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2017年5月

ミソサザイ   響き渡る声

 早朝の散策は聞こえるものといえば、鳥の声と雪解けの水量の増した川の流れの音だけである。

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 柔らかい新芽の黄緑色の森に、あふれるマイナスイオンにひかれるように白樺林の奥に足を進める。

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 見上げると急峻な岩肌からは細い滝が垂直に流れ落ちてくる。この小さな流れがまとまると大きな川になり、秋になると鮭が昇ってくるのだなと思いながらさらに上流へと向かう。

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 すると突然大きな声でさえずり出したのはミソサザイである。静かな森に人影を見て歌いだしたように森に響き渡る。

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 どこにいるのかと声のする方角を探すが見当たらない。とにかく声の割には姿が小さいので探すのが大変である。

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 キョロキョロして振り返るとなんということはない、すぐ目の前の枯れて折れた樹木の上で大きな口を開けて囀っている。

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 それを見ていると先ほどからここにいたんだよと、言わんばかりに独演会である。時折どうだいと聞いているのか、首を下げてあたりを見回す。静かな森での独演会を楽しんだ早朝散歩である。

 

 

 

ゴジュウカラ   違う鳴き声

 センダイムシクイとキビタキが鳴き交す新緑の森。散策路は木材チップを敷き詰めてあるので、クッションが柔らかく歩みが軽くなった気がする。

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 この散策路だと足音も吸収してくれるので、鳥たちにも気づかれずに接近できそうである。

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 新芽が膨らみだした樹木の上のほうの枝を見ながらゆっくりと歩いていると、聞きなれない違う鳴き声が聞こえる。

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 「フィフィフィ・・・・」 と鳴くのはゴジュウカラである。耳をそば立てて聞こえる方角を探すと、目の前の大きな太い幹にゴジュウカラの姿である。

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 黒く細い眉斑、背中の薄いブルーと白いおなかがミズナラの幹によく似合う。日本では唯一樹木をさかさまに歩ける鳥と言われている。

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 久々のゴジュウカラとの出遭いは、その後に出現する鳥たちとの出遭いの期待を膨らませる要因になりそうな予感がする朝である。。

 

 

センダイムシクイ   大きな口で

 大きな口を開けてさえずるのは、オオヨシキリやウグイスなどかと思っていたが、さすがに繁殖地ではセンダイムシクイもそれに負けていない。

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 北国は夜明けが早い。その早い夜明けとともに年寄りも目が覚める。その早さは鳥に負けず劣らずである。

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 昨夜の雨で、青葉の公園の草むらもその露が残っている。靴先が濡れるが朝のさわやかな空気に誘われてその中を歩く。

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 若葉が出始めている樹木の横枝で 「チヨチヨピー、チヨチヨピー・・・・・」 とセンダイムシクイの鳴き声が聞こえる。

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 わが公園では青葉が多かったり、高い枝を飛び回ったりで、なかなかその姿を見せてくれないが、ここでは縄張りが決まっているせいか大きな口を開けて大きな声でさえずっている。

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 しかも少し歩くと、今度は違う個体がその美声(?)を聞かせてくれる。やはり繁殖地では行動が違うのかなと思って観察している北国の公園である。。

 

 

 

 

ホオジロ  花に埋もれて

 セッカを追いかけてブルーのクサフジを眺めていると、その鮮やかな色の叢に寝転がってみたいような気分になる。

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 セッカばかりに気をとられていると、ホオジロが自己主張をするようにさえずり始める。

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 ホオジロのさえずりは 「一筆啓上仕り候」 という聞きなしで覚えやすい鳴き方である。

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 特に高木でも低木でも高いところで囀るので、その姿を見つけるには、声の聞こえる方向の樹木の天辺を探すと見つかることが多い。

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 今回はさえずりをやめて花見に来ているような雰囲気である。あまりにもきれいなクサフジのブルーを楽しんでいるように見える。

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 花に埋もれたホオジロを見ながら、まだあきらめずセッカもここに来てほしいなと思っている河原の早朝散歩である。

 

 

 

 

 

セッカ  背景を意識して

 早朝の河原を歩いていると、一面に紫色の花クサフジが元気に咲いている。上空にはスイングするように鳴きながら飛ぶセッカの姿。

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 あわよくば河原の紫に咲き誇るクサフジの花に止まってくれないかと願う。無理は承知の願いである。

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      背景が目立ちすぎ?

