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2018年7月

オオタカ    早く一人前に

 日本列島を西へ進む台風を初めて見て、昨今の異常気象を実感した週末であった。例年だと台風一過の晴天になるはずの日曜日。

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          幼鳥でも勇ましい風貌

 朝起きてみると雲は多く風は強い。時折青空が見えてくるので、台風が去ったのでこれからは天気が回復するだろうと河原へと向かう。

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 昨夜はかなりの雨が降ったらしく、多摩川はかなりの増水で濁流が岸辺の草木を飲み込んでいる。

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          しょぼんとしたり幼鳥らしい?

 魚が見えないカワウやサギたちはその流れを呆然と見ているだけである。それでも支流の河川は雨が少なかったと見えて、濁りがなく本流が逆流してせき止められている状態である。

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           それでも親の姿を探す!

 そんな河原の崖の上を見上げると、オオタカの幼鳥の鳴き声が聞こえる。結構大きな声が聞こえるので、近くにいるのかと探してみると、高い樹木の天辺にその姿がある。

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 親鳥の持ってくる餌を待っているようであるが、台風の後の狩りは時間がかかっているようである。おなかをすかした幼鳥は、親鳥を待って泣き叫ぶだけである。

 

 

オオタカ    子育て記録

 早春のi森の中の枯れ枝を嘴に銜えて行ったり来たりと忙しく飛んでいるのは、オオタカのオスの巣作りである。

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 見上げると、ちょうど良く大きな松の木の一部の枝が枯れている。生木の松だと簡単には枝は折れないが、枯れた枝は折れやすいのを知っているかのようである。

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          オスに応えるメス

 同じところを何度も往復して巣材を運んでいる。3月中旬、巣が完成するにしたがって、最後の部分は他の樹木の細い枝で仕上げていくが、視界が遮られる常緑樹の高いところにその一部が見える。

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                 声を上げるメス

 オスの努力で巣が出来上がると、やがてメスも姿を見せるようになってきた。4月から5月で新居が気に入ったのか、そのうちに抱卵態勢に入る。

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 抱卵が始まって35~38日ほどで孵化が見られる。この時期にはオスが獲物をもって帰ってくると、大きな声でメスを呼ぶ。

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 営巣場所で抱卵中のメスもそれに大きな声で応えるので、このころは早朝の静かな森にオオタカの鳴き声が響き渡る。残念ながらそれと共に小鳥たちのさえずりは小さくなっていく。

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 餌渡しの場所がほかにあるらしく、メスは朝食を捕りに巣を離れると、オスが交替で抱卵を始める。

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 5月中旬を過ぎたころ、孵化した雛の白い頭が少し見えるようになった。孵化した雛は2羽で、オスの狩りも忙しくなるころである。

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           育雛休憩中のメス

 獲物を持ったオスはそれを雛の待つ巣に置くと、すぐに飛び去って次の獲物を捕りに出かける。

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 2週間ほどすると雛はかなり大きくなって、白い産毛がとれ茶色の雛に変わりつつある。雛は巣の上に立って餌を待つようになる。

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                巣を出た幼鳥

 孵化してから35~40日ぐらいで巣立ちの姿が見られるようになった。6月の中旬過ぎには巣の周りを飛び回るようになった。

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 やがて親から独立して一人前になるのだろうと、森の中の飛翔姿に期待するオオタカの早朝の育雛記録である。

 

サンコウチョウ   抱卵の合間に

 山歩きでもあまり暑いので日陰を求めて杉林の中を歩く。散策路の足元は木チップが敷いてあるので、比較的弾力があり軽やかに歩が進む。

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 シジュウカラとメジロ、コゲラの混群が逆光の森の中を賑わしている。動きが早いのでコゲラは何とかファインダーに収まるが、メジロは葉の陰で姿が良く見えない。

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 そんな樹木を見上げていると、キビタキの鳴き声が聞こえるが、これも逆光の中で姿はなかなか見つからない。

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 額に手をかざして光を遮りその姿を追っていると、「ゲゲ・・」というサンコウチョウの最初の鳴き声が聞こえた。暗い杉の木の葉の陰にその姿を見つける。

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 これも餌獲りの最中なのか、動きが早くてすぐに杉の葉の間に隠れてしまう。よく見るとメスのようで抱卵の交代で捕食中に見える。

