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2017年7月

アゲハ   バーベナに

 日中は陽射しが強く外を歩くには躊躇してしまう。その点夜明けの早い今の時期は早朝に歩くのが得策である。

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 一万歩を目標に歩いていると、庭の手入れが行き届いて、きれいな花がたくさん咲いている庭を見ることがある。

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 広い庭をきちんと管理するには、大変な労力がかかっているのだなと思いながら、その庭の花を観賞させてもらう。

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 放っておけば雑草がはびこり、肝心の花が活きてこない。丁寧に草取りをしたり肥料を与えることによってその季節ごとに花開く。

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 そんなきれいに咲いた花にアゲハの姿が見える。花から花へと飛び回っては花の蜜を吸っている。

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 花壇の手入れの苦労を思いながら、バーベナの花に止まるアゲハを楽しんでいる早朝散歩である。

ホオアカ   高原で

 梅雨明け宣言で夏が到来、うだるような暑さを逃れて高原に来ると、さすがに海抜1820メートルだけあって涼しい。

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 ちょうど高原に咲く夏の花ニッコウキスゲも満開である。ここに来ると必ずいるのはホオアカである。

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 冬場には地元でもホオアカの姿は見られるが、ここで見られる姿とは違って、仮りの姿という表現が当たっている。

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 ここではわが天国といわんばかりに元気に囀っている。すでに子育ても終わったのか、大きく嘴を開けて高原の夏を満喫している感じである。

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 ニッコウキスゲのしっかりしたつぼみに止まったり、黄色の花の中にひときわ背の高い白いシシウドの花に止まっている。

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 特徴の胸の独特の模様も高原ではさらに際立って見える。元気にさえずり、飛び回るホオアカの高原での出遭いであった。

 

ノビタキ   高原で

 下界の暑さを逃れ高原の涼しさを求めて、つづら折れの樹林帯の道路を上る。林を抜け視界が開けると高原である。

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 雲はあるが青い空が広がる。緩やかな起伏の高原の道路をさらに上ると、一面に黄色の花が広がる。

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 ニッコウキスゲの群生地である。以前は鹿などの野生動物に荒らされて、あまり花は見られなかった。

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 最近はこのニッコウキスゲを保護しようという動きで、周りを電流を通して動物が入らないようにしたためにきれいな花が見られる。

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 その花園を飛び交っているのは、夏羽スタイルのノビタキである。ニッコウキスゲのまだ開いていないつぼみに止まっている。

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 周りの黄色の花の中に黒い頭のノビタキがよく映える。涼しい風にノビタキのいる風景があの暑さを忘れさせてくる一コマである。

ブッポウソウ  Ⅲ   後ろ姿も

 この森には数羽のブッポウソウの姿があるが、森の中に入ってしまうとその容姿からなかなか見つけにくい。

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 声はすれども姿が見えずと、一人つぶやきながら森の中をあるいてみる。見上げると声は聞こえるが光の加減でよく見えない。

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 あきらめて移動しようとすると、外を飛んでいたのだろう個体が樹木の枝に止まった。

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 逆光を避けると後ろ姿になってしまうが、他の場所は枝被りになってしまい、位置的にはこの場所しかない。

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 後ろ姿なので振り向いてくれないと目が入らない。じっと待っているとそのうちに横を向いたり、後ろを気にし始めた。

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 少し不満ではあるが、後ろ姿の見返り風の枝とまり風景である。

 

ブッポウソウ  Ⅱ  飛翔

 にぎやかに鳴いていたブッポウソウが飛び出したので、歓迎してくれているのかと思ったらそうでもない。

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 レンズを向けたので、警戒心から子供を守るための威嚇飛行のようである。刺激を与えてはいけないので、遠慮しながら飛翔姿を。

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 大きく羽を広げるとその白い斑がブルーの羽によく映える。飛翔姿はきれいだが、その鳴き声はあまりほめられたものではない。

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 「ゲッゲッゲッ・・・・・・」と、その姿からは想像できない鳴き方をすると思ってるのは私だけだろうか。

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 それも飛び交っているうちはよいけれども、樹木の中に入ってしまうと鳴き声は聞こえるが姿を探すのが難しいという逆光の森。

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 出会えただけでもラッキーだというのに、会えば会えたでさらに欲望は高まる。でもこれが人間成長の原典なのだからと慰めながら鳥を追う。

