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2018年9月

カルガモ    抹茶池で遊ぶ

 抹茶を口にしたくなるようなきれいな緑の水面に、カルガモのペアーが優雅に泳跡を残して進む。

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          緑の水面を優雅に!

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 抹茶と言えば、お茶の歴史は中国の唐の時代にさかのぼる。当時日本に入ってきたお茶は、今のウーロン茶のようなものだったらしい。

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 日本に根付いたお茶は年月を経て、茶道として一つの文化を作った。本来抹茶というのは、茶の生葉をもまないで乾燥したものを、茶臼で挽いて微粉状にしたものである。

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 お茶と言えば千利休が有名だが、江戸時代は裕福な人々の楽しむものであった。それが池になっている。

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 目の前の抹茶池を見たらそれこそ目を丸くして驚くことだろう。土手上から見下ろしていると、手で掬って飲んでみたいと思わせる光景である。

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 そんな贅沢な池をカルガモが独り占めをしている。普段はカワセミのダイビングが見られるが、そのカワセミもお手上げの緑一面の湧水池である。

 

 

 

チュウサギ    一人ぼっちで

 腰まである河原の生い茂った草をかき分けて、本流の流れの岸辺まで出ると、そこにいたのは朝食中のチュウサギである。

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 お互いいきなりの出遭いなのでびっくりしたのは当然であるが、落ち着いたチュウサギはゆっくりと飛び出してしまった。

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 出遭いがしらにダイサギとチュウサギの区別がつくようになったのは、鳥見を始めての長い年月のおかげかなと一人ほくそえむ。

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 まあそれだけ近かったということになるが、チュウサギとの出遭いは久しぶりである。ダイサギであれば、「ああダイサギか」と一瞥であろう。

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 そこにいるとわかれば静かに忍んで覗き込み、朝食の光景を観察したかったのになあと、飛び去る姿を見送っていたのである。

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 あまり見かけなかった一人ぼっちのチュウサギと、早朝の河原での出遭いの場面である。

 

 

 

モズ     高鳴きの季節

 雨の降りそうな曇り空であるが、まだ降らないだろうという想定の下で、想定外だったという言い訳が無いように河原を歩いてみた。

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 鳥の姿は少ないが、土手から見える大きな樹木の天辺から聞こえてくるのは、「キィーキィーキチキチキチ・・・・」 というモズの高鳴きである。

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 高鳴きをするのは縄張り宣言だというのでオスだけかと思ったら、よく見るとそこで鳴いているのはメスである。

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 その鳴き声は大きくかなりのところまで聞こえる。これだけの声でオスメスとも縄張り宣言をして、ペアーになるにはどちらから折れていくのかと考えてしまう。

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 昔から 「モズの高鳴き75日」 と言われて、この声を聴いてから75日後に霜が降りるということで、農作業の目安にしていたらしい。

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 気象庁の3か月の長期予報では、暖冬と言われているが、この冬はどうなることだろう。モズ君教えて!

 

ノビタキ   Ⅲ   出遭えただけで

 人間はわがままで、暑い、寒いと言いながらも季節は確実に移っている。彼岸の近くになると必ず彼岸花は真っ赤な花を見せる。

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 このところ雨が多い日が続いたが、雲間に中秋の名月は見られた。拠点では鷹の渡りも例年になくにぎやかなようである。

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 移ろう季節の中で渡りの鳥に出遭える確率は少ないが、それもその場に足を運ばないと出遭いはない。

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 そのチャンスを逃さないようにするのは、週末バーダーの苦労するところである。いろいろな渡りの鳥が姿を見せているが、その選択も難しい判断になる。

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 開き始めたススキの穂に留まるノビタキを狙っているが、渡りの忙しい時にそんな場面に出遭うことは少ない。

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 その姿を見られただけで良しとするのが、この季節なのだろうか。

ノビタキ   Ⅱ   ファミリーで?

