シロハラ 人慣れのころお別れ
飛来して出遭いの当初は赤面はしなかったが、恥ずかしかったのか警戒心からか、すぐに藪の中や樹木のなかに隠れてしまったシロハラ。
春になって帰るころになるとずいぶん人慣れしたもんだなと思う。かなりの至近距離でも逃げ隠れしないでじっとしている。
そのころになるとこちらも、地面の枯葉を嘴でかき分けている姿を見て、「ああシロハラか!」 という好奇心の失せた場面になる。
いつも地面に降りて草地や枯葉の中にいるので、せめて枝どまりの姿を見せてくれないか、と思いつつ眺めながら坂道を歩く。
コンクリートの擬木で土止めをした坂を上って、振り返ると逆光気味の中垂れ下がった横枝に止まったシロハラ姿がある。
わが意通ずと逸る気持ちを抑えて、最初はとにかくファインダーにとシャッターを押す。
遠く背景には紅白の梅の花が見えるので、それを何とか色合いで入れてみたいと移動をして、シロハラとのお別れの画像にした。少し背景が華やかになって見送りができたかなという公園である。
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