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 それでも、出会えた満足感で、暑さも忘れて追いかけていたブッポウソウの森である。

 

ブッポウソウ   遅れたけれど歓迎を

 梅雨明けといっても梅雨入りと同じような青空の下、 早朝からブッポウソウに遭うべく高速道路を南下する。

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 すでにシーズンも終わりでその姿があるかどうかも心配であったが、地元の鳥友さんの情報で間に合うことができた。

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 狭い静かな山道を行くと、遅い客を歓迎するかのようにその鳴き声が、にぎやかに聞こえてきた。

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 あまり天気が良すぎて位置的には逆光になるので、あのブッポウソウのきれいな色は出ないがやむを得ない。

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 見上げると近くの樹木の高いところで、大きな口を開けて歓迎(?)の声である。嘴が赤くなければ、まるでカラスに見えてしまう。

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 天気が悪いのも困るが、あまりにも日が照りつけるのもこれまたいただけないのである。遅れてきたけど、出遭いがかなったブッポウソウの営巣地である。

 

 

野生の動物たち   鹿・熊

 イヌワシを待っている山岳地では、見下ろす谷間に多くの野生の動物たちが生息している。

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 もちろんイヌワシもそれらの動物を狙ってその上空に現れるわけでであるが、野生の王国という雰囲気である。

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 最初の現れたのは、角が立派に見えるニホンシカである。のんびりと草を食みながら崖を歩いている。

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 親子連れの姿も見えるが、目の前にいるのは単独である。このぐらいの大きさになると簡単にはイヌワシの餌食にはならないだろう。

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 イヌワシは狩りのしやすいウサギとかタヌキなどの動物を狙っているが、最近のニュースでは、小鹿を掴んで飛んでいるイヌワシの写真が新聞に掲載されていた。

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ちょうど見下ろした視界の良い崖の草地は鹿の餌場になっているようである。二匹目のどじょうを狙って多くのカメラマンが待機している。

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  一方眼下の崖には小熊が一頭採餌をしているらしく、頭を大きな石の間に突っ込んでいる。

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 昨日は親子で歩いていたので、多分近くに親熊がいるはずである。餌を求めて崖を上ってくるので、あまり接近されると身の危険を感じないわけではない。

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 そう思いつつ、この場面にイヌワシが現れないかなという期待感も持ちながらの観察である。

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 生態系の頂点に立つイヌワシが、野生の動物を狩るという自然の摂理を、目のあたりで期待している山岳の撮影風景である。

 

アオバズク  雛が巣立って

 古木の樹洞に営巣するフクロウ類は、毎年同じところにやって来てくれるが、環境整備が進められる神社や公園では年々難しくなっている。

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      親の庇護の下    

 雛が巣立つまでは天敵からの危害を恐れて見えないところで子育てをする。抱卵が終わって孵化すると巣立ち雛がかわいい。

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 そのタイミングをファインダーに収めたくて、巣立ちが気になるところであるが、なかなか思うようにいかないものである。

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       不思議そうに見下ろす姿

 今シーズンも三羽のひなが巣立ったけれど、三羽とも並んではくれなかった。二羽は並んでいたが、枝や葉がかぶって思うようにその姿を見せてくれない。

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      エンゼルポーズも枝被り

 巣を出たばかりには見えるところにいてくれたが、日増しに上の枝へと移動してしまう。その上真下から見上げるような位置に止まっている。

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 親鳥はすぐ近くで見守っているが、これもその姿が見えにくいところにいる。それもやむを得ないが、親子で並んでくれることを期待していたので残念である。

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       かろうじて二羽が

 雛は首をくるくる回したり羽を伸ばしたり、エンゼルポーズなどもしてくれるが、枝被りがそれを遮ってしまう。それでもかわいい雛の姿が少しでも見ることができたので、満足して帰路に就いたところである。

 

 

 

クロツグミ  Ⅲ  どこでも歌う

 どこでも歌うクロツグミはどこにでもいる。その声を聴きながら動かないで待っていると飛んできてくれる。

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 地元では耳を澄ましてクロツグミの声が聞こえると、その方向に行ってさらに目を皿のようにしてその行方を探す。

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 ここでのクロツグミ観察は、贅沢といわれるほどにその姿を見せてくれる。その上簡単に地面に降りて、虫を探し草地を歩く。

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 森の中の自動車道にさえその姿を見せ、道路わきの石の上に止まって大きな口を開けてさえずりを始める。

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 その声を聴いていると、時々アカハラの鳴き声に似たような鳴き方をすることもある。地元のガビチョウも、ほかの鳥の鳴きまねをするが、そういう習性があるのだろうか?