 南へ帰るノビタキも高原で繁殖を済ませてきているので、家族連れかなと思わせるような数羽の姿。

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 草の中から飛び出すと、背の高いところにとまってくれるので助かる。これがセッカだったりすると、そのまま草の中に入ってしまう。

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 ノビタキの場合は必ず草の丈の高いところにとまって、周りの様子をうかがってから次の行動に移るので、ありがたいことである。

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 止まってくれたら背景や周りの景色はさておいて、まずワンショットを残す。それから背景や姿を考えながら静かに動いて良い位置取りをする。

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 そんな姿を周りから見たらなんと思われるのだろうかと、考えながらの誰もいない河原での鳥撮りである。

 

ノビタキ    河原で

 いつもの公園も渡りの鳥たちでにぎやかになってくると、それを狙ったカメラマンも多くなってくる。

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 主役の鳥たちもそれを意識してか、ミズキの実がなる樹木に頻繁に出入りする。そして、さらにホバリングをして実を採る姿なども見せる。

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 毎年の光景で、なぜか同じ場面であるがカメラを向けてしまう。あまり多くの人が集まるところは好かないので、久しぶりに河原を歩いてみた。

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 誰もいない早朝の河原は少し光が足りないかなと思いながら、歩いている人が少ない獣道を探して歩く。

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 おおい繁った草をかき分ける音に驚いたのか、小鳥が数羽飛び出した。よく見るとノビタキである。

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 そろそろ姿を見せてくれる時期だなと期待しながらも、今シーズン初めての出遭いはうれしいものである。誰もいない河原で戯れた捕食中のノビタキである。

 

コムクドリ     人工物はいやだが?

 いつもの河原にコムクドリが群れで来ているというので、ぜひ遭いたいと出かけてみた。コムクドリはきれいな色をしているので、好きな鳥の一種である。

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 ミドリの葉を背景にきれいな姿を頭に描いて河原につくと、ムクドリの群れはすぐに見つかったがなんとネットのうえである。

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 なんでそんなところにいるのと言いたいぐらい居場所がわるい。野生の鳥が人工物に止まるのはあまり好きじゃないので、近くの樹木に移動するのを待ってみる。

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 近くの桜の木の毛虫ととミズキの実を食べているようであるが、食事の時間が終わったばかりなのか食休みをしているように見える。

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 良く見ると幼鳥かもしれないが、羽繕いをしたりストレッチをしたりと、リラックスした雰囲気である。

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 ムクドリと群れで動いたりするが、基本的に行動はコムクドリ独特の動きに見える。珍しく出遭えたコムクドリなのでうれしかったのだが、人工物なので喜びも半減という場面である。

 

コサメビタキ    かわいい目

 あの真夏日は山奥の森の中、樹木の皮に似せて作った巣で、子育てに忙しかったコサメビタキが、公園に子連れで姿を見せた。

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 留鳥のメジロやシジュウカラ、コゲラなどが独占しているミズキの実のなる樹木に、隙を見ては飛び込んで、その黒く熟した実を嘴に銜えている。

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 実のある樹木に狙いを定めるそのかわいい目に魅了される。上目づかいに隙を狙っている姿が良くわかる。

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 このミズキレストランは繁盛していて、小さな鳥たちはお互いに助け合いながら食べているようにも見える。

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 ところがここにアオゲラなどの大きな鳥が来ると、我が物顔にその木の実を独占するので、小さな鳥たちは一斉に近くの樹木に避難する。

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 アオゲラは親鳥ももちろん来るが、まだきれいに羽根の色がそろっていない幼鳥などもやってくる。そんな幼鳥でもここでの態度はでかい。

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 周りに遠慮しながら振り向くコサメビタキのかわいい目を見ると、がんばれと応援したくなるような光景である。

 

