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2018年1月

アリスイ    雪で蟻が見つからない

 雪がたくさん降ると鳥を見つけやすくなることがある。冬鳥たちは夏は山にいて思う存分自由を謳歌して、冬になると里に下りてくる。

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 ところが里に来て餌ががあるかと思うと、大雪が降ったりして地面を真っ白な雪が覆ってしまう。それでも山の雪とは違うので餌探しに雪の上に出てくる。

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 そんな場面を雪がらみで狙えるといいなと思いながらの早朝の散策である。雪に赤い鳥を探したが、双眼鏡に見えるのは背中の模様から判断するとアリスイである。

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 鳥というより蛇の背中に似た模様をしている。灌木の樹皮に嘴を差し込んで何か虫を探しているように見える。好物の蟻を見つけたのかどうか?

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 昨年は出遭いがなかったアリスイに、雪の日に遭えたことはうれしい限りである。残念ながらよいところには出てくれず枝被りになってしまった。

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 例年この近くには姿を見せてくれてるので、同じ個体であれば二年ぶりのご無沙汰である。吐く息も白くなる河原の冷え込みであるが、満足して帰途についた早朝であった。

 

 

タヌキ   雪原の見返り

 雪が降ると喜ぶのは子供か犬ぐらいだろうと思っていたが、月曜日に降った雪が週末まで残っているかなと、心配する子供心に還った自分がいる。

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 子供のころは雪の朝がたのしみであった。雪は音を吸収するので、窓を開けては積もりゆく静かに降り続く雪を眺めたものである。

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 白い雪に赤い鳥を期待して早朝の河原を歩く。誰も歩いてない雪に足跡をつけながら歩くのも楽しみの一つである。

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 その足音に反応した動物が目の前の藪にいる。静かに待っていると、ノソリノソリと姿を見せたが、きれいなすがたのタヌキである。

 正面からまじまじと見ると結構かわいい顔をしているが、タヌキに関する言葉を思いだしてみると、あまりよく言われていない。

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 まず思い出すのは 「狸寝入り」 「狸から上前」 「捕らぬ狸の皮算用」 「狐七化け狸は八化け」 「狐と狸の化かし合い」 「犬一代に狸一匹」 「狐をもって狸と成す」などである。

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 どの言われも決してほめ言葉にはならない内容であるが、見返りの姿の光る眼を見ると、なぜそんなに悪者になってしまったのと、聞いてしまいたい雪の出遭いであった。

第五回 「多摩の野鳥たち」 無事終了の御礼

 第五回 「多摩の野鳥たち」   たくさんのご来場ありがとう御座いました。

無事4日間の展示を終わることが出来ました。  多くの方のお褒めの言葉やご指導を糧に、来年もさらに成長して開催できるように精進します。今後ともよろしくお願い致します。

 

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イカル   見返りがきれい

 公園を歩いていると「キーコ、キーコ」という鳴き声がきこえる。近くにイカルがいるなと樹木を見上げると、数羽のむれの姿。

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 イカルが見つけやすいのは、群れでいることと鳴き声が大きくわかりやすい。地面に降りることが多いので、近づくと飛び立つからである。

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 その上地面の餌場が良いと、遠くに行かずにじっと待っていて、安全だとわかるとすぐにまた同じところにおりてくる。

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 イカルの特徴は紺色の頭と大きな黄色の嘴、グレーの背中に濃紺の尾羽と風切羽である。だから樹木の上に居て見上げた時、白いおなかしか見えないことがある。

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 それでは絵にならないので一番のお気に入りのポーズは、背中を見せて振り返ってくれることである。

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 そんな思いが通じたのか地面に降りたイカルが、飛び上がって樹木の幹に見返り風に止まってくれた。

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 背後が気になるのか左右を振り返ったところを、そのスタイルが良いんだよとナイスショットした場面である。

 

コハクチョウ  Ⅱ  戦闘機のように

 コガモなどの小さな水鳥の飛び出しを見る機会は多いが、大型のハクチョウなどのそれは機会が少なく、やはりダイナミックで見ごたえがある。

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 獲物を捕って水中から飛び出すミサゴなどは直接飛び上がっていくが、ハクチョウになると助走がないと飛びあがれない。