 なぜかというとクサフジの中にはところどころに枯れた葦の茎が残っているからである。

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 当然、セッカはやわらかいクサフジの葉よりも止まりやすいので、そちらを選択するだろうという読みである。

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 それよりこちらの勝手な設定よりも、セッカがどこでもいいから止まってくれないと、困るのである。

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 初夏というよりも夏日の炎天下、勝手なことを考えながらの河原の鳥見風景である。

 

サンコウチョウ Ⅴ  オスの飛び出し

 「ため口」 でいえば、時代の変化とともに言葉も生活様式もいろいろなものが変わってきている。

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 「ため口」の語源を調べてみると、”ため”という言葉からきているが、もともとは博打用語で”ぞろ目”のことをいう。同じ数字が並ぶことである。

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 同じ数字ということで”五分五分”とか”対等”という意味になる。よく年齢が同じときに、”ためだね”という使い方をした。

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 今では若い女の子でも当たり前にふつうに使っている”やばい”という言葉も、本来は裏社会の専門用語であった。

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 近年言葉も道具も衣類も昔はその道のプロが使っていたものが、一般の人たちに使われるようになってきたことが、よくも悪くもその原因になっているのかもしれない。

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 生き残るためには、環境の変化、時代の変化に順応しなければならないが、その本質にあるものは何かは知っておくべきかなとも思う。

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 サンコウチョウも子孫繁栄のためにこの森で営巣しているが、その数は年々減少しているようにも聞く。天候など自然環境の変化もあるが、人為的なものでその原因を作らないようにしたいものである。

サンコウチョウ Ⅳ  恋人募集中

 メスは到着したが成鳥に相手をとられている若鳥たちは、まだまだお相手が見つからずに青葉の中を飛び回る。

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 長い飾りの尾羽が特徴であるが、これも成鳥になるにしたがって長くなるのだろうか、そうすると少し短く見えるのはまだ若いのかもしれない。

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 そういう目線で見てみると、確かに飾りの尾羽が長い個体ほど、ペアリングの比率が高いような気がする。

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 やはり鳥の世界でも先輩には席を譲る精神が残っているのだろう。見習わなければならない場面である。

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 最近は初対面の小学生でもいわゆる”ため口”を聞く。最初に聞いたときは、最近の教育はどうなっているのかと疑問に思ったものである。

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 お相手を探して森の中を飛び回るサンコウチョウを見ながら、そんなことを考えている青葉茂る森の中である。

 

サンコウチョウ Ⅲ  見初められたメス

 南の国から長旅を経て到着した森には、ブルーのアイリングのきれいなイケメンのオスが待っていた。

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      なかなか!上目づかいに見るメス。

 上から覗いているから下から見上げてやろうと上目づかいに見てみると、お気に入りのタイプである。

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 メスはOKサインを出すと、オスは照れたように後ろを向いてしまった。こういう時腹が据わっているのはメスである。

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      うれしさの飛び出し!

 後姿のオスはうれしさを素直に表さないで、羽を動かしたり、頭の羽を総毛立てている。この控えめな姿がいいのだが。

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      こんなところだって!

 うれしいのはオスばかりではない、もちろんメスもうれしいのだが、今後の実権を握るにはここがポイント。

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      天に昇らないで下にいこう!

 見初められたメスはオスから見えないところで飛び出して、そのうれしさを表現している。おめでたい求愛の実現である。たぶんその儀式は見えないところで行われるはずである。

 

 

サンコウチョウ Ⅱ  メスの到着

 静かな森の中を声も立てずに飛び交っていたサンコウチョウが、今朝はにぎやかに鳴きながら枝から枝へと飛び移る。

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      どちらにしようかな

 それもそのはずでメスの姿が混じっている。メスが到着したのでお目当てを探しにはしゃいでいるように見える。

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 早めに繁殖地に来て縄張りを作り、メスの到着を待って下見をしてある営巣場所を見せて気に入られようとしている。

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      こちらにしよう

 一般に渡りの鳥たちは、成鳥のオスが先に到着して、次にメスが来る。最後に若鳥が遠慮しながらやってくるというパターンである。

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      よく見ておかないとな!

