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 公園の藪の中から出てきたと思ったら、園内の舗装された散策路を横切って反対側の草地へと入っていく。

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 その姿も急ぎ足でもなくあたりを見回すでもなく、ゆっくりと歩いているのである。しかも満開の梅の花見の人たちが大勢いる中を。

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 そんなに人慣れしているのなら、みんなの期待に応えて、梅の花咲く枝にでも飛び上がってくれないかと思う。

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 草地には、青い小さな花のオオイヌノフグリが咲き始めた、暖かな春の公園の傍若無人なコジュケイのお通りである。

 

イカル   梅の花見

 黄色の大きな嘴をいつも食いしん坊のように汚しているイカル。そのイカルが梅の花見をしていた。

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 数羽の群れでやってくるイカル、中には同じようなスタイルのシメが混じったりする。

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 混じってきてほしいと思っているのは、コイカルであってにらみの効くシメではない。

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 イカルは杉の木で休んでいたかと思うと飛び出してきて、満開の梅の横枝に止まって花を観賞している。そのうちに、見ているだけでなく花びらを啄んでしまう。

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 食べてしまいたくなるほどきれいなのかと人は思うが、イカルはどう思っているのだろうか。

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 いつもきれいな花びらだけを食べていれば、嘴は汚れないのにと余計なお世話を考えてしまう。

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 しばらくの間、黄色の大きな嘴で花をつまんだりしているが、やはり地面に落ちている木の実の方がおいしいらしい。

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 一羽が降りるとそれにつられるように数羽が降りてくる。地面の落ち葉をかき分けて嘴を汚しながら採餌に夢中になる。

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 イカルもやはり花より団子なのかなと思う公園の一場面である。

 

ザゼンソウ    群生地を歩く

 雪解けが始まる今時に、僧侶が座禅をしているように見える赤紫色の花を咲かせるザゼンソウの群生地を歩いてみた。

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 ザゼンソウというと座禅体験を思い出す。若かりし頃、鎌倉の円覚寺で座禅を組んだことがある。

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 早朝から竹ぼうきを持って庭掃除から始まる。禅は、一に掃除、二に掃除、三四なくて五に掃除といわれる。

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 こんもりとした杉木立の庭に、箒の目をきれいに立てる掃き方がほめられる。きれいにできないとやり直しである。

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 その次は本堂の黒光りする板の間のぞうきんがけである。もちろんモップを使ってではない。

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 バケツで水を固く絞った雑巾を床に置いて、両手でそれを押していくのである。陸上の短距離のスタートのスタイルで雑巾を押していく感じである。

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 掃除が終わると朝のお勤めである。静かなお寺の薄暗いお堂の冷たい畳に座る。緊張の一瞬である。

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 体と呼吸を整えて精神を統一することにより、心を整えてゆく。耳を澄ますと早朝の鳥の鳴き声や人の話声が聞こえる。いつもより五感が鋭くなってきたような気がする。

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 雑念が湧くと警策で肩を打ってもらう。お坊さんの振り下ろすその音が静かな本堂に響き渡る。

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 残雪に樹木の枝や葉が落ちた早朝の湿地帯ではあるが、ザゼンソウという響きからかつての座禅の経験を思い出しながら歩いてみた。

 

 

ジョウビタキ  そろそろ草鞋を

 梅の花が満開になっている公園では、シジュウカラやメジロが忙しそうに花から花へと飛び回っている。

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       メジロ

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      シジュウカラ

 さえずりを始めたシジュウカラは、梅の木の高いところにとまって「ツピー、ツピー・・・・」と大き声で鳴いている。

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               ジョウビタキ ♂

 この鳴き声を「スキ、スキ、スキ・・・・」と聞きなした人がいたので、その感性に驚いたことがあった。まさに春のさえずりそのものである。

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       盛りを終えた蝋梅と

 そんな中そろそろ山へ帰るジョウビタキのオスがお花見を楽しんでいた。もう終わりに近い蝋梅から今が盛りの梅の花へと飛び回る。

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       今が盛りの梅

 ウメにジョウビタキはなかなかチャンスがないので、しっかりとファインダーにと思っていると、犬を連れた短いレンズの人がそれを追いかける。

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 鳥は追いかけると逃げる、待っているとやってくるのである。いいところに止まると短いレンズが近づくので飛んでしまう。