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 それも見ているとその助走もそこそこの距離が必要に見える。一羽で飛び出すときは大きな旅客機の離陸を思わせる。

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 ところが群れで一斉に飛び出すときは、次々に飛び出していくので、スクランブル発進の戦闘機を連想させる。

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 それも上昇中の重なり合うように見える姿も、まさに戦闘機の編隊の訓練飛行のようで楽しめる場面である。

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 あいにく冷え込んだ早朝の曇り空ではあるが、それにも負けないでコハクチョウの真っ白な飛翔姿が美しく映る。

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       優雅な飛翔

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 田んぼで餌を採る姿は美しいとは言えないが、こうして空を飛ぶコハクチョウの姿に魅了されるのである。

 

 

 

 

コハクチョウ   飛び出し

 霜の降りた冷え込みの厳しいコハクチョウの塒を覗きに行ってみた。「塒を覗く」というと聞こえは悪いが、観察と言えばよいのかもしれない。

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 枯れた蓮の茎が折れて倒れている沼のその塒に着くと、まだたくさんのコハクチョウや水鳥がいる。

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 オオハクチョウやシジュウカラガンも来ていると聞いたので、目を凝らしてくまなく探してみるが、それらしき鳥の姿は見えない。

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 コハクチョウも次々に小さな群れで飛び立っていくので、すでに餌場の田んぼに向かって飛び立ってしまったのかもしれない。

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 後を追いかけて広い田んぼを探すのも大変なので、ここでその飛び出しをじっくりと観察することにする。

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 数羽の群れでのんびりと泳いでいるが、中には羽の色が少しグレーがかった嘴の黄色の薄い幼鳥も含まれている。

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 沼の水の端っこの方にゆっくりと移動したかと思うと、リーダー格のコハクチョウが水面をかけるように羽ばたきだすと次々に続いてくる。

 ちょうど飛行場で飛行機が飛び立つ時のイメージに似て、なかなか見ごたえのあるコハクチョウの飛び出しである。

 

 

 

 

 

オオワシ   トビの挑発

 オオワシのいる葉が枯れた松の木の近くにトビが旋回して止まった。その目つきを見ると何かオオワシにもの言いたそうである。

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 そんなことを無視するかのようにオオワシはマイペースで寛いでいる。それを見ている身としては、トビがちょっかいを出してその飛び出しを期待する。

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 わが意の期待に応えようとしたのかトビは、オオワシの視線に入る位置に移動して、相対する形をとった。

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 それでも傍若無人を決め込むオオワシに我慢ができないトビは、目の前を旋回して挑発するがそれも無視されてしまう。

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 要はトビなど相手にしていないのである。オオワシが獲物を捕ってかえってくると、カラスなどが執拗にそれを狙うが、トビも同じことをする。

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 カラスはまだしも同じ猛禽類として、トビがするその行為を見下しているのである。そんなトビも数羽オオワシの近くを通りすぎていく。

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 風を待っているのか無風の冷え込んだ早朝のオオワシは、同じところに止まって動く気配がない。

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 時折フェイントをかけるように姿勢を低くしたりするが、すぐに羽繕いの体制に入ってしまう。そろそろ時間切れの撤収の時間帯になる。次回のチャンスを期待して帰途についたのである。

 

 

 

 

ヨシガモ   恋の季節

 冬を越す水鳥の中で好きな鳥の一つにヨシガモがいる。いつもオシドリなどと共に越冬している池に行ってみた。

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 早朝だったのでお休み中の鳥たちが多い中、動き回っている鳥を見てみるとヨシガモである。

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 オシドリの姿は見えないが、はるか向こう岸にたくさんの鳥たちが首をすくめているので、その中が興味あるところである。

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 というわけで広い池で双眼鏡で覗いても見当たらないので、目の前でいちゃいちゃしているヨシガモのペアーを観察することにする。

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 オスの羽はエクリプスからきれいな生殖羽になって、まさに恋の季節到来を思わせる雰囲気である。

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 ヨシガモは頭の部分の緑色の金属光沢の輝きと、ふんわりと白く光る尾羽とその下に見える黄色の部分が魅力的である。