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 なかなか会えない人に久しぶりに出会うと、時間の経つのも忘れて話し込んだり、そこにお酒があると杯が進んだりする。

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 この公園でのクロツグミとの出遭いはそんな雰囲気を感じさせる場面である。大きな眼とアイリング、白いおなかの黒い斑点が印象的である。

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 クロツグミを見ながら考える、世の中何でもそうであるが、自分がしたいと強く思うことが、それを実現する近道であると実感した高原の森である。

 

 

クロツグミ  Ⅱ  きれいなさえずり

 ウッドチップを敷き詰めた赤松やヒノキの森の中の散策路は、歩きやすくその足並みも軽やかになる。

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 うっそうとした涼しげな森に響き渡るのはクロツグミの大きなさえずりの声である。独特の鳴き方はこの森によく似合う。

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 クロツグミもほかの鳥の鳴き声をまねしているのか、自分のさえずりに他の鳥の鳴き声を取り込んでいるように聞こえる。

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 地元で探すと結構警戒心が強く姿を簡単に見せてくれないが、ここではさえずりを聞いてよと、言わんばかりに目の前の横枝に止まる。

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 そこで大きく口を開けてそのきれいな声を聴かせてくれる。自分の縄張りを持っているのか近くを飛び回ってきては歌う。

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 鳥の声を聴きながら柔らかな森の散策路を歩くと、心がリフレッシュできて疲れも一気に吹き飛んでしまうクロツグミ公園である。

 

 

クロツグミ   春ゼミを捕食

 関東のガビチョウのように、どこにでもクロツグミがいるといわれている公園に、そのクロツグミを見に行ってきた。

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 遠征した帰り道、高速道路を途中下車して10分ほどでその公園に着いた。意外と近いので驚いている。

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 整備された公園に入るとさらに驚くのは、森の中に響き渡り、どこからも聞こえるのはクロツグミの鳴き声である。

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 鳴き声だけかと思うと目の前を飛び交うのはそのクロツグミなのである。探し回るよりも待っていた方が見つけやすい。

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 飛び交っているのはオスで、その割にメスの姿はあまり見えなかった。すでに子供は巣立ったと思うがまだ子育て中なのだろうか。

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 関東でも出遭うことはあるが、こんなに簡単な出遭いは少ない。よほど居心地の良い森なのだろうと軽快に歩く。

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 見通しの良い枝に止まって囀っていたかと思うと、じっと見つめる杉の樹木。獲物を見つけたらしい。

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 素早くとびつくと嘴にはハルゼミと思われるものを銜えている。見事な捕食である。

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 嘴に銜えたまま横枝にこすり付けたりして、弱らせているように見える。うまく飲み込むことができるのだろうかとみていると、離してしまったようにも見える。なかなか遭えないクロツグミに、簡単に出遭えた高原の森の一コマである。

 

イヌワシ  Ⅲ   ゴールデンイーグルを狙って

 イヌワシをシンボルマークにしている企業や団体は数々あるが、ゴールデンイーグルといえばプロ野球の楽天イーグルのそれである。

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 ここでは、夕日に映えるイヌワシの飛翔姿をゴールデンイーグルと言って、みなさん狙っているようである。

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 イヌワシの出現は突然が多い。西の山の端を飛び交って山影に入ったかと思うと、東の空から現れることがある。

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 見下ろす谷あいを飛翔して東の方面に移動する姿を見ることもあるが、かなりの距離があるのでその姿を見つけるのは難しい。

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 もう一つのコースは山の裏側を廻って東の空から姿を現すパターンである。だから常に見渡していないとどこから出てくるかわからないのである。

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 幸いに多くの人たちが観察しているので、誰かが見つけてくれるので助かっている場面が多い。雲はあるが夕日が西に傾き始めると、ゴールデンイーグルのチャンスである。狙って待ってみるが、タイミング良い登場はお預けのようである。陽が落ちたので、リベンジを期して山を下りることにした。