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 ゲーテの有名な言葉 「もっと光を!」 ではないが、もっと明るいところで久々の出遭いの姿を撮りたかったサンコウチョウである。

 

 

ホオジロ    空に向かって

 月に二回は目当ての鳥を探し求めて森を歩く。散策路も日陰は涼しい風が通り過ぎるが、空からの陽射しは強く額からは汗が流れる。

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 頭に巻いたペーズリーのバンダナもびっしょりである。いつも山頂近くの高台のベンチでひと休みするが、涼しい風が吹き抜けるのでその汗もすぐに退いていく。

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 汗に濡れたシャツも乾いてしまうほど心地よいので、そこにずっと座っていたい心境になる。座っていても鳥の姿を見つけながらなので、目は双眼鏡にある。

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 目当ての鳥はなかなか姿を見せないが、いつもの場所ではいつものホオジロの姿、わが縄張りとばかり空に向かって大きな口を開けて囀っている。

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 今シーズンの幼鳥のように見えるが、この場所が気に入っているのか毎回同じところで同じ枝で声が聞こえる。

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                日本三鳴鳥にお手本を?             

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          負け鳥 ウグイス

 あまり良く通る声なので、ちかくにいた鶯が負けじと飛び出してきて張り合ったが、意に関せずで囀り続けるホオジロである。さすがのウグイスも尾を撒いて他の樹木へと姿を消してしまった。

オナガ    暑い!

 流石のオナガも暑いと言ってる。口を開けて「はあはあ・・」と言ってる雰囲気が伝わってくる。

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 オナガとツミは共生しているといわれるが、三羽のツミが巣立った公園の傾斜地を覗いてみた。

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 昨日までは一羽のツミの雛がさびしそうに松の横枝にとまっていたが、見上げる松の枝にはその姿はない。

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 連日の暑さにツミも移動したようである。その代わりと言ってはなんだが、ツミの幼鳥たちがにぎやかに飛び回っている。

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 その姿も一人前に近くなってきているが、まだあのスマートな水色のマントにはなっていない。オナガの魅力は何と言っても、あの黒いベレー帽と長く伸びた水色の尾ときれいなグレーの背中である。

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 鳴かなければきれいな鳥であるが、鳴き声はいただけない。 「天はニ物を与えず」 のそのものかなと思ったりする。照りつける陽射しの下でのツミの代役である。

カワセミ    初心者マーク

 最近気になる言葉に 「今までに経験のない豪雨」とか、「命に係わる暑さが続く」 といわれると、これは慎重に行動しないとまずいかなと思ったりする。

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 確かに今までに暑い夏はあったが、40°近い暑さは稀に記録されただけで、長い間その記録は残ったものであるが、このところそれが日々更新される。

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 その上、最近はどこでも観測史上最高気温と言われて、簡単に40°近い気温が記録されている。確か熱中症という言葉は昔はなかった。

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 子供のころは暑さで死者が出るのは、熱射病、日射病とか他には蚊が媒体する日本脳炎という言葉があった。

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 そのころでもそんなに気にならなかったのは、情報網が整備されていなく情報が正確に伝わらなかったせいなのだろうか。

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 そんな暑さの中久しぶりに河原を歩いてみると、カワセミの幼鳥たちが元気に飛び回って、水中ダイビングを繰り返している。

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 川の水から出てくる嘴に獲物を期待してみているが、嘴には何もないことが多い。捕食の練習をしているのか、幼鳥の胸の黒っぽい色は初心者マークなのかもしれない。それでも額に汗を流しながら、そんなカワセミを見ていると一服の清涼感を与えてくれるものである。

サンコウチョウ    落ち着いた抱卵

 サンコウチョウが渡ってきたばかりの森は、サンコウチョウもにぎやかに飛び回っていたが、それを見に来る人たちも多かった。

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 ある営巣場所では、それを取り囲むカメラマンが鈴なりで、入梅間もないころ、小雨の中でもそんな光景が続いた。

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          抱卵の交代を待つメス

 こんな状態では営巣放棄してしまうのではないかと心配になったが、愛と精神力の強いサンコウチョウのペアーは無事に子育てを終えた。

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          「遅いな~ どこであぶらを売ってるんだろう?」

 本来であれば今頃が梅雨明けの時季であるが、その梅雨明けが異常に早かった今シーズン、その後は連日の猛暑。

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 こんな暑い日々は森も静かになっているだろうと、久しぶりにサンコウチョウの森を訪ねてみた。