 天敵に狙われないように小型の鳥たちは、夜にかなり上空を渡ってくるようである。サンコウチョウなどは長い尾羽があるので特にその辺が顕著である。

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      さあアタックしよう    

 暗い杉林などの高いところが好きなので、どうしても下から逆光になることが多い。ペアリングが決まると子育てが楽しみになるサンコウチョウのお相手探しの場面である。

 

 

 

サンコウチョウ   営巣地を歩く

 夏鳥がどんどん入ってくる公園も、休憩地点なのでうまくタイミングが合うと出会いの場面が持てるが、そのタイミングが難しい。

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          オスの見返り風

 その上長いこと休んでくれると出会いのチャンスも多くなるが、長逗留の鳥で一週間、早いものは一日で抜けてゆく。

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          化粧のノリの悪いメス

 今シーズンのサンコウチョウは一日で営巣地に向かったようである。仲間の鳥友さんは早朝にその姿をファインダーに収めていた。

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 公園で振られたら営巣地まで追いかけるしか出遭いの方法はない。それではと早朝から山に向かう。

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          オスを待つメス、枝被りが残念

 毎年このシーズンになると青いきれいなアイリングと、長い尾をひらひらさせて飛ぶ姿を見ないと、夏が気持ちよく迎えられないような気がする。

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 早朝の営巣地は賑やかな鳴き声から始まった。サンコウチョウの鳴き声は、「ツキヒーホシ、ホイホイホイ」 と聞こえる。

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          長い尾羽も長旅で傷んでいる

 なまえの由来はその鳴き声からきている。月、日、星の三つの光から三光鳥と呼ばれるようになったといわれる。

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 メスも到着したようで、オスとともにホバリングをしたり求愛行動をしたりとにぎやかである。見たところメスが三羽、オスが四羽ほどで忙しく動き回っている。

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 オスの目の周りのあのブルーのアイリングが朝の日に光る。それに引き換えメスのアイリングは下手な化粧をしたように薄い色である。

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 ペアーもできたようなので、この次は子育てのシーンでお目にかかりたいものである。

 

オオヨシキリ   新緑に映えて

 目に青葉、新緑の小枝にオオヨシキリの声。雨が降ろうが槍が降ろうがとは言わないが、天気が良くても悪くてもその声は響き渡る。

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      葦原の柳の木で 

 昔 「耳を澄ましてご覧」 という歌があったが、耳を澄まさなくても聞こえるオオヨシキリの声。

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 「ギョギョシ、ギョギョシ、ギョギョギョギョギョ・・・・」 と鳴くので、俳人の小林一茶が 「行行子、口から先に生まれたか」 と俳句を詠んでいる。

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 メスの気を引くために、一生懸命鳴いているそのさまは健気である。新緑のやわらかい緑の葉の中で、紅く見える大きな口を開けて鳴く姿がよく映える。

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 オオヨシキリの名前の由来も、葦原にいる昆虫類や節足動物を、葦を切り裂いて獲物を捕食するところからきているそのものずばりである。

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 仲間に負けない大声で鳴いて、よき伴侶が見つけられることを祈りながらの湖畔の散歩である。

カワセミ   空振り

 空振りで褒められるのは野球の振り逃げぐらいなものだろうか。バッターが三振をしてそのボールをキャッチャーがノーバウンドで捕球できなかったときに振り逃げができる。

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 水中に飛び込んで魚を獲るカワセミが空振りをすると、振り逃げと言って笑ってばかりいられない。

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 自分の生活の糧を獲るわけだから百発百中とは言わないが、観客が見ているときは成果を見せてほしいものである。

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 早朝のこのカワセミは見ているとどうも空振りが多い。いきなり後ろ向きに飛び込んだかと思うと嘴には何もない。

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 野球の場合は振り逃げで一塁に生きると、記録的には三振になる。だからピッチャーは一イニング奪四三振という記録になることもあるという。

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      水浴びじゃないんだから!

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 三振をとって褒められるのは野球のピッチャーだけで、魚を獲るカワセミ君はもっと打率を上げなければ褒められないよと、声をかけたい早朝の池の端である。

 

 

コサギ   婚姻色に

 婚姻色できれいになるのは両性類や魚類などが多いが、鳥たちもこの季節になると色づいてきれいになる。

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 特にサギなどはその特徴が顕著に表れる。普段は群れでいるコサギが一羽河原の流れる水に入って採餌中である。

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 頭の上には細い冠羽が伸びて両翼にはレースのような羽が見える。嘴と目の周りがほんのりと色づいている。

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 足元は水の中なのでよく見えないが、これもきっと色づき始めていることだろう。その足で水の中をかき回して魚を追い出している。

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  少し動いては足を前後に動かし狙いを定めて一気に嘴で銜える。中には空振りもあるが、見ている限りでは捕獲の確率が高い。

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 一般に婚姻色に変わるのはオスであるが、きれいに装ってメスに気に入られなければならないので、どこの世界もオスはたいへんである。