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 お互いに向き合って頭を何度も水面に付けるように動かすと、双方の了解が得られたようで接近する。

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        メスは満足そうに羽ばたきをした

 するとメスは水面下に潜るように体を低くしてオスに背を向けると、オスは後ろに回ってメスの上に乗る。

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      仲よく寄り添って水面を滑るように移動するカップル

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 オスは嘴で下にいるメスの首をやさしく愛撫しながら、カップリングは成功したようである。

 

 

アトリ    ひょんなところで

 鳥運は悪い方ではないと思っているが、昨シーズンあれだけの群れでやってきたアトリには、今シーズンなかなか出遭わなかった。

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 それに引き替え今シーズン多いのはイカルである。公園でも河原でもどこに行ってもイカルの姿は見える。

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 そのイカルが目の前に群れで現れてそれを追いかけていると、遠目に何か違う姿の鳥がみえる。

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 よく見てみるとなんとアトリである。イカルの群れと一緒に地面に降りて採餌ちゅうであった。

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 今シーズンはなかなか出遭いの無かったアトリが、こんなところで出遭えたと、いささか興奮気味にレンズを向ける。

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 近づくと飛び立って近くの樹木の枝に止まって様子を眺めている。その樹木を見るとなんとアトリの群れがいるではないか。

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 きれいなオスの姿は少ないが、意外なところで出遭った無欲のアトリとの出遭いであった。

 

 

 

ヒヨドリ   ネズミモチの奪い合い

 天敵のいない公園では、ヒヨドリが警戒心もなく大威張りでネズミモチを食い漁っている。

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          ここは僕の見つけた場所だぞ!

 ネズミモチという名前だけから連想すると、あまり美味しい食べ物ではないと思ってしまうが、そうでもないらしい。

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                 向こうに行けよ!

 中国では「女貞子」と言って薬草の一種で、若返りの妙薬と言われている。日本ではその実の形がネズミの糞に似ているところからネズミモチと呼ばれているらしい。

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                おーっやる気か?    まずい雰囲気だな!

 かろうじてモチとついているので少しは救われるが、見た目ではネズミの糞を想像してしまう。そうであればもう少し美味しそうな、良い名前を付けてもよかったのではと思う。

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         ちょっと待てよ、仲よく食べようぜ!

 その実の味はかじると苦いといわれているが、まだ試したことはない。日本でもお茶にして飲んでいる人もいるようである。

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         そうだよみんなで仲良く食べて、長生きしよう!

 東洋医学の発祥地中国では、胃腸を元気にして、肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓の五臓を安らかにし、心の療養をし、あらゆる病気を取り除く不老長寿の妙薬とされている。

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          妙薬はこうしてゆっくり食べるもんだよ!

 そんな効能のあるネズミモチは公園を歩くといたるところにある。鳥たちもその実の旬を知っているので、おいしく食べられる時期になると一気になくなってしまう。

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        食事の後は水を飲んで消化を良くしないとね!

 この次は鳥たちに負けないで、不老長寿にあやかりたいものである。そんなに長生きをしてどうするんだという声も聞こえてきそうだが、かつての中国の英雄はその妙薬を求めて領土を広げてきた歴史もあるように聞いている。

 

 

キジ    早朝のびっくり

 東の空に朝陽が上り始めるころ河原の土手を歩いていると、けたたましいキジの鳴き声が聞こえてきた。

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 その方向に目を向けると、慌てふためくオスのキジの姿がある。何事かとよく見ると、近くの葦の倒れた叢を走り回る白と黒のブチ模様の猟犬の姿がある。

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 よく見かける猟犬だが、早朝の犬の散歩の途中、人のいないところでリードを外して、犬を遊ばせる人がいるのである。

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 自由になった犬は足元が深い叢でも喜んで走り回る。それを見ているバーダーとしては一つの楽しみの期待感がある。

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 何故かというと、くさむらに隠れている鳥たちが飛び出してくるからである。鳥以外でもタヌキなど小動物がびっくり顔を出すこともある。

