キビタキ 腹ペコキビタキか
夜明けが早くなった静かなすがすがしい公園を歩くと、どこからとも聞こえてくるのはキビタキの囀りである。
なかなか姿を簡単に見せてくれないが、鳴き声の聞こえる方に足を向けてみる。移動しているせいか、その囀りが森の中へ遠のいてしまう。
それでもその声を頼りに、方向を見失いなわないようにしてじっと待ってみる。そのうちに特徴のある囀りが近づいてきた。
見上げると朝陽の強い光の中に、黒く小さく動く姿が見えた。嘴を左右に振りながらあお虫を食べているようである。
アオムシというと、最近孫の持っている絵本の中に「腹ペコアオムシ」という物語がある。読んでくれとせがまれるので、中身はすっかり覚えてしまった。
そのアオムシを一生懸命食べているのは、キビタキ君である。その姿はまさに「腹ペコキビタキ君」という感じである。
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