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 予想通り休日にも拘わらず人の姿は少なく静かな森で、鳥たちの鳴き声も心なしか少ないように感じた。

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 そんな森に聞こえたサンコウチョウの声、見上げると長い尾がシルエットで見える。散策路のわきにあるまっすぐ伸びた杉の薄暗いところで営巣をしている。ひところの騒ぎは収まって、静かなサンコウチョウの抱卵の姿がそこにあった。

 

 

 

アオバズク  Ⅱ   樹洞を気にするメス

 長い間の抱卵からやっと樹洞を抜け出したアオバズクのメス。孵化した雛たちの姿も見えるようになって、その姿が見える樹木の枝で雛たちを見守っている。

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 本来は夜行性であるから陽のあたる時間帯はお休みタイムのはずであるが、それを見ようと観察体制のマニアが多いので、ゆっくりしていられないようである。

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 雛たちを見ている親鳥の姿は、時々目を開けて警戒しているように見えるが、時間と共にギャラリーが増えてくるとおちつかなくなる。

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 基本的には、抱卵中はあまり刺激を与えないようにと遠慮していた鳥見も、無事に孵化すると今度は巣立ちを期待してしまう。

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 週末バーダーの身の上では、なかなかタイムリーにその場に居合わせることが難しいので、時々顔を出す雛を一目と待つ。

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 性格的にはその場所にじっと何時間も待つタイプではないので、長くても一時間ぐらいで引き上げてしまう。

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 だからいつも同じような風景ばっかりになってしまうが、今回は抱卵斑の残るメスの姿に出遭えた。それも鳥見の一期一会の楽しみかなと思うのである。

アオバズク    一段落のオス

 フクロウの仲間でも夏鳥になるアオバズクは、遠く南の国から四季のはっきりしている日本にやってくる。

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 青葉が目に鮮やかなこの時期に来るので、アオバズクと言われている。ところがこの猛暑続きの日本。

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 涼しいと思ってやってきた極東の日本の暑さにびっくりしていることだろうと思う。涼しい日本で子育をしようと思っていたに違いない。

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 そのせいか、昼間は目をつぶって樹木の陰でじっとしているはずが、その特徴である黄色の目を大きく開けている。

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 すでにメスも巣穴から出たので、雛たちは無事に孵化したようである。もうすぐその雛たちの姿が近くの枝で見られることだろう。

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 メスの抱卵から育雛をじっと見守ってきたオスが、一段落したように寛いだ姿を見せている。アオバズクの子育て中の森の風景である。

 

アオバト   Ⅲ   命がけの潮飲み

 岩礁に打ち寄せる波間でのアオバトの潮飲みは命がけである。白い水しぶきの波は、リズムはあるがその大きさはわからない。

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 見ていると覆いかぶさる波をうまく避けているように見えるが、すっかり波間に沈んで溺れてしまうのではないかと、はらはらする場面もある。

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 見ている方は、白く大きく砕け散る波をうまくかわして潮飲みをしてくれると、拍手を送りたくなる。

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 毎年この岩礁に潮飲みに来るまでには、多くの犠牲も出たことだろうと思う。経営者会義などでは、よく「リスクを取りなさい」と言われる。

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 チャレンジするということは、とりも直さず「リスクをとる」ということである。何かあるときに、なにもしないでいることこそリスクである。

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 失敗したらやり直せばいいともいわれる。かの有名なトーマスエジソンは実験を1000回続けて失敗し、1001回目に電球を発明したといわれる。

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 一回失敗するたびに成功に一つ近づいていたわけである。目の前で行われているアオバトの潮飲みも、そんなことがあって、うまく波間でミネラルを補給することを覚えたのだろうと思う。

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 波しぶきが上がらないと岩のくぼみに潮水がたまらないし、学習の効果なのだろう。身の危険と言えば、背後からはハヤブサが狙っていることもある。そういう意味では本当に命がけの潮飲みである。

 

 

アオバト   Ⅱ   なぜ海水を

 この季節になるとなぜかこの海岸にアオバトの潮のみを見に来る。アオバトが海水を飲むのは何故か、その理由もあまり詳しいことは知らない。

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 いろいろな文献を見てみると、アオバトは木の実を食べる果実食なので、塩分(ミネラル)不足を補うためではないかと言われている。

