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2017年8月

ツバメ     放水路を飛び交う

 多摩川と並行して流れる浄水場の放水路がある。両岸は桜並木で春のその季節は桜のトンネルになる。

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 それほどきれいな水が流れているわけではないが、鳥たちには人気のある放水路である。

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 カワセミはもちろんアオサギ、ハクセキレイなどが一年中姿を見せる。今の時期はハクセキレイの幼鳥がたくさん遊んでいる。

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 そんな放水路の水面上をすべるように飛び交っているのはツバメである。時々水面ぎりぎりに水飲みの体制もとりながら飛ぶ。

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 水面上に垂れ下がった桜の枝の間を行ったり来たり忙しく飛翔する。ずっと下流まで行くのかと思うとそうでもない。

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 川にかかった橋と橋の間を行ったり来たりしているのである。よく見ると口を開けて飛んでいるので採餌飛行かもしれない。

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 かなりのスピードで光の足りない川面を飛んでいるので、うまくファインダーに収まらないが残念である。と言いながら腕の悪さをごまかしているの鳥見風景である。

 

ダイサギ   飛翔

 長い鳥日照りもそろそろかと思いながら、久しぶりに河原に行ってみた。相変わらず陽射しは強いが、空にある雲は秋を思わせるようになってきた。

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 対岸の崖の上の方ではカラスがにぎやかに鳴いているので、ひょっとすると猛禽でもと淡い期待を持つ。

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 双眼鏡で東の空を見るとかなり遠くに上昇気流に乗って飛んでいるのはトビである。さらに探してみるとゴマ粒ほどの姿に見えるのは他の猛禽か。

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 視点を下げて見回すと双眼鏡に入ってきたのは、サギたちの休憩風景である。川の流れに横倒しになった大木に白い姿が数羽。

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 見ていると何か天敵が現れたのか、それとも釣り人が動いたのか一斉に飛び立った。

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 そのうちの数羽が上流へと向かってくる。狙いの鳥の姿が見えないので、手持無沙汰からレンズを合わせてみる。

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 一斉に飛び立ったダイサギが、ゆっくりと羽ばたきながら川の上を上流へと向かってくる。真っ白なその飛翔姿はなかなか見ごたえがある。でも何か足りないなと思いながら、レンズを覗いているダイサギの飛翔姿である

 

ケリ    目つきは悪いが

 ケリの名前の由来は「キリッキリッ・・・・」と鳴くところからきているらしいが、あまりその鳴き声は聞いたことがない。

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 稲穂が膨らんでくるころに田んぼの畔などに姿を見せる。タゲリは田んぼの貴婦人とか言われて人気があるが、ケリはそれほどでもない。

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 でも好きなのは飛んだ時の姿がきれいなのである。飛んだ時というよりも羽を広げたとき、白い羽に風切羽と尾羽の先の黒い部分と背中の灰褐色のコントラストが好きである。

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 よく見ると目つきはあまりよくなく、じっと見られると睨まれているように感じる。でも黄色のアイリングと黄色の嘴の先が黒いところがかわいいところでもある。

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     「おい、あいさつがないのか」 と言ってるどうか?

 そんなわけで地上を歩いている姿よりも飛んでほしいのであるが、期待に応えてくれないのが世の常。

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       背面がきれいなんだけどね!

 あきらめて帰り際に飛び立ったが、背景が電線であったり看板が入ったりで思うようにいかない。再度山を背景にするか緑の稲穂の上を飛ぶ姿に挑戦したいものである。

 

 

 

トビ   なかなかやるね

 トビというと猛禽類ではあるが、あまり人気がない。というのはどこにでもいるし、雑食系なので見た目にスマートさがないからなのか。

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 飛び方もゆっくりとして、精悍さがあまり見えないからかもしれない。と思っているのは自分だけか、空を飛んでいても「なんだトビか」とか「トビじゃね」という表現をしてしまう。