イヌワシ  Ⅱ   大空の下

 山の九合目付近から見下ろす谷をオオワシが飛ぶという。最近のニュースでは小鹿をハンティングした様子が報道された。

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 そのせいか鹿の餌場と思われる付近は人気が高く人だかりが多い。イヌワシの飛ぶ条件は視界がよく、程よい上昇気流があることらしい。

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 ミサゴなどのように羽ばたいて飛ぶ鳥ではなく、大きく羽を開くと2メートルにもなる翼で気流に乗って飛翔する。

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 名前の由来は、日本語ではイヌというのは下級、劣っていると意味合いがあり、クマタカなどと比べると、尾羽が矢羽としての価値が低かったことにあるらしい。

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       獲物を目指して

 それでも種として国の天然記念物に指定されている。かなり遠くから姿を見せるが、通過するスピードは速く、なかなか納得のする場面を捉えられない出遭いの場面である。

 

イヌワシ    霧の晴れ間に

 土砂降りの高速道路を降りると、その雨がウソのように道路が乾いて、薄日も見える山を目指す。

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 つづら折れの山岳ドライブウェイを右に左にハンドルを切りながら上ると、怪しげなガスが視界を遮る。

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 時折吹く風にガスが流されて目の前にはきれいな山容が見える。それもつかの間で、すぐに視界一メートルぐらいの濃い霧が現れる。

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 道路のセンターラインと前の車の尾灯を見ながら頂上近くの駐車場に着く。しばらく様子を見ながら撮影の準備をするが、霧が髪の毛をぬらす。

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      かなりの距離のところに

 待つこと数時間、霧が晴れるとかなた遠くからイヌワシの姿が見える。それにしても距離が遠い。最初の出遭いにファインダーで追いかける。そのスピードは速いが、何とか収まった数コマである。

 

コサギ  Ⅱ  腹ごしらえも

 ダンシングをワンステージ終えたコサギは、お腹が空いたので水面を覗いて、さっそく採餌に移る。

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 えものを狙う目元はどの鳥も鋭い眼光をしている。じっと水中の魚を狙って低い体勢をとる。

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 コサギはよくダイサギなどと一緒に行動していることが多いが、その時は名前の通り小さく見える。

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 そのコサギが単独で行動していると、なかなか大きくみえる。しかも魚を狙って成果が大漁だったりするとなおさらである。

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 世界のスポーツ大会などでも小柄な日本人が、金メダルをとって一番高い表彰台などに上ると、その姿が大きく見えることがある。

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 意外と大きな魚を銜えたコサギは、嘴でうまく転がしながら喉元にすんなりと飲み込めるようにしている。

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 その間、くわえられた魚も大きな口と目を開けて抵抗しているが、とても逃れられる態勢ではない。

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 観念した魚は一気にコサギの喉元からおなかの中へと飲み込まれてしまった。コサギの腹ごしらえの一場面の遭遇であった。

コサギ   真夏日のダンス

 ダンスといえば氷上の浅田真央が好きだ。すでに引退を表明してしまったので、その華やかな姿はなかなか見ることが少なくなってしまう。

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 ダンシングも見事であるが、その選曲が彼女の演技に遭っているのか、テーマの音楽が良いと思う。

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 好きな曲は思い出すだけで、「恋は魔術師」「ショパンのノクターン」「ピアノ協奏曲第二番」「白鳥の湖」「ハチャトゥリアンの仮面舞踏会」「誓い ジュピター」など。

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 氷上ではないが、真夏日を思わせる河原の涼しげな流れで、コサギがそのダンシングを見せてくれる。曲は水の流れである。

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 眺めていると結構意識して踊っているように見える。大きく羽を広げたり、高くそろえたり、嘴を水に入れたりとその演技は細かい。

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 眺めている方も木陰の見えないところでカメラを構えているので、自由演技になっているようである。

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 河畔に採点者が何人かいるとすれば、ミスもなくフィニッシュしたので、その演技に最高点を付けたのではないかとおもう。

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       ジャンプからフィニッシュへ

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 静かにながれる川面で、浅田真央を思い出させるコサギのダンシング風景である。

 

 