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 そういわれてみると、木の実を食べるといえば近くの公園では、どんぐりを良く食べていたことを思い出す。

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 どんぐりが好物と言えば、カケスなども良くどんぐりの実を貯蔵しているところを見ることがある。その他ではどんぐりに目がないのはオシドリである。

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 どんぐりが好きだから海水を飲むかと言えば、カケスやオシドリが海岸に姿を見せることは少ない。

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 この海岸にやってくるアオバトは、巣立ったばかりの幼鳥らしき姿も見えるので、アオバト独特の食性なのかもしれない。温泉の水を飲む場面なども見られるので、興味をもって探究したいところである。

アオバズク    猛暑に耐えて

 猛暑日の続く休日、目当ての鳥との出遭いを期待して山に向かう。この暑さでは山を歩く人も少ないので、それを除けば快適である。

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 せめて鳴き声だけでも聞こえると暑さも少しは我慢できるのだが?それでも散策路を上りきったところは、高台で風通しがよく座っていると、汗が退いていく。

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 しばらくその涼風に浸って鳥の姿の現れるのを待ってみたが、気配がないので他を探すことにして山を下りた。

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 帰り際にアオバズクの様子を見てみようと高い樹木を見上げると、葉陰にかすかな姿らしきものが見える。

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 順調に抱卵は進んでいるのだなと帰ろうとすると、良く見える枝に飛び出してきて大きな黄色の丸い目を向けて警戒しているようである。

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 人は猛暑と言っているが、アオバズクは南の国で生活しているので、こんな暑さは慣れているのだろうか。

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 この次に来るときにはたぶん親子の並んだ姿が見られるだろうことを期待して、汗を拭きながら静かに山を下ったのである。

アオバト   波の合間に

 満潮が過ぎた早朝の海岸にアオバトの潮のみ風景を見に行った。海岸の岩礁は頭だけが見えている状態なので、群れでやってくるアオバトは少ない岩に群がる。

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 時間的には引き潮なので時間の経過とともに海水が退いていく。波打つ水面には濡れた海水が飲める岩礁が増えてくる。

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 背後の山からやってくるアオバトの群れは、海上を旋回して岩礁のくぼみの潮たまりを見つけると一斉に降りてくる。

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 岩礁に降りたアオバトは波間をぬって潮のみを始める。風は少ないので大きな波は寄せてこないが、時々かぶさるように波しぶきが上がる。

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 ファインダーを覗いている目は、その白い波しぶきを期待しながらアオバトの潮のみを待っている。

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 連日の猛暑続きで、テレビの気象予報士は熱中症予防に水分補給と塩分の摂取を訴えているが、それを知っているかのようなアオバトの動向である。

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 例年の夏の風物詩のようになっているアオバトの潮のみであるが、今シーズンも楽しませてくれる海岸の岩礁である。

 

 

 

ホシゴイ    代役になるかしら?

 待てど暮らせど目の前のハスの花に止まってくれないカワセミの親子。子育てでやつれた親鳥と巣立ったばかりのおなかの黒っぽい幼鳥が、鳴きながら通過するばかり。

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 鳥を観察していて熱中症になったとは言えないので、日陰を探して鳥見をしているが、照りつける太陽はその日陰を奪うべく移動していく。

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 動かなくても額から汗が流れ落ちる。こういう場面ではメガネをかけていると、汗がレンズに落ちて非常に不都合を感じるので、愛用のバンダナを額にきりっと巻く。

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 そんな気合を入れて頑張っているのに期待通りにいかない。そろそろ撤収しようかと考えていると、その意を察してくれたのか、ゴイサギの親子が池の樹木に姿を見せた。

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 まだ頭のてっぺんに産毛らしきものを残したホシゴイが蓮池を覗き込んでいるので、飛び出しを期待して待ってみる。

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 残念ながらちょっと目を離したすきに飛び出して、ハスの葉の上にとまった。すぐに中に入ってしまうかと思ったが、待鳥の代役になるかしらと言わんばかりに、じっとハスの花の間でポーズをとってくれた。カワセミ親子よりもゴイサギ親子に慰められた鳥見である。

 

 

 

 

 

ゴイサギ    ハスゴイは無理かな?