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 この個体はまだ色が薄いが目の周りはもっとピンクが濃くなる。普段はあまり変化のないコサギであるが、この時季のサギ類はそれぞれ色が違うので楽しみである。

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 あのアオサギでさえ嘴や足がかなり色づく。「色気がついてきた」 という語源はこの辺にあるのかなとも思う。

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            冠羽とレース羽が風になびく

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 いずれにしてもこの繁殖期の自然界は、装いにしても鳴き声にしても華やかになるので、留鳥たちが地元のバーダーを楽しませてくれる良い季節であることに間違いはない。

 

エナガ Ⅱ   子育て終わった親たち

 人生にはいろいろな節目がある。子育てが終わり学業を卒業して子供が就職すると、やっと独り立ちかと親はホッとするものである。

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 次は相手が見つかって所帯を持ってくれることだろうか。昔は二十代も後半になると本人もその周りの人も、所帯を持つことを心配してくれたものである。

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 ところが最近は核家族化が進んだせいか、親元にいる率が高くなり結婚年齢が遅くなっている。遅くなるというより、結婚しない人が多くなった。

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 最近「生涯未婚率」というデータが、厚労省国立社会保障・人口問題研究所から発表された。

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 それは、50歳までに一度も結婚をしたことがない人の割合だという。それによると2015年には男性23.4%、女性14.1%だという報告がされている。

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 それを見ると男性は四人に一人、女性は七人に一人になるらしい。根底には様々な問題があるのだろうが、家族とか国家とか考えると忌々しき問題になる。

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 難しい問題はさておいて目の前で動き回るエナガは、子育てが終わりホッとして楽しそうに遊んでいる。そんな姿を見ながら自然界の摂理は繰り返されているんだなと思う水場である。

 

 

 

エナガ   雛たち

 表情としぐさがかわいいエナガ、尾が長いところから柄の長い柄杓のイメージでエナガと呼ばれている。

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      親鳥の鳴き声で顔を出す雛

 毎年公園では営巣をして雛が孵っているが、その雛が無事育つ確率は非常に少ない鳥である。

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       口を開けて餌を待つ雛

 公園の桜やこならなどの樹木の枝分かれした部分に、その樹木と同じように苔や蜘蛛の巣などでうまくカムフラージュして営巣する。

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       独り立ちに向けて学習する雛たち

 彼らの天敵はカラス、イタチ、ヘビなどで、巣立つ頃に狙われることが多い。カラスなどはずるがしこいところがあるので、雛が巣立つ直前を狙う。

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 通常は4~7個の卵を産み、抱卵期間は12~14日、雛は14~17日で巣立っていく。楽しみは雛の巣立ちの団子状に並ぶ光景である。

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 今シーズンも芽吹く前の樹木の高いところに営巣を始めたので、雛の巣立ちの瞬間を楽しみに観察していたが、日程が思うように合わなくてその場面は逃してしまった。

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 団子状兄弟の姿は見られなかったが、元気に巣立った雛たちが公園の水場にあいさつに来た。

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 顔の黒い雛たちが元気に水浴びに来たので、無事巣立ったことを喜びながら先は長いが、来シーズンの団子状雛を期待しているところである。

オナガ   ベストドレッサーだけど

 きれいなスタイルで素敵な人でもしゃべると興ざめな人がいる。鳥の世界ではオナガがそれに類するかなと思う。

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 若葉の芽吹きの頃は濃淡がきれいだった森の緑も、すっかり濃い緑に代わってきた。そんな樹木にオナガの群れがいる。

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 緑の葉を陽の光に透かした横枝にいる黒いベレー帽に水色のマント姿のオナガは、その姿がきれいに見える。

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 若葉にいる虫を捕っているらしく頭を上に向けたり横から狙ったりと、それを追いかける姿は忙しく動き回る。

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 緑一色の樹木の中におなかの白と頭の黒、背中の薄いブルーがよく映える。静かに動いているので、鳴き声が聞こえないと居場所がわからない。

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 残念なのはその鳴き声が風貌にあわないのである。「ジェーイ、ジェーイ・・・・」と鳴く大きな声は、「天は二物を与えず」 という諺通りなのか、凡人の一物さえ与えられていない鳥見人の羨みことである。

 

キアシシギ  偶然に

 コチドリを探して河原の砂礫を双眼鏡で覗いていると、川の流れの水辺にイソシギを見つける。

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 さらに見渡すと見慣れない鳥が水辺に降りてきたので、よく見るとキアシシギである。これも久しぶりの遭遇になる。

