カラムクドリ Ⅱ あいにくの空
人間というものはわがままで、天気がよく陽が当たると暑いとかまぶしいとか、また雲が多ければ寒いとか暗いとかいうものである。
写真の場合も天気が良すぎると、コントラストが強すぎて色がよく出なかったりする。そうかと言って曇りでも空抜けになって色がきれいに出ない。
鳥の写真の場合は程よい明るさで太陽が雲に隠れて、背景がしっかりして抜けていると羽の色がよく出る。
今回の天気はあいにくの暗い曇り空で、そのカラムクドリは見上げる枯れ枝に止まる。そこから下にあるピラカンサの実に取りつくのである。
全身をきれいにファインダーに収めたいと思うが、上の枝に止まっているときは、背景が空抜けになってしまい、赤い実を啄むときはその木の中に入ってしまう。
思うように被写体になってくれない。そこは腕でカバーすべきであるが、その腕もないので与えられた場面で最善を尽くすしかないのが現状である。
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