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 このキジも驚いて飛び出し水辺まで来て、まだ興奮冷めやらぬ状態であたりを見回しているところである。これも早朝の徳の一つになるのだろうかと、ほくそえんでいる早朝散歩である。

ルリビタキ   梅はまだかいな

 朝夕の冷え込みは厳しいが、冬至も過ぎると夕暮れがだんだん遅くなる。そんな陽気でも晴れた日には昼間の陽の暖かさが背中に心地よい。

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 公園の擬木でできた階段を歩くと梅の木がたくさんある傾斜地に出る。ここには今シーズンは二羽のルリビタキのオスが入っている。

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 3年目ぐらいか結構ブルーが鮮やかできれいなオスである。最近は、サービスよくまだ蕾が固い梅の木に止まってくれる。

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 この梅畑も「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」といわれるが。梅の枝の剪定は全く行われていない。

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 細かい枝が伸び放題でかたちとしてはあまりよくない。できれば花が咲くまでに、きれいなルリビタキがいるので、細かい枝を剪定して枝を整えたいものである。

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 そんな梅の枝に止まったルリビタキは、固い蕾を見ながらもう少しで甘い香りが楽しめるんだねと、待ち遠しく覗き込んでいる開花待ちの姿である。

 

 

アオゲラ    ヒヨドリに睨まれて

 陽のあたり始めた朝の公園、少し前紅葉を楽しませてくれたモミジの木、葉がすっかり落ちてしまったその木にアオゲラがやって来た。

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 樹液を吸うべくモミジの木の皮に嘴を差し込んで、頭を右左に傾けながら夢中になっている。そんなところに背後からほかの鳥が接近しても気が付かない。

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 アオゲラの近くの枝に静かに止まったのはヒヨドリである。ヒヨドリは意地悪っぽくその姿を横目で見ながら、「何をしとるねん」と聞いたかどうかはわからないが、そんな雰囲気である。

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 なぜにヒヨドリが西の方の言葉の訛りがあるのかも定かではない。目つきを見るとそんな感じがしただけである。

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 当のアオゲラは背後にその目を感じながら樹液を吸っていたが、どうも気分が悪い。「ヒヨ君、向こうに行ってよ・・・」と言いたげなまなざしを向ける。

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 それでも居座るヒヨドリ、人の世界でも見られそうな光景であるが、業を煮やしたアオゲラはヒヨドリを後目に飛び出したのである。

 

カシラダカ   絶滅危惧種?

 群れで飛び回るカシラダカ、冠羽がありミヤマホオジロに似ているので、よく間違えたりするが、その群れの中にミヤマホオジロが混ざっていたりするので侮れない。

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 そんなわけでカシラダカの群れがいると注意深く観察することが多い。そのカシラダカが絶滅危惧Ⅱ類に位置付けられた。

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 IUCN(国際自然保護連合)が2016年12月8日に発表したIUCNレッドリストに載っているのである。

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 そうとは聞いても普段出遭うカシラダカの群れの感じでは、あまりその危機感は感じられない。

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 ところが、過去30年間を見ると、その数は76~87%ほどの個体数の減少がみられるという。

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 それではと、目の前に来てくれたカシラダカをよく観察していると、それぞれ個性的な顔をしているなと感心したところである。そのうちに珍鳥として、もてはやされるようになるのだろうか?今のうちに大事にしておこうと思った鳥見人である。

 

 

キマユムシクイ    越冬の予定?

 この時季も元気に我が物顔で公園をとびまわるキマユムシクイ。長い間いるので公園の各所で見かけるようになった。

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 本来であれば旅鳥なので越冬地へ向かっているはずなのに、この公園の居心地がいいのか越冬するつもりである。

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 聞耳頭巾を持っていれば、そのあたりを確認したいところであるが、動きが速く忙しくて声をかける暇もない。

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 定刻に姿を見せると、その姿を追いかけるだけで一苦労である。動き回る様子から察するとどうも越冬しそうな雰囲気である。

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 越冬と言えば最近は地球温暖化の影響か、南の方面に向かうはずの鳥がこの地で冬を越して春を待っていることがある。近くの河原では毎年ノビタキが越冬している事実もある。