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 鳥見の楽しみは期待しない鳥との偶然の出遭いがあると楽しいものである。眉間にしわを寄せて双眼鏡をのぞいている顔も笑顔になる。

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 その反面必ずいるはずだという鳥がいないときの落胆は大きく、探しても見つからないときの足取りは重くなる。

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 普段は群れで行動しているはずなのに、単独でいるというのはおかしいなと思いながら、周りを探してみるが一羽しか見当たらない。

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 それでもこの季節では初めてなのでうれしい出遭いであった。

 

コチドリ   久しぶりの河原

 しばらく足が遠のいていた河原に、渡りの水鳥が来てないかなと思いながら土手を駆け上ると、広がる視界に唖然とした。

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 昨年までは緑の樹木が一帯に繁り、草木がはびこっていた河原が、見事に重機で均されて、きれいに石ころだけの河原になっていた。

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 これでは鳥の隠れ家も作れないし、餌も獲れないなとがっかりして眺めていると、一羽の婚姻色のコサギの姿、コチドリの鳴き声が聞こえる。

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 その鳴き声を頼りに姿を探してみるが、河原にいるときは見事に擬態色になってなかなか見つからない。

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 そのうちに飛んでくれたのでその姿を追うと、クサフジなのかブルーの草花の茂るコンクリートの川岸に降りたってくれた。

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 殺風景な河原で、かろうじて花がらみのコチドリになったのが救いか、すでに雛が孵ったコチドリの家族が飛び交う河原である。

 

ヒヨドリ   まんざらでも

 ヒヨドリといえば日本ではどこにでもいる鳥で、結構にぎやかに鳴きながら飛びかうのであまり人気がない。

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 人気がないと思っているのは私だけかもしれないが、名前の由来も 「ヒーヨ、ヒーヨ」 と鳴くからヒヨドリといわれている。この辺もどうかと思う。

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 公園などを歩いていると、椿の花や桜の花の蜜を吸ったりしている光景を見る。今の時期は若葉の周りをペアーで飛び交っている。

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 昔は犬と同じ習性で飼い主を見分けるということで、平安時代の貴族は盛んに飼ったといわれている。

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 そんなヒヨドリでも海外では、朝鮮半島と台湾、フィリピンの限られた地域にしかいないということで、海外のバーダーには人気があるらしい。

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 そういう目線で見てみると、まんざらでもなく魅力的な光景にもなる。公園の若葉に光が当たって、ヒヨドリを良い感じで引き立てたその姿が見える。改めてその魅力を見直したヒヨドリである。

アオスジアゲハ  鳥待ち時間の出遭い

 公園の草地に腰を下ろしてシジュウカラの給餌風景を眺めていると、オスとメスが交互に餌を運んでくる。

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 かなり忙しそうなので、数羽のひなが孵化していると思われる。青虫を嘴に銜えて巣に入ったかと思うと、雛の白い糞をか銜えて出てくる。

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 見ていると鳥はきれい好きなんだなと感心する。そういえば、人間も赤ちゃんの時はおむつを当ててきれいにしているなと、我が家の孫を思い出す。

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 その給餌のインターバルの間に、草地に群生しているクローバーの花の上を青筋アゲハが飛んでいるのを見つける。

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 めまぐるしく飛び回るのでなかなかその姿をファインダーに収めさせてくれない。立ち上がると遠ざかってしまい意地悪をされている感じがする。

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 アオスジアゲハは好きな蝶の一種である。特に黒と青緑色の鮮やかなパステルカラーに魅かれる。

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 ふつう蝶は羽を休めるときには、両方の羽を閉じて休むが、このアオスジアゲハは開いて休むのが特徴である。

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 白い花のクローバーが咲く草地でじっと座って待っていると、今度は近くまで来て休んだり飛んだりしながら、花から花へと飛び回る。

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 アオスジアゲハは基本的には南方を起源としているので、日本では東北まで見かけることは多いが、北海道にはいないといわれているが、どうだろうか。

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 夏の暑い時には水辺ノ湿地で集団で給水している場面なども見るが、花がらみで落ち着いてファインダーに収められるのは幸運である。シジュウカラの給餌のタイミングの待ち時間に出遭ったアオスジアゲハとの交流場面である。

 

チョウゲンボウ   外で働くオス

 抱卵中のメスに対して獲物を運んでくるオスは、夜明けが早いので早朝に作業を終えたのか動きが少ない。

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      ヒバの天辺に!

