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2018年4月

イソヒヨドリ     ここにいるのに?

 植物、生物など自然界の動きが活発になる時季。寒い冬から暖かい陽射しを浴びるようになると、あらゆるものが動きはじめる。

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 海岸に打ち寄せ砕け散る白い波の音も、青い空の下では軽やかにリズミカルに聞こえてくる。

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 そんな岩の上できれいな声で囀っているのは、イソヒヨドリのオスの響きである。砕ける波の音に負けないで聞こえてくる。

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 その張り切っている大きな鳴き声は恋人募集中だよと聞こえる。岩の天辺でしばらく鳴き続けるとほかに飛んでいくが、すぐに戻ってくる。

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 そのさえずりを聞いているのは、海岸の岩陰というか、積み重ねられたテトラポットの上を飛び回るイソヒヨドリのメスである。

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 その風采は地味にまとめてあまり目立たないが、よく見ると胸のまだら模様がきれいな装いである。そのメスが「私はここにいますよ!」と、言ってるようにも見える海岸の絶壁の下である。

 

 

 

キジ    鳥なのに走りが得意

 今シーズンはキジとの出遭いが多い。一時は猛禽類に狙われてその数が減少したといわれていた。

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          「ケーン、ケーン」と雄叫び

 若草が芽吹いて花が咲き始めるこの季節には、大きな声で鳴いて縄張り宣言と繁殖活動を始める。

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 国鳥と言われて一応鳥であるが、あまり飛び回るのは得意ではなく、歩く鳥を選択している。それでもいざというときは低いところを滑空する。

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 暖かなのどかな春の陽射しの草原にはその赤い頭を見ることができる。のんびりとゆっくり歩いているが、警戒して動くときは早い。

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 この辺に隠れたなと思って出てくるのを待っていると、意外なところから飛び出したりすることがある。

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           全力で!

 背を低くして叢を移動するその速さは驚くほどである。その姿は、飛ぶのは苦手だが走りは負けないよと言っている。

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 調べてみると、その走るスピードは時速32キロメートルだという記録があるという。確かに逃げ隠れた藪から、まったく反対側からでてきたこともある。

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         セーフと言ったかどうか?

 そんなキジもホロ打ちの時は背を伸ばして体を大きく見せて、自分の体がよろけるぐらいに羽ばたきをする。

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         いかにも堂々と!

 しかもその音は「ドッドッドッドッ・・・・・・」と、重量感があり、なぜそんなに大きく羽ばたくのだろうとその見ごたえに感心するが、そのあとの歩きはいただけない休耕地の国鳥キジの姿である。

 

 

 

イカルチドリ   飛翔

 春の石ころがごろごろしている河原には、鳥たちが営巣していることが多い。河原の石に擬態しているので、鳴いてくれるか飛んでくれないとわからない。

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 知らないで河原を歩いていると、足元から飛び出すことがある。コチドリやイカルチドリである。

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 今朝も突然飛び出したのはイカルチドリである。低く飛んでは距離を測って、先の水のあるところに降りる。

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 少し近づくと、今度は高く飛び回って遠くに行くわけでもなく、再び近くに降りてくる。さては近くで営巣かと見回してみる。

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 晴れた河原の石ころとイカルチドリの姿は、よく見ないと見分けがつかない。今の時季だからどこかに営巣地があるはずである。

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 「ピッピッピッピッピッ・・・・・・」とと鳴きながら近くを飛び回るのでそのあとを追いかけるが、なかなかそれを撒くのもうまい。

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          青空を気持ちよさそうに!

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 ただ飽きないのは、チョコチョコと小走りに歩いては、ピョコンと頭を下げるしぐさが面白い。それでも飛翔スタイルは、キビキビとしていてきれいに見せてくれるのである。

 

 

アカハラ   旅立ち?

