カワセミ 空振り
空振りで褒められるのは野球の振り逃げぐらいなものだろうか。バッターが三振をしてそのボールをキャッチャーがノーバウンドで捕球できなかったときに振り逃げができる。
水中に飛び込んで魚を獲るカワセミが空振りをすると、振り逃げと言って笑ってばかりいられない。
自分の生活の糧を獲るわけだから百発百中とは言わないが、観客が見ているときは成果を見せてほしいものである。
早朝のこのカワセミは見ているとどうも空振りが多い。いきなり後ろ向きに飛び込んだかと思うと嘴には何もない。
野球の場合は振り逃げで一塁に生きると、記録的には三振になる。だからピッチャーは一イニング奪四三振という記録になることもあるという。
三振をとって褒められるのは野球のピッチャーだけで、魚を獲るカワセミ君はもっと打率を上げなければ褒められないよと、声をかけたい早朝の池の端である。
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