 連日の猛暑、暑さを避けて早朝からハスの咲く池に向かう。ハスカワのリベンジであるが、撃沈覚悟で参戦。

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 この蓮池のハスは元気がよく、毎年その領域を増やしている。見たところほとんど半分ほどまで進出している。数年後には全面ハスの花になってしまうのではないかと心配する。

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 六時過ぎには現場に着いたが、その後はハスの上を飛んでくれるのはゴイサギの親子ばかりである。

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 一旦は対岸の樹木に止まってから、ハスの花咲く池の中に入っていく。ゴイサギの大きさではハスの葉に止まれれば良い方で、ほとんどその葉の下に潜ってしまう。

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 カワセミの出が悪いので、ハスの上を飛ぶ鳥は何でもファインダーに収めてみようと努力する。

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 ハスにゴイサギでは少し興ざめになるが、それでも坊主よりは良いかと狙ってみる。ハスの中に飛び込んだかと思うと、忘れたころに飛び出してくる。こんな花がらみで我慢しよう。

 

カワセミ  Ⅱ    それでも待つ

 リベンジなので何か成果をもって帰りたいと、制限時刻が迫ってくると心は穏やかではない。

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 それでも前回よりはカワセミの飛ぶ回数が多い。子育てでやつれた親鳥よりも元気でやんちゃな幼鳥に期待しているが、幼鳥はまだギャラリーの気持ちまで汲むことができない。

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 目の前のハスのつぼみにとまるかと思わせるフェイントをかけて、近くを飛んでいるトンボに興味がありそうである。

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 トンボは幼鳥とは遊んでやっている気持で目線を合わせている。幼鳥は慣れないホバリングをしてトンボに話しかける。

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 先ほどからダイビングをしているが、嘴には獲物は持っていない。そんなカワセミの幼鳥の行動をトンボはじっと見ていた。

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 トンボは近づいてくる幼鳥を軽くあしらっているように見える。小さな魚も捕れないくせに、トンボは取れないよと、いったかどうかは定かではない。

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 成長過程で努力しているカワセミ幼鳥を横目で見ながら、大人のトンボはその場を去っていくのであった。時計を見ながらのハスカワ待ちは、リベンジになりそうもない雰囲気である。

カワセミ  ハスカワを再度

 先週は天気も良く池のハスの花もきれいに咲いていたが、カワセミのご機嫌が悪かったのか目の前を飛び交ってはくれるのだが、良いところにとまってくれなかった。

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 時間的制約があったので引き上げたが、当日でも見事なハスカワをファインダーに収めている人がいた。

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 それでは花があるうちにとリベンジを試みた。先週よりはシャワーヘッドが多くなっているので、止まりやすいのかなという淡い期待をもって池の端にレンズを構える。

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       狙いはハスのつぼみか?

 早速飛び出してきたのは、ゴイサギとササゴイである。彼らはハスの花の上を飛んでくれるが、ハスの池の中に入るとなかなか出てこない。

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       よし!

 目当てのカワセミは鳴き声と共に飛んできてくれるが、対岸の遠いところでダイビングをしている。

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              もう少し!

 よく見ると胸のあたりが黒っぽいので、幼鳥のようである。幼鳥のほうが冒険心が旺盛というか、怖いもの知らずでなんでもやってくれるので期待してしまう。

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       通り過ぎてしまった?

 対岸の樹木の枝から飛び込んだカワセミは、ハスの花のほうに飛んでいくので、期待したが花ではなく葉の上にとまってしまった。目の前に大きなハスのつぼみがあるので、そこにとまることを期待して待つことにしたがやはり幼鳥であった。

 

コサギ    緑一色に白

 タイトルがなぜか麻雀の役のようになってしまった。麻雀と言えば最近の若者はあまり麻雀はしないといわれている。

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 我々の学生時代は、普段の遊びと言えば麻雀か居酒屋で酒を飲むことぐらいであった。しかもカラオケなどはないから、興が乗ってくれば手拍子で硬派の歌になる。

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 梅雨が明けた青空の田園地帯は、まさに見渡す限り緑一色のさわやかな風景である、そんな中に目立つのは白い鳥のすがたである。

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 コサギとダイサギが多いが、よく見るとチュウダイサギと思われる姿も見える。識別は難しいが、サギの中にもいろいろな種類がある。

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         冠羽が風になびくコサギ

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 かなり大きく育った青い稲の中に首を突っ込んで採餌をしている。小さなタニシらしきものを口にしていたが、赤っぽいザリガニなども捉えている。

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 小さな獲物の時は一気に飲み込んでしまうので、次から次へと顔を上げる間もなく田んぼの水中に嘴を突っ込んでいる。

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 ザリガニなど大きなものを口にしたときは、一気に飲み込めないので、これ見よがしに大きく振り上げてみせる。緑一面の田んぼのコサギの朝食風景である。

 

 

カイツブリ    子育て中?

