アカハジロ 朝陽の池で
水鳥に疎いがアカハジロのオスが来ていると聞いたのでさっそく出向いてみた。春の陽射しの公園の池はそれを受けてキラキラと輝いている。
西の方ではすでにで出ていると聞いていたが、アカハジロはライファーになるので何とかあってみたかった。
それが都心の駅の近くの公園にいると聞いたので、遅ればせながらの参戦である。すでに十数人のカメラマンがいる。
カメラの向いている方向を探すと池の中ほどにその姿を見つけるが、首を後ろに向け背中に頭をうずめて睡眠中である。
位置的には池の真ん中にいるので距離もあるが、反対側の池の手すりや構造物が水面に映ってしまうので背景としてはあまりよくない。
その上ホシハジロの群れの中にいるので、何とか群れを離れてほしいなと思いながら寝起きを待つ。
そのうちに寝姿のまま動きだした。状態は寝ていても水中の水かきは忙しく動いているのだなと思わせる動きである。
周りのホシハジロも一緒に動きだし、そのうちに頭を持ち上げて光る水面をゆっくりと移動し始めた。
浮きなどの人工物のない枯草のある浮島の近くまでやって来て、頭を後ろに反りかえすディスプレイを見せる。
近くにはメスの姿は見えないが、誰に対してのディスプレイなのかわからない。ひょっとしたらホシハジロのメスを対象にしているのだろうか。
車でもメタリック塗装はきれいだが、アカハジロの頭の緑色の金属光沢が朝陽に映えて水面にもきれいに映る。
普段の行いが良いせいか天気も良く駅の近くのロケーションで、初めてのアカハジロとの出遭いに満足して、早々に撤収した早朝の鳥見である。
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