エゾビタキ    熟したミズキの実に

 鳥日照りの夏が終わってにぎやかになってきた公園。渡りの鳥たちが次から次へと姿を見せる。

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 それに伴ってどこに行っていたのか、カメラを持った人たちも数多く姿を見せるようになってきた。

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 今シーズンは公園の木の実もいたるところで熟し始め、実りの秋という感じである。黒いミズキの実や朴ノ木の赤い実も数多くみられる。

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 緑色だったミズキの実が黒く熟して、その実を狙って旅鳥や留鳥が、入れ代わり立ち代わり樹木の中に飛び込んでいく。

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 木の実が良く見えるところにはなかなか止まってくれないが、食休みの時はミズキの隣の見えやすい横枝に姿を見せる。

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 それぞれ繁殖地で子育てを終わって、子供たちと共に越冬地へと旅立っていく。ゆっくりとこの公園で英気を養って、来シーズンもげんきな姿を見せて楽しませてほしいものである。

 

ツツドリ  Ⅱ    正面だけは何とか

 正面から対面したいと願っていたら、期待通りにその体勢をとってくれたが、あまりにも平凡でストレスがたまる。

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 それでも気を使ってくれたのか顔を右と左と見せてくれた。ツツドリの狙いのポーズは、虫を捕っている姿なので、それを期待しよう。

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 しばらく待っていたが動きがないので、せめて飛び出しを狙ってみたが、手持ちの辛さで持ち直したところで飛んでしまった。

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 そんなに遠くには飛ばないで、近くの桜の木にいるだろうと探してみると、公園の広場の反対側の枝に入っている。

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 枝葉を避けて全身が見える良いところを探していると、朝の犬を連れた散歩の人がその直近を歩くではないか、見事に再び飛び去ってしまった。

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 こうしてみると、今シーズンはツツドリとの鳥運は悪いのかもしれない。坂村真民は 「念ずれば花開く」 と言っているので、それを信じてもう少し頑張ってみようという公園の朝である。

 

 

 

ツツドリ    今シーズンは?

 ツツドリの飛来のシーズンになって、各地からその情報が伝わってくる。週末バーダーとしてはいくらか焦り気味である。

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 公園の桜並木も程よく虫の姿が見えるが、そのツツドリの姿は見えない。桜のこずえを見上げていると、それらしき飛翔姿も見えるが、通過だけである。

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 昨シーズンは通常型から赤色型まで、良くその姿を見せてくたが、今シーズンはまだ警戒心が強いのか、他に美味しい餌場を見つけているのか、目の前に出て来てくれない。

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 三度目の正直というが、それでも雨上がりに公園に足を向けてみると、条件は良くないが飛び去る後姿が見えた。

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 遠くには行かないだろうと、近くの桜の枝を眺めながら探してみると、一休みしている姿を見つけた。

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 まず一枚と証拠写真を収めると、正面顔をと移動をする。だるまさん転んだ状態で接近して、その姿だけはファインダーに収めたが納得できない。

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 これもじっくりと待つタイプであればよいのだが、公園を動き回る撮り手としてはここで待っているわけにはいかない。次回に満足できるフォーカスを期待して!

 

ツマグロヒョウモン   恋物語

 空高く細い雲が流れる秋の空、公園の緩い坂道を上ると開けた草地が広がる。男心と秋の空とかも言われるが、草場の陰でツマグロヒョウモンの恋物語が展開されていた。

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             きれいなメスが翅を休めている叢

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            後ろ姿も見て!

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            前からの表情も自信あるけど!

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          少しくたびれた得意のヒョウ柄をこれ見よがしに!

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           メスを意識して、アカツメクサの花の上をゆっくりと一回り

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          本当はアザミが好きなんだけど、アカツメ草で我慢してるんだ!

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             花にも飽きたのでそろそろ・・・・

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           メスに言い寄りディスプレイを始める

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           こっちを見てよ!という言葉に、かたくなに翅を閉じたメス

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            ねぇー仲よくしよう!

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           寄り添ってもいい?