 早朝のハス池の水面を見ていると、少しさざ波の立つ水面に波紋を残しているのはカイツブリである。

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 姿を見つけてレンズを向けると、意地悪をするように水中に潜ってしまう。どこに出てくるのかと予測をしても、姿を見せるのはいつもちがう場所である。

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 ハスの花がうまく絡むといいなと思いながら遊泳の姿を追うが、思うようにいかないのは世の常。

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 まだ子育て中なのか餌を銜えてハスの群生する葉の陰に入っていく。よく見ると大きな蛙を銜えているように見える。

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 こんな大きな蛙をどうやって雛に与えるのだろうと余計な心配をしてしまう。そうかと思うと、水面近くを飛ぶトンボにも興味があるのかよく見ている。

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 いつもいろいろな制約の中で鳥見をしているので、目当ての鳥が出てくるまでじっと待っているタイプではない。そんなわけでついつい動きまわってしまう。

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 しばらくすると営巣場所に入ったカイツブリは、獲物を雛かメスに渡したのか、いつの間にか出て来て、再び水面にきれいな波紋を残して採餌に向かっている。

 

 

 

ムクドリ   ハスに止まって!

 ハスの花が青い空の下にきれいに咲いている早朝から、ハスカワを狙って待っているが、一向に期待に応えてくれそうもない。

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 カワセミは飛んでくるときに「チッチッチッー・・・・」と鳴きながら移動するので、ありがたいことにすぐわかる。

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 ところが、鳴き声は聞こえてくるのでどこに止まるか待っていると、目の前のハスの群生を通りこして対岸の樹木の枝に行ってしまう。

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 天気も良し花もちょうど見ごろ、あとはカワセミだけである。例年だとゴイサギやホシゴイなどが幕間を埋めてくれるのだが、今シーズンはその姿も見えない。

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 そんな中うるさく聞こえてくるのはムクドリの群れである。雛が巣立って、にぎやかに池の土手で、採餌しながら目の前を飛び交う。

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 制限時間も迫ってくるので、せめてハスの花に止まってくれないかと願いつつ飛翔姿を追ってみる。残念ながらハスカワはあきらめて、リベンジを期して引き上げることにした早朝のハス池である。

 

 

ササゴイ  Ⅱ  花がらみも

 豊漁の良い場面を見せてくれないのはギャラリーが少ないせいか、それとも獲物がいないのか、期待通りの成果が見られない。期待の場面とは、婚姻色のきれいなオイカワのオスを捕食するところである。

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 そういえば周りを見るとカメラを持った人は数名である。しばらくするとその倍ぐらいには人は増えたが、目当ての魚がいないのか漁が下手なのか期待外れである。

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 水際を獲物を探しながら移動するが、期待の場面を見せられないと思ったのか、水辺に咲く黄色の花へ向かう。

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 期待に応えられなかったせめてものツミ滅ぼしに、花がらみの場面を提供しようという考えのようである。

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 川辺に咲くハルシャギクだろうか、その前でポーズをとって見せる。花の位置が気に入らないなと思っていると、それを察したのか花と並んでくれた。

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 そして、正面顔を見せ、カメラ目線を投げかけ、自身の不漁をごまかしているようにも見える花がらみのササゴイである。

ササゴイ    本日は不漁なり

 西日本では大変な豪雨、被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。今までに経験のない降り方というニュースが本当である。

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 関東地方ではそれほどの雨もなく、その雨も上がって川の流れも落ち着いているだろうと、ササゴイの漁を見に行ってみた。

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 河原の水の流れの岸辺の草付に二羽のササゴイの姿が見える。水際を忍び足の如く静かにゆっくりと移動している。

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 水の流れの浅瀬には魚の背びれが動く様子が見て取れる。背びれが見えるくらいだから大きな鯉でもいるのだろう。

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 鯉では狙いの獲物ではないと、真剣に目指す獲物を探している。そのうちに脚を止めて姿勢を低くして狙いを定める。