 久しぶりにチョウゲンボウの谷を覗きに行ったら、意外と静かな雰囲気であった。それぞれの営巣場所は、まだ抱卵中とあって動きは少なく静かである。

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 夜明けが五時前と早いので、鳥たちも早くから行動を起こす。その上餌運びの間隔も長くオスはのんびりしている。

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 ただしそんな気分は今だけで孵化すると、子供の数にもよるが餌運びが忙しくなる。束の間の安楽の時間の感じがする。

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       ニセアカシヤの花の中を!

 新緑が日増しに色濃くなってきた高い樹木の横枝に止まっていたオスが飛び出したので、狩りに出かけたかと思ったが、反対側の常緑樹の天辺に移動した。

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 あたりを見回しながら落ち着きがないので、すぐに飛び出しかなと待っていると、予想通り飛び出して狩りに出かけた。残念ながら時間の制約もあるので、見送っただけで引き上げることにしたチョウゲンボウの谷の風景である。

 

 

オオヨシキリ  大声で 

 この季節の風物詩といわれるものは、新しい青葉が伸び始めた葦原に、あの大声でなくオオヨシキリの姿である。

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 「ギョギョシ、ギョギョシ・・・・・」 の声が聞こえると夏が近いなと感じる。このうるさいほどのオオヨシキリの合唱も、不思議に八月の声を聴くとまったく聞こえなくなる。

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 とにかく大きな口を開けて真っ赤な喉元が見える。鳥にあるなら、ノドチンコが見えるくらいである。

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 そのぐらいの意気込みで縄張り宣言と、メスへの求愛のアピールをしないと、よき伴侶が見つからないのだろうと思う。

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 その点は早くから囀っているもてない鶯が、いつまでも鳴いているのを見ると、オオヨシキリはメリハリがしっかりしているのだなと思う。

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 うるさいほどの大声であるが、この声も聞こえないとなぜか、ものさびしい気分になる河畔の葦原である。

 

 

ミサゴ   これも繁殖活動?

 夏鳥を探して林道を歩いていると、対岸の中腹にミサゴの姿。二羽でじゃれ合っているようにも見えるので繁殖活動かとしばしの観察。

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 ミサゴといえば晩秋に多摩川にアユを獲りに来るときに遭遇するだけで、繁殖期に山まで追いかけることはないので、懐かしい気持ちで照準を合わせる。

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 かなりの距離があるので思うように画像が構成されないのが難点である。それでも同じところを飛び回ってくれるので、チャンスは与えてもらっている。

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 それにしても猛禽類の繁殖活動には時季的には遅い気もするので、縄張り争いなのかもしれないが、いずれにしても営巣地であることに違いない。

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 ミサゴにまつわる話はいろいろあって面白い。鷹類の仲間では唯一魚を獲る猛禽である。そのために足の爪が他の猛禽と違って、魚をうまく捕らえられるようにできている。

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 ミサゴの名前も、ホバリングから一気に急降下して魚を獲るために、水面に飛び込む音が「ビシャゴ」と聞こえるところから転化してミサゴになったともいわれる。

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 さらに面白いのは、寿司の発祥説である。ミサゴが獲った魚を潮水のかかるところに置き忘れて、時間がたって程よく発酵してうまみが出たところを人間が見つけて、食べてみたら結構いけるという話である。

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 魚の酢漬けはここから出たらしい。鳥にまつわる話は古いものは恐竜節から寿司の起源まで、結構楽しめる話が多いものである。

 

 

 

カルガモ   雛が孵って

 近くの池のカルガモの雛が孵って、親の後を一列に並んでほほえましい風景だよと、聞いたので早朝に出かけて見た。

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           今朝の活動開始

 このあたりでは、カルガモはどこにもいるので、あえて注目したりファインダーに収めたりすることは少ない。

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          陸へ上がって

 ただし毎年この季節、子育てが始まって雛の行列を見るときはまた別の話になる。このときばかりは人気者である。

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          今日の勉強

 それも子供はたくさんのほうが絵になる。2,3羽だとあまり面白くない。親鳥の後にぞろぞろと、よちよち歩きがついてゆく様に興味をひかれる。

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          一休みの休憩

 昔は貧乏人の子だくさんと言われて、7,8人の子供がいる家庭が普通に見られた。その趣旨はいろいろである。

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          危険を知らせる親鳥

 現在のように医学が進歩しているわけでもなく、病死は当たり前であった。その上子供は働き手の一人に数えられていたこともある。

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           一斉に池の中に移動

 目の前のカルガモの子供たちは、何羽が生き残れるのかという自然の摂理の中で生きてゆく。すでに9羽生まれて、8羽になり今日現在は7羽だという。

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          子供を逃がし、敵を威嚇する親鳥

 せめてこの残った7羽は、無事に成鳥になって、子孫を残してほしいと思う早朝の池の端である。

 