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       ゆっくり花見がしたいなぁ・・・

 その行動に文句も言うわけにもいかず、ジョウビタキを待っていると、「もう少しでそろそろ草鞋をと思ってるんだから、ゆっくり花見をさせてよ!」 という声が聞こえてきそうなジョウビタキの後ろ姿である。

コハクチョウ   湖岸で一休み

 そろそろ北帰行の準備にかかるコハクチョウの家族が湖畔で一休みしていた。雰囲気は幼鳥かなとも思う。

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 場所によってはすでに旅立っているところもあるように聞いているが、長旅の英気を養っているのかあまり動く気配は見せない。

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 背景に雪山が見えるので、飛び立ってくれると構図的には最高かなと思いながら、その時を待っているが、わが意伝わらずまったりとしている。

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 湿地帯をゆっくりと動き回るだけで、枯草の塊の根元に嘴を突っ込んで採餌するのみ。少し近づいたら飛んでくれるかなと思えど、目の前の湿地帯がそれを阻む。

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 程よい距離での出遭い、時々振り向いてはくれるが警戒心を持たれては困るので、枯れた葦原に立つ葉の落ちた大きな樹木に身を寄せる。

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 長靴を履いていてもここまではこれないだろうという目つきで見かえすコハクチョウ。その通りと笑顔を送る。

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 それでも、何もしないではせっかくのギャラリーに対して申し訳ないと思ったのか、白い大きな羽を広げて羽ばたきを見せてくれた。

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      少しだけよって言ってるみたいに!

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 来シーズン出会うときは、きっと成長して真っ白な大きな羽での羽ばたきを見せてくれるだろうと思いながらの、北へ向かう準備のコハクチョウの家族との出遭いである。

キセキレイ  リズムを打つ尾

 せっかく来たんだからついでにということで、鳥見の梯子をした。早朝から動くと時間が有効に使えるので効率が良い。

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 セキレイ科の仲間は尾羽を上下に振るのが特徴である。水辺でリズミカルに腰を動かしてバランスをとっている。

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 ハクセキレイはどこにでもいるが、キセキレイは見かけることが少なくきれいな水辺などで見ることが多いので、その姿を見つけるとなんだかうれしくなる。

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 誕生石というものがあるように、月ごとに誕生鳥(バースデイ・バード)があると聞く。因みにキセキレイは9月で鳥言葉は ”積極的な愛”。

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 ついでに春3月のバースデイ・バードを拾ってみると、ミコアイサ(真実を見抜く目)、ソウシチョウ(小さな脅威)、ウグイス(予感)、ミヤコドリ(器用さ)、メジロ(素直な心)などである。

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 いろいろ見てみたが、誕生鳥と鳥言葉が今一つなじまないのはまだまだ鳥の観察が足りないのかなとも思う。今後はその点も考えながら鳥見を続けたいと思うこのごろである。

 

ソウシチョウ  相思う

 ソウシチョウと書くとどんな鳥かなと、現物なり写真なりを見ないとよくわからないことが多い。

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 そんなわけでこれを漢字で書くと 「相思鳥」 と表現する。漢字は表意文字なのでその意味がよく表現できると思う。

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      シメも水飲み

 名前の由来は、オスとメスを離しておくとお互いをきれいな鳴き声で呼び合うところからきている。なんとロマンチックな名前をもらったのだろうと思う。

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 こうしてみると漢字で表現するとその鳥の姿がイメージできることが多い。「画眉鳥」 「花鶏」 「緑啄木鳥」 「秋沙」 「翡翠」 「雲雀」 「目白」 などである。当て字が多いので読み方は難しいが、その特徴をよく表現しているように思う。

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 因みに上の漢字は順番にガビチョウ、アトリ、アオゲラ、アイサ、カワセミ、ヒバリ、メジロである。

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 何となく漢字で書いた方がすぐにその鳥の姿を思い起こせそうな気がする。ソウシチョウを見ながら名前の由来をたどってみたが、現実には難しい漢字が多い。変換機能がないとかけない文字が多い鳥の名前である。

カケス   目つきは悪いが心持は

 「目つきは悪いが心もちは・・・・」 というサブタイトルは今思うと、私の若い時のことを言っているような気がする。

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 そんな雰囲気を見せるのはカケスである。目つきの悪い鳥の筆頭はシメかなと思うが、シメは体が小さいのでかわいさがある。

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 その点カケスは体も大きく頭の天辺の白と黒のまだら模様もどすが効く。鳴き声も 「ジェージェー・・・・・」 としわがれた声を出すので余計にそう思う。

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 カラスの仲間は頭が良いせいか鳴きまねをすることがうまい。このカケスも例にもれず結構鳴きまねをするしいたずらもする。

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 時にはほかの幼鳥を襲ったりする場面も見ることがあるが、冬場の採餌風景を見るとある程度のかわいさも垣間見える。

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 冬場の大好物のカシ、ナラ、クリなどのどんぐりを蓄えておいて、口にくわえて飛ぶ姿などを見ると、ほほえましくも見える。今朝の出遭いは目つきは悪いが心持はよさそうなカケスの姿である。

ビンズイ  私だって

 梅の花咲く公園、メジロやヒヨドリは黙っていてもその花の蜜を吸いにやってくるので、普段はあまり見向きもしないが、梅の花がらみで思わずレンズを向けてしまう。

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 公園を歩いていると今が旬の梅の花がきれいに咲いている。その梅の木の下の枯れた芝生には、その種子を拾うビンズイの姿がある。

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 この時期ビンズイは昆虫などよりも、地上に落ちている草や木の種子などを食べていることが多い。

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 木製のテーブルとセットになった公園のベンチに座ってその採餌の姿を眺めながら、せっかくだから梅の花咲く枝に止まってほしいなと念じた。

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 そこへタイミングが良いというのか悪いのか、犬を連れた散歩の人が通りかかり、そのビンズイは梅の枝へと飛び上がった。枝に止まってからは、何か 「私だって梅の花を背景に・・・・」 と言っているようにあたりを見回している。

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 最初は白梅の枝に止まったが、どうせなら紅梅にもとさらに念ずると、それが聞こえたかのように、今度は背景に紅い梅の花のある程よい枝に移動してくれた。

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 「以心伝心」 というか偶然というか、なぜか思いの伝わったビンズイとの出遭いの公園であった。

 

アカハジロ   朝陽の池で

 水鳥に疎いがアカハジロのオスが来ていると聞いたのでさっそく出向いてみた。春の陽射しの公園の池はそれを受けてキラキラと輝いている。

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 西の方ではすでにで出ていると聞いていたが、アカハジロはライファーになるので何とかあってみたかった。

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 それが都心の駅の近くの公園にいると聞いたので、遅ればせながらの参戦である。すでに十数人のカメラマンがいる。

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 カメラの向いている方向を探すと池の中ほどにその姿を見つけるが、首を後ろに向け背中に頭をうずめて睡眠中である。

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 位置的には池の真ん中にいるので距離もあるが、反対側の池の手すりや構造物が水面に映ってしまうので背景としてはあまりよくない。

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 その上ホシハジロの群れの中にいるので、何とか群れを離れてほしいなと思いながら寝起きを待つ。

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 そのうちに寝姿のまま動きだした。状態は寝ていても水中の水かきは忙しく動いているのだなと思わせる動きである。

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 周りのホシハジロも一緒に動きだし、そのうちに頭を持ち上げて光る水面をゆっくりと移動し始めた。

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 浮きなどの人工物のない枯草のある浮島の近くまでやって来て、頭を後ろに反りかえすディスプレイを見せる。

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 近くにはメスの姿は見えないが、誰に対してのディスプレイなのかわからない。ひょっとしたらホシハジロのメスを対象にしているのだろうか。

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 車でもメタリック塗装はきれいだが、アカハジロの頭の緑色の金属光沢が朝陽に映えて水面にもきれいに映る。

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 普段の行いが良いせいか天気も良く駅の近くのロケーションで、初めてのアカハジロとの出遭いに満足して、早々に撤収した早朝の鳥見である。

 

 

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