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2017年12月

第五回 「多摩の野鳥たち」 開催のご案内

 第五回 「多摩の野鳥たち」 写真展をご案内の通り開催することになりました。お近くにお越しの節は、ぜひお立ち寄りくださいますようご案内いたします。

 

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ハジロカイツブリ   真っ赤な目が魅力的

 満潮の干潟を歩いていると水鳥の姿は少ない。干潮までには数時間かかるので、干潟の周りを歩いてみる。

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 底が見える澄んだ水の中には大きな魚が見える。そこに通りかかったキックボードの小さな子供とおばあちゃん。

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 干潟を覗き込んだ小さな子供が「おばあちゃん大きな鯉がいるよ」と手招きすると、自転車に乗ったモダンなおばあちゃんは、「ここには鯉がいるはずがないよ」と水中を見る。

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 自転車を降りてその姿を見たおばあちゃんは、「あれはボラだよ」と教えていた。なるほどここは池のように見えるが、干潟だから海水が流れこんでいるんだものと、改めて認識したものである。

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 三世代同居が見直されている昨今、おばあちゃんの知恵は侮れないなと思うこのごろである。

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 そんな水面に顔を出したのは真っ赤な目をしたハジロカイツブリである。夏羽の繁殖羽はきれいだが、冬羽の真っ赤な目も魅力的である。

 

コハクチョウ   安眠妨害か?

 目当ての鳥がなかなか姿を見せてくれないので、近くの池の周りを歩くと水鳥がたくさん眠っている。

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 コガモ、オナガガモ、カルガモ、マガモ、オカヨシガモと言ったところか、白い鳥はというとダイサギと中サギが採餌中であった。

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 ほかにはコハクチョウが5羽睡眠中である。白い鳥を探していたのは、ひょっとしてミコアイサのオスがいないかと思ったからである。

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 眠ったコハクチョウでは面白くないので、何とか起きてくれないかと願いつつ歩き続ける池の端である。

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 そのうちに何に驚いたのか池で眠っていた水鳥たちが一斉に飛び出した。それと同時に、眠っていたコハクチョウが周りを警戒するように頭を上げてくれた。

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 流石大物?コハクチョウ、少しの事ではあわてずゆっくりとあたりを見回すと、また頭を背中にうずめてしまったのである。安眠妨害をしたのは近づいた野良猫のようであったが、おかげでコハクチョウの顔を見ることができたのである。

 

 

 

ムクドリ   タダムクと言わないで

 ムクドリと言えば大群で飛び回り大きな声で鳴くのであまり人気がない。特に夜の駅前の塒などではにぎやかである。

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 単独でいるとあまり魅力はないが、群れでいるときはその数の魅力がある。単純にムクドリというがその種類は多い。

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 ほかにはコムクドリ、ホシムクドリ、ギンムクドリ、バライロムクドリ、カラムクドリ、シベリアムクドリなどである。

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 日本で旅鳥でいるきれいなムクドリは、ギンムクドリとコムクドリかなと思う。これらのムクドリは人気があるが、普通のムクドリはただのムクドリと言って、通称「タダムク」などと言っている。

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 それでも中には頭の真っ白なムクドリがいたりして、ムクドリの群れは侮れないことがある。特にホシムクドリなどはその群れの中にいることが多い。

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 ただのムクドリもピラカンサの赤い実を啄んだりする姿は結構絵になる。よく見ると魅力的である。何かこちらを向いている姿は、「タダムクと言わないで!」と言っているようにも見える。「背景があれば、君も捨てたものではないよ」とファインダーに収めてみた。

ツグミ     冬の訪れ

 晩秋も過ぎると冬鳥の到来が待ち遠しくなるが、ツグミの姿を見ると本格的な冬鳥のシーズンになったなと思う。

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 河原を歩いていてもツグミの姿を見ると、懐かしくなりレンズを向けるが、どこにでもその姿を見るようになると冷たいものである。

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 「ああ、ツグミか・・・」となる。それでも今が盛りのピラカンサに取りついていると、何とか絵になる光景である。