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 そんな先入観を持っている人間の目を覚まさせるような光景を見せてくれるトビが、目の前にいる。

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 色眼鏡をとって改めて見直すと、その鋭い目や嘴は結構魅力的な猛禽類である。仲間同士で繰り広げるバトルや縄張り争いは見ごたえがある。

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 川べりの枯れ枝に止まるトビは、じっと川の流れを見下ろして獲物を狙っている。そのうちに鋭く飛び出して川面に足を延ばしたかと思うと、小さな水しぶきを上げて飛び上がると手前の横枝に止まった。

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 その足元を見ると見事に魚を捉えている。獲物はそう大きくはないがみごとである。なかなかやるなと見直した光景である。

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 とかく人を見るときにも先入観で見てしまいがちであるが、新たな目で良いところを見つけてやることが、いかに大切かということを教わったトビの狩りの場面である。

 

 

 

タマシギ   かかあ天下の繁殖期

 群馬県の特徴を一言でいうと「かかあ天下と空っ風」と言われることがある。地元の人に聞くと、そんなことはないよと言われるがどうなのだろう。

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      色目を使う ♀

 いくら「かかあ天下」といっても、何もしないで亭主を尻に敷いているのではなく、子供を産んできちんと子育てもするのだろうと思う。

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       見染められた ♂

 鳥の世界で「かかあ天下」といえば、知っている範囲でいえばタマシギである。そのタマシギの何回目かの繁殖シーンが目の前で展開されている。

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       ついて来いよという ♀

 この時季になればたぶん2番子か三番子の繁殖であろうとおもわれる。タマシギの世界は一妻多夫なので、ある人から見たらうらやましい世界かもしれない。

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      わかりました ♂

 一般に鳥の世界はオスが派手な装いできれいに見え、どちらかというとメスは地味なスタイルで控えめな感じがするものである。

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 このタマシギは全く逆で、メスがどちらかというと目元のアイラインや首から腹への白い模様などもはっきりしていて、体の大きさもオスより大きい。

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      白いアイラインはメスより控えめ

 オスは白いアイラインなどは同じであるが、体も一回り小さく体の模様なども地味ないでたちである。その上自分が作った巣にメスが生んだ卵の抱卵から育雛までを行う。

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      くつろぐペアー  この後・・・・・・・

 目の前の草葉の陰を歩く姿もメスの後をオスがついていく感じである。一方のメスは産卵が済むと、あとはオスに任せてほかのオスを求めて再び求愛の旅に出るのである。こういうのを本当の「かかあ天下」というのではないだろうか。

 

 

 

 

ミサゴ   飛び出し

 狙いの鳥を待っていると、上空にはミサゴが姿を見せた。距離はあるが目線の位置でぐるっと回って上流へ。

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 そのまま行ってしまうのかと思いきや、旋回して戻ってきてくれた。そして定番の止まり木に大きく羽ばたきながら止まってくれた。

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 たぶん捕食に来たのだろうからこの場所で長居はしないだろうと、飛び出しのチャンスを待つことにした。

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 案の定すぐに飛び出しの低い姿勢をとったかと思うと、大きく羽を広げて上流へと飛び出した。

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 たぶんこの川の上流には美味しい餌場があるに違いない。目の前を流れる川を見ていてもいかにも魚がたくさんいるような雰囲気である。

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 本来は、この目の前の川に飛び込んで、魚を獲るところを期待しているのだが、これも思うようには期待に応えてくれない。

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 上流へ飛び去る背後を見るだけである。

 

ヤマセミ  Ⅳ  逃したその瞬間

 対岸にいたヤマセミが飛び出して獲物を獲ったと思いきや、手前の樹木の影に隠れるようにたたずんでいる。

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 失敗したのを見られないように太い樹木の影で、さらに獲物を物色中である。何とか全身が入る位置をと探して動いていると・・・・・・・・・。

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 一気に突撃体制からダイブをした。やるなら一声かけてくれよと言いたい心境で、その瞬間を逃してしまった。

