イカル 針葉樹も好き
最近の朝の冷え込みは、頬がきりっとして気持ちの良い感じがする。それも風がないからでこれに風があるとそんなことは言ってられない。
公園の落葉樹は葉をそれぞれの演出する色に染めて、朝陽が当たり始めたそれは、今が真っ盛りといわんばかりにきれいな散り際の輝きを見せている。
終活を考える年になると、人生もこんな散り方ができればいいなと考えるようになる。だけども、今までそういう生き方をしてきたのかと自問自答する。
落ち葉を踏みしめながら公園の散策路から寒い朝の青く晴れ渡った空を見上げると、朝陽に羽を光らせながら飛んでくる野鳥の群れ。
期待のアトリかなと思いながらファインダーからのぞくと、イカルの集団である。近くのユリの木の実を狙っているらしい。
ユリノキに取りついていると、留鳥のヒヨドリが縄張りを宣言しにやってくるので、そのたびにこの針葉樹の天辺に避難しているようである。
そんな邪魔者を避けながらユリノキに取りついてしばらく食べて、近くの常緑樹に飛んで食休みをしてからまた旺盛な食欲を見せる。今シーズンイカルの最初の群れとの出遭いの場面であった。
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