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 「本命はあなたではないよ!」と言いたいところであるが、一応警戒心を持ちながら赤い木の実を嘴に銜えている。

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 このピラカンサの実は、赤くなりはじめたころはまずい木の実で苦いとか言われている。ところがある時期になると、鳥たちが喜んで食べている。

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 なぜかと調べてみたらある程度熟してくると、その苦味がとれて美味しくなるのだという。その時季を鳥は知っていて食べに集まってくるようである。鳥は賢いとみなおしたところである。

カラムクドリ  Ⅱ   あいにくの空

 人間というものはわがままで、天気がよく陽が当たると暑いとかまぶしいとか、また雲が多ければ寒いとか暗いとかいうものである。

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 写真の場合も天気が良すぎると、コントラストが強すぎて色がよく出なかったりする。そうかと言って曇りでも空抜けになって色がきれいに出ない。

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 鳥の写真の場合は程よい明るさで太陽が雲に隠れて、背景がしっかりして抜けていると羽の色がよく出る。

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 今回の天気はあいにくの暗い曇り空で、そのカラムクドリは見上げる枯れ枝に止まる。そこから下にあるピラカンサの実に取りつくのである。

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 全身をきれいにファインダーに収めたいと思うが、上の枝に止まっているときは、背景が空抜けになってしまい、赤い実を啄むときはその木の中に入ってしまう。

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 思うように被写体になってくれない。そこは腕でカバーすべきであるが、その腕もないので与えられた場面で最善を尽くすしかないのが現状である。

 

 

カラムクドリ   ピラカンサと共に

 ムクドリというと雀と同じであまり振り向いてあげないが、カラムクドリと聞いては何はさておいても駆けつけないといけない。

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 前回の時は30分の遅れでその姿を見ることができなかった。同じ失敗を二度してはいけないという親の教えを守って出陣。

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 あいにくの雪雲のような黒っぽい低い雲の朝。寒さも一段と厳しくなっているので、背中にはもちろんの簡易カイロ。

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 効果を上げるためにデイパックを背負って急ぎ足。目印は赤いピラカンサの実のあるところ。

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 それらしき場所を見つけるとすでに先客の連射音。よく見るとたわわに茂るピラカンサの赤い実の中に鋭い目つきが見える。

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 急いで準備してピントを合わせようとするが動かないAF、バッテリー切れである。昨日から電源をOFFにしてなかったのが原因。

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 幸い予備のバッテリーを持っていたので素早く交換するも、時すでに遅し、次回まで待つことになる。

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 30分もすると姿を見せてくれた二羽のカラムクドリ、カメラマンが近すぎるのかピラカンサの中に潜ってしまう。それでも何とかファインダーに収めた二年ぶりのリベンジである。

 

ヤツガシラ   今シーズンもまた

 今シーズンも姿をみせてくれたヤツガシラ、今風に言うならば超人気者。人気役者のステージ出演は4時間に一度。

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 一日三回公演というところか、一度姿を見せて飛んで行ってしまうと、その次がなかなか出て来てくれない。

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 待つこと数時間、その人気の高さがわかる。カメラを持った人が次々と集まってくる。ざっと数えて百数十名という感じである。

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 地元の人は結構素晴らしい画像を残しているが、それでも毎日来ているという話である。確かに同じシーンはないので、それも大切なことである。

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 予定の第二回公演で姿を見せたのは正面の池の端の枝。天気が良すぎて陽の光で木の枝が顔にかかってしまう。

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 そのうちに地面に降りてくれるだろうと待ってみるが、あまりにも多いギャラリーに驚いたのかあきれたのか、数分の滞在で飛び去ってしまった。次回のステージまで待とうと思ったが、冷たい風と西に傾く陽を見て、リベンジを期して帰路についたのであった。

 

エナガ    秋も終わって

 日増しに冷え込みが厳しくなってきたが、背中に使い捨てカイロを貼って歩くとその寒さも少しは防げる。

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 おまけにデイパックを背負っているのでその暖かさがちょうどよく感じる。便利なものができたものだと、考えた人の知恵に感謝する。