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 鳥のその瞬間を待っているとよくあることであるが、自己責任だとその悔しさのはけ口を持っていくところがない。

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      旋回して食事場へ

 ふつうは、じっと鳥の出現を待っているところに、後から来た人が鳥はどこにいるのですかと、聞かれた時である。

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 親切に教えているとその機を逃すことがある。遠いところにいる鳥の位置を説明するのは容易ではない。そのために時間がかかってしまうのである。

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 今年の冬に遠征してオオワシを撮りに行った時がそれである。寒いところ二時間待ってその場面になってしまったことがある。

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     この後陰に隠れてしまった

 親切心があだになってしまったような場面であるが、ぼーっとしていたわけではないので、まだ我慢ができる。さらにその瞬間がうまくいったかどうかはわからないし、再度挑戦する口実にもなるので、この場は納得することにしよう。

ヤマセミ  Ⅲ   思わせぶり

 この世に生まれて500有余日の孫が、最近は学習能力を発揮して大人をおちょくるようになる。

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 言葉数も日増しに多くなっているようであるが、まだ「jiiji」「baaba」のレベルである。それでも意地悪と思われるようなことをすることがある。

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 久しぶりに山に来て出会えたヤマセミがそんなそぶりを見せる。獲物を狙って頭を動かしているが、狙いを定めて飛び出して見せる。

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 期待を持って狙っているが、反対側の樹木の枝に移動しただけであったりする。本当は餌取りに失敗して対岸に飛んだのであるが・・・・・・・。

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 姿を見せるインターバルが長いのだから、真剣にやってほしいところである。このような思わせぶりの行動を見ていると、幼鳥なのかなと思う所以である。

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 非常に警戒心が強いので、なるべくストレスを与えないようにと配慮しながらの観察であるが、期待には応えてほしいものである。

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 それでもかなり近いところに出てくれてるので、本日はサービス満点というところであろうか。

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 久々のヤマセミに翻弄されながらも、飛び出しまでは何とかファインダーに収まった早朝の鳥見である。

 

 

 

ヤマセミ  Ⅱ   かわいいしぐさ

 上空では猛禽が飛んでいるが、鳥を狙わない種類なのでヤマセミも定期的に姿を見せてくれる。

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 白い波しぶきを立てて流れる急流の下に、川底が見えるほど澄んだ水たまりがあって、見るからに魚がたくさんいそうである。

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 ヤマセミも狙いを定めて飛び込むと、確実に口に銜えて飛び立っていく。近くの枝に止まって食べている時もあるが、その時は食べ終わると下流の方向に飛び去ることが多い。

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 しばらくするとまた静かにやって来て、正面の横枝に止まる。この個体はほとんど同じ枝に止まることが多い。

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 そこからゆっくり流れる川面をにらんで獲物を探すが、時折右や左、上の方を警戒しながらいろいろな動きをする。

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 そのしぐさは鹿の子もようの羽と冠羽の動きで、かわいらしく見えるときがある。そんなところから、今シーズンの幼鳥かなと思ったりしながら見ている。

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 飛び出しの両翼の下を見ると茶褐色が見えるので、メスであることは確かである。

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 うまくダイブして獲物を銜えてくるところを待っているが、餌を捕ったときは下流側の見えないところに飛んで行ってしまうのが残念である。今回はそのかわいいしぐさに満足することにしよう。

 

 

ヤマセミ    子育ても終わって

 カワセミたちも子育てが終わって、子供たちが一人前に飛び回る河原も、カワセミの幼鳥でにぎやかである。

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 鳥の少なくなった河原は草が伸び放題で獣道すらない。いかに河原を歩く人が少ないかがそれでわかる。

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 ひところ続いた雨も少なくなって、夏がぶり返してきたような暑さである。川べりよりも山に行こう。

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 ヤマセミも子育てが終わっているころだろうと、暑さを避けて早朝から山へと足を向けてみた。