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           一心同体だね?

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 この先はどうなったのでしょうか? ツマグロヒョウモンの公園の広い叢での恋愛物語でした。

メジロ     親子で朝食

 「食欲の秋」 公園の木の実も熟してきた。真夏日の公園には足が遠のいていたが、少し過ごしやすくなった昨今、連日公園散策を続けている。

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 新たな出遭いを期待しながら、色づき始めた桜の葉や、虫に食われて丸く穴の開いた樹木の葉を見上げて歩く。

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          餌をほしがる幼鳥

 緑の葉に穴が開いた樹木の光景を見ていると、最近孫に読んであげている 「はらペコあおむし」 の絵本を思い出してしまう。

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           やさしい母親

 はらぺこあおむしは大きくなってきれいな蝶になるが、この樹木の虫たちは旅鳥や留鳥たちの獲物になってしまうのか。

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 ミズキの実が青黒くなってきて食べごろのようである。メジロの親子がやって来て、それをくちばしで採って幼鳥に食べさせている。

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          こうやってとるんだよ、と自分で食べてしまう親

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 見た目は親と同じ姿であるが、まだ餌は撮れないのか、ほほえましい光景である。朝起きた家族が、モーニングサービスでも食べに行こうか、と言ったどこかの家庭に似ているなと思ってしまった。

ヤマガラ     ホウの実大好き

 ホウの実に集まり始めた留鳥たち。コゲラは鳴き声と共に姿を見せてくれたのですぐにわかったが、静かに取りついたのはヤマガラである。

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 よく見るとシジュウカラもいるので、その混群の回遊のコースになっているようである。ここで食事を済ませると、近くの水場に向かうのだろうか。

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 エナガを中心とした小鳥の混群は二組確認しているが、混群の中には旅鳥が混じっているのでそれを探す。この中にいる旅鳥はキビタキのメスである。

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 この時季には混群の移動姿を見つけると、中には必ず珍しい旅鳥がいるので軽視できない。他の散策路で見かけたもう一組には、ムシクイとサンコウチョウ二羽が混じっている。

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 旅鳥にすれば、休憩地の環境に不慣れなので、公園を縄張りにしている留鳥たちの下に草鞋を脱ぎ、一宿一飯の恩を受けるわけである。

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 今まで静かだった公園が、鳥たちとそれを狙ったCMでにわかににぎわい始めた。にぎやかになってきた公園散策に、新しい出遭いを期待しながらまた明日も脚を向けるのである。

コジュケイ    親の心

 早朝の公園では大家族のコジュケイの一家に出遭った。本命を待つ間にぞろぞろと歩いているのはコジュケイの幼鳥とその親たち。

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          親鳥

 全部の数を数えると11羽の姿が見える。親鳥二羽と幼鳥の九羽。コジュケイがこんなに子供たちを連れ歩いてるのは珍しい。

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 たぶん天敵にも遭わず二番子、三番子が無事に育ったのかもしれない。胸の色がきれいな親鳥は、餌になる草の葉を啄みながらも、子供たちの事を心配して眺めている。

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           子供たち

 そんなこともつゆ知らず、奔放に動き回っているのは子供たちである。それでも何か危険を感じると、ものすごい足早で藪の中に逃げ込んでしまう。そのしぐさがまたかわいい!

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 しばらくすると、周りの様子を確かめながら藪の中から顔をのぞかせて、ぞろぞろと出てくる。それを親鳥は安心したような眼で見つめている。

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         子を見守る親

 「子をもって初めて分かる親心」 と言われるが、この子供たちも来シーズンには、たくさんの子供たちを引き連れて、元気な姿を見せてくれることを期待するものである。

キビタキ    旅の途中で

 遠慮がちの旅鳥キビタキはそのチャンスを狙っている。コゲラの去った後はヤマガラが木の実を。

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 留鳥たちが独占しようとしているところを、隙あらばと上から狙っている旅鳥。ポーカーフェイスでも横目で狙っている。

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         早く終わらないかな?