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 その瞬間を逃してはいけないとじっとカメラを構えるが、なかなか次の行動をしてくれない。手持ちの望遠は重いんだよと、口には出さないが心でささやく。

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 次の瞬間狙いを定めて、長いくちばしを水の中に勢いよく突っ込んだ。その嘴には期待した獲物はなく、水滴だけが一滴落ちただけであった。本日は不漁なりの一コマである。

 

 

 

アオバヅク    営巣が始まったか

 青葉が芽生える季節に飛来するアオバヅク、まるい頭と大きな黄色の目が魅力的で、親近感が持てる。

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 遅れていたメスが到着して抱卵に入ったのか、森の大きな樹木の横枝で、営巣場所を見つめてじっとしている。

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 それでも警戒心を持っているようで、辺りをよく見まわす。アオバヅクの場合はメスが専門に卵を抱き、それを見守るのはオスの役目である。

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  鳥によってはサンコウチョウのようにオスとメスが交替で抱卵する場合もあるが、メスが専任で温めている。

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 その点オスは、はた目には楽そうに見えるが、そうでもなく昼は外敵からメスを守り、夜は捕食の作業がある。

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 ペアーのそれぞれの役割を担って子育てをする姿を見て、鳥にも劣る人間がいることは情けないと思うこのごろである。

 

コサギ    親分の前で

 アマサギだけに目を奪われていたら、婚姻色のきれいなコサギの親分が睨みを効かせていた。

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 その親分の視線の先を見ると、コサギが飛び跳ねて動き回っている。目の前で喧嘩をするように言われたのかそんな雰囲気である。

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 飛び上がって蹴飛ばさんとばかりのコサギと、それを受けて立って見上げているコサギ。周りはコサギの野次馬か。

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 喧嘩の仕方をよく見ておけよ、というような場面である。逃げる姿を見ると「逃げるんじゃねー」という親分の言葉が聞こえそうである。

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 そうかと思うと手助けをしようというのか、田んぼの中から小枝か棒切れを銜えて加勢に行こうという輩もいる。

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 そんなものはいらないよ、喧嘩は素手でやるもんだと言わんばかり、嘴をとがらせているコサギに、この場合は素足で向かっている。

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 そんな頼もしい光景を眺めているコサギの親分さんは、満足げにうなづいているのであった。

 

 

アマサギ   Ⅱ   緑に映える亜麻色

 梅雨が明けたという青空の下の緑の水田を眺めていると、何となく目が休まる気がする。子供のころから鳥見をしていたら、目が悪くはならなかっただろうと思う。

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 さらに最近は蚊が飛んでいたり、白く濁ってきたりと加齢現象が出て来ている。人生も後半期をかなり過ぎるといろいろ不都合が多くなる。

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 若かりし頃メガネをかけるようになったときは、勉強のし過ぎだよとうそぶいていたが、寄る年波には勝てない。

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 それでも一面に広がる緑の水田で採餌中のアマサギを見ていると、そんなもやもやも吹っ切れて清々しい気分になる。

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 水が張られた田んぼの中を、餌になる昆虫やミミズなどを探しながら歩いている。首を伸ばして狙いを定めて捕食しているが、確率は悪そうである。

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 アマサギというと、我々の年代では往年のヒット曲「亜麻色の髪の乙女」を思い出す。名前の由来は、飴色からきているといわれているが、亜麻色の方が雰囲気がある。

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 緑の田んぼに映える亜麻色のアマサギの姿である。

 

 

アマサギ     かろうじて亜麻色

 婚姻色のきれいな亜麻色のアマサギを見逃してしまったので、せめてその識別がわかるアマサギを見ようと田んぼを歩いた。

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 田植えが済んだばかりの水田にはその姿は見えず、緑の苗が少し伸びた早や植えの田んぼにその姿はあった。

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 コサギやダイサギの群れの中に、アマサギのペアーが一組だけ混じっている。今シーズン初めてのアマサギである。

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 同じサギの仲間で仲良くしているのかと思うとそうでもなく、コサギに近づくと意地悪をされているように見える。

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 遠くから見ていると白いサギの群れなのだが、良く見ているとダイサギとコサギとアマサギはそれぞれテリトリーがあるように見える。