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 放流して水位の下がったダム湖には、いつもであれば水中にあるはずの枯れ木が林立している。

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 その上、湖になっているはずの湖底が川になって水が流れている。その清流には魚がたくさんいる。

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 湖底の枯れ木と魚がたくさんいるとなれば、ちょうどよい止まり木と餌探しができる。まさにヤマセミの漁場である。

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          オスに遭いたかったが、メスか幼鳥のような気がする。

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 そんな湖畔で待っていると、水面を静かに飛んでくる白い鳥はヤマセミであった。早速の登場にわくわくしながらレンズを覗いた、久しぶりの出遭いの場面である。

サル   地獄谷の親子

 高原に涼を求めて七曲を上り詰めると、冬にはにぎわいを見せる夏の静かなスキー場がある。

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 緑一面の上にある動かないリフトの下には、夏の高原の赤や黄色、紫の花が咲き乱れている。

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 標高の高いところはあいにくの天気で濃いガスが立ち込め、強い風に流されて時折山容を見せるが、白いガスの中である。

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 流石に半袖では鳥肌が立つほどに涼しい。見下ろす夏のゲレンデはきれいに見えるが、上空はガスで視界が効かない。

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 しばしの滞在で山を下りることにした。それでは何かもの足りないので、地獄谷の猿苑によって見ることにした。

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 水しぶきを上げて流れる川沿いの狭い山道を登ると、温水が高く吹き上がっている。地獄谷温泉の源泉である。

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 猿はどこにと探してみると、旅館の屋根の上や河原の石の間や草木の中にいる。杉木立の中の急な石段を登って猿苑に入ると、いたるところに親子の猿たちがくつろいでいるところである。

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 その姿を見ると愛嬌があって面白い場面が多く結構楽しませてくれるが、やはり真冬の雪の中の温泉に浸かる姿が、一番絵になるなと思った地獄谷温泉である。

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      温泉で遊ぶ子猿

 雪の多い冬場に来るには大変な場所であるが、ぜひもう一度その時期に何とか訪れてみたいなと思いながらの帰途であった。

 

ホオジロ   家族で

 留鳥たちも子育てが終わって雛たちが巣立っている。親子でいるように見えるホオジロの家族に遭った。

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 高い樹木の天辺や屋根の瓦の上で、大きな口を開けて囀っている。割合警戒心は強く、近づくと近くの樹木に飛んでしまう。

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 それでもこのあたりを縄張りにしているのか、近くから鳴き声が聞こえてくる。だいたい高いところにいるのでその姿はすぐわかる。

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 梅雨明け前は真夏日が続き、あまり雨が降らなかったが、梅雨明け後の方が梅雨のような天気が続いている。

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 気候が依然と違ってきているせいか、鳥たちの行動にも変化が見えてきている。そろそろ渡りの鳥が動き出しているように聞く。

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 しばらく遠ざかっていた公園も、移動の鳥たちが姿を見せてくれるので、じっくりと観察したいものである。

シジュウカラ混群   ベランダ越しに

 五月の連休が終わったら真夏日が続いて、梅雨入りをしたら雨が降らなくて、例年になく早く梅雨明けになった。

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 梅雨明けといっても入梅と変わらず良い天気が続いていた。暑い暑いといっているうちに暦の上では立秋とか。

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 迷走台風が太平洋をぐるぐるとまわっていると思ったら、和歌山県に上陸して本州直撃で滋賀県では大きな被害が出ている。

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 例年だと台風は一晩で通過して、翌朝は台風一過の晴天になるはずが、時速20kmとゆっくりで、ぐずぐずと風が残ったり空には雲があり、蒸し暑さを残している。

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 我々が育ったころの日本の気候とは明らかに違ってきている。地球温暖化が顕著になってきたのかもしれない。

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 そんな天気を眺めながらベランダ越しに外を見ていると、剪定された庭木の枝にシジュウカラの混群がやってきた。