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 満腹になったヤマガラが飛び去った後、好機到来とばかりに赤い実の下へ、ホバリングして取りつく。

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 ほかにもそろそろ食べごろの木の実があるにも関わらず、この位置のホウの実が人気がある。

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 キビタキもコゲラのように、赤い実をきれいに銜えて見せてほしいなと思いつつ、そのチャンスを待つ。

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 嘴を突っ込んではいるが、角度から見るとちょうど死角になってしまってまったく見えない。

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 それでもじっと我慢の子で、自分の立場をわきまえながら、狙ったチャンスをものにしているところはさすがである。

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 子育てを無事に終えて、南に旅する鳥たちはこうして命をつなぎながら、越冬の地に向かうのだなと観察しているところである。

コゲラとキビタキ   赤いホウの実

 公園の木の実も日増しに色がつきはじめてきた。昨年はあまり実をつけなかったホウの実が今シーズンは豊作のようである。

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 この実が熟すころ、旅鳥たちが南に向かう英気を養う樹木である。そろそろかと留鳥のコゲラが試食をしていた。

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 美味しそうな赤い実を嘴に銜えていたが、それをうらやましそうに見ていたのは、旅の途中のキビタキのメスである。

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                見下ろすキビタキ

 コゲラは、よそ者になんか食べられてたまるか、と言わんばかりにその姿をにらみながら欲張っている。

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 上から見下ろすキビタキの姿からは、お腹が空いてお腹の音が聞こえてきそうな目つきで見ている。

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 この場所もアオゲラが来るようになると、コゲラも小さくなってしまう。それでもこの実の付き方からすると、結構楽しませてくれそうな予感がする公園である。

 

ウグイス    オフは静かに

 あの暑い夏の日も終わり、やっと秋の気配が感じられるようになってきたので、渡りの鳥たちに出遭えないかなと河原を歩いてみた。

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 桜並木の緑の葉の上の方は、このシーズン毛虫の餌場になる。見上げると食い尽くされて葉がなくなった細い枝が目だつ。

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 そのケムンパスを目当てにやってくる鳥を見つけながら、朝露に濡れた土手の上を歩く。見落としが無いかと往復してみるが、その姿は見つからない。

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 あきらめて帰ろうと土手の下の叢を見ながら、上り始めた太陽を背にする。鳥の姿の見えない湧水池の草付に飛び込んできた鳥がいる。

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 目の上の白い線と容姿からムシクイかと期待したが、よく見るとウグイスである。春先のきれいな囀りの終わったフオフシーズンは、静かに地鳴きで餌取りをする日本三鳴鳥の一種であった。

ダイサギ     食事中

 コウノトリの連載にダイサギを引き合いに出してしまったので、ダイサギに敬意を表してレンズを向けてみた。

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 台風一過の好天の朝、川の流れで魚を物色しているダイサギの姿。頭を低くして狙いを定めていると、素早く獲物を捕らえた。

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 此方を向いてくれるかと期待したが、大物なのか敵にとられないようにか、後ろ向きで食事を始めた。

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 魚は何か良くわからないが、アユのようにも見える。もう少し見えるところで食べてほしかったが、おいしそうである。

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 くわえられた魚も必死に抵抗するが、嘴に銜えられるともう逃げられない。もし落としても良いように、水の流れから上がって飲み込もうとしている。

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 自然界で生きるにはそれぞれ知恵を出して生きているのだな、と教えられるダイサギの朝食風景である。

 

コウノトリ   Ⅴ   見事な飛翔

 ダイサギなどはどこにでもいるが、もう少し警戒心が強いと思う。ところが希少価値のコウノトリは、思ったより人に対する警戒心は少ないと感じる。

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 それは足環に見える人工繁殖のコウノトリだからなのか。そう考えると、人工物であってもどこにでも平気でとまることが多い。