 公園のアカハラも最近はよく姿を見かける。例年この時期になると全員集合して繁殖地へ旅立つようである。

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 普段はあまりその姿を見ることは少ないが、このところ公園の森ではアカハラが目立つ。

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 鳴き声も各所から聞こえてきて、かなりの数が集まっていることが想像できる。枝から枝へのシルエットだけを見ると、渡りの夏鳥を期待してしまう。

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 夏の高原に行くと「キョローンキョローン・・・・」と響き渡る声が、涼しさを感じさせてくれるものである。

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 でもその声をこの公園で聞くと、もう旅立ちだよと言っているように聞こえる。越冬の間はあまり姿を見ないので、こんなにいたのかとその数に驚くことがある。

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 来シーズンもまた仲間をたくさん連れてきてほしいものである。

 

 

 

カワラヒワ   花と

 西洋からしなにセッカを待っていると、他の鳥も結構やってくる。カワラヒワなどは他の樹木で鳴き声が聞こえると、そのうちに姿を見せる。

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 カワラヒワも見方によってはきれいな鳥の一種である。セッカの留守に目の前の西洋からしなにきた。

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 この場所は少しやせ形のイケメンのセッカの縄張りである。仲間には厳しく威嚇するが他の鳥には寛大である。

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 最初はセッカがペアーで戯れているのかと思ってみていたが、よく見ていると自分の縄張りへの侵入者を追い出していたのである。

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 そんなセッカもカワラヒワには懐の深いところを見せる。目の前にやってきたカワラヒワは、我が物顔に自由な振る舞いである。

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 しっかりと黄色の花を楽しんだ後は、そのきれいな黄色の羽を広げて見せてくれた。飛翔姿がきれいなカワラヒワである。

 

オナガ    新緑に映えて

 若芽が出てきたと思ったら日増しに緑が増えて、やわらかい緑色が目に優しく映る。そんな林の中をオナガの群れが遊んでいる。

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 若葉の黄緑色が逆光に透けた中に、水色のオナガの姿が良く似合う。早朝の公園への遊歩道を歩くとにぎやかな鳴き声である。

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 毎回思うことであるが、姿の割には鳴き声はいただけない。でもその鳴き声があるからオナガの存在を見つけられる。

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 オナガの近くにはツミが営巣していることが多い。今シーズンのツミの営巣場所もこの近くである。

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 暗黙の共存共栄かと思っていると、オナガの雛をツミが狙ったりもする。基本的にはツミはカラスのいたずらを防ぐ意味で、オナガと共存しているようである。

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 カラスの仲間のオナガが近くにいると、カラスの脅威が少しは減るのかもしれない。オナガも群れになるとその鳴き声は結構にぎやかである。

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 新緑のやわらかい緑の葉を背景に飛び回るオナガの群れを眺めて、その飛翔姿も捨てたものではないなと認識を改めたところである。

 

セッカ   Ⅱ   花にとまって!

 今回は、西洋からしなの花に止まってくれることを期待して待っている河原であるが、鳴きながら降りてくると、まっすぐに草の中に潜ってしまう。

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 どこから出てくるのかと眼を凝らして待っていると、意外と入ったところと違うところから飛び出してくることが多い。

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 敵もさるものでその点は用心深い。昨年と違って西洋からしなの花が少ないのと、その背丈が低いフィールドである。

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 その上ところどころに枯れて残った葦の背の高い茎があり、それが格好の止まり枝になってしまうのである。

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 セッカを待っているのを知っているがごとく、ここにいる個体は後ろ向きにとまったり、振り向いておちょくっているようなそぶりを見せる。

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 しかも最後は、「そう簡単には花止まりは見せないよ」と、言っているように顔を向けている河原のセッカである。

セッカ    河原で

 この時季に河原の空で「ヒッヒッヒッヒッ・・・・」と鳴きながら、スイングするように飛び回るのはセッカである。

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 そのあとに「カチッカチッカチッ・・・・」と言いながら降りてくる。その時にどこに降りるのかを良く見ていないと姿を見逃してしまう。

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 だいたい縄張りがあって同じところに降りてくるが、その追跡が困難なのは、経年変化の視力の衰えと飛蚊症が邪魔をしているのである。

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 昨年は満開でにぎやかだった河原の西洋からしなも、今シーズンは昨夏の大雨ですっかりその景観が変わってしまった。

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 満開の花の中のセッカを狙ってやってきたが、意に反して花のまとまったところにいかに止まってくれるかを待たなければならない。

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 夏日の河原はじりじりと照りつける日差しが、すこし薄くなりはじめた頭を容赦なく照りつける。そんな苦労も良いところにとまってくれれば、気にならないはずが思うようにいかない世の常である。

 

ダイサギ    婚姻色にお色直し

 川辺を歩くと必ず出会うのは白いダイサギで、心の中では「ああダイサギか!」とつぶやいてしまう。

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 そんなダイサギもこの時季、婚姻色に変身するときれいになって、なかなか魅力的に見える。

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 普段のダイサギから見るとお色直しという感じである。普段は黄色の嘴がこの時季には黒くなり、胸や背中にレースのような長い飾り羽が見える。

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 さらに目先が緑色がかってくるので、いかにもアイシャドウを引いてお化粧をしたように見えるのである。

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 目の前のゆっくり流れる川の中で獲物を狙っているダイサギは、まさにその婚姻色になり始めている。

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                  緑がかったアイシャドウか?