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 それもエナガ、コゲラ、シジュウカラ、メジロなどの雛たちの混群である。忙しくえだから枝へと飛び交っているが、今シーズンの雛たちが独り立ちしているのだなと認識した。夏鳥の渡りも始まるので元気な幼鳥を期待したいものである。

ホオジロ と モズの幼鳥の独り立ち

 早朝の河原を歩いていると、陽が上るごとに額に出る汗の量が増えてくる。こういう時に困るのがメガネである。

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      モズ幼鳥

 汗がメガネに落ちてその都度拭かなければならなくなるので、愛用のページュリーのバンダナをねじって鉢巻にして頭に巻く。

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 鳥の少ない多摩川河畔で鳴き声が聞こえるのは、ホオジロとモズである。しかもそれぞれ幼鳥が元気に声を出している。

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      ホオジロ

 鉢巻の効果はあって汗は落ちてこなくなるが、乾いていたバンダナはすぐに水分を含んで膨らんでくる。

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 時々その含んだ汗を絞りながら一時間ぐらい河原を歩く、鳥を見ていて熱中症になっては笑い話にもならないので、水分補給と日陰を利用して休みながら歩く。

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 せめてもの慰めは、日陰に入った時に風が吹いてくれると、ホッとするところだろうか。

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 ホオジロやモズではあまり変わり映えがしないので、せめて花の咲いている草木に止まってくれないかなと、思いながらの早朝の多摩川河畔である。

バン   雛も巣立って

 最近の炎天下の陽射しは容赦ないというわけで、夏はなるべく早朝に公園を歩くことにしている。

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              バンの親子

 陽射しがやわらかい早朝でも一回りすると汗がにじんでくる。それならと夜明けと同時ぐらいに行くと、夜行性の鳥が塒に戻る時間帯になる。

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 そんな静かな公園に鳴き声がするので期待して近づくと、まだ近くの柳の木の横枝にその姿がある。

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      食いちぎろうと水面に!

 急いでカメラの準備をして正面から見えるところに移動をしていると、枝から飛び出したかと思うと、レンズを向ける前に葦原の塒に姿を隠してしまった。

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 またそのうちに姿を見せるだろうという淡い期待を持ちながらゆっくりと公園を歩く。しかし思うように期待に応えてくれないのは世の常。

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 代わりに慰めてくれてのは巣立ちの終わったバンの親子である。すでに雛たちも自分で餌を採れるように成長しいる。

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 水のうえに浮かんだ緑の葉を美味しそうに嘴に運んでいる。そうかと思うと一番子はすっかり大きくなって、池に突き出した小枝でひと休みというバンの家族風景である。

 

 

 

アオバト  Ⅳ  季節の風物詩

 アオバトはわが公園でも山を歩いているときなども、時々鳴き声が聞こえるときがある。

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          岩に残る海水を

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 公園などでは声はすれども姿は見えずと、なかなか探しにくい鳥である。思いがけない時に飛び出すすがたを見ると、アオバトだと感慨が違う。

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 その鳴き声も「アオーッ、アオーッ・・・・」 と鳴く。これは冗談ではなくそう聞こえるのである。

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          「ヒョーッ」 と言ってるような気も?

 だからアオバトというのではなく、容姿が黄色みがかった青色、いわゆる緑っぽいところからきている。

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 そういえば鳥の名前と同じ鳴き方をする鳥は、トケン類に多いのかジュウイチやカッコウなどがそうである。

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 鳥の名前もすべて鳴き方で統一されていれば、わかりやすくてよいのになと思うこともある。とくに子供などに教えるときはわかりやすくていいのではないかと思う。

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          激しい波にも負けず

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 鳥見をするとき鳴き方で鳥の名前がわかるようになると一人前に近くなるが、山などでほかの人に聞かれたとき、鳴き方の説明は簡単なものは良いが、むずかしいものである。

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 そんなことを考えながら見ている打ち寄せる波間を飛ぶアオバトの姿は、この季節のこの海岸の風物詩になっているような気がする。