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 気候の変化に対して自然界に住む鳥たちは敏感に感じているのかもしれない。そのうちに南の国のカラフルな鳥たちでいっぱいの公園になるのだろうか。それもまた楽しみである。

コゲラ オス   頭部に赤が

 鳥の装いは一般にオスがおしゃれできれいに着飾って、メスは地味なスタイルをしている。一番目立つのはオシドリで、まったくその区別がわからないのは雌雄同色の鳥たちである。

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 陽が上って暖かくなりはじめた公園を歩いていると、「ギーッ」という鳴き声と共にコゲラが、目の前のまだつぼみが固い梅の木に止まった。

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 コゲラは一見雌雄同色に見える。普段は隠れていてなかなか見ることができないが、実はオスは頭の後ろに赤い毛の部分がある。

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 青ゲラのオスなどは真っ赤な大きな帽子をかぶっているが、このコゲラは名前のごとく小さな赤い羽毛を持っておしゃれをしているのである。

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 控えめなオスはその赤い部分をあまり見せてくれない。幸い目線にいるコゲラは後ろを向いているので、その赤い部分がよく見える。

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 もう少しよく見えるように着飾って生まれても良いのではと、鳥創造の神様にその真意を問いたいところである。

 

 

 

ルリビタキ   出迎えの青い鳥

 山の樹木はすっかり葉が落ちて見通しがよく効く。普段葉陰で見えない見下ろす道路に小さく車が見える。

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 その落ちたたくさんの枯葉が積もった山道を登っていくと、目の前を横切ったのはルリビタキのオスである。

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 いかにも来るのを待っていたかのように、近くの大きな杉の木のそばの灌木の小枝に止まってくれた。

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         背景が青い空に!

 しかも朝陽が順光になる場所でポーズをとってくれる。ワンポーズではつまらないと察してくれて、小枝の間を飛び回ってくれる。

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 なかなかできたルリビタキだと感心しながら、ファインダーを覗く。しかもその上きれいな青い色を見せてくれれているが、背景が青空になってしまったのが残念である。

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 山に入って最初の出遭いがルリビタキでうれしさもひとしお、目当ての鳥も同じように出てくれると期待しながら、散策路の枯葉を踏みしめて上る山道である。

ヒヨドリ  Ⅱ   旺盛な食欲

 公園を歩いていても、河原を歩いていても、街の中を歩いていても、どこでも見かけるのがヒヨドリである。

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 結構大きな声で鳴くので居場所はすぐにわかる。どこにでもいるので、あまり人気がなくカメラのレンズを向けることは少ない。

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 シロハラを探していてヒヨドリだったり、トラツグミかと慎重にレンズを向けると、それもヒヨドリだったりする。

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 そんなときは、「ああ・・ヒヨか」と声のトーンも落ちる。それでも目当ての鳥がいないとき、集団で行動していると興味をそそる。

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 公園の散歩道の池の端にあるネズミモチの木の実に、十数羽のヒヨドリがにぎやかにとりついている。鳴き声もすさまじいがその動きも負けていない。

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 我先にと黒みがかった濃いブルーのネズミモチにむらがる。しかし、このあまり人気のないヒヨドリも、世界では日本とその周辺にしか生息していないということで、海外の人には人気があるようである。さぞかしこんな場面を見たら、大喜びすること間違いないだろうと思う。

 

 

ヒヨドリ    本命いなく主役に

 早朝の池のある公園に猛禽の出現を期待して行ってみた。驚いたことに誰もいないかと思ったら大勢の人の姿がある。

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 こんなに人がいたのでは鳥たちもいないだろうと思いながら、公園内を歩いてみる。公園の広場には人は多いが、池の周遊路はそれほどでもない。

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 公園の広場では高齢者を対象に、朝の運動や太極拳などが行われていたようである。まさに、健康志向と高齢化社会の現実を目の当たりにした感じである。

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 公園内の鳥たちは、池の水面にはハシビロガモやオナガガモ、キンクロハジロなどが泳いでいるが、本命の気配がない。

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 その代わりといっては何だが、ヒヨドリの数が多く、鳴き声や飛び交う姿がやかましく感じる。池の端にある赤い実がたくさんついている”クリスマスホーリー”だろうか、その実を食べに来ているのである。

