ツミ 無事に三羽の雛が
抱卵中に餌渡しをしていた松の横枝に、最近ツミのオスの姿が見えないなと思っていたら、さらに高い柳の枝にその姿はあった。
さては雛が孵ったので、雛の良く見える場所に移ったのだなと思い、久しぶりに営巣場所を覗いてみると、白い産毛の雛が動いている。
くるりとした丸い大きな目と真っ白な産毛がかわいい。こちらを見ているのは二羽であるが、もう一羽は背を向けているようである。
子供たちの成長は早く、かわいく見えるのはこの時期だけで、もう一週間もすると産毛が抜けてかわいいというより猛禽の顔付になってくる。
猛禽類の中では”雀鷹”と書くように一番小さな姿ではあるが、その精悍な目つきや嘴は、大型のそれには負けていない。
無事に雛が孵ると、次には早く一人前になって、巣立ってほしいと思うのは親心で、鳥も人も同じである。
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