サンコウチョウ 落ち着いた抱卵
サンコウチョウが渡ってきたばかりの森は、サンコウチョウもにぎやかに飛び回っていたが、それを見に来る人たちも多かった。
ある営巣場所では、それを取り囲むカメラマンが鈴なりで、入梅間もないころ、小雨の中でもそんな光景が続いた。
こんな状態では営巣放棄してしまうのではないかと心配になったが、愛と精神力の強いサンコウチョウのペアーは無事に子育てを終えた。
本来であれば今頃が梅雨明けの時季であるが、その梅雨明けが異常に早かった今シーズン、その後は連日の猛暑。
こんな暑い日々は森も静かになっているだろうと、久しぶりにサンコウチョウの森を訪ねてみた。
予想通り休日にも拘わらず人の姿は少なく静かな森で、鳥たちの鳴き声も心なしか少ないように感じた。
そんな森に聞こえたサンコウチョウの声、見上げると長い尾がシルエットで見える。散策路のわきにあるまっすぐ伸びた杉の薄暗いところで営巣をしている。ひところの騒ぎは収まって、静かなサンコウチョウの抱卵の姿がそこにあった。
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