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 池の周りをジョギングする人や散歩をする人が通るたびに、近くの大きな樹木に身を隠し通り過ぎると、また降りてくる。

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 その数はかなり多い。なぜかと問えばヒヨドリを朝食にしていた猛禽が、ここのところ姿を見せないのだという。本命居ぬ間に赤い実を見せびらかすかのように、わが天下のようなヒヨドリの食欲風景である。

 

 

 

キマユムシクイ   ムシクイの柿食い

 ムシクイという名前をもらっているので、虫だけを食べるのかと思っていたら、熟した柿をおいしそうに食べている。

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 さすがに寒の入りだけあって寒い朝、日の出前からキマユムシクイを待つことにした。防寒は背中に貼るカイロで万全かと思いきや。

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 じっと動かないで待っていると、冷え込んだ寒気でさすがに寒い。7時を過ぎると太陽が昇って来て、その陽ざしが暖かくありがたい。

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 画像のためには本来は強い陽ざしがないほうがいいのだが、典型的な冬型の気圧配置になり関東地区は晴れの予報である。

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 低い位置から出る冬の朝日は、狙っているキマユムシクイが出るところには、逆光になるのであまり歓迎はしないのだが、寒さを考えると痛しかゆしである。

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 主人公の登場はギャラリーが少なかったせいか、いつもの出勤時間より遅れている。それでも人が多くなるといつものように姿を見せてくれた。

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 最近の行動は、最初に柿の実を食べてから隣のヒバの大樹に入る。この柿の木はヒヨドリが縄張りとしていて、他の鳥たちが入ってくるとすぐに追い出しにかかる。

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 そんなわけでキマユムシクイも追い払われることが多いが、今回はうまくその間隙をぬって柿の実にありついている。熟したおいしそうなところを、ホバリングをしながら口にしているムシクイの柿食いの風景である。

 

 

 

 

ベニマシコ    伴侶を見つけて

 「よき伴侶に恵まれて」などと言われるが、早朝の河原を歩いていると、そんな光景を思わせるベニマシコのペアーがいた。

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 「伴侶」という言葉は耳に心地よく響く。「伴」という字は、人偏に半でお互いに赤い糸を引きあう二人を思わせる。

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 「侶」は人偏に口二つで、二人で協力しながら食べていくと解せば、良きパートナーを見つけたということだろうか。

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 このベニマシコのペアーもつかず離れずで、近くの枯れた草の実を仲良く食べていた。二羽とも嘴に草の実をつけて夢中である。

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 草の枯れ枝にとまるときもオスを上にして、メスは背中を見せて下の段にとまっている。控えめなメスと頼りがいのあるオスのよきペアーの姿を思わせる。

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 こうして越冬地でよき伴侶を見つけて、春になると北の繁殖地に帰っていくのだろうなと、ほほえましく眺めた河原のベニマシコである。

 

 

オナガ   僕も欲しいな

 残り少ない柿の実を取り合うオナガたちがにぎやかであった。面白そうなのでたまたま持ち合わせた「聞き耳頭巾」をかぶってみた。

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        「おいしそうに柿の実を食べているな・・・」   「僕も欲しいな」

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      「えいっ 実力行使だ」    「おい、僕にも食べさせてくれよ」

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         「いやだね」  「そんなこと言うなよ」

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        「ここは僕の見つけたところだから駄目だよ」 

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           「ゆっくり食べよう!」       

 ということで独り占めできたオナガであった。得意になってその長い尾羽を持ち上げて柿を口にしているところである。

 

アカハラ  朝陽を浴びて

 早朝の冷え込んだ河原を歩くと陽の出前の冷気の朝もやが土手下を流れる。遅い朝陽が昇ってくるとその靄も消え、コントラストの強い光が横から差し込んでくる。

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 赤い鳥を探して歩いていると少し大きめの赤い鳥が、朝陽の照らす樹木の横枝にとまった。

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 胸の色が鮮やかなアカハラである。しばらくあたりを見回してから地面に降りて採餌を始めた。