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 ただそれにはまってしまうと離せなくなるのと、忘れて出かけたときは応える。持ちも良くてほぼ一日使える。

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 家に帰ってからは背中から外してベッドの足元の方に張り付けておくと、寝るときに温まっているので快適である。

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 そんな冷え込む公園であるが、冬鳥たちがたくさん来ている中で、留鳥のエナガが残り少なくなったモミジの葉のある枝を飛び回っている。

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 相変わらず愛くるしい顔を見せるので、ついつい追いかけてしまう。師走に入った公園の散策路である。

 

 

 

トビ    飛べ飛べトンビ

 トビの正式名称は鳥に興味を持つようになってから初めて知った。子供のころからどこにでもいる鳥であるが、トンビと呼んでいた。

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 歌にもあるが、♪トンビがくるりと輪を描いた・・・・・♪、や♪飛べ飛べトンビ・・・・・♪など一般的には”とんび”である。

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 鳴き方も「ピーヒョロロ、・・・・」だと思ったら、「ピンヨロー・・・」だったりする。確かにその人の感性で鳴き方は違って聞こえる。

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 因みに童謡の「飛べ飛べとんび」は、『♪ 飛べ 飛べ とんび 空高く 、 鳴け 鳴け とんび 青空に  ぴんよろー  ぴんよろー 楽しげに輪を描いて ♪』 である。

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 短い単純な歌詞であるが目の前のトンビの情景をよく表しているなと、思わずくちずさんでしまう。

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 あいにく初冬の空は曇っているので童謡のようなのどかさはないが、そんな思いを感じてくれたかのように、田んぼにいたトンビが飛び立つところである。

ミヤマホオジロ Ⅱ  メスもなかなか

 前回来たときはカシラダカの群れに混ざっていたミヤマホオジロのメスも、よき伴侶を見つけたのか見初められたのか、ペアーになっている。

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       ミヤマホオジロ ♀

 鳥の世界ではオスがきれいでメスは地味な雰囲気が多いが、よく見るとメスも捨てたものではない、魅力的な雰囲気を出している。

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 やはり見初められただけあってその姿は美人の部類である。美人というか美鳥というのかなかなかである。

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 こう考えてるのは私だけかもしれないが、先入観で見てはいけないという教訓か。良いところを見出すことが重要になる。

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 そんな思いが通じたのか地面で餌を採っていたメスが、枝に飛び上がってポーズをとってくれたかと思うと、飛び出しまで見せてくれた。

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 きれいなオスに見初められての喜びか、はしゃいで飛び廻っているようにも見える。

ミヤマホオジロ   初冬の山

 無意識で歩いているといつも同じコースを同じ方向から歩いている。すると見える景色もあまり変わり映え無くアングルも同じになってしまう。

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 たまには違う散策路を歩いてみようと試みた。そこは考えていたよりもまったく違う景色で新鮮な感動を覚えた。

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 同じコースでも逆から降りてくると、見える風景が違う。以前水平思考という発想法が頻繁に言われた時期があった。

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 まさにその通りで発想方法を変えるだけでいろいろな見方ができる。冷え込む初冬の山を歩きながらそんなことを考え、鳥との出遭いを期待した。

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 期待の鳥は姿を見せてくれないが、ミヤマホオジロが以前よりも人慣れしたのか木に止まってくれたり、地面に降りたりと良い被写体になってくれる。

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 でもなかなか背景の抜けた場所やすっきりした枝には止まってくれない。それでも以前よりはフレンドリーになってくれたかなという今日のミヤマホオジロである。

コハクチョウ   飛翔

 湖畔のコハクチョウは寝不足なのか今朝の餌取りには出かけないようなので、近くの沼を覗いてみた。

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 ここにも十数羽のコハクチョウがいて双眼鏡で覗くと、すでに数羽が飛び立ったところである。

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 残りもすぐに飛び立つだろうと期待して待つことにした。案の定次の陣が飛び立って行った。