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 そうかと思ってみていると、農家の人が田んぼに入ってくると一斉に飛び立っても降りるところは同じところに降りている。身を守るためには集団で、採餌は個人主義というところか。

 

 

アオバヅク   Ⅲ   大きな目

 フクロウやミミヅクは夜行性で夜も目は良く見えるといわれているが、子供ころ、鳥目と言われて鶏は夜は目が見えないんだと教わったことがある。

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 そういわれてみれば、鶏は夜になると止まり木にとまって、体を寄せ合って眠っているように見えた記憶がある。

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 鳥に興味を持ってからいろいろ調べて見ると、鳥の視力は人間の6倍~10倍と言われている。

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 鳥によっては渡りの移動は夜に移動することがあるとも言われている。確かに人間の視力の10倍からあれば、夜でもかなり見えることになる。

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 闇夜のカラスなどとも言われるが、月夜であれば鳥にとっては人間の昼間と変わらない視界なのかもしれない。

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          黄色に輝く大きな目

 見上げる目の前で遊んでいる大きな目をしたアオバヅクは、そんな視力をもっているのかと感心しながら観察している鳥見人である。

 

 

アオバヅク   Ⅱ   愛嬌をふりまく

 フクロウの仲間では一番人間に身近な存在と言われるアオバヅク、先週から姿が見えるということで出かけてみた。

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 一般には夜行性で昼間は休んでいることが多いといわれているが、この森のアオバヅクは昼間だというのに元気に愛嬌をふりまいている。

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 ましてや梅雨も明けたという真夏のまぶしいほどの太陽の光が、樹木の葉の間に見えるところにいる。

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 まだ抱卵中のメスを見守っているという感じではない。大きな目を開けて覗き込んだり、レンズを向けると枝から枝へと飛び回る。

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 あまり刺激を与えてはいけないと、小さなかたまりの灌木の陰から覗いているが、その動きは変わらない。

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 今までの経験ではいつも眠そうにしているので、何とか目を開けてほしいなと思いながら見ていることが多かった。

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 昼間から良く動いて、そのしぐさに愛嬌があるアオバヅクとの出遭いは初めてで、子育てもおおいに期待したいところである。

 

アオバヅク   昼間なのに元気

 すでに梅雨は明けているが、青葉の茂る梅雨のさなかにやってくるアオバヅク、今シーズンも例にもれずいつもところにやってきてくれた。

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 見上げる大きな樹木の枝から、ひょうきん顔をのぞかせて出迎えてくれた。ペアーができて抱卵が始まっていれば、目をつむっているはずであるが、大きな目を開けて見下ろしている。

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 その上、枝から枝へと飛び交っては、黄色の大きな目で周りを見渡している。メスの到着が遅くれているのか、振られてしまって独り身なのか。

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 それにしてもよく動くアオバヅクである。ここに来る前に近くのアオバヅクを見てきたが、すでに営巣が始まったらしく、巣のあるところが見える位置で目をつむっていた。

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 近くにカラスが来たりすると目を開けてくれるが、そのほかはほとんど目をつむっていることが多い。

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 ところがここのアオバヅクは、黄色の大きな目を開けて元気に動いてる。見ている側はうれしいことであるが、繁殖を心配している鳥見である。

 

 

ツミ    巣立ち

 梅雨の晴れ間だと思っていたら、梅雨明け宣言が出された。6月中の梅雨明けは観測史上初めてとか。

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       巣立ち雛を気遣う♀

 私の経験上も初めてのような気がする。梅雨の時季、雨は雨で大変であるが、雨がないと農作物など農家では困ることがある。

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 農家でなくても水源地の水は大丈夫かと心配になる。そうでなくても、長い夏をどう過ごそうかとも考えてしまう。

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 毎朝駅までの通勤路で、ツミの営巣を観察してきたが、週末に三羽が巣立った。巣から離れた松の横枝に二羽、巣のすぐ近くに一羽の姿がある。

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 やや離れた高い柳の木では、親鳥がその巣立ちを見守っている。オスは獲物を探しに出かけているらしく姿は見えない。

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 そのうちに巣の一番近くにいた雛が飛びだして、頭上を飛び越えて少し離れた松の枝に移動した。

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       子育てを終えて安堵の♀

 ほかの二羽は枝の上で体の向きを変えたりしながら、飛び出しの機会を狙っている雰囲気である。無事に三羽が巣立った地元のツミの一家であった。

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