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 朝の強い光でアカハラの良い色が出ないが、胸から腹にかけての赤い部分がきれいに見える。

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 先週初めて見かけたが、枝被りがひどい場面ばかりで絵にならなかった。それでもといろいろな角度を狙ったが、そのうちに飛ばれてしまった。

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 今回もすぐに地面に降りてしまったので、良い構図にはならないが、今シーズン初めてその姿をまともに被写体にすることができた早朝である。

メジロ    マユミが大好き

 公園の数か所にあるマユミに、その木の実を食べに鳥たちがやってくる。四つに割れたピンクの果皮から赤い四つの実が出てくる。

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 その赤い実を食べに来るのである。一説によれば、人がたくさん食べると毒性があるともいわれているが、人気のある食べ物である。

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 枝に葉があって果皮がピンク色できれいな時は、中にある赤い実が採れないので、鳥たちもすくない。

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 やがて葉が落ちてピンクの果皮が割れてくると、赤い実を求めてたくさんの鳥たちが集まってくる。

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 中でも絵になるのはコゲラ、メジロなどで、たまにルリビタキなどが来てくれるとうれしい場面であるが、メジロに遠慮して控えめである。

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 そのメジロはヒヨドリが来るとおいしい餌場を明け渡さなければならない。それでもアクロバットさながらのスタイルで、うまくマユミの赤い実を口に運んでいる公園風景である。

キマユムシクイ  針葉樹の中で

 小さくて動きの速いキマユムシクイに再度の挑戦をした。その早い動きの中で、何とか全身が入り、その特徴がわかるような一枚をの思いである。

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 定刻になると必ず公園の大きなヒバのような樹木にやってくる。機嫌の良い時は、それでも樹木の外側の低い位置にある枝に姿を見せてくれる。

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 緑の葉陰に入って動き回ると追いかけるピントがなかなか合わない。すぐ手前の枝や葉に焦点が持っていかれてしまう。

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 珍しい旅鳥を追いかける集中力をいろいろな面で発揮したら、もう少し良い人生がおくれたかもしれない。

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 「好きこそものの上手なれ」というが、まさにその通りで陽が昇るころには必ず現地にいるという行動をとっている。

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 なんだかんだと言いながら、腕の悪さを言い訳して少しピンあまのキマユムシクイである。もう少しいてくれそうなので納得の一枚を残したいものである。

 

 

 

メジロ   山茶花の花と

 冬至を過ぎてから陽が沈むのが少し遅くなってきたが、日の出はまだ遅くなっているようである。

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 霜が降りた公園の散策路の枯葉は、陽が出始めると霜が解けて枯葉が光ってくる。それとともに枯葉を踏む足音が少し小さくなる。

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 朝陽をあびた山茶花の赤い花が、逆光で透けてピンク色に見える。そんな山茶花の枝にメジロが群れで、赤い花の蜜を吸いにやってくる。

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 公園の散策路を散歩の人が通ると、警戒心から一斉に近くの樹木に移るが、また山茶花の花に戻ってくる。

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 その群れの中に違う鳥が混ざってないかと注意深く見分けるが、今朝はメジロとシジュウカラ、ヤマガラだけのように見える。

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 いつも公園で楽しませてくれる留鳥のメジロは、何か花とか木の実とかに絡んでくれると、結構よき被写体となってくれる鳥である。冬鳥を探しながらの早朝の公園散歩である。

 

 

 

キマユムシクイ   青、赤の次は黄色か

 今シーズンは冬鳥がたくさん来ているが、それを待っている公園の冷え込みは厳しい。それを我慢してでも何とかファインダーにと狙っているのはキマユムシクイである。

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 ムシクイというとかなりの種類があって、なかなか判別が難しい。鳥たちはほとんどが虫を食べたりするのに、なぜこの鳥だけがムシクイという名をもらったかはよくわからない。

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 よく出遭えるのは、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイ、イイジマムシクイなどであるが、旅鳥でたまに会える珍鳥の部類は、このキマユムシクイ、カラフトムシクイ、モリムシクイ、ヤナギムシクイ、キバラムシクイなどである。

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 確かに並んで見比べるとその違いははっきり見えるが、枝の間をチョコマカと動く姿ではその判別は難しい。

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       睨まれてしまった!

