オオタカ すでに抱卵か
猛禽類は比較的毎年同じ場所で営巣をすることが多いが、オオタカはすくなくとも4,5年は同じ営巣場所で繁殖期を迎える。
オオタカの巣作りを見ると昨年よりは少し巣の周りが高くなっている。毎年同じ場所を使うので小枝を積み重ねているのかもしれない。
メスの鳴き声が聞こえる森の樹木の横枝を見上げると、お腹の羽をふわふわさせたメスのオオタカの姿がある。
お腹の羽毛を見ると抱卵斑らしきものも見えなくはないので、そうだとするとすでに抱卵期に入ってるのかもしれない。
メスが大きな声で 「キョッキョッキョッ・・・・」 と鳴くと、すぐにオスがメスのいる赤松の横枝に来る。
オスはメスに与えるお土産をもって来たのだろうと、その餌渡しの瞬間を狙う。しかし期待はずれのオオタカである。餌はなくていきなり交尾の場面に突入である。
いやいやその辺は人さまの世界とは違う。ひたすらオスの飛来を信じて「貞淑の妻」のごときじっと待っているのである。その後は愛の営みの場面を見せつけるオオタカの森である。
« ヤマガラ Ⅲ 巣材集め | トップページ | オオタカ Ⅱ オスは働き者 »
コメント