コアジサシ  Ⅲ  餌渡し

 獲物を口に銜えた親鳥は子供の待つ堰堤へとひとっ飛び。それを見た雛は大きな口を開けて待っている。

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 親鳥はそろそろ独り立ちを促しながらの給餌風景らしく、子供に渡さないで飛び立ってしまうこともある。

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 再度戻ってくると今度は銜えた魚を子供の嘴に移してやる。それを後方にいるもう一羽のひなはじっと見ている。

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 孵化したばかりの雛は真っ白な産毛で小さな羽をばたばたさせていたが、すでにもう大きくなって飛び立たんとしている。

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 鳥たちの成長は早いものである。後ひと月もすれば一人前に水上を飛び交って、いずれは南の国へと移動を始める。

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       今度は自分で獲るんだぞ!

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       言い聞かせて採餌に飛び立つ親の背

 「光陰矢の如し」 と言われるが、月日の経つのは早いものである。このスピードで我々も年老いていくのかと思うと、今を大事にしなければと思うこのごろである。

コアジサシ  Ⅱ  餌獲り

 垂直に急降下から水中での獲物を獲る。かなり距離はあるので鮮明に表現できないのが残念である。

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 水面をツバメのようにすいすいと飛んでいたかと思うと、ホバリングをして一気に急降下する。

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 水中に潜ったかと思うと水面に姿を現し、その黄色の嘴に小魚の獲物を銜えている。よくあの高さから小さな魚が見えるものである。

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 見ていると飛び込んだ瞬間に魚は散ってしまうと思うが、それをよく捕まえることができるものだと感心する。

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 魚にしてみれば水中の敵を警戒して泳いでいるので、まさか空から狙われるとは思ってもいないのかもしれない。

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 よく池などでも小魚が群れを成して泳いでいる時、覗いて影を見せると一気に散らばってしまう光景を見ることがある。

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 そういった危機感を魚に感じさせないで飛び込むコアジサシの漁は、素晴らしいものだと思う。

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 梅雨の晴れ間のコアジサシの飛び込みを見ながら、一服の涼を楽しんでいる河畔である。

 

 

コアジサシ   乱暴な愛情表現

 暑い毎日が続くと風景だけでも涼しげなところに行きたくなる。本来は山奥の渓流を歩くのが、涼を求めながらの健康的な場所になる。

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       手ぶらで飛び込んでいくオス

 簡単にはいかないので早朝に近場の河原を歩いてみることにする。堰を流れ落ちる水音が涼しさを与えてくれるが、やはり陽が上ってくると額には汗が滲んでくる。

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 水面を眺めているとサギ類の姿と、その上を自由自在に鋭く飛翔するコアジサシのペアーが見える。

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       何もないよ!

 まるで追いかけまわしているように飛び回る姿は、まだ恋の季節が続いているのかなと思ってしまう。

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 すでに一番子は巣立っているのに季節外れのような気もする。しばらく見ていると追われていた一羽が、堰堤のうえに降りる。

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         それでもいいわ!

 飛び回った疲れが出ているのか嘴を開けて息をしているように見える。そこにオスと思われる片割れが降りてくる。

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 お互いに嘴を伸ばして愛の表現かと思うが、それにしても動きが乱暴である。そのうちに上に載ったかと思うと、押しつぶすように頭を下げる。

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       幸せ! と言ってるかどうか?

 でもよく観察していると、どうもコアジサシの交尾の瞬間であったようである。猛禽などの交尾も見ているが、コアジサシのそれは結構乱暴な愛情表現だなという印象である。それだけ愛が深いのかもしれない。

 

 

 

ゴイサギ   ホシゴイを卒業か

 蓮池の対岸の樹木にはゴイサギの幼鳥の姿が数羽見える。ゴイサギの幼鳥はホシゴイと呼ばれて薄い茶褐色に点々と星模様がある。

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 よく見るともうその時期は卒業して、ゴイサギと呼ばれるようにならんとしている姿である。

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 ゴイサギは夜行性なので、昼間はあまり動きがないのがふつうであるが、時々枝から枝へと飛び移る。

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 何とか蓮池のハスの花がらみの被写体になってくれないかと願いつつ、その動く姿を追ってみる。

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 池を見下ろす枝から池の中を覗き込む、何か獲物がいそうに見える。その狙いの姿は頭を下げてじっと見つめている。

