コジュケイ 傍若無人
鳥に当てはまるのかどうかわからないが、人の世界でいう 「傍若無人」 の振る舞いをする鳥がいる。
ふつう鳥は警戒心が強く、常に周りに注意を払いながら行動するはずであるが、 目の前にいるコジュケイはそれをまったく無視しているように見える。
公園の藪の中から出てきたと思ったら、園内の舗装された散策路を横切って反対側の草地へと入っていく。
その姿も急ぎ足でもなくあたりを見回すでもなく、ゆっくりと歩いているのである。しかも満開の梅の花見の人たちが大勢いる中を。
そんなに人慣れしているのなら、みんなの期待に応えて、梅の花咲く枝にでも飛び上がってくれないかと思う。
草地には、青い小さな花のオオイヌノフグリが咲き始めた、暖かな春の公園の傍若無人なコジュケイのお通りである。
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