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 雪が降った少し白くなった山を背景に飛ぶコハクチョウの姿は、この時期の風物詩ともいえる良い光景である。

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 絵心はなくはないが、少し青みがかった山々の濃淡を背景に真っ白なコハクチョウの飛ぶ姿は美しい。

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      青空も素晴らしいが、夜明けの出陣もまたいいものである。

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 同じところに長く居座るタイプではないので、タイミングよく飛んでくれるとうれしいが、本当は一日じっと待っていたら、良い場面が撮れるのかもしれないコハクチョウの飛翔である。

 

 

トビ    飛び飛びに

 広い田んぼの中にある電線に、何か大きな鳥がたくさん止まっているのが遠くから見える。

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 カラスかなと思いながら見てみると、なんとトビの群れである。トビはそう珍しくないが、群れでいると見逃すわけにはいかない。

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 何かトビの集会でもあったのか、それともこれから悪巧みでも考えているのかと訝しがりながら眺めてみる。

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 どうもこれもカラスと同じで、広い田んぼで行われている田起こしのあとの昆虫などの餌を狙っているらしい。

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 それにしてもすごいトビの群れである。ざっと見ても30~40羽ぐらいの数になるが、こういう光景は初めてである。

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 電柱の上や横柱に止まっているのは良いが、電線にこれだけの数が止まると、かなりの重量になるのではないかと心配になる。

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 こんな風に集まるのは仲間に連絡するのか、おのずと本能で餌のある場所がわかるのか不思議なものである。ただのトンビが飛び飛びに止まっている珍しい光景であった。

ミヤマガラス   群れで

 耕運機で耕して土を掘り起こしている田んぼにたくさんのカラスの姿がある。普段であれば「なんだ、カラスか」と通り過ぎてしまうところである。

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 ただその数が異常に多いので、もしやとじっと見てみると、嘴が白っぽく見えるのでミヤマガラスだなと近づいてみる。

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 なぜなら、この群れの中にコクマルガラスが混じってはいないかと思ったからである。中に違う色の鳥が見えるがよく見ると、トビである。

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 大きなトラクターが耕している後ろをついて回っている。たくさんのミミズなどが出ているのだろう。ミヤマガラスは農耕地の土の中にいるミミズや昆虫を食べるので、嘴が鋭くとがっているのが特徴である。

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       トビも仲間入り

 カラスの仲間では珍しく渡ってくるカラスで、冬場に数が多いカラスの群れはだいたいミヤマガラスであることが多い。

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 その混群の中にコクマルガラスを探すのがまた一つの楽しみでもあるが、なかなかきれいなコクマルガラスに遭ったことはない。

 

 

ヒシクイ    国の天然記念物

 冬鳥の中でもよく似ているのが、マガン、ヒシクイ、オオヒシクイではないかなと思う。嘴の部分と頭がよく見えないと判断が難しい。

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 群れで行動することが多いが、今の時期は刈り入れの終わった田んぼのもみ殻などを捕っていることが多い。

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 ヒシクイの名前の由来はヒシの実を食べるところかららしいが、日本では1971年に国の天然記念物に指定されている。

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 環境省のレッドリストにも乗っているが、冬になって空を飛ぶ姿などを見ると、かなりの数が飛んでいるので疑問に思うこともある。

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 コハクチョウと共に湖畔を塒にしているようであるが、こちらは早起きらしくすでに行動を始めているので、飛び立ちを期待したいところである。

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      睡眠中のコハクチョウの安眠妨害を避けて!

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 あいにく夜明けが遅い冬の天気なので、画像は満足しないがそろって飛び立ってほしいなとじっと待っているところである。

 

コハクチョウ   雪と共に

 12月に入って一段と寒さが厳しく感じられると思ったら、近くの山間部でも雪が舞ったとか言われる。

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 高い山の頂にはすでに白い雪が見える。コハクチョウが来ているというので、朝の食事に飛び立つ前に塒を覗いてみた。

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 このタイミングが難しく陽が上った空の飛翔を撮ろうと思っていくと、飛び立った後だったりすることがある。

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 早めに塒で待っているが、首をすくめたままで飛び立つ気配がない。たまに数羽が頭を持ち上げるので期待するが、寝不足のようである。

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 塒を飛び立つと近くの田んぼで朝食をとるので、そちらに向かえばいいが、一応飛び立ちを狙っている。

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 地元の人によれば、いつもはもういない時間だけどというが、その素振りすら見せない。何とか飛び立つところをと、寒い朝待っている湖畔である。

 

 

 

キクイタダキ  菊のご紋は?