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 カワセミのように嘴から飛び込んで魚を狙うわけではないが、その狙いの姿はカワセミを思わせるものがある。

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 ついにその瞬間が来てハスの花咲く池に飛び込むが、着水間際は大きく羽を広げて制動するような姿で、ハスの花咲く水面に姿を隠してしまった。

 

ガビチョウ   ハスカワ代役が立派

 蓮池でハスカワを狙って待っていると、その場面がなかなか来ないので、そろそろ引き上げようかと思うと・・・・・。

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 そこに現れたのはなんとガビチョウである。どこに行ってもあまり人気のないにぎやかなガビくんが慰めにやってきてくれた。

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 相変わらずの大きな声での登場であるが、なかなか姿を見せないカワセミの代役を演じそうである。

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 最初は花の終わったシャワーヘッドに止まって大きな声で鳴きまくっていたが、花が七分咲きの茎に止まってくれた。

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 なんだガビチョウかと馬鹿にしていたが、ところがどっこい下手なカワセミよりも良い場所にポーズをとってくれる。

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 どうせならほかの鳥の鳴きまねもするのだから、カワセミの鳴き声をまねしてみたらとの期待感も・・・・・、最後は飛び出しまで見せてくれて、すっかりカワセミの代役を果たした蓮池のガビチョウであった。

 

 

カワセミ   ハスカワ期待して

 各地の蓮田で早朝のハスの花がきれいに咲き始めた。それではとハスの花に止まるカワセミを狙ってみる。

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 ハスの花はきれいだが、あまりにもハスが元気がよく、池の水面が見えないくらいにぎっしりと咲き誇っている。

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 期待のカワセミは鳴き声と共に飛んできてはくれるが、狙いの目の前を通り過ぎて少し先の方に行ってしまう。

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 しかも止まってくれるのは、池の水門のあまり気に入らない人工物に止まる。狙いはハスの花に止まってくれるカワセミなのでまったく期待外れである。

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 なぜカワセミはハスの花に止まるのか考えてみると、餌を捕りに来ているのでその獲物を狙うために止まるところがほしいのである。

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 そう考えると、場面設定としては水面が見えるように、ハスの茎がまばらに生育するのが理想になる。

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 きれいに咲く花も見たいし、それに止まるカワセミも観察したいという欲望を叶えてくれるのは、難しいことなのだと理解した。

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 そのせいか当のカワセミも飛んでくるけど、遠方の枯れ枝に止まって水浴びをするだけである。残念ながら二番子が飛び交う時期にリベンジを期して引き上げることにした。

 

 

オオヨシキリ  蝶を銜えて

 梅雨の晴れ間といってもすでに梅雨が明けたような天気が続いている。連日真夏日だったり、今季最高気温の記録などである。

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 早朝の日陰では頬にあたる風も涼しげで過ごしやすいが、陽射しが上ってくると額に汗がにじみ出てくる。

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 そんな中、すっかり幹も伸びて緑一面の葦原の近くを歩くと、さらに暑さを倍加するようなオオヨシキリの鳴き声が聞こえる。

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 見た目コヨシキリを思わせるオオヨシキリの若が、蝶を嘴に銜えて 「どや顔」 を見せている。

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 夏休み、子供のころはカブトムシやオニヤンマを虫かごに入れて持っていると、なんか得意になっていたことを思い出す。蝶を銜えて葦の幹に止まるオオヨシキリは、そんな昔を思い出させてくれる早朝である。

キジ   ペアーで早朝散歩

 田植えの終わった田んぼはすっかり苗が生長して、緑一面の目にさわやかな風景を見せてくれる。

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           キジの♀

 田植えを終わったばかりは、夜に水を入れて昼には水を止めるという作業がある。水を入れないと苗が生長しない。

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 そして昼には水を止めないと、田んぼの中が均等に温まらないので、品質の良いコメを生産するにはこの地道な作業が必要なのである。

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           メスを見守るオス

 緑一面の広い田んぼの中、碁盤の目のように整備された狭い農道を、白い軽トラックがゆっくりと動いている。

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            とぼけた素振りで遠くを眺めるオス

 たぶん苗の生育具合とその水番をしているのだろう。そんな田んぼのあぜ道をキジのペアーが、子育ても終わりのんびりと朝食がてらの散歩というところか。

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           周りを警戒しながら遠回りをするオス

