キジ 早朝のびっくり
東の空に朝陽が上り始めるころ河原の土手を歩いていると、けたたましいキジの鳴き声が聞こえてきた。
その方向に目を向けると、慌てふためくオスのキジの姿がある。何事かとよく見ると、近くの葦の倒れた叢を走り回る白と黒のブチ模様の猟犬の姿がある。
よく見かける猟犬だが、早朝の犬の散歩の途中、人のいないところでリードを外して、犬を遊ばせる人がいるのである。
自由になった犬は足元が深い叢でも喜んで走り回る。それを見ているバーダーとしては一つの楽しみの期待感がある。
何故かというと、くさむらに隠れている鳥たちが飛び出してくるからである。鳥以外でもタヌキなど小動物がびっくり顔を出すこともある。
このキジも驚いて飛び出し水辺まで来て、まだ興奮冷めやらぬ状態であたりを見回しているところである。これも早朝の徳の一つになるのだろうかと、ほくそえんでいる早朝散歩である。
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