オオヨシキリ 大声で
この季節の風物詩といわれるものは、新しい青葉が伸び始めた葦原に、あの大声でなくオオヨシキリの姿である。
「ギョギョシ、ギョギョシ・・・・・」 の声が聞こえると夏が近いなと感じる。このうるさいほどのオオヨシキリの合唱も、不思議に八月の声を聴くとまったく聞こえなくなる。
とにかく大きな口を開けて真っ赤な喉元が見える。鳥にあるなら、ノドチンコが見えるくらいである。
そのぐらいの意気込みで縄張り宣言と、メスへの求愛のアピールをしないと、よき伴侶が見つからないのだろうと思う。
その点は早くから囀っているもてない鶯が、いつまでも鳴いているのを見ると、オオヨシキリはメリハリがしっかりしているのだなと思う。
うるさいほどの大声であるが、この声も聞こえないとなぜか、ものさびしい気分になる河畔の葦原である。
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