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 お化粧をした顔でゆっくりと歩いて獲物を狙っているさまは、今まさにいたずらをしようとしている悪女のようにも見える。水ぬるむ春の川辺風景である。

コサギ   婚姻色の奮闘

        水ぬるむ川に冠羽を立てた婚姻色になり始めたコサギが一羽。

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          「美味しそうな獲物はいないかな・・・」

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          「いくらなんもこれは大きすぎるな・・・」 大きな鯉が足もとに!

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          「いたぞ いた、それっ・・」

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           「あれ、逃げられた!」

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       「やっと捕まえたぞ! 苦労した割には小ぶりだな、まあ いいか」

ハヤブサ    喉を潤す

 晴れ上がった青い空の向こうに飛んで、しばらくすると獲物を持って戻ってくるオス。忙しそうに飛び回る健気な姿である。

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 それを待ち受けているメスは、獲物をうれしそうに受け取って口にしている。周りを警戒しながらも嘴を動かすのは早い。よほどお腹が空いていたのか。

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 今日の獲物はヒヨドリか?ヒヨドリだとすれば近くにいるイソヒヨドリかもしれない。お互い共存する暗黙の協定でもあるのかと思っていたが・・・・・・。

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 そうでないとすれば、生態系の食物連鎖でやむを得ないと納得するしかない。そういえば先ほどまできれいな声で囀っていた声が、聞こえなくなったような気がする。

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 おなか一杯になって満足したメスは、しばらくまったりとして寛いでいたかと思うと、突然飛び出して崖を背景に旋回して水場に向かった。

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 切り立った崖の上の方から水が流れ落ちているところにとまると、流れ落ちる水に嘴を差し出して喉を潤している。

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 ハヤブサの水飲みの場面はあまり見たことがないので、一部始終を興味深く見ることができた。

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 やはり体が大きいせいか水飲みにも時間がかかる。そんな時でも常に周りや背後を警戒しながらの水分補給である。そのうちに満足したのか、一気に飛び出しの場面も見せてくれたハヤブサである。

 

 

キジ    春はのどかに

 桜の季節が終わって初夏のような暖かさがあったかと思うと、そろそろしまおうかと思ってハンガーに掛けてある上着を着込むような日もある。

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 三寒四温の繰り返しで春がやってくるといわれた時代は過去になってしまったのか、春が無くていきなり初夏の雰囲気である。

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 広々とした叢には黄色のタンポポが群生している。そんな陽気に誘われて、久しぶりにのんびりと寝転がって青空を眺めてみる。

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 顔だけを横に向けると遠くに若草を啄みながら近づいてくるのは、真っ赤な顔をしたきれいなキジのオスである。

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 じっと動かないで目だけで追っていると、かなり近くまで来て、手元にあるデイパックの黍団子をせがまれてしまった。あいにく団子の持ち合わせがなくて、Liberaのチョコならあるよというと・・・・・。

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 子供じゃないんだからと、いきなり大きな声で「ケーンケーン」と自己主張をして、見事なホロ打ちを見せてくれた。

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 それを見ていると、暖かい陽気でやわらかくなったチョコは、美味しくないのを知っているかのようなパフォーマンスを見せる。

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    おとぎ話の世界で、「昔は鬼退治で活躍したんだぞ!」と言っているのかどうか?

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 「せっかく、黍団子をもらえたら家来になってやろうと思ってたのに」と、言わんばかりの”どや顔”で、睨まれて仕舞ったのどかな河川敷である。

 

 

 

ハヤブサ  Ⅱ   獲物を隠して

 小さな体で健気に働くオスを待っているのは、少し大きめのメスである。空中餌渡しを待っているが、じっと待つメスの下へ。

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 こんな光景を見ていると、人間の世界でも現実に身近にありそうな風景である。オスは獲物を持ってくると、休む間もなく飛び出していく。

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 近くの岩場ではイソヒヨドリのきれいなさえずりが聞こえる。ここからは逆光になるので、帰り際にファインダーにと考えて眺める。

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          脚には生々しい赤いものが!

