コジュケイ 家族で
公園を歩いていると、「チョットコイ、チョットコイ・・・・」と鳴くのであたりを見回してみるがその姿は見えない。
しばらくの間静かにしていると、黄色の葉が目立ち始めた梅の木のある緑地の影の叢からコジュケイの幼鳥が姿をみせた。
恐る恐る顔を出したかと思ったら、あたりを警戒して見回している。一羽がゆっくりと藪の間から出てくると、つぎから次へと三羽の幼鳥である。
地面の餌を啄みながらゆっくりと歩き始める。それでも周りを警戒している。そのうちに喉元が赤っぽく胸元がブルーの親鳥が二羽現れて親子五羽での散策である。
幼鳥たちはまだ体の色が明確でなく、そのきれいさは親鳥にはかなわないが、前になり後になりして一人前に餌探しである。
時々上空でカラスが鳴いたりすると、背を低くして足早に移動する。すぐに隠れることができるように藪の近くを離れないでの動きである。
この公園で繁殖している留鳥たちの雛も大きくなって、家族で行動するのも秋口までだろうか、そろそろ冬鳥も姿を見せてくるので、公園の散策も楽しみになってくる季節である。
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