 このキマユムシクイも動きが早くレンズで追いかけるには苦労する。ちょうど来ているキクイタダキも小さくて動きが早いが、それよりも素早く動くような気がする。

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 ましてや常緑樹の中にでも入ってしまうと、それこそ見つけるのが大変である。陽が上ってくると、ほかの鳥たちも混ざってくるので判別には困難をきたす。

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 朝陽に照らされて羽の色がよく出ないのが残念であるが、きれいな後ろ姿をしている。キマユといわれる白い眉斑がムシクイの特徴であるが、黄色がよく出ない。

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 このムシクイは人気者なので、朝方の人の少ない時間帯を狙わないとその全容はなかなか撮らせてくれない。早起きは三文の徳で良いところに出てくれた早朝の公園である。

 

 

ベニマシコ   青の次は赤

 ぐっと冷え込んだ早朝の河原を歩くと、冷たい北風が土手下から吹き上げる。頬をなでるその冷たさはちょっとした緊張感を与えてくれる。

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 年末にも赤い顔をしたサンタさんがプレゼントをしてくれたが、年明けには青い鳥が幸せを運んでくれた。

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 今年も一年間良い鳥見ができそうである。朝霧の立つ土手下の湧水池の上を歩くと東の空からは遅い朝陽が昇り始める。

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 指先だけが自由に使える手袋をしていると、その指先だけが冷たくなっているのを感じる。

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 最近は背中に貼るカイロをつけてバックパックを背負っているので、程よいぬくもりで心地良いが、指先は厳しい寒さに動きも鈍い。

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 それでも野鳥たちの動きに遅れまいと連写音を響かせる。その音が耳に入るのが楽しみの一つでもある。

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 そんな中最近人気のミラーレスカメラは、その心地よい連写音がなくかなり性能が良いらしい。季節ごとにやってくる鳥たちの姿は変わらないが、それを狙うカメラの進歩は目覚ましいものがある。今年も機器に恥じないような作品を生み出したいものである。

ルリビタキ   幸せの青い鳥

 新しい年になって初めてわが公園を歩いてきた。朝からお酒が飲めるお正月は、油断すると運動不足と食べ過ぎで、ベルトの穴が合わなくなってしまう。

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 公園の森もすっかり葉が落ち見通しがよくなって、鳥たちの姿を追いかけるには好都合で、見つけやすくなっている。

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 その落ちた葉は散策路埋め尽くして、靴が埋まるほどになり、冷え込んだ早朝はその葉に霜が降りて、歩くとザクザクと音がするほどである。

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 年末から新年にかけてわが公園は賑やかである。冬鳥たちがたくさん来ているので、それを狙ったカメラマンの姿を多く見かける。

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 普段は公園で会う人はほとんどなじみの人が多いが、今シーズンは知らない人がたくさんいるようである。

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 そんなわけでいつものルリビタキも少し控えたところに姿を見せる。ブルーのきれいな2個体がかわるがわる挨拶をしてくれる。今年も初撮りが”幸せの青い鳥”なので良い一年になりそうである。

 

初夢   一富士、二鷹、三茄

 新しい年を迎えると希望に燃えて、今年こそはこうしようああしようといろいろ考える。若いころは新年を迎えると希望と夢に燃えたものである。

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 ところが還暦を過ぎて先が見えてくると、気持ちだけは生涯現役を目指しているが、新しい年を迎えるたびに、夢よりも現実重視になってくる。

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 せめて初夢だけでもと思う。1日か2日の夜に見る夢が「一富士、二鷹、三茄子」のどれかが出てくると縁起がよいといわれている。

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 このほかにも蛇にかまれる夢は金運がよくなるとか、いろいろないわれがあるが、最近見る夢は現実的である。せめて今夜は縁起の良い夢にあやかり、良い一年にしたいものである。

 

謹賀新年   2018年の夜明け

 東南の空を明るく照らし始めた2018年の日の出。

 新年おめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。今年はイヌワシにも挑戦したいと思います。

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        近所の高台の初日の出

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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