スズメ  お宿も時代とともに

 スズメのお宿といえば昔から竹藪の中であるが、都会に住むスズメたちはマンション住まいが多くなってきた。

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          花見で恋人募集中

 家といえば日本の家も最近は欧米に負けない住宅が作られるようになった。日本の家屋は紙と木でできた家とか、ウサギ小屋と侮蔑の言葉で言われてから久しい。

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          住まいは確保したが?

 最近の日本の家屋は、広さも含めて耐震性はもちろん、防音断熱性能が世界の住宅と比較しても見劣りがしない。

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          私も・・・

 日本のハウスメーカーも海外に進出する時代になってきている。戦後強くなったものは女性と靴下とか言われていたが、住宅の進化はその女性の知恵と力によるところも大きい。

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           一緒になろうよ!

 日の出が早くなった早朝の公園を歩くと、スズメの鳴き声がうるさいほどに聞こえてくる。よく見ると繁殖期の恋のさえずりである。

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          愛の巣作り中

 新興の住宅地の調整池の高い擁壁にその姿はある。コンクリートでできた壁には排水用のパイプが等間隔で埋め込まれている。

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 最近のスズメたちはそのパイプを住まいにしているようである。いくつもあるパイプの穴からはそれぞれスズメたちが顔を出している。

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           スズメの交尾

 よく見てみると、恋愛中のカップル、巣作りに忙しいペアー、子作り中のものなど様々な姿を見せてくれる。

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          出来上がったカップル

 最近数が減少しているといわれるスズメであるが、ここでは全くそんな雰囲気は感じない。ましてや近代的なマンション住まいを思わせるスズメのお宿である。

 

 

ビンズイ  一休みの水場で

 昼間は夏を思わせる陽ざしになるこのごろであるが、早朝は青空でもひんやりとした空気が心地よい公園の散策路である。

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 すでに半袖姿の人たちも見かけるが、治りかけた風邪を悪化させてはいけないと一枚余分に羽織って出かける。

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 一人で歩くときはだらだらしないで少しテンポよく歩くので、少し汗ばんでくる。その上公園は起伏の数も多いが、その上り下りもかなりある。

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 だから健康にはもってこいの公園である。狭い散策路を上り下りすると、開けた草地があって青空が広がり、遠くには冠雪の富士山が見える。

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 その間、鳥の鳴き声を聞いたりその姿を探したりしながらの散策である。一回りすると7000歩ぐらいになるが、目標は10,000歩である。

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 低いところに降りてくると水場があるので、鳥たちの水飲みと水浴びを見ながら一休みする。

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 鳴き声が近づいてきたなと思ったら、目の上の新緑の横枝にビンズイのお尻が見える。水場でのビンズイとの出遭いは久しぶりである。

 

 

オオタカ   上空を飛翔

 最近の気候は公園散歩も気持ちがよい。爽やかな冷気と目に映る新緑が早朝の足を軽やかにしてくれる。

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 公園の樹木は渡りの夏鳥たちの休憩と、留鳥たちの抱卵とひな鳥への餌運びが各所で行われている。

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 卵を抱く雌への餌渡しの場面や、孵化した雛鳥が大きくくちばしを開けて親の給餌を受けている。

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 そんな公園の真っ青な朝の空をオオタカの若がハンティングに現れた。上空を旋回して近くのゴルフ場の方面へ飛び去った。

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 この森でも狩の場面を見ることがあるが、今朝は様子見というところか。通過だけでなく旋回をしていたのでそれを期待した。

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     旋回のみで飛び去るオオタカ若

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 そのオオタカの飛翔する目の前の森では、数種の鳥たちが子育て中なので、複雑な心境で上空を仰いだ早朝である。

セッカ  Ⅳ  花の命は

 「花のいのちは短くて、苦しきことのみ多かりき」 という言葉がある、往年の作家林芙美子が言っていることである。

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 恋愛にしろ、人生にしろ、その花の咲き時は短くて、苦しい時の方が多いという林芙美子の人生観である。

