サンコウチョウ Ⅴ オスの飛び出し
「ため口」 でいえば、時代の変化とともに言葉も生活様式もいろいろなものが変わってきている。
「ため口」の語源を調べてみると、”ため”という言葉からきているが、もともとは博打用語で”ぞろ目”のことをいう。同じ数字が並ぶことである。
同じ数字ということで”五分五分”とか”対等”という意味になる。よく年齢が同じときに、”ためだね”という使い方をした。
今では若い女の子でも当たり前にふつうに使っている”やばい”という言葉も、本来は裏社会の専門用語であった。
近年言葉も道具も衣類も昔はその道のプロが使っていたものが、一般の人たちに使われるようになってきたことが、よくも悪くもその原因になっているのかもしれない。
生き残るためには、環境の変化、時代の変化に順応しなければならないが、その本質にあるものは何かは知っておくべきかなとも思う。
サンコウチョウも子孫繁栄のためにこの森で営巣しているが、その数は年々減少しているようにも聞く。天候など自然環境の変化もあるが、人為的なものでその原因を作らないようにしたいものである。
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