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 なぜか毎年この時季になると、この岩礁に打ち寄せる波を前にしている鳥見人である。

 

 

アオバト   Ⅲ  波との戯れか

 汐汲みに精出すアオバトを見ていると、岩礁に砕ける白い波にのまれるかと心配しながら、そんな場面も見てみたいなと思ったりする。

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 人間ていうのは動物愛護の優しい面をもちながら、いつも期待してるのはバトルの場面だったり、狩りのその瞬間である。

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 それぞれの群れを見ていると、約1000羽に近いアオバトが飛び交う海岸、ここに猛禽が飛び込んだらと、ひそかに期待している自分がある。

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 以前に遭ったのは、いきなり頭上から海上を飛ぶアオバトの群れに、飛び込んだハヤブサの狩りの瞬間である。

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 彼らは必至で汐汲みをしているのだろうが、見ているほうは岩に打ちつける波と戯れているようにも見える。

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 人間の欲望はかぎりなくて、曇りでもいいから白い波を背景にと思ってきたが、白い波のバックが青い空であったらとも思う。

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 西の空に飛ぶときは、その向こうに富士山の姿があったらなぁと思ったり、と構想は限りない。

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 ここで一日待っていればそんな場面もと思いながら、時間の制約があるので思うようにいかないアオバト遭遇の海岸である。

 

 

アオバト  Ⅱ  命がけの汐汲み

 波がおおきく砕け散るので岩礁の窪みにはたくさんの海水がたまっているようである。波で洗われた、たくさんの窪みがある岩にその群れは降り立つ。

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 波の引いたときに降り立っても、背後からは大きな波が押し寄せて岩にぶつかる。砕ける白い波が引くのを待って、窪みに嘴を入れミネラルの補給である。

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 波の寄せる間をぬって水分補給しているが、寄せる波は容赦なくアオバトの上から落ちてくる。

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 波に飲み込まれるのではないかと、見ているほうが心配になる。それでも大きな波が引く前に飛び立って難を逃れている。

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 なぜアオバトが海水や鉱泉水を飲むのかは、いまだに明快な回答はされていないようであるが、この季節だけというのも疑問になるところである。

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 アオバトの群れを見ていると、幼鳥と思われる個体も混じっているので、繁殖期だからというわけでもなさそうである。

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 やはり夏は塩分が不足するのかなと思う海岸の岩礁でのアオバトの汐汲み風景である。

 

 

 

 

アオバト  山から海岸へ

 夏鳥の繁殖が終わり巣立った雛たちが一人立ちすると、公園の森も静かになる。あとは秋口の渡りの時期までしばしの別れ。

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 夏になり台風の動きが始まると、青い空の下、海岸の岩場に打ち付ける波が白く砕けて涼しさを感じさせる。

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 そんな季節になると海岸の岩礁にアオバトの群れがやってくる。青い静かな海のアオバトもそれなりにきれいであるが、海が少し荒れていたほうが良い。

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 勢力の強い迷走台風が太平洋にあるので、その波を期待して早朝に海岸に出かけてみた。

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 低い雲で天気はあまりよくないので、ハトの色はあまり期待できないが、荒波と格闘しながらの命がけのアオバトの汐汲みを観察した。

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 雲の多い空をアオバトの群れが、岩礁に打ち砕ける波の白い水しぶきの中の海水を飲みにやってきた。旋回しながら吸水場所を探すアオバトの群れである。

オオタカ  Ⅳ  まだまだ修行が

 最初の狩りの獲物を短時間で食べ終わると、嘴を足元の枝でぬぐい、きれいにして次の獲物を狙う。

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           食べ終えて

 この河原は、このオオタカ幼鳥君の狩場にしているのかここで見かけることが多い。昨日は目の前を低空飛行していた。

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          次の獲物は?