 冬鳥の到着でにぎやかな公園を歩いていると、鳥たちもたくさんいるがカメラを持った人たちも多い。

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 鳥の中でも一番小さい一種といわれているキクイタダキ狙いである。数年前には群れで入ってくれたので見つけやすかったが、今回は難しい。

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 エナガとメジロの混群の中にいるので、忙しく動きまわる鳥たちの中から見つけ出すだけで苦労する。

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 とりあえずそれらしき姿を見つけたら連写するしかない。本来は正面から頭にある菊のご紋を撮りたいのだが、それもなかなかかなわない。

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 菊のご紋が見えたら、それが立っているところがベストショットになる。それをファインダーに収めるには、ゆっくりと良いところに出てくれないとかなわない。

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 連日詰めている人でもなかなか撮れていないので、初めての人はダメだよと言われているような公園のキクイタダキ詣でである。

オオワシ   飛翔

 猛禽の飛ぶ姿でもスピード感のあるハヤブサやハイタカ、オオタカなどは、なかなかその鋭い飛翔姿をファインダーに収めるのは難しいが、オオワシは悠々と飛んでくれるので助かる。

Photo_3 飛び出しを予測できて狙っていたが、結果を見たらピントが甘いしぶれている。早朝の手持ちの難しさか腕の悪さか、といえば後者であろう。

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 時間があればしっかり準備をして、やはり三脚を使わないと難しい場面である。残念ながら真上を飛んでくれたが、不満足な画像が残ってしまった。

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 沖合に飛んだオオワシは、湖上で獲物を捕ってそこで食べたようで、かなりの時間がたった後ゆっくりと満足げに飛んできた。

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 大きく羽ばたく姿は、黄色の大きな嘴と黒く横に開いた翼の白い模様、尾羽の白さがよく似合う。

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 その飛翔姿も大きく黄色の嘴を動かしているので、食べ終わった後で満足していつもの止まり木に向かっている姿である。

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 できればその足元に魚か水鳥を掴んでいる飛翔姿を期待したが、次回のお預けになってしまった。

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 それでも現地についてすぐに大きく飛ぶ姿を見られたので、満足するという早朝の湖畔であった。

 

オオワシ  20年の皆勤賞

 昔、小学校の卒業式では、一日も休まず卒業式を迎えると皆勤賞がもらえた。最近の学校ではそういうものがあるかどうか定かではない。

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 親の都合で旅行に行く休暇をとる生徒もいるというので、皆勤すること自体の価値観が変わってきているのかもしれない。

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 そんな中で、20年間も冬になると毎年律儀に帰ってくるオオワシがいる。地元の人たちは元気なおばちゃんと呼んでいるが、寿命の長さに驚く。

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 一般にオオワシの寿命は20~25年といわれているので、人間でいえばかなりの高齢である。でも人も高齢でも元気な人が多いので、鳥の世界も高齢化現象が起きているのかも知れない。

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 早朝に現地について待っていると、大きな羽を広げてバタバタするので、そろそろ飛び出すなと期待度が膨らむ。

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 そのうちに大きく羽ばたいて飛び出した。真上を飛んで湖畔の方に飛び去ったが、真下で見るオオワシの全開翼は大きく、その名の由来を再認識したところである。

 

ミヤマホオジロ   小枝に止まって!