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 花を咲かせるには、土壌を整え種子を蒔たり、数百個の球根を植えたり、肥料や水を与えるという過去の作業があって、今きれいな花が咲いているのである。

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 その種まきや球根植えにも白い花や紅い花、黄色の花などの配置も重要な作業になる。色によって花開く時期も微妙に違うらしいので、手間と知恵が必要な作業になる。

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 時間と労力をかけて育てたこれから花開くだろうつぼみは、どんな花でどんな色になるか未来の楽しみを与えてくれる。

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 河原一面に咲く黄色のセイヨウカラシナも、種をまいたわけではないだろうが、昨年の増水で川の流れが変わって今の素晴らしい花を見せてくれる。

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 セッカが飛び交う命の短い花を見ながら、「過去が咲いている今、未来のつぼみがいっぱいの今」 という言葉を思い出しながら、その今の風景を楽しんでいる河原である。

 

 

セッカ  Ⅲ  花と飛びもの

 セッカといえば、セッカ止まりで有名なほどその草木の茎の止まり方は独特である。

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 一本の茎に止まるのは野鳥であれば同じであるが、二本ならんで立った茎に、うまく両足を広げて止まるのがセッカ止まりである。

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 今朝はセイヨウカラシナの茎なのでなかなかその姿は見られない。それではということで飛びものを要求してきた。

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 飛びものといえば、猛禽類が勇猛果敢に獲物を狙うときとか、優雅に大空を飛んでいる姿が定番である。

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 小さなセッカが飛ぶスタイルが絵になるかどうか、本人(鳥)が満足するようにとりあえず挑戦してみることにする。

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 その気になったのかいろいろな方向に飛び出してくれる。上空に向かって飛んだり、花から花へと渡ったりと、よいパフォーマンスを見せる。

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 天気も良い、花も満開で申し分なしとくれば、あとはカメラマンの腕だけになる。最近のカメラはよくできているので、シャッターチャンスだけが責任重大になる。

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 ちょっとピンあまだけど、モデルさんには許してもらうことにしよう。

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 そんなこんなで満開のセイヨウカラシナの群生地で、セッカが遊んでくれた小一時間である。

 

セッカ Ⅱ  黄色の花が好き

 桜前線が北海道にと春になると桜の花をメディアもこぞって追いかけるが、その他の花の開花はあまり聞かない。

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 公園や民家の庭先にも色とりどりの春の花が咲き始めている。四季のある日本で一番明るいのはこの時季ではないかなと思う。

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 北国では雪が溶け厚い防寒具を脱ぐ頃、一斉に野山に花が咲き始める。見上げる野山の樹木の色が日々変化する季節。

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 春風に誘われて河原を歩くと、黄色のセイヨウカラシナの群生が見事に満開である。

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 そんな上空をセッカが飛び回り、黄色の花に飛んできては一休みというか、いかにも写真を撮ってくれと言わんばかりにポーズをとる。

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 それも花の中に入ったかと思うと、手前の枯草の幹に止まって背景に花をセットしてくれたりと協力的である。

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 黄色の花に埋もれたセッカの姿を、時間のたつのも忘れて連写した早朝の河原である。

セッカ   春爛漫

 この時季は河原の石ころだらけの河川敷を歩くと、春の花が咲き誇っている。夏の増水で流れた肥沃な砂地に赤やピンク、紫などの小さな可愛い花が開いている。

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 そうかと思うと河原一面には黄色のセイヨウカラシナが満開である。それにしても今シーズンはその花が目立つ。

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 セイヨウカラシナの群生地を歩きながら、何か鳥がその花に止まってくれないかなと、思いながらあたりを見回す。

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 空には 「ヒィッ、ヒィッ、ヒィッ・・・」 と鳴きながら飛びまわるセッカの姿が見える。大きくスイングしながら飛んでいる。

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 大きく上空を飛び回っているが、「チャッ 、チャッ、チャッ・・・・」 という鳴き声の時は降りてくるときである。

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 縄張りが決まっているのか、同じところに降りてきては黄色の花の下にもぐってしまう。しばらくするとまた出てきて同じく上空を飛び回る。

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 営巣の準備中なのかほかの仲間が来ると追い返してしまう。いつもは枯れた草木の茎に足を広げたセッカ止まりをするが、今朝は黄色のセイウヨウカラシナの茎に止まっている。

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 花の茎も細いがよく折れないで止まれるものである。それもそのはず、セッカの体重は約10グラムとか、黄色の花に埋もれた春爛漫を楽しんでいる河原のセッカである。

 

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