 早朝とはいえ、梅雨の晴れ間陽ざしが上り始めると、額には汗がにじみだす。人の気配を感じたキジのペアーは田んぼの中へと移動を始める。

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 メスが先に生育した苗の中に姿を隠すと、オスはそれをカムフラージュするように、姿を見せてあぜ道を遠回りする。

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            ついてくるならこちらだよ

 お互いをカバーしながら、見ていてもその仲睦まじい光景がうらやましく見える。そんな早朝のキジ夫婦との出遭いであった。

 

 

アオバズク   抱卵を見守るオス

 九州北部では、大雨の影響で大きな被害が出ていますが、被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。

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 そんな中、さらに南の方面からやってきたアオバズクが、予定よりやや遅れて到着したようである。

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 様子を見にいってみると、仲良く大きな樹木の横枝にとまって恋を語り合っていた二週間前のペアーが・・・・。

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 梅雨が明けたかと思われる暑い夏空の下、その後の樹木を見上げると、すでに抱卵中なのかオスの姿だけが見える。

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 いつもは目を閉じてマッタリとしているオスが、緊張感をもって金色に輝く大きな目を向けて周りを警戒している。

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 近くを通る車の音にはあまり反応しないが、ほかの鳥の声や動物などの声には敏感にその目を動かす。

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 たぶんその鋭いきれいな金色の目を向けている先には、抱卵中のメスがいると思われる。よく見ると、それらしき樹洞が見える。かわいい巣立ち雛を期待してそっと見守ってやりたいものである。

 

チョウゲンボウ  Ⅱ  うまく止まれない

 チョウゲンボウの谷では、最後の巣穴の雛たちがまだ巣穴から出たばかりで、親鳥の給餌を待っている。

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 動き出した雛たちは、毎年この梅雨の時季に紫や赤のアジサイの花が咲く草地に、巣穴から落ちててくることがある。

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 落ちてきたときには、たまにそのアジサイの花からクルッとしたかわいい目を覗かせて、まだよく飛べないでヨチヨチと歩き回っている。

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 そんな場面を期待しながら、草地のアジサイの咲く根元見ながらを歩いていると、上空の高い樹木の天辺がにぎやかである。

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       うまく着枝ができないぞ!

 よく見ると、すでに巣立っている最初の巣穴の雛たちが、森の上を飛び交っている姿が見える。

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 少し風があるせいなのか、それとも止まろうとする枝が細すぎるのかうまく止まれないでバタバタしているようである。

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 巣だってから、見るもの聞くもの動くものに、好奇心いっぱいの様子が見て取れる。一方見ている方はそのしぐさがかわいく映る。

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 最近歩き出した我が家の孫も、一人で歩きたくてしょうがないらしく、手をとるとそれを振り払ってヨチヨチと歩く。チョウゲンボウの巣立ち雛を見ながら我が家の孫の姿とダブらせて眺めている鳥見人である。

 

 

チョウゲンボウ   巣立ち雛の飛翔

 チョウゲンボウの谷では次々と雛たちが巣立っている。一番はやいところの雛たちはすでに一人前に飛び回っている。

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 それでもまだ一人で獲物は撮ることはできないので、親鳥の給餌を待っている。その間に飛翔の練習をしているようである。

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 大きな欅の樹木の天辺に止まっているが、足場の枝が細いのか不安定なようでよろけるようにすることがある。

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 視界の効く枝に止まると周りをしっかりと見回して、他の枝へと飛び移る。

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 そのうちに近くの別の樹木の中へ飛び込んでしまったが、その飛翔姿は一人前のそれである。

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 このころになると親の給餌の間隔はだんだんと長くなって、子供たちには自分で獲物を獲ることを教えるようになる。チョウゲンボウの谷の巣立ち風景である。

ササゴイ  Ⅲ  瞬間が抜けて

 獲物を獲る瞬間を狙っているのにそのチャンスを逃してしまう。集中力の無さというのかそのために来ているのにあきれる。

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 それでも今日は三脚を持ってきているので、重い本体を支えてくれる。普段は手持ちが多いのでその点では楽である。

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 それにも拘わらずその時に眼を放してしまった。ササゴイの獲物を狙う姿は真剣そのものである。