 目当ての鳥を探しに月に二度は山間に入るが、なかなか本命には出遭わない。ついでと言ってはなんだが、ミヤマホオジロの餌場を覗いてくる。

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 いつも夢中で餌を探しているので、斜面の叢にその姿はある。少しでも良いところに出てくれないかとじっと待つが、枯草の中に頭を突っ込んでいる。

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 時々警戒するかのように近くの横になった草の茎に止まってあたりを見回している。近くの小枝に止まってくれないかと思いつつレンズを向ける。

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 ミヤマホオジロの魅力は、黒い胸の三角のエプロンと喉元の黄色、冠羽の黄色と黒のコントラストである。

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 それも叢では良い色が出ない。何とか飛び出してくれないかと願いつつレンズで追いかけるが、草葉の陰に入るばかりである。

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 数としては数羽の群れなので、探すのにはあまり苦労はしないが、枯草との保護色になってしまう。

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 贅沢は言わないが、そのうちに枯れたススキの穂に止まるとか、すっきり見える小枝でポーズをとってほしいものである。あきらめないで通うことにしよう。

 

 

ヤマガラ    同じマユミで

 メジロが引き下がって「ニーニーニーニッ、・・・・・」と、猫のような鳴き声で姿を見せたのはヤマガラである。

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 ヤマガラは少し前までエゴの木の実を、その実にぶら下がって採っていたが、マユミの実はそこまでしなくても嘴が届くので、上品にくちばしで採っている。

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 それでも両足で抑えて食べる姿はヤマガラの独特の食べ方である。公園を歩いていても「コツコツコツ・・・・」という音が聞こえると、近くにヤマガラがいるなとすぐにわかる。

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 ところがマユミの実は小さいので両足で抑えてはいるが、その独特の音は聞こえてこない。

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 足元に抱えた種子を食べながら、時々警戒心からか周りを見渡してはその作業を続ける。その時はちょっとたれ目に見える表情がよく見える。

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 エゴの実の時は越冬の蓄えとしてある隠し場所に運んでいたが、マユミの実はその場で食べつくしている。

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 もうそろそろ本命がこの実に取りついてくれるのではと、紅葉した葉がひらひらと落ちる栗の木の下で、じっと待っている公園である。

 

 

メジロ   レストラン「マユミ」で

 公園のモミジも終わるとすっかり葉が落ちて、そのあとには熟したきれいな色の実が残る。散策路も一面が落ち葉になり、それを踏む足音が大きくきこえるようになる。

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 マユミの木にはまだ少し緑の葉が残っているが、ピンクの額が開いて中の種子がよく見えてくる。

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 この時季になると公園の鳥たちは一斉にこの実を食べにやってくる。レストラン「マユミ」の繁盛する季節である。

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 背景がもう少しきれいに抜けてくれると、思い通りの画像になるのだが、お客様も思うところに位置取りをしてくれない。

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 そうかと思って此方が動くと、後ろの藪の中にいったん隠れてしまう。しばらく待っているとまた出てきてくれるが、思うようにいかないのは世の常である。

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 本音はメジロではなくほかの鳥を待っているのであるが、鳴き声は聞こえるが姿を見せてくれないレストラン「マユミ」である。

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 この実にはたくさんの種類の鳥たちがやってくるので楽しみであるが、もう少し葉が落ちてすっきりしたころに再度挑戦したいものである。

コガモ  エクリプスも終わって

 冬鳥の季節になって水鳥の仲間の冬鳥であるコガモは、一番早くやって来て一番遅くまでいるといわれている。

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       コガモ ♂

 そんなわけで北国から飛来して来たばかりは、オスでもエクリプス状態でメスと同じような装いであった。

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       コガモ ♀の着水、きれいな緑の次列風切

 しかし最近はその換羽も終わり、オスはすっかりきれいに衣替えをしている。そのせいか、ここでも伴侶探しかメスが飛ぶと、そのあとをオスが追いかけたりしている。

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      追いかけて♂の着水 ナポレオンハットが特徴

 一見あまり目立たないコガモであるが、メスも羽を開いて飛ぶ飛翔姿の時は茶褐色の中に緑のきれいな次列風切羽が見える。

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 この次列風切は本来緑色であるが、光の屈折加減で青に見えたりするので、飛翔姿がさらにきれいに見えるのである。