 ハヤブサの足下なのに、よく高い岩の天辺で囀っているなと、少し心配になってくる。なぜなら渡りの時期には、ヒヨドリの大群に飛び込むハヤブサの姿が良く映像になっているからである。

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 山側から獲物を掴んで勇ましく帰ってきたハヤブサのオスは、しばらく高い枝で休んでいたかと思うと、海に向かって勢いよく飛び出していった。

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 どこに行くのかと追ってみると、やや逆光気味の海上を沖に向かっている。見えなくなったと思ったら、いつの間にかこちらに向かってくる姿がある。

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 その足には何か掴んでいるように見えるが良く見えない。上空を通り過ぎて一旦崖の上に入ったかと思うと、再び飛び出して断崖絶壁にある穴状のところに入って、獲物を隠したように見える。食欲旺盛なメスのためのハヤブサオスの奮闘ぶりである。

ハヤブサ   断崖絶壁の恋

 若芽の新緑の時季も終わると、野山の樹木の葉は日増しに緑の色を濃くしていく。青い空の下、遠くに春霞の断崖絶壁を、ハヤブサが気持ちよさそうに飛んでいる。

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 そんな岩場でカップルができたハヤブサの営巣場所は、メスに獲物を運ぶオスの姿が忙しそうである。

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 ハヤブサのオスは、メスよりも一回り小さく感じる精悍なスタイルをしている。獲物を追いかけるそのスピードは、鳥類の中でも最速といわれている。

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 大きく翼を広げ飛んでいたかと思うと、その翼を少しすぼめると突撃体勢になる。向かった先はメスにちょっかいを出したトビである。

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 時速390㎞といわれるそのスピードを、カメラで追いかけるのは難しい技術である。ファインダーに収めようとするよりも、その光景を観察していた方が面白い場面である。

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 メスを大事に見つめるその大きな黒い目は、他の猛禽の鋭い目と違ってやさしそうな表情を見せるハヤブサの営巣地である。

コジュケイ   知らぬが仏

 早朝の公園を歩くと、少しひんやりとしたさわやかな空気が心地よく感じる。若葉が日増しに大きくなって、森の中の見上げる樹木の視界もだんだん遮られてくる。

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 冬の間は、見通しの効いた公園の樹木の間から見た東屋も見えなくなり、鳥の姿を探すのも、鳴いてくれるか飛んでくれないと見つけるのが難しくなる。

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 この広い公園を一回りすると約7、000歩になる。起伏が多いので歩くのは大変であるが、健康にはよく有酸素運動の手助けになる。

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 ただきついのは起伏が多いばかりでなく、滑りやすく上り下りが多いのが難点である。でもそれが足腰を鍛えるには良い運動になると慰めている。

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 プラスチックで作られた擬木で土留めをした階段を上っていくと、目線を上げたところにコジュケイがいる。

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 後ろ姿で採餌をしているので、背後にいるレンズの目には気が付かないようである。よく見るとペアーなのか二羽の姿がある。知らぬが仏といわれるが、早朝の仲良し採餌の場面の盗み見である。

 

ツグミ   タンポポに郷愁を

 路傍に咲くタンポポは踏まれても踏まれても黄色の花を咲かせてくれる。それは地下茎が深く生命力のある花だかららしい。

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 子供のころは花が終わった綿毛を、強く吹いて飛ばして遊んだものである。一息で吹くと風に乗ってかなり遠くまで飛んで行った。

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 タンポポの花言葉はいろいろあるが、「愛の神託」というのもある。これはヨーロッパでは、タンポポの綿毛で恋占いをしたことからきているようである。

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 一息で綿毛を全部飛ばしたら恋が成就するとも言われたらしい。子供のころはそんなことも知るはずもなく、ただ飛んでいくことが楽しかった。

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 もしそういうことを知っていて女の子と飛ばしていたら、ロマンチックな遊びだったんだろうと思う。今世の人生も変わっていたかもしれない。