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 ”コウノトリの里”へ行ったときは、管理の人に、近くで野生のその姿を見つけたら、150mは距離をとって観察してください、と言われたことがある。

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 そういう意味ではここにいるコウノトリは、どんどん人に近づいて来たりする。目の前で飛び立った姿は、大きく前のめりのようにゆっくりと翼を広げて飛ぶ。

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 印象的な目の周りの赤い縁取りで、赤い脚をまっすぐ伸ばして、収穫間近の田んぼの稲穂の上を大きく羽ばたいて上昇していく。

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          八雲立つ山間を!

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 雨上がりの、八雲立つ山合いに向かってゆっくり飛ぶ姿は、墨絵にしたら素晴らしい作品になるだろうな、という感慨で見送ったコウノトリである。野生繁殖のコウノトリのきれいな飛翔姿が、どこでも見られるような自然環境を守りたいものである。

コウノトリ    Ⅳ    虫の居所が?

 コウノトリには 「良い子は背中に乗せて、悪い子は嘴に銜えて運んでくる」 という伝説がある。

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 背中に乗せるというのはなかなか難しいので、良い子が少なかったのかなとも思うが、動物たちは、子供を口に銜えて移動することがある。

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          仲よく歩くところも見せていたが?

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 そんな光景は、たまに多摩川などで見ることがある。鳥ではないが、タヌキのお母さんが子供を口に銜えて、土手の上を横切ったことがあった。

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 田んぼに降りたコウノトリはメスどうしであるが、仲がよさそうに田んぼの稲穂の中に頭を突っ込んで、イナゴでも撮っているのだろうか。

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 二羽そろって何か語り合いながら歩いていたかと思うと、田んぼからあぜ道に出ると、いきなり喧嘩が始まったようである。喧嘩というより子をあやす感じか?

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 たぶん田んぼの中では、餌の横取りに文句を言っていたのかもしれない。田んぼを出て表で決着をつけようとしたのだろう。

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 よほど虫の居所が悪かったのか、背の高い方は見下ろしたような態度で一撃のようである。それもそのはず片や脚の色から見ても、今シーズンの幼鳥のようである。

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 負けたもう一羽はすごすごと退散したが、広げた翼の姿はきれいであった。おとなしそうなコウノトリが見せてくれた採餌の教育の一場面である。

 

コウノトリ   Ⅲ    飛翔

 赤ちゃんを運ぶコウノトリの姿は、ヨーロッパではコウノトリが幸せを運んできてくれるというところから、幸せのシンボル 「赤ちゃん」 を連れて来てくれるという古い言い伝えかららしい。

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 昔から、コウノトリが住みついた家には幸福が訪れるとか言われているが、渡り鳥であるコウノトリは北国から春にやってくるので、暖かい恵みを持ってきてくれると考えられていたようである。

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 電柱に止まって羽繕いをしていた個体が、飛び出して目の前の黄色に実り始めた稲穂の上を飛んで、田んぼの中に降り立った。

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 幸いちょうど向かってくる場面を捉えることができたが、赤い縁取りの目がきれいだ。その飛翔姿は、羽根をいっぱいに広げるとかなりの大きさに見える。

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 そのうえゆっくりと飛んでくれるので、ファインダーに収めやすいが、さらに背後から見る着地の、翼を目いっぱい広げた白と黒が印象的である。

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 初めてみた降り立った後ろ姿が、こんなにきれいだとは思ってもいなかったので、思わず見入ってしまった。

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 浮世絵に見返り美人という構図があるが、これで顔を後ろに向けてくれたら最高だった場面である。

コウノトリ   Ⅱ    天然記念物

 コウノトリは、世界的にも絶滅危惧種に指定されていて、日本では天然記念物になっている。

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 かつてはたくさんの野生のコウノトリが見られたようであるが、乱獲や森林の伐採、農薬の散布などによる環境の変化により、生息数が減少した。