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 オスは換羽が終わるときれいなナポレオンハットをかぶっているので、泳ぐ姿もきれいに見える。それぞれ表面上の良さだけでなく、地味ではあるがメスの良いところもじっくりと観察してあげたいものである。

 

 

マガモ    輝く金属光沢

 冬になると池や河川できれいな水鳥は、オシドリには負けるがマガモのオスではないかと思う。

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        マガモ ♀

 アヒルの先祖とも言われているが、なぜアヒルは白い羽になってしまったのかはよくわからない。

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      マガモ ♂

 目の前のきれいなマガモを見ながら不謹慎ではあるが、マガモの肉は鴨肉の中でも質、量とも極上品といわれている事を思い出す。

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 因みに鴨鍋や鴨汁に使われる合鴨は、このマガモとアヒルの掛け合わせだと聞く。蕎麦好きの身としては、熱い鴨汁に冷たい手打ちそばを食べる光景が目に浮かぶ。

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 いかんいかん、今朝はきれいな金属光沢の水鳥観察にきているのである。地味なメスを数羽引き連れて泳ぐ姿でも、この池で冬を越し春を迎えるころには相方を見つけて、北の繁殖地へ帰るようになる。

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 朝陽が当たり始めると背中にぬくもりが感じられるようになるが、マガモの金属光沢も一層と輝きを増してきた。

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 それでも山間部の今朝の冷え込みは厳しいので、某所の美味しい熱い鴨汁そばが食べたくなるのである。

 

トモエガモ    顔の巴紋

 家紋などに使われる巴紋、二つ巴の顔をしたトモエガモが山間の池に来ているというので、冷え込む早朝に足を延ばしてみた。

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 数年前には近くの歩いて行ける公園の池に一羽来ていたが、ここ何年かはその姿を見せない。

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 一羽で来るのは迷って来たか、その他の水鳥の群れに混じって来てしまった類になる。

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 顔にあるグリーンメタリックの巴模様の色がきれいで、好きな水鳥の一種であるが、朝陽の光の加減でうまくそれが引き出せない。

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 晩秋の陽は低くなるので山間の池には時々水面を照らす程度で、トモエガモの魅力を映すには不十分である。

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 この巴の模様は基本的には水が渦を巻いている様子を表している。巴は一つ巴、二つ巴、三つ巴などといわれて家紋などによく使われている。

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 言葉では三つ巴がよくつかわれる。三つ巴とは「三つ巴になって争う」などと、三つの勢力が互いに対立して入り乱れて争うさまをいう。

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 相撲では千秋楽で三力士とも同じ星で勝ち上がった場合、優勝を決める優勝決定戦の事を「巴戦」と言っている。

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 それでも寒い夜明け眠っているだけでなく、羽ばたきも見せてくれたので満足するとしよう。

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 この池にはたった一羽しかいないので、三つ巴にはならないが、久しぶりのトモエガモに遭えたので手袋を忘れた冷え込みにもめげず、何とかシャッターを押すことができたのである。

 

 

 

 

ヤマガラ   新ヤマガラ飛び?

 2020年の東京オリンピックまで1000日と盛り上がらせようというイベントが多くなってきたが、53年前の東京オリンピックの体操の跳馬で、山下選手が新山下跳びの新技で金メダルをとったことを知る人は少なくなった。

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 最近の体操ではG難度、H難度とか難しい技が増えてきた。それだけ競争が激しく普通の技では勝てなくなってきたのだろう。

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 子供のころ鉄棒が苦手で、逆上がりがなかなかできなかった。あるとき何度も挑戦しているうちに、ひょっとした時にスーッとできてしまった。

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 ちょっとしたコツがわかると簡単にできるようになった。その時はうれしくて何度も何度も繰り返したものである。

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 公園を歩いていると、枯れて枝ばかりになった草に小さな実がたくさんついている。その実を採ろうとしているヤマガラを見た。その光景はまさに”新ヤマガラ飛び”かと思った。

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 地面の枯草の中から飛び出しては、アクロバットのような飛び方をして草の実を採る。同じことを何度も何度も繰り返している。