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 そんなタンポポの花が咲く公園にツグミがいる。ツグミの名前の由来は、夏になると鳴き声が聞こえず、口をつぐんでいるように見えることからと言われている。

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 ツグミがいるときは必ず、珍しいのが混じっていないかと、双眼鏡でくまなくのぞいてみる。ときどき迷鳥として、ウタツグミやノハラツグミ、ハチジョウツグミなどを見かけることがあるからである。

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 一面のタンポポの花の中で採餌をしているツグミも、時々止まって見上げる後ろ姿は、旅立ちを控えた望郷の姿に見える。もうしばらくすると、こういった光景も見られなくなるのだろう春たけなわの公園である。。

 

 

 

アオゲラ   ペアーで仲良し

 今シーズンの公園はにぎやかである。以前はアオゲラが制覇していた森の樹木も、最近はアカゲラのペアーも姿を良く見せる。

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 一時アオゲラの姿が少なくなったが、ここのところアオゲラもペアーで良く採餌をしている。しかも同じところで仲良くしていることが多い。

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 巣作りも始まっているが、公園の良く見えるところに作ることが多い。見ていても「普通はそんなところに作らないよ」と、言われるようなところで樹木を突くドラミングの音がする。

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  これはダミーの穴掘りなのか、本宅はもっと安全な場所に作っているのか、定かではないが、昨年も気を持たせただけで終わっている。

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 鳥たちでにぎやかな公園の森では、メスが最初に飛んできたかと思うと、すぐにその近くにオスが飛んでくる。求愛の最中なのか?

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 珍しく同じ樹木に取りついて、下から上の方に餌を探して上る。最初はメスが上の方にいたが、最後はオスが上になって採餌である。

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 オスを立てて控えめに動くメスは偉いと思うのは、今の時代には通用しないのだろうか?そんなことはない。そういう精神が大事なのだと思う早朝の公園である。

 

ウグイス   新緑の息吹

 桜の花が散ったと思うと若葉の勢いはすごい。春の息吹といわれるが、日増しに森の樹木の色が変わっていく。

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 この季節の里山の樹木の色の変化が好きだ。淡いパステルカラーのような葉の色が日々濃い緑色へと変化していく。

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 それに伴って葉が大きくなって樹木の枝が隠されていく。今の芽吹きの時季が鳥見には好都合である。

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 そんななか、もうすっかり上手なさえずりになったウグイスが、開き始めた若葉の枝の先にいる。大きな声で全身を震わせて囀っている。

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 小枝の多いところで採餌をしていることが多いので、こうしたすっきりした枝先で囀ってくれるのはありがたい。

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 そう思ってみていると、「見直したか!」と言わんばかりに、正面顔で睨まれてしまった。

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 ウグイスのように地味な装いの鳥は、地鳴きのときにはあまりレンズを向けることはないが、この季節はさすがに、日本の三大鳴鳥といわれるだけにその姿を追いかけてしまう。

キジ  Ⅱ   春らしく

 春らしいさわやかな風が吹く土手には黄色の菜の花が満開である。その群生の中にキジが入ってくれないかと待ってみたが、言うことを聞いてくれない。

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 それではと少し遠いが、背景に無理やりその菜の花を入れることにした。一応春を演出しようと努力している鳥見人である。

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 欲を言えばメスを引き連れて、菜の花の中を歩いてほしいところである。ところがもてないキジ君は、叢でホロ打ちばかりで動く気配がない。

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 それならば、意外と近くにメスが控えているのではないかと期待をもって探してみるが、そうでもなさそうである。

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 この位置が気に入ってるようなので、何とか背景に黄色の花を入れようとして見るが思うようにいかない。

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 変に動いて飛ばれてしまっては面白くないが、飛翔場面も期待しながらの青草の茂る土手上で、奮戦している孤独な鳥見人である。

 

キジ    恋人募集中

 青空の下に緑一面の叢に黒い鳥影が見える。対岸なのでどうしようかと迷っていると、元気な鳴き声とホロ打ちである。

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 35ミリ換算750ミリでも遠いので、橋のあるところまで戻って対岸に渡ってみることにした。それまで待っててよという心境で動く。

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 それでもじっとしながら盛んに縄張り宣言をしている。本来この時季にはメスを引き連れて歩くはずであるが、まだ恋人募集中というところか。

