ツツドリ Ⅲ 強い警戒心
数年前に立ち寄ったツツドリは、毛虫のいる桜の枝によく出てきてくれた記憶があるが、今シーズンの赤色系のツツドリは警戒心が強い。
警戒心が強いというのか臆病者というのか、餌捕りに飛び出してくるがそこで食事をすることが少ない。
嘴に餌の毛虫を銜えると、すぐにその後ろにある葉の茂った樹木の中に隠れてしまう。
それは無理もないかもしれない。桜の木の下には木製のベンチやテーブルがあり、そのわきには公園の散策路がある。
早朝からジョギングの人や犬の散歩の人たちが切れ間なく通るところである。 たまに出てくれた時に、枝や葉が開けたところであればうれしいが、簡単にそうはいかない今シーズンのツツドリである。
ウグイスやセンダイムシクイなどの、自分より体が小さい鳥の巣に托卵する習性をもっているのだから、餌捕りの姿ぐらい堂々と見せてほしいものである。
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