モズ 高鳴きは続く
本命を待って早朝から河原を歩いてみるが、聞こえてくるのはモズの高鳴きばかりで、他の鳥の声の聞こえない日がある。
秋の渡りの鳥たちは意外と静かで無口で通り過ぎることが多いので、探すのがたいへんである。
鳥を探すのには鳴いてくれるか、飛んでくれるかしないとただ見つけるのは至難の業である。
その点留鳥たちは声を出してくれるので見つけやすいが、今の時季はあまり人気がない。
そんな中で自己主張に忙しく大きな声を出しているのは、高鳴きを続けるモズである。縄張り宣言なので、高いところにいる。
この時季はオスもメスも高鳴きをして、お互いの縄張りを主張する。飛び去ってもいつの間にか同じところに戻っていることが多い。
高鳴きは聞こえるが、本命の姿が見えない河原の散策である。こういう日もあるかと自然相手の本命探しの鳥見である。
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