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  対岸に渡ると人の気配を感じたのか、叢に背を低くして隠れてしまった。しばらく物陰でじっと待っていると、ぬーっと首だけを出して周りを警戒する。

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 安心したのか叢から姿を出して大きく伸びたと思ったら、「ケーン、ケーン」と大きく鳴いて、「ドドドドドッ」というホロ打ちである。

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 こうして自分の縄張りを主張しているところを見ると、メスが訪ねてくるのを待っているようである。

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 キジの世界は一夫多妻なのでうらやましい限りであるが、この次は家族で遭いたいねと思いながら、そんなに待てないので次の探鳥地へと脚を向けたのである。

 

 

アトリ  Ⅱ  別れを惜しんで

 バーダーのわがままで、季節が変わって夏鳥たちが来ると、今まで相手をしてくれた冬鳥には冷たい。

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 公園のクヌギの花をついばんでいるアトリにレンズを向けているのは、一人だけである。数人のカメラを持った人も素通りである。

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 今シーズンは夏鳥の飛来も桜前線と一緒で、一週間ぐらい早いように感じる。すでにオオルリやキビタキなどが到着したようである。

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 ということはもちろんコマドリも公園の藪に潜んでいるかもしれない。最近公園を歩いてみると、ガビチョウが夏鳥の鳴き真似を始めた。

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 先日はサンコウチョウの真似をしていたので、すでに公園の森に入っている可能性がある。

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 行く鳥来る鳥で公園散歩も楽しみが多くなるが、今日はアトリとは今シーズン最後になるかもしれない別れを惜しむ光景である。

 

 

アトリ    クヌギの花と

 今シーズンわが公園ではあまり見かけなかったアトリ、クヌギの花を美味しそうに食べていた。

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 旅立ち前の腹ごしらえか、人が通るとさっと奥の木に隠れてしまうが、静かに待っていると再び姿を見せる。

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 大群で飛び回る姿も絵になるアトリであるが、こうして小さな群れでよく見ると、なかなかきれいな鳥であることが再認識できる。

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 本来はそろそろ夏鳥たちが来ているかなと、公園を歩き回って見上げるシルエットにそれを期待していたのだが?

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 よく見るとアトリであった。もうすでに旅立っていったのかと思っていたので、うれしい出遭いであった。

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 「出遭いは別れのはじめ」と良く言われるが、まさにその通りである。

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 今シーズンは結構そういう出遭いが多くなっている。別れ際に会えるというのは、まだ鳥運があるということで喜んで見送ることにする。

シジュウカラ   背中が魅力

 春の囀りが「スキスキスキ・・・・」と響き渡るシジュウカラも、どこにでもいるので、なかなかレンズを向けない鳥の一種である。

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 鳴き方も本来は、「ツツピーツツピー・・・」「ツッピ、ツッピ、・・・・・」が聴く人の耳によっては「スキスキ・・・・」と聞こえるのだろう。

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 ところがよく見ると魅力的で、正面から見ると黒いネクタイ姿で何の変哲もないが、後姿は結構きれいな色をしているので好きな鳥である。

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 背景によってはよく映えるが、今回はすぐ目の前の常緑樹にいるのでファインダーに入れてみた。

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 ツゲなのかイヌツゲなのか、緑の葉の影にある花の芽を食べているように見えるが、はたまたその陰にいる虫なのかもしれない。

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 背中の青みがかった羽の色は、すごく良い配色だと思ってみている鳥見人である。

 

 

 

 

オナガ   食欲旺盛

 オナガはカラスの仲間であるが、なかなかきれいな容姿をしている。きれいなブルーの背中は魅力的で好きな鳥の一種である。

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 分類はカラスの仲間であるが、比較的カラスの仲間にはきれいな鳥が多い。他にはカケスやカササギ、ホシガラス、コクマルガラスなどである。

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 一般に、普段はハシブトやハシボソガラスなどのいたずら好きの真っ黒なカラスを見ているせいか、黒の装いに白や青などの色が混じっているときれいに見えるのかもしれない。

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 カササギなどは佐賀県の県鳥であるが、日本ではあまり見ることは少ない。普段あまり見られない鳥であるが、韓国に行くとそれこそ日本のカラスのようにどこにでもいる。佐賀ではカチガラスと呼ばれているが、ソウルでも「カチ」と呼ばれていた。