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 そう言われれば、子供の頃にはヘリコプターによる農薬の散布などが頻繁に行われていたが、今思えば、あれでは鳥どころか人間にも影響が出る状況であった。

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 野生の動物たちは餌があることと、塒がきちんと確保できることが生息条件になるが、巣となる高い樹木が茂る山林と、餌となるドジョウやカエルなどが生息できる田んぼや河川がないと繁殖できない。

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 最近は人工繁殖された幼鳥を放鳥することにより、その数を増やすことができるようになってきたが、この自然環境を守っていきたいものである

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 各自治体でも野生復帰の環境整備と尽力で、十数年たって野生での繁殖された幼鳥たちが見られるようになってきた。鳥が生息できる環境は、人間にとっても重要な環境保全になるはずである。

 

コウノトリ    幸せを運ぶ鳥を探して

 「コウノトリ」 と言うと、赤ちゃんを嘴で運ぶ飛んでいる姿を思い浮かべるが、稲穂が黄色く色づき始めた田んぼの上を飛んでいるのは、ダイサギばかりである。

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 雨の上がった山手には水蒸気が雲のように登っていく。見方によっては墨絵のように見える好きな光景である。

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 双眼鏡で目を凝らしながらコウノトリの姿を探す。山間の田んぼをひととおり廻って、そろそろ引き上げようかと思った山の端の田んぼに、それらしき姿が見える。

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 翼の先が黒っぽい、赤い縁取りの鋭い目つきのコウノトリである。探し求めてあきらめかけて見つけたときは、本当にうれしいものである。

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 一羽を見つけると、今度はどこから来たのか目の前の田んぼの脇にある電柱の上に、もう一羽の姿が見える。

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 やっと探し求めたコウノトリの餌場の田んぼである。七羽ほどがいると聞いているので、これからじっくりと観察してみたいものである。

 

ホオジロ    何の囀り?

 夏日の早朝、期待の鳥も姿を見せず、時間の経過とともに額に汗が流れる河原で、さわやかな囀り聴かせてくれるのはホオジロである。

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 成果も無く帰るところを慰めてくれるように、大きく口を開けて囀る姿はうれしくなるものである。

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 ところが、最近うれしくない腹立たしいニュースが多い。特に中央官庁の大半が、雇用する障害者数を水増ししていたという問題である。

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 その言い訳は、「対象範囲を勘違いしていた」 というものである。正統な省庁が一つでもあれば納得するが、すべての部署が勘違いするものだろうかと思う。

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 現役の頃、民間で商品開発等で関連の部署に相談に行くと、事細かく法に照らして説明してくれる役人は素晴らしい人たちだと感心したことがある。

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 真面目にことを進める人たちが、馬鹿を見る社会にしてはいけない、と思うこのごろ。河原のホオジロの囀る姿は、この声が天まで届けと言わんばかりである。

 

コチドリ  成長した雛

 コチドリというと千鳥足を連想するが、千鳥足というのは酔っぱらいがジグザグに歩くさまをいう。

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 コチドリがそうかというと、普段歩くときはそのようにゆっくりと歩くときもあるが、獲物を見つけてそれを捕りに行くときは素早く動く。

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 朝陽のあたる河原は、擬態化した装いのコチドリは見つけにくい。鳥たちはそれぞれ自分の生活の場で天敵から身を守るために、目立たないような姿をしている。

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 飛んでくるときは、「ピピピイッ・・・・・」と鳴きながら来るのでわかりやすいが、一旦河原に降りてしまうと、動いてくれないと河原の石ころに同化して良く見えない。

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 その動き方も素早く少し動いては、じっと立ち止まっているのでなかなか見つけにくい。そんな動きを見ていると、自然界はそれぞれによくできているものだと感心するところである。

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 春先に産毛でヨチヨチと歩き出した雛が、今では一人前に飛び回るようになっている河原のコチドリである。

 

 

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