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 時折はササゴイも集中力が途切れるのか、カメラの方を見つめることがある。土手に並んだカメラを見て首をかしげるようなしぐさを見せる。

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 それでもまた集中し体を低くさげて水面をじっと見つめている。時々フェイントをかけるが狙いに結構の時間を費やしている。

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 シャッターの連射音が聞こえたときには、すでに嘴に虹色の獲物を銜えている。その得意そうな後ろ姿を見るだけであった。

 

 

 

ササゴイ  Ⅱ  それぞれ得手不得手が

 ササゴイにも魚の取り方に得手不得手があるようである。さっときて見るからにおいしそうな婚姻色のオイカワのオスを一発でしとめるもの、満足感をにおわせて飛び去る。

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          ちょっとでかすぎるな!

 そうかと思うと白い小さな魚しか捕れない個体もいるようである。負け惜しみにこれが大好物なんだと言っているみたいだが。

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           この口に入るかな?

 水草の陰から川の流れを覗いて獲物を探すササゴイ、水面が大きく動いて狙いの魚が来たようである。

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 よく見ると大きな鯉の背びれが水を動かしているのである。それにしても大きな鯉である。

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 さすがのササゴイもこれは口に入らないやと言いながら、少しおじけづいたのかあとずさりをしてしまう。

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 でも飲込めるかなと思いつつ嘴を開けてみている。いくらなんでもこの大きさは無理だろうと思う。

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 よく、カワウなども口に入らないほどの大きな魚をくわえて、右往左往している姿を見かけるが、ササゴイは身の程を知っているようである。

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 そのうちに鋭くくちばしで、水しぶきを上げて魚を捕ったようである。よく見ると白い腹の小さな魚である。ササゴイにもそれぞれ得手不得手があって、その力量で漁をしているようである。魚の世界も身の丈に合ったものが一番なのだろう。

 

 

ササゴイ   婚姻色のオイカワを一飲み

 梅雨の晴れ間、婚姻色のきれいなオイカワのオスを一飲みにするササゴイを見に行ってきた。

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          じっと狙いをさだめる

 毎年梅雨のこの時季にその場面は見られる。あまり雨が降った後だと水量が多く、濁っているので魚の漁はあまり見られない。

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 ほどよく水量が少なく澄んだ水のときが魚が見えやすいので、梅雨の時季でもそのタイミングを図っていくことがポイントになる。

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          鳥の写真は目が命、魚の目もついでに!

 鳥たちの漁は朝方が多いが、太陽も薄日だったので、川辺で昼頃からそのチャンスを待った。

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 ササゴイが下流にあるねぐらから上流へ向かって飛んでくると、目の前の静かな流れの河原に降りた。

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 早速頭を下げた忍び足スタイルで水辺を歩きながら、魚を物色している。浅い流れの川に入りじっと魚を狙って体を低くすると、じっと水面を見つめている。

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 このササゴイは一発勝負を狙っているのか、その狙いは慎重でしばらくの間瞬き一つしないで狙いを定める。

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 その瞬間をファインダーにと、こちらもじっと動かず待っているが、どうしても一息入れてしまう。その瞬間に鋭いくちばしは水面に向けられた。

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                 一飲み

 残念ながらその瞬間は逃してしまったが、大物を嘴に加えたようである。そして首を高々と上げて一気に飲み込んでしまった。繁殖期のオイカワのオスを捕らえる水辺の風景である。

 

アオバズク   今シーズンも

 青葉が茂るころにやってく来るフクロウ、というところからアオバズクと呼ばれている。

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           寝入りばな

 そんなことから早くやってくる夏鳥たちより少し遅れてやってくる。今シーズンも会えることができた。

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           何事か騒々しい!

 たぶんメスは抱卵中と思われる。寝付いたばかりなのか目をつむっていたが、騒がしくなったせいか魅力的な黄色の目を開けてくれた。

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 今月の半ば過ぎには雛たちが姿を見せることだろうと、その時を楽しみに早めに現場を離れた。

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 帰り際もさも眠そうに片目をつぶって見送ってくれたのかなと、一人でよいほうに解釈している。

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          まだ眠い!

 その季節季節になると、姿を見せるべき鳥たちが見えないと、何か心配になるものであるが、気候の変化で鳥たちの行動も違って来ているのかなと思えるこのごろである。

 

 

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