 今朝は河原を歩いていると上空を飛んで、樹木の間に消えたので、たぶんあの柳の枝にいるだろうという予測で出遭えた。

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 行動を見ていると、この大きな柳の樹木と少し下流にある大きな木の間を、行ったり来たりして獲物を探していることが多い。

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          カメラを意識

 数年前にこの河原に重機が入ってすっかり樹木がなくなってしまったが、最近は少しづつ猛禽類も戻ってきたようである。

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           ポーズも

 成長過程のオオタカ幼鳥君は、狩りがあまり得意ではないらしく、その体を見ると精悍というよりもやつれているという感じを受ける。

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 それでも生態系の頂点に立つオオタカ、幼鳥といえどもその眼光は鋭く、構えたスタイルは魅力的である。これから狩の修行を積むことで、一人前の立派な成鳥になってゆくことだろうことを、期待したいものである。

 

 

 

オオタカ  Ⅲ  獲物は?

 鋭い飛び出しなので大物を期待して待っていたが、なかなか期待に応えてくれないオオタカ幼鳥君である。

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 川岸にある草の陰になりその瞬間は確認できなかったが、その後の行動も少し見逃していたようである。

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 見逃したというか、オオタカの獲物を捕った後の行動スタイルが想像とは違って、他のコースを飛んだのか。

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 見るといつの間にか同じ柳の木の別の枝にとまって、捕った獲物を食べているではないか。

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          小さい獲物で足元に姿が見えない

 大きな獲物はその場である程度処理をして、枝などに持ち帰るところは見ているが、小物の場合はその限りではないようである。

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          「もの足りないよう」と言ってるのか?

 それにしてもこの枝に戻ったところは確認できなかった。短時間で食べ終わったようなので、小物だったのかその素振りは満腹感ではない。さらに狩りは続くようである。

オオタカ  Ⅱ  鋭い飛び出し

 背の高い草むらに隠れて接近したが、鋭い眼光でにらまれてしまった。成鳥ならここで飛び出して終わってしまうところだ。

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 ところがまだ若きオオタカ君は、狙った獲物が射程距離なのかそれをにらみながら、周りを警戒する。

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 じっと河畔の水際に眼を集中させている。こちらも思い機材をもって、その瞬間を狙うべく両足を踏ん張っている。

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 姿勢を低くしたので、チャンスが到来と待ち構えると、一気に水辺に咲く黄色のマツヨイグサに向かった。

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 カルガモは一斉に飛び出したので、小物のカワラヒワかホオジロかと推測するが、草の陰になってその瞬間は隠れてしまった。

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 獲物を捕ってすぐに飛び立つかと思って、待ってみたがその姿は見えない。成功か失敗かしばらく待ったが不明である。

オオタカ  幼鳥との出遭い

 梅雨明け宣言と同時に、にぎやかになってきたのはセミの鳴き声である。7年間も地中にいて、羽化して一週間の命といわれる。

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 セミは夏の昆虫だと思っているけれど、実際は地中にいる生物なのかもしれない。その一週間も天敵から逃れながらと、厳しい地上生活である。

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 そんなセミが鳥たちの好物のようである。緑があふれるように茂った河原を歩くと、早朝でもそのセミの鳴き声がひときわ耳に残る。

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               接近を感づかれた

 土手から双眼鏡で緑一面の河原を見渡すと、河川敷の水の流れの際にある、大きな柳の木の枯れた部分の枝にオオタカの姿が見える。

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           獲物を探す隙に接近

 昨日はトビの後ろ姿であったが、今朝はオオタカの幼鳥に見える。幸い背中を見せているので静かに接近する。

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           周りを警戒

 河原は草木が伸び放題なので、比較的姿を隠しながら近づくことができる。それでも飛ばれてはと思い、ファインダーには収めながらの接近である。

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          目が合ってしまった

 成鳥であればとっくに飛ばれている距離でも、幼鳥だけあってまだ警戒心は薄いのか、かなり近づくことができた。幼鳥といっても2年目あたりだろうか、飛び出しを待っていると、鋭い眼光でにらまれた河原である。

 

 

 

 

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