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 何回も繰り返しているその姿は、見ていると何か楽しんでいるようにも見える。子供のころ逆上がりができて、喜んで繰り返した光景を思い出しながら見ていた公園の新ヤマガラ飛びである。

 

ジョウビタキ♂   まだ警戒心で距離が

 早朝の河原の土手を歩いてジョウビタキの姿を見てから、声はすれども姿は見えずの日々が何回かあったが、最近は樹木の枝でよく見かけるようになった。

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 冬鳥たちはメスが早く到着するのか、鳴き声を聞いて姿を探すと、早い時季に見かけるのはメスの姿が多い。河原で何度か見かけたジョウビタキもメスであった。

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 メスもオスも4年目ぐらいになると、色もきれいになってそれなりに貫録も出てくる。そういう目線で見ると、このオスはまだ若いオスのように見える。

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 毎年やって来てくれる冬鳥たちであるが、何とか秋の気配が残っている背景でファインダーにと思うので、まだ警戒心は強く距離はあるがついつい追いかけてしまう。

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 もう少しすると雪が降って、それの背景でとなるとまた違う舞台で注目の的になるが、次々と珍しい冬鳥たちが到着する申し訳ないがジョウビタキの前は素通りしてしまう。

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 それでもオスとの出遭いを求めていたので、あまり背景は気に入らないがうれしい被写体となってくれた。

イカル   見事な飛翔

 昨シーズンは雲一つない秋の青い空を見上げると、かなりの数のアトリの群れが飛び回っていた。

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       さあ飛ぶぞ!

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 各地からはそのアトリの飛来の話を聞く。わが公園では今シーズンはどうかなと見上げるが、その気配はなく青空に飛ぶ群れはイカルの集団である。

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 鳥の飛翔姿では猛禽類は一羽でも迫力があって見ごたえがあるが、その点小さな野鳥たちは大きな群れで飛んでくれるとうれしい。

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 この公園にはたくさんの美味しい木の実があるらしく、昨日と同じ場所に行くと同じようにイカルの大きな群れがユリノキにいる。

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 イカルの枝から枝への飛び移る姿はよく目にすることはあるが、大きく羽ばたいて飛翔するところはなかなかファインダーに収まってくれない。

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 見上げると針葉樹の高いところで休んでいるので、今回はよいチャンスとばかりに、そのうちに飛び出すだろうと待ってみることにした。

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 飛び出すときは一斉に飛び出すので、どれかに焦点を絞っておかないとその姿をうまく追跡できない。

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       気持ちよく飛んでいる姿はうらやましく思う・・・・・・翼をください ~♪

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 背景は青空なので申し分ないが、あとはカメラで狙ってる人の腕次第というところか、手持ちで待っているので機材の重さがこたえる。頭の中で自問自答しながらのイカルの飛翔観察である。

 

 

 

メジロ   ムラサキシキブと共に

 実りの秋、公園の樹木の実も熟して鳥たちが忙しくそれを食べ廻っている。冬鳥たちもたくさん入ってきているので、餌場の縄張り争いが起きる。

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 留鳥たちは自分たちの庭を荒らされるので、時々威嚇に来て意地悪をする。メジロのような小さな鳥たちは、ヒヨドリなど大きな鳥たちに邪魔をされることが多い。

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 そんななかで、いつもは熟した柿の実に頭を突っ込んで嘴を汚しているメジロが、上品にムラサキシキブの実を啄んでいた。

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 今シーズンはそのムラサキシキブの実が少ないなと思って眺めていたが、そんな目線で散策路を歩くと、あるところにはちゃんとある。

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 しっかりと餌場を確保して朝陽を浴びながら朝食を楽しんでいる姿は、いつものメジロとは違う雰囲気を感じさせる。

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 ムラサキシキブをごちそうになるのには、それなりにマナーを心得てという感じである。場所をわきまえて行動しているところは見習わなければ、わが身を振り返るとはたしてどうだろうか、反省を込めての早朝鳥見風景である。

 

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