チョウゲンボウ 子育て中
「風薫る五月」という言葉があるが、何年か先には死語になってしまうかもしれない。最近は四季のメリハリがなくなってきているように思う。
春が短くなって初夏の薫風も楽しめないで、いきなり夏日になったりする。陽射しの強い公園でも風が少ないせいか、端午の節句の鯉のぼりが泳いでいない。
自然の変化に順応性の高い生物たちは、敏感にそれを察知して自然の変化を見逃さないで行動している。
鳥たちの子育てもいくらか早まっているように感じることがある。夜明けが早くなった早朝に、チョウゲンボウの子育てを確認してみた。
抱卵中なのかオスが獲物をもってメスのところにやってくる。餌を渡すと休む間もなく再び狩りへと出かける。
その間メスもたまに外に出て、獲物を物色することがある。目の前の田んぼの畔に飛び込んでカナヘビを狩ったようである。見事なものでピントを合わせる暇がない。
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