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 見上げる樹上のブルーがきれいな公園のエンジュの木の実を食べるオナガは、わき目も振らずの食欲を見せている。

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 鳥見をしていると、その餌となる植物や木の実などにも詳しくなる。詳しくならないと鳥たちがどこにいるかわからないからである。

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 鳥たちの好物がどこにあるかがわかると、そこで待つことができる。時にはたわわに実った木の実を見て、なぜ食べに来ないんだろうなどと思うこともあるが・・・。

エナガ    春の息吹

 「春の息吹」とは字のごとく、冬の間じっと耐えていたものが、春になって一斉に活動を始めるさまを連想させる。

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 人間でいえば肩をすぼめてとぼとぼと歩いていた人が、胸を張って肩で風切って歩いていく姿かなと思う。

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 公園の樹木も若葉が開き始めたが、やわらかい葉は緑ではなく赤っぽい色をしている。これが成長と共に黄緑色から濃い緑に変わっていく。

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 そんな小枝にかわいいエナガが姿を見せた。巣作りが終わってこれから抱卵体制に入るのか餌獲りのようである。

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 公園を歩いてエナガの営巣場所を探してみるが、今シーズンはめぼしいところにその気配が見えない。

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 エナガの魅力は普段の愛らしいしぐさもその一つだが、なんといっても巣立ち雛の団子並びである。この春はぜひともその光景を楽しみたいものである。

ウグイス    春告げ鳥

 桜の花も終わると公園のウグイスは、すっかりさえずりも上手になり、それぞれの縄張りをしっかりと主張し始める。

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 それにしてもご機嫌で囀っているかと思うと、すぐに葉の陰に隠れてしまうのでなかなか良いところに出てくれない。

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 樹木の若葉が広がり始めて、それをすかすように陽が当たったところに出てくれるとうれしい限りである。

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 そんなことを考えながらウグイスの行動を見ていると、枝から枝へと渡りあいながら虫を捕まえている。

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 単なるさえずりだけでなく、餌を獲りながら動いているようである。こうして相方を探しながらの行動は春ならではの光景である。

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 そしてウグイスの恋が成就して営巣を始めるころには、トケン類がやって来て托卵を狙うのである。

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 ウグイスの鳴き声が多ければ多いほど、初夏のころには多くのトケン類が期待できるのである。自然の摂理を楽しめるうれしい公園である。

 

 

シロハラ    望郷

 例年より10日も早いという桜前線、好天にきれいな花を咲かせて、すでに葉桜を楽しむ公園の風景。

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 そんな公園を歩いていると、すでにオオルリやキビタキの話題が出るようになってきた。「冬鳥よさようなら、夏鳥よこんにちわ」である。

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 桜の花が早かったこともあり、公園のシロハラはしっかりと花見を楽しんでから北へ向かったようである。

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 残念ながら桜の花を背景にしたステージには出てくれなかったが、地上を採餌しながら望郷の後ろ姿を見せてくれた。

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 今シーズンは足環君がフレンドリーに付き合ってくれたが、目の前の個体はそれとは違うようである。

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 公園の樹木も若芽や若葉が開き始め、うっすらとしたパステルカラーの映り変わりが楽しめる。この季節が好きだが、この中にオオルリの姿が見えることを期待したいものである。

 

 

オオタカ     マイホーム完成?

 昔は結婚してから二人でマイホームを手に入れたものであるが、最近は結婚年齢が高くなったせいか、結婚と同時にマイホームを持つ若者が多い。

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 その当時は家は簡単には持てないので、家よりも自分の車を持つことが一つのステイタスになっていた。時代は変わって、最近の若者はあまり車に興味は無いようである。

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 時代の変遷と共に価値観が変わってきているのだが、この年になると今度はものにはあまり興味がなくなってくる。

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 何か精神的に満足感の得られるものや、それを充足できる行動に変わっていくような気がする。そんなことを考えていると、目の前を横切るオオタカの姿。

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 以前は枝折をしてせっせと巣作りをしていたが、マイホームがようやく完成したようである。後はパートナーが気に入ってくれるかが大きな課題である。

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 少し前まではメスも近くに遊びに来ていたが、最近はあまり見かけないので心配している。春爛漫でオオタカの恋も実ってほしいものである。

 

 

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