オガワコマドリ もうすぐ旅立ちか
オガワコマドリというから小川のあるところに生息するコマドリかと思っていたら、全然違っていた。
野鳥たちの名前の付け方にはある基準があるわけではなく、その時々の印象や発見の経緯などそれぞれである。
眼の周りが白いからメジロ、白いセキレイだからハクセキレ、大きな鷹はオオタカなどである。
このオガワコマドリは、何と発見して最初に採集した鳥類研究者小川三紀さんの名前から引用して1916年に命名されたらしい。
ユーラシアの中・高緯度地方で繁殖して、日本へは冬鳥として稀にやってくるという。川や池の葦原で越冬することが多い。
多摩川にも来たことがあったが、遭遇できず一度は遭いたいと思っていた鳥の一種である。
もうそろそろ旅立ちの季節になるのでその前にと出かけてみた。のど元のブルーとオレンジが印象的で、コマドリのように尾羽を立てた姿は凛としている。
ちなみに英名ではBluethroat(青い喉)という。逗留地の背景はあまりきれいではないが、葦原の枯れた葦の中を元気に動きまわっていた。胸の模様がきれいな色のオガワコマドリとの遭遇であった。
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