オオタカ幼鳥 Ⅱ おなかが空いたよ!
自分で狩りができない幼鳥は、親の運んでくる獲物を待ってるしかないが、それにしても今朝は遅い。
大きな声で居場所はわかるようにしているつもりだが、親の姿が見えない。高い樹木の枝から飛び出して、鳴きながら飛びまわってその存在を見せている。
飛び方は一応一人前に見せてくれるが、まだ獲物を捕らえることはできないようである。幼鳥が独り立ちできるまでは、40日ほどかかると言われている。
親鳥にしてみれば、もうそろそろ独りで餌を探してごらんと、言っているのかもしれない。きっと近くでその様子を見守っているのだろう。
いくら台風の後とはいえ、いつもの朝食の時間からするとかなりの時間が経っている。そんな親ごころもわからずに、ただ獲物を待っているのである。
最近の人の世界でも、いつまでも親がかりの若者が多く目立ってきているが、鳥の世界でもそんな現象が出